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DQのエロ小説Part2
- 1 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/26 03:52 ID:???
- 512KBに近づいたんで新スレです
前スレ
DQのエロ小説
http://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1007807578/
関連スレ
ドラゴンクエスト官能小説Part4(エロパロ板)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1012554597/
- 2 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/26 03:54 ID:0MWRY8xA
- 『ざけんなよ‥‥
そんなカッコに ならなくてもな
‥‥
一つにはなれんだよ!
なあ‥‥
そうだろ 松ッ!!
- 3 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/26 03:55 ID:???
- いい加減板違いは…
- 4 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/26 04:59 ID:???
- >2
通報しました
◆スクリプト&コピペ(乱立)荒らし報告スレ5
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1021470540/798
- 5 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/26 12:28 ID:???
- 新作待ってます。
- 6 名前:adslkyt1-p48.hi-ho.ne.jpヽ(`Д´)ノウワァァン!! ◆WOOOOOow投稿日:02/05/26 21:05 ID:???
-
- 7 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 08:56 ID:???
- 階下からは、平和を祝う宴の楽しげな音楽が小さく聞こえていた。
しかし、その旋律とは裏腹に、イザとバーバラの間には、冷たい空気が流れていく。
「本当は…、ずっと前から気付いてた…」
バーバラは俯き、震える声で言った。
「…現実の世界で実体が見つからなかったあたしは、魔王を倒した時、もうこっちにはいられないって…」
「嘘だっ!」
イザは、バーバラの言葉を遮るように叫ぶ。
「嘘だ…!バーバラがいなくなるなんて、嘘だ!」
しかし、バーバラの表情は曇るばかりだった。
「ごめんね、イザ…」
バーバラは俯いたまま呟いた。
- 8 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 09:22 ID:???
- 「だって…、やっと世界が平和になったのに。やっと、言おうと思ったのに。
俺は、ずっとバーバラのことが…」
イザはいつのまにか作っていた拳を震わせていた。
バーバラはそれに気付き、そっとその拳を両手に握る。
「バーバラ…」
イザは、ゆっくりその名を口にする。
バーバラは、ただ黙ってその両手を、祈りを捧げる時のように顔の前に持っていった。
その手が震えているのに、イザはすぐに気が付いた。
そして、手に冷たい物が落ちるのを感じるのに、時間はかからなかった。
それは、止まることを知らないかのようにイザの手に零れる。
- 9 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 09:43 ID:???
- バーバラは泣いていた。
ただ、声を殺し。イザの手を、愛しいものを抱くように強く握り締めながら…。
バーバラが言った、“ごめんね…”の一言が、イザの心に重くのしかかった。
どんなに、想っても。
どんなに、傍にいたいと願っても。
夢と現実の狭間は、どうしても、埋まりはしないんだ…。
イザの拳から、一瞬力が抜けた。
それに反応し、バーバラは涙に濡れた顔をふと上げる。
次の瞬間、イザはバーバラの腕を引き、その身体を自らの胸に抱き寄せた。
バーバラは、瞬間、瞳を見開く。
「バーバラ…」
イザが、バーバラの耳元で囁く。
- 10 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 10:05 ID:???
- イザは、もう一度バーバラを強く抱き締める。
まだ暖かい、確かな温もりが、そこにあった。
やがて、ゆっくりと言葉を口にする…。
「ずっと、好きだった…」
その声は、優しく、でも確かに、バーバラの胸に響いていった。
バーバラの瞳からまたひとつ、大粒の涙が零れ、流れた。
「イザ…」
涙に震え、擦れた声でバーバラが言う。
イザの胸に顔を埋め、またそこで、拳を握り締める。
「イザに逢えて…、本当に…良かった…」
途切れ途切れになりながらも、バーバラは懸命に口を開いた。素直な、心からの言葉だった。
- 11 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 10:23 ID:???
- その言葉を受けて、イザの胸が熱くなる。バーバラを抱く腕が震えた。
イザは、手をそっとバーバラの肩に置き、少しだけ身体を離す。
そして、頬を流れる涙を、指でそっと拭ってやった。
ふと、バーバラの輪郭がぼやける。わずかに揺れたようにも見えた。
しかし、イザはそれを気にもとめず、手をバーバラの頬に置き、優しく撫でると、顔を少し上に向かせる。
自然と、お互いの視線があった。
イザは、バーバラの肩をその腕に抱いたまま、ゆっくりと顔を近付けていった。
バーバラもそれに合わせ、ゆっくりと瞳を閉じた…。
- 12 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 10:40 ID:???
- 唇が、重なる。
…それは、一瞬。
触れ合えたのかさえ、はっきりと分からない程の、短い口付けだった。
だが、二人がお互いの気持ちを知るには十分すぎる程の、優しく、温かい口付けだった…。
イザは、バーバラの顔を見た。
その姿は、目を凝らせば、向こう側さえ透けて見える程、光の色が弱く、消えかかっていた。
それでも。
イザは笑った。
いつもの、屈托のない太陽のような笑顔を、バーバラにむける。
それにつられてバーバラも、微笑んだ。
その微笑みは、イザが今までに見たどのバーバラの笑顔よりも、輝き、眩しく見えた。
- 13 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 10:56 ID:???
- 二人は、もう一度寄り添う。
バーバラは瞳を閉じ、身体をイザに預けた。
そのバーバラを、イザが優しく、受けとめる。
そして、ゆっくりと、お互いの背中を抱いた…。
短い間だったのかもしれない。
たが、時は永遠を刻むかのようにゆっくりと流れ、そして…。
いつしか、イザの胸にいたバーバラの姿は、空気に溶け込むように、消えた……
「イザ…」
玉座の間で、ひとり茫然と立ち尽くすイザを、背後から呼ぶ声がした。
ミレーユだった。
イザは彼女の方を向くと、わずかに微笑んだ。
「きっと、ミレーユは知ってたんだろう?」
- 14 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 11:13 ID:???
- イザが言うと、ミレーユは俯き、小さく頷いた。
「けれどイザ、忘れないで。バーバラは…」
「分かってるよ」
ミレーユの言葉を、イザが遮る。
「俺たちが、夢を見続ける限り、バーバラは夢の世界に生き続ける。…そうだろ?」
その言葉に、ミレーユは、小さく笑った。
「ええ。その通りね」それだけ言うと、ミレーユはまた階下へと続く階段を下っていった。
残されたイザは、ふと、窓の外を見上げる。
天には、雲一つない青空が広がっていた。
イザは、太陽の眩しさに目を細め、笑った。
空をかける城が、見えた気がした…ー
完
- 15 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 11:15 ID:???
- エロさ0パーセント…。
ごめんなさい。こうなるはずじゃなかったんです…。
- 16 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 16:23 ID:???
- >>15
ドンマイ!
まぁ、エロに持っていきにくい状況ではあるな。。。
っていうかこの小説前にどこかで読んだ気がするのは気のせいですか?
- 17 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/27 16:31 ID:???
- とりあえずあげんな
- 18 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/28 19:04 ID:???
- 4の勇者×ルーシア書いて欲しいなあ・・・・
- 19 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:08 ID:???
- [天空人たちの交歓]
馬車の中ではライアンとトルネコ、ブライ、クリフトの男性陣が眠っている。
マーニャとミネアの姉妹はテントを立て、アリーナは馬車の隣で寝袋の中。
今日の寝ずの番は勇者ユーシスだった。普段ならば眠く退屈な寝ずの番だが、
今夜は事情が違った。薪を二つに折りながら、ユーシスは愚痴をこぼす。
「まったく、誰よ、ルーシアにお酒飲ませたのは……」
それを聞きつけて、天空人、当のルーシアは元気よく手をあげる。
「はーいっ、トルネコさんにいただきましたぁ。とっても美味しかったですぅ」
その表情には朱がさして、まっすぐあげているつもりだろう手もふらふらと
揺れている。酔いはすぐに醒めるだろうと高をくくっていたユーシスだったが、
ルーシアは一向にまともに戻る気配がなかった。皆が眠りについてからも、
なんのかのと話しかけてくる。おかげで退屈はしないが……。
(天空人はお酒に弱いのかしら?)
自分自身も酒は得意でないユーシスはそんなルーシアに親しみを覚えたが、
あまり夜中に大騒ぎをされるのも困りものだ。ユーシスは短くたしなめた。
「ルーシア。他の人は休んでいるのよ。もう少し、小さな声でね」
そんなに厳しく言ったつもりはなかった。ところがルーシアははっと口を
閉じて馬車の方を振り返ると、今にもブライあたりに怒鳴られるとでもいう
ように慌てると、小走りにユーシスの背中にしがみついた。
「お、怒らないで下さいね、怒らないで下さいね」
ユーシスは苦笑した。
「もういいから。明日も早いんだから、もう寝た方がいいわよ」
ところがルーシアは、ユーシスの背中から離れようとはしない。
- 20 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:11 ID:???
- 「……ルーシア?」
不審に思ってユーシスはそう呼びかける。ルーシアは、ほっと息をついた。
「ユーシスさん……」
「な、なによ」
「何だか、あんしん……。ユーシスさん、天空の匂いがする……」
ルーシアはそう呟くと、カールのかかったユーシスの豊かな髪に顔をうずめる。
「ちょっと、ルーシア!」
「んふ。いい匂い……。……天空の匂い……」
匂い匂いって、そりゃ冒険に出てるんだからお風呂にはなかなか入れないけど、
そんなに匂うかな? いやいや、そうじゃなくて。
ユーシスは強引にルーシアを引き離す。
「ルーシア、ちょっと酔いすぎよ」
「あー、ごめんなさいです」
素直にルーシアは頭を下げる。が、その顔が上がると、ルーシアは笑顔の
ままで泣いていた。
「な、なんで泣くのよ!」
「泣いてますか?」
あくまで明るく、ルーシアは言う。
「……だってルーシア、天空に帰りたいんです。地上も面白いしユーシスさん
たちは優しいけど、やっぱり帰りたいんです。友達も、ドランも、マスター
ドラゴンさまも、きっと心配してます……。さみしいんです……」
普段のルーシアは、苦悩など全然感じていないといった顔をしていた。
それだけに、酒の力を借りて吐き出された本音に、ユーシスは胸を突かれた。
「ルーシア本当は、魔物たちも、町の地上人たちも、翼で飛ばないあの乗り物も、
怖くて仕方がないんです。……早く天空に帰りたい……」
「ルーシア……。わかるわ」
ユーシスは溜息をつく。薪を取って二つに折り、火の中に放り込む。
- 21 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:13 ID:???
- 「わたしも、村に帰りたい。ううん、平和だったあの頃に帰りたい。父さんが
いて、母さんがいて、シンシアがいたあの頃に……」
「どうしたんですか?」
「滅ぼされちゃった。魔物たちに」
できるだけ明るく言ったつもりだった。
ところが。
「ユーシスさん、かわいそう……!」
突然ルーシアが抱きついてくる。髪がふわりとふくらんだかと思うと、花の
ような香りが漂ってくる。そこに酒の匂いが混じっていることに、ユーシスは
気づいていた。
(やっぱりこの娘、酔いすぎよね)
ルーシアはうっとりと呟く。
「ああ、やっぱり安心できますぅ……。ユーシスさんって不思議……。どうして
天空の匂いがするんでしょう?」
(どうしてって言われても……)
困りながらも、ユーシスはルーシアの頭をなでてあげる。
「天空の塔が見つかったら、すぐにでも天空城に連れて行ってあげるから」
「はいぃ……」
甘えた声で答えながら、ルーシアはユーシスの胸に頭をすりつけてくる。
「ユーシスさん……」
「ん?」
「胸が大きいですねぇ」
ユーシスはちょっと感動した。ユーシスの胸はさすがにアリーナ姫には勝つが、
モンバーバラの姉妹には及ぶべくもない。
「わたし、っていうか天空人は、あんまり胸がないんですよ」
そう言ったかと思うとルーシアは身を起こし、屈託なく自分の服をまくり上げて
見せる。
- 22 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:14 ID:???
- 「ちょっとルーシア!」
白い肌の上のふくらみは、確かに本人の言う通り子供のようだ。
「ほら、わたしたちって翼があるでしょう」
背中の翼を見せながら、服を完全に脱いでしまう。
「だからいつもうつ伏せ。……うふ、だから、こんな風なんですよ」
そしてまた抱きついてくる。素裸の美しい天空人を胸に抱いて、ユーシスは
とても困っていた。
(もう……。誰か起きてきたらどうするのよ!)
しかも。
ルーシアは指を、ユーシスの太腿に這わせてきたのだ。さすがにユーシスも
声を上げる。
「ルーシア! 何やってるの!」
「だいじょうぶだいじょうぶ。天空では普通の挨拶です。ああ、懐かしい……」
涙声でそう言われれば、ユーシスも強気には出られない。星空を仰ぎながら
ルーシアの髪をなでるだけ。
「……本当にいい匂い……」
ルーシアはぐいぐいとからだを押し付けてくる。持て余したユーシスは
草むらに横倒しになる。緑の髪が、ばさりと広がった。ルーシアはもう全く
遠慮せず、ユーシスの全身を嗅ぎまわる。
「あは、ユーシスさん赤くなってる。どうしたんですかぁ」
「どうしたんですかじゃないでしょ! あ、あ、もう、やめなさいってば!」
抵抗むなしくユーシスは、ブーツとサークレット以外のものを身から外されて
しまう。ルーシアは甘い声で言った。
「胸、やわらかい……。なめちゃいます」
ぺろり。
「ここ、あったかい……。いれちゃいます」
くちゅっ。
ユーシスは悟った。もっと早くに突き放しておくべきだったのだ。
- 23 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:16 ID:???
- 天空では普通の挨拶、と言ったルーシアの言葉は本当だったのだろうか。
ルーシアの指使いは巧妙極まり、時に優しく、時に強く、ユーシスの感じる
ところを積極的に責め立てる。
「あっ、ちょっと、やだっ!」
「いやでもだいじょうぶだいじょうぶ……」
からだのあちこち、胸や秘所や陰核はもちろん、脇腹、首筋、膝の裏、
耳まで、ルーシアは指と舌で弄ぶ。夢中でいやいやをするように首を振ると、
ユーシスはいつの間にか自分がルーシアの翼に柔らかに包まれていることに
気がついた。
不思議な安心感があった。白い翼の中で、ユーシスは自分のからだから
緊張が抜けていくのに気づいていた。
(ふしぎ……。この翼、ほっとする……)
そしてルーシアの、あくまでいたわるような優しい愛撫。乳首が立って、
しっとりと愛液が滲んでも、ルーシアは急がない。
ユーシスはすっかり、全身をルーシアに預けていた。
「は……。んん……」
やるせない気持ちよさ。復讐と責任感とに縛られたこころまで、解き
放たれていくような。
「ああ……。素敵ですぅユーシスさん、素敵……」
ユーシスの秘所に差し込まれた指は、細い中指が一本だけ。その一本で、
ルーシアはユーシスの官能を思うさま煽り立てる。
「どの辺が一番気持ちいいですか?」
「あふっ! うううっ……」
「あ、この辺ですね……。じゃあ、ここは後まわしです……」
(な、なんで! さわってよ!)
そう叫びそうになるのを、ユーシスはくちびるを噛んで耐えた。
- 24 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:20 ID:???
- だんだんにわかってきた。
ルーシアの行為は快楽を貪るというより、互いの気持ちを溶かしあうような
ものなのだと。これが、天空人の愛し方?
知らない間に、ユーシスも舌を突き出していた。目の前にあったルーシアの
乳首を、そっとなめる。
「はんっ」
声が上がる。ユーシスの舌には甘い痺れが残った。
(あ……。ルーシア、かわいい……)
もう一度、なめる。指をルーシアの秘所に這わせる。湿り気が、指先に
感じられた。
(天空人も、濡れるんだ)
「あ、あ、きもちいいです、きもちいい……」
「わたしも……。ルーシア、さみしくない?」
「はい。こうしてユーシスさんと一緒にいると……。ん、んんっ」
「わたしもよ……。どうしてかしら?」
二人はお互いを抱きしめあった。もしその姿を外から見たものがいたら、
翼に包まれたそれは大きな卵のようにも見えただろう。
そっと、くちづけを交わす。
「ユ、ユーシスさん」
上ずったルーシアの声。
「なぁに?」
「ルーシア、もっと、きもちよくなりたいんですけど……。も、もう、いい
ですか?」
夢中になっているうちに、どうやらルーシアを追い詰めすぎていたらしい。
ユーシスは小さく笑った。
「いいわよ。ねえ、わたしも、きもちよくなりたいな……」
- 25 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:24 ID:???
- ルーシアの抜けるように白い太腿と、ユーシスの鍛えられた太腿が絡み合う。
二人は向かい合わせになり、しっとりと濡れた互いの秘所をすりつけあった。
湿った音がいやらしく響くが、二人にはそれでさえ妙なる音楽と聞こえていた。
ルーシアの平板な胸と、ユーシスの胸が互いを求めるように動きあった。
「あ、いっ、ユーシスさんを、ユーシスさんを感じます!」
「……っ! んううっ……」
穏やかに燃え上がる快感。秘所から立ち上り、陰核からも胸からも、お互いの
からだがふれあう全ての場所から、言い知れぬ心地よさが広がっていく。
いつまでもこうしていたいという気持ちと、もっと昂ぶりたいという気持ちが
混じりあい、二人は思考を停止する。
ただひたすら、抱き合い、くちづけし、高まりあう。どちらのものだろう、
涎が糸を引いて落ち、愛液に混じった。ルーシアの翼が痙攣した。
「あああん、素敵! ルーシア、昇っていくの、昇っていく! ユーシスさんっ!」
ひし、とルーシアがユーシスを抱く力が強くなる。ルーシア、イってしまうの?
そう思っただけで、ユーシスの快感も跳ね上がる。
「ユーシス! わ、わたしも、わたしもっ!」
二人は同時に、おとがいをのけぞらせた。感極まった声は同時に上がる。
「んん……んっっ!!」
「ううう、イッ……!」
ユーシスを包んでいた翼が、力を失って草むらに広がった。
指一本動かせない気だるさの中で、ユーシスはルーシアの声を聞いた。
「ねえ、ユーシスさん。ルーシア思うんですけど、ユーシスさんはやっぱり
天空の匂いがします。いつか、マスタードラゴンさまが……」
しかし、ルーシアはその先を話さない。その顔をのぞきこんで、ユーシスは
微笑んだ。
美しき天空人は、地上の酔いと温もりに包まれ、深い眠りに落ちていた。
- 26 名前:休憩中投稿日:02/05/29 00:29 ID:???
- >1
すれたておつかれ
>18
「男」勇者と書かなかったのが敗因よ!
- 27 名前:女勇者スレで宣伝した人投稿日:02/05/30 10:37 ID:???
- またまた女勇者キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
つか、もしや休憩氏は数少ない女勇者スレの方でっか(w
- 28 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/05/30 14:49 ID:???
- >「男」勇者と書かなかったのが敗因よ!
むしろ勝った気分でいますが何か?
女勇者マンセー
- 29 名前:休憩中投稿日:02/05/31 11:32 ID:???
- ち、読み返したら同じセリフを二度出してる上に
「ルーシア」を「ユーシス」と書き間違えてるところまでありやがる
校正不足スマソ
>27
違うよ。名前のことで相談に行っただけ
最萌は選ぶならムーンだが、俺のムーンはゲームブック版準拠なんで
この板のコモンセンスからずれるんだよな
>28
す、すると負けたのは俺なのか!?
- 30 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/01 23:26 ID:???
- 一応保守
- 31 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/02 00:47 ID:???
- 昼下がりのサントハイム王国。
冒険を終え、城に戻ったアリーナ姫達は平和な毎日に戻っていた。
「ねぇねぇ、クリフトぉー」
「あ、姫様…なんですか?」
「Hしよ!身体なまっちゃってさー!」
「ぶっ!」
〜略〜
「ねね…あっはーんとうっふーんとか…言ったほーがいい?」
「い、いえ…それはいいです」
〜略〜
「あんあんあん!…あっ!…ク、クリフ…ト…あ…!」
「ハァ…ハァ…ハァ…」
〜略〜
「やんっ!…す、すご……もっと突いてぇ…あん!…もっと根元まで…入れてぇ!」
「ハァ…ハァ!…ハァ…!ハァ…ハァ…!」
〜略〜
「どうだった?クリフト」
「あ…ハイ。姫様のお身体……いつ抱いても素晴らしい…です…ハイ」
「ふふふ…またしよ、ネ!…クリフト♪」
- 32 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/02 02:52 ID:???
- >>31
略の中身が激しく知りたいハァハァ
でもシチュとしては好きだぞ
- 33 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/02 10:30 ID:???
- 浮上
- 34 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/03 17:06 ID:FyRB1ru2
- >>32
同意!!!
- 35 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/03 19:28 ID:???
- >>31
いつ抱いても! いつ抱いてもと言ったかクリフトッ!!
何回目だ(;゚Д゚)ゴルァ!!
でもまぁこの二人にはこういう明るいHが似合うと思う。
なんだかんだいってもクリアリマンセー
- 36 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/05 00:25 ID:???
- 保全
- 37 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/06 00:02 ID:???
- 一応保守
- 38 名前:アルミラージ斉藤 ◆CwTW2YVw投稿日:02/06/07 08:45 ID:???
- ほしゅほしゅ
- 39 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/07 20:51 ID:???
- >>アルミラージ先生
トルネコ×ブライきぼん
- 40 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/08 04:21 ID:???
- 保全
- 41 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/08 15:00 ID:.vl9gcyc
- じぶんでかけ
- 42 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/10 00:03 ID:???
- 負けたら腹立ちまぎれに書こうと思ってたけど、
勝ったのでキモチヨク仕事に戻る(w
- 43 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/10 23:02 ID:???
- age
- 44 名前:age投稿日:02/06/15 02:13 ID:???
- age
- 45 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/15 21:09 ID:zd3ezIP6
- age
- 46 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 13:47 ID:???
- 書いてもいい?
「ねぇ〜クリフト〜。本ばっかり読んでないで遊びに行こうよ〜」
とある昼下がり。サントハイム城内の教会の裏にあるクリフトの私室。
アリーナは机で小難しげな本を読んでいるクリフトに、何度目かの声を掛けた。
クリフトは姫が気になるものの、努力して本に集中しようとしていた。
毎日こうして邪魔をされるので、本を読み終えることがなかなかできず、少しだけ
クリフトはいらいらしていた。
何の反応も示してくれないクリフトにアリーナはむくれて、わざと乱暴にクリフトの
ベッドに腰を下ろす。その勢いの余り、アリーナのスカートが捲れ上がり、形の良い
足が太ももまであらわになったのを一瞬そちらへ目を向けたクリフトは見てしまった。
「退屈。なんか面白いことないかなあ」
アリーナはスカートを気にするふうでもなく、そのままベッドに寝転がった。
その無防備な姿に、クリフトの中の何かが切れた。
- 47 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 13:48 ID:???
- 「・・・そんなにお退屈なのでしたら、私がお相手しましょうか」
「うん!」
アリーナは目を輝かせて身を起こした。ふふ、クリフトはやっぱり私に甘いんだから。
「・・・これは新しい遊びです。姫はやり方をご存じないでしょうから、私の言う通り
にしてください」
「ここでするの?」
ベッドの上のアリーナは少しきょとんとした感じで訊ねた。
「ええ、そうですよ」
クリフトは首に巻いていた布を外すと、アリーナに目隠しをした。
「これはゲームです。姫はこれから声を絶対に出してはいけません。声を出したら
姫の負けですよ」
「負け」という言葉にアリーナは反応する。
「いいわよ!絶対口きかないんだから!」
頬を紅くしてベッドに座るアリーナにクリフトは少しためらいを感じた。
純真な姫に漬け込もうとしている。・・・しかし。
ずっと前から好きだった。そのアリーナが今、こうして自分の前にいる。
ほんの少しだけなら・・・。
- 48 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 14:05 ID:???
- クリフトはアリーナをそっとベッドに横たえた。
アリーナはおとなしくしている。
クリフトはまず、その胸のふくらみに手を伸ばした。
「!?」
アリーナはびくりと身体を震わせた。
「姫・・・。声を出したら負けですよ」
アリーナの上にのしかかりながらクリフトはその耳元で囁いた。
アリーナはその言葉に、ぐっと口元に力を入れて我慢する。
クリフトの手はアリーナを胸の柔らかな質感を確かめるように動いた。
アリーナの動悸が早くなっていくのがその感触でわかる。
クリフトはアリーナの上着をベルトから引っぱりだすと服の中へ手を入れ
て直接肌に触れた。
「・・・っ!!」
押し殺したような息がアリーナの口から漏れた。
両手はぎゅっとシーツを握り締め、両足を突っ張って、声を出すまいとして
いる。動いてはいけないとは言っていないのに、声を押し殺そうとする
あまり動きまで抑制が掛けられているようだ。
- 49 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 14:11 ID:???
- 長い・・・。出直してきます。
- 50 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/16 15:18 ID:???
- >>49
出直さなくてイイ(・∀・)!!続けれ!!!漏れは直前お預け系も好きだ!!!!!!!
- 51 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 16:04 ID:???
- >50
ありがd。完成したので行きます。
クリフトの右手はアリーナの脇をなで上げ、その乳房の突起に辿りつくと
それを摘んだ。くりくりといじると硬くなり、アリーナの身がびくびく震えた。
アリーナは混乱していた。目隠しをされているため、クリフトの触れる手が
何倍もの感触を持って身体に響く。じんわり体が熱くなっていく。
声を出してはいけないという勝手な取り決めが、混乱の中唯一確かなこと
のような気がして、まだ声を殺していた。
が、次の瞬間アリーナは思わず小さな声を上げた。
「あ!」
クリフトがアリーナの乳首を口に含んだのだ。濡れた舌先で転がされる
感触に、アリーナは先ほどからの感覚が「快感」という名のものであったこと
を知った。クリフトの舌に、アリーナは身を捩って耐えようとした。クリフトは
アリーナの胸を揉みしだきながら舌で執拗に敏感な突起を責める。
「や・・・、ふっ・・・んん」
「姫・・・。声を出してしまいましたね?お仕置きです・・・」
耳元でそう囁くクリフトの吐息さえ今のアリーナには刺激が強すぎた。
体の奥に火がついたように全身が熱く、頭がぼうっとしてくる。
「だって・・・ぁあ!?」
- 52 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 16:06 ID:???
- スカートの中に入ったクリフトの手が、アリーナの内ももをまさぐった。
足の付け根を撫で、アリーナの大事なところをタイツの上からすりあげる。
クリフトがそこに触れたとき、今まで以上の快感の電流がアリーナの
身体に走った。怖い。目隠しを外したい。
視界をふさがれた状態で、その強い電流は恐ろしいものだった。自分の身体が
このままではどうなるのかわからない。コワイ。
乱れる思考にアリーナが気を取られている隙に、クリフトは下着ごとアリーナの
タイツを脱がせた。
「!・・・もぅ・・・や!」
さすがに抵抗を始めたアリーナだったが、クリフトはとっくに抑制が効かなくなっていた。
アリーナの足を開かせて一番敏感な部分に顔を埋める。
暗闇の中湿った感触にアリーナは身震いした。
「な、何してるの・・・あ!あ・・・」
やがてそこはぴちゃぴちゃと音がし出し、アリーナはそこを舐めらる快感に
もはや何も考えられなくなってしまった。
「あ、ぁん、ふっ、ん」
クリフトは潤った箇所に指を入れた。一本、二本。
アリーナは快感のあまり何を自分がされているのかわからない。
ただ指が抜き差しされる刺激を貪った。
「んー・・・いい・・・ンッ」
もどかしいような、急き立てられるような快感にアリーナは首を振って耐えようと
した。その動きで目隠しが外れる。
- 53 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 16:09 ID:???
- 「姫・・・」
クリフトの顔が目の前にあり、アリーナの目を覗き込んでいた。
「クリフトぉ・・・どうにかしてぇ・・・」
動きの止まったクリフトにアリーナの身体は昇り詰める術をなくして
もだえている。
「好きです、姫。愛しています。いい、ですか?」
クリフトのセリフに一瞬だけアリーナに思考が戻った。
「私も・・・好き。好きよ」
アリーナが言い終わらないうちに、クリフトは深い口付けでその唇を塞いだ。
「申し訳ありません、もう止まりません」
クリフトはアリーナの足をさらに開かせると、その中心にゆっくりと身を沈めた。
「や!!痛い!やぁ!」
先ほどまでの身体の熱が吹き飛ぶような痛みに、アリーナはクリフトから
逃れようとした。指で慣らされたとはいえ質量が違いすぎる。
「姫、姫」
クリフトはなだめるようにアリーナの髪を撫でる。やがて根元までそれを
納めると、クリフトはアリーナがなじむよう、そのままで動きを止めた。
「い、たいよ・・・ぉ」
すすりなくアリーナにクリフトはキスを落とす。
- 54 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 16:10 ID:???
- そして少しずつ、ゆっくり腰を動かした。しばらくして、痛みを訴えるばかり
だったアリーナが、やがて苦痛以外の声を漏らし始めた。
「ク、リフト、や、なんか変だ、よぉ!」
揺さぶられながら、アリーナは自分の感覚に戸惑っていた。痛みは続いている。
それなのに、クリフトが動くたび、身体の中心から別の狂おしい感覚が呼び覚ま
されて来る。
「姫・・・ッ」
アリーナの反応に、クリフトの動きが激しくなる。
「あ、あぁ!あん!」
凄まじい快感がアリーナを襲う。快感の渦に取り込まれそうな感覚に本能的な
恐れを感じ、アリーナはクリフトの背中にしっかりしがみついた。
「も、イク、あ。・・・ああァああんっ!!」
一際深くクリフトに貫かれた瞬間、アリーナは達していた。
「姫!」
同時にクリフトも達する。
「ふ・・・」
クリフトは余韻でびくびく震えるアリーナの身体から身を離し、改めてアリーナを
ぎゅっと抱き締めた。
「大丈夫ですか・・・?」
「・・・ん」
- 55 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 16:11 ID:???
- 汗ばんだアリーナの額にクリフトは口付ける。そのまま息がおさまるまで、二人は
横になって黙っていた。
「ねえ、クリフト」
「・・・はい?」
「どっちが勝ったの?」
「・・・はぁ?」
「だからぁ、さっきのゲームどっちが勝ったのよお」
「・・・」
「やっぱり私声出したから、負け?」
アリーナは上目使いでクリフトを見上げた。
クリフトは呆気に取られてきけなくなった口をやっとの思いで開いた。
「・・・いえ・・・姫様の勝ち、です・・・」
終わり。
目隠しあんまり生かせませんでした。
- 56 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 16:14 ID:???
- あと、読み返して、前に読んだ小説の影響受けまくりなのに今気付いた。
ゴメソ。クリアリバーションということで許して。
- 57 名前:50投稿日:02/06/16 16:46 ID:???
- よくがんがった!!!!感動した!!!!!ハァハァした!!!!!
今度は最後までお預け系キボンヌ。ワガママですが。
- 58 名前:クリアリ。エロくないんだけど投稿日:02/06/16 17:48 ID:???
- >50
実は自分も最後までお預けにしたかったんです。
エロだからやらないといけないかなと思って話変えちゃったんだけど。
次回はお預け系で!お付き合い産休。
- 59 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 20:51 ID:???
- ちょっと書いてみた。連続スマソ。故あって外出できない日だったので
暇だったのだ。
夜の帳の中。アリーナは城の寝室で、何度目かの眠れぬ夜を
過ごしていた。寝返りを打っては溜息をつく。聞くものがあれば
その吐息に甘い響きが混じっていることに気が付いただろう。
「クリフト・・・」
呟くだけで身体に熱が生まれる。アリーナは身体の熱をもて
余していた。クリフトに初めて抱かれてから数週間が過ぎていた。
お互いの気持ちも確かめ合ったはずなのに、クリフトはあれから
一度もアリーナに触れなかった。それどころかまともに顔を合わ
せることもろくに無い。
避けられている?どうして?
何も知らなかったアリーナに快感の芽を植えつけたのは他ならぬ
クリフトだ。アリーナは知識が無いことから逆に、快感を快感として
素直に受け止めていた。それを欲しがることがはしたない、恥ずか
しいと思う心さえまだ持っていなかった。
- 60 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 20:52 ID:???
- あれはお互い好き合う者同士がする行為ではないのだろうか?
快感だけでなく、クリフトとひとつになった幸福感をアリーナは
もう一度味わいたいと思っていた。
クリフトがあの時したように、アリーナはそっと自分の胸に触れて
みた。やわやわと胸を両手で揉みながら、乳首に爪を立てる。
「・・・ん」
甘やかな痺れがそこから生じるが、ちっとも足りない。
足の間にも手を伸ばしてみる。どうすればあの時の快感が得られる
のかわからないアリーナはぎこちなく下着の上からそこを摺るだけで
手を止めてしまう。
「クリフトぉ・・・」
枕に顔を埋め、涙を浮かべながら囁く。
「私、さみしいよ・・・」
一人にされた心が泣いていた。
- 61 名前:50投稿日:02/06/16 20:58 ID:???
- イイ(・∀・)!!がんがれ。「ここでお預け」とか言ったら…・゚・(ノД`)・゚・ ウワァァン
- 62 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 21:33 ID:???
- その夜は、夜半から雨だった。
クリフトはふと何かの気配を感じて目覚めた。しかし、部屋には
誰もいない。横になったまま視線を巡らすと、カーテンの向こうの
窓の外に人影を見たような気がした。
コツ。
窓を叩く音がする。気のせいではない。
クリフトは上着に身を通して、カーテンを開いた。
「姫様!?」
びしょ濡れになったアリーナが、前髪から雫を落としながら
そこに立っていた。
「何をしているんですか!さぁ早く中へ」
自分が濡れるのには構わず、アリーナの上半身を抱き締めて
そのまま窓からアリーナを室内へ引き上げる。部屋に入っても
アリーナはクリフトの首に回した手を外さなかった。
「冷え切っているではないですか!早く着替えを・・・」
アリーナの腕を外して戸棚の服を取ろうとするクリフトに
アリーナはいやいやをした。
「クリフト・・・ねぇ、どうしてあれから私を無視するの?」
クリフトは立ちすくんだ。アリーナは泣き声だ。
「あの時みたいに、もうしてくれないの?」
- 63 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 21:34 ID:???
- 「姫・・・私は・・・」
クリフトは躊躇した。アリーナの顔を上に向かせると、顔にかかっ
た濡れた髪をかき上げてやる。
「好き。クリフトが好き」
雨に冷えた頬に熱い涙を流して、アリーナは小声で訴えた。
次の瞬間、アリーナはベッドの上に押し倒されていた。
クリフトの唇が、アリーナの首筋を這う。
「あ・・・クリフト」
アリーナは目をつぶってクリフトの頭を抱え胸に押し付ける。
「あの時みたいに、して・・・」
クリフトの動きが止まった。そして体をアリーナから離す。
「・・・?」
アリーナが不審そうに目を開く。クリフトは戸棚からタオルと
シャツを取り出し、先ほどまでのことがなかったかのように
アリーナを起こすと、事務的に濡れた服を剥いで乾いた
シャツをかぶらせた。タオルを頭にかぶせられ、アリーナは
そのまま腕を取られて立ち上がらされた。
「さ、お部屋にお戻りください」
そのまま扉を開かれ、部屋の外に出された。
「い、や!どうして?」
- 64 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 21:36 ID:???
- 「早く戻らないと風邪をお召しになりますよ」
ばたんとドアが閉じられる。アリーナは呆然と閉じられた扉を
見ていた。拒絶された。
いつものおてんばなアリーナはどこにもいなかった。
アリーナは子供のようにしゃくりを上げながら、自分の寝室へと
向かって歩いていった。
クリフトは、アリーナの足音と泣き声が遠ざかるのをじっと聞いていた。
完全に気配が消えたあと、扉に思い切り拳を打ちつけた。
「何をやっているんだ、私は」
抑えのきかない苛立ちと罪悪感。
しかし、姫をもう一度抱くことはできない。
何も知らなかった姫にあんなことをしてしまった。するべきではなかった。
アリーナはあの行為の意味を知らなかった。そこに漬け込んだ自分は
ひどく卑しく汚らしい。
アリーナは自分を好きだと言ってくれた。だが、それが自分の「好き」と
果たして同じ重さをもっているのだろうか?
騙まし討ちでアリーナを抱いたクリフトは、自分がしたこと故にアリーナの
気持ちが信じられないでいた。それが愚かな考えだとわかっていても。
始め方を間違ってしまったこの関係をどうしたらよいのか、クリフトには
知ることができなかった。
- 65 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 21:54 ID:???
- 部屋に戻ったアリーナは濡れた髪も構わずベッドに突っ伏して泣いた。
「ど・・・して?クリフト・・・」
ぽろぽろと熱い涙がこぼれる。
「私のこと嫌いになった?・・・もしかして・・・あんな風にするのって
いけないことだったの・・・?」
泣きすぎて熱を持った頭はぼんやりして思考がまとまらない。
ふと、アリーナはクリフトに着せられたシャツを掴んだ。ぶかぶかのシャツ。
「嫌いなら・・・濡れたまま追い出せばいいじゃない・・・わかんない・・・
クリフト、わかんないよ・・・」
熱が上がる。泣いたことだけでなく、雨に濡れたことが原因でアリーナは
本当に風邪を引いてしまったようだ。ぐらぐらする視界はやがて闇に閉ざされ、
アリーナは眠りに引き込まれていった。
とりあえずここまで!50さんありがと!
また始めに思っていたお預け系から外れつつあるけど、続きもよろしく。
クリフト壊れ系とラブラブ系とどっちがいいかな。
- 66 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/16 22:07 ID:.TYtuChE
- クリアリ。さん、両方ともよかったっす!続きも期待してます。
自分はクリアリ派なのでラブラブ系がいいですが、
壊れ系も見てみたいなぁ(とこっそり)
- 67 名前:50投稿日:02/06/16 22:33 ID:???
- クリフト葛藤キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
自らを縛る神官イイ(・∀・)!!やや溺れかけの姫もイイ(・∀・)!!
もっとがんがれ。応援してまつ。
- 68 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 23:07 ID:???
- 乗っちゃったヨ!でも途中までなんだけど。壊れクリフトかな、やっぱり。
翌日からアリーナは熱を出して寝込んでしまった。
(ちょうどよかったわ・・・クリフトの顔、見ないですむもの・・・)
そう思いながらも、会えないさみしさにアリーナの心の奥が痛んだ。
(どうしたらいいのか考えなくっちゃ・・・)
嫌われたのだろう。おそらく。初めてクリフトに抱かれた時、あの時は
確かに愛していると言われた。その後、自分は何かしただろうか?
それとも、あの時、クリフトに嫌われるようなことを自分がしたのだろうか?
「だってあんなの初めてだったんだもん・・・わかんないよ」
それに最中は頭がまともに働いておらず、自分が何をしたのか、何を
口走ったのかすらよく覚えていないのだ。
自分ひとりで考えても解決しないことだ。
もう一度、熱が下がったらクリフトに会おう。
アリーナはそう決めると少しほっとして、体を癒すために目を閉じた。
がしゃん!ガラスの割れる音が床に響く。
「申し訳ございません!」
聖水の瓶を取り落としたクリフトは慌てて破片を拾いにかかる。
「今日はどうしたのじゃ。礼拝にも身が入っておらぬし」
年取った神官は訝しそうにクリフトに声を掛ける。
「いえ・・・何でも」
- 69 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 23:11 ID:???
- 「体の具合がよくないのではないか?顔色が悪い。今日はもうさがりなさい」
「・・・はい」
自室に戻ったクリフトは唇を噛んだ。アリーナが熱を出して寝込んでいるという。
勿論あの雨が原因だ。アリーナの側に行きたい。けれどアリーナに合わせる
顔がなかった。
それに、クリフトは自分の中の欲望が恐ろしかった。一度触れてしまった肌が
忘れられない。長い間想った人の、あの身体。
あの雨の夜、久々に触れたアリーナにクリフトの理性はもう少しで焼ききれ
そうだった。あの後、クリフトも眠れぬ夜を過ごしたのだ。
しばらく会わないほうがいい。自分自身が信じられないところまでクリフトは
追い詰められていた。今、姫に会ったら自分が何をするかわからない。
その時。ノックの音がした。
「クリフト?私・・・」
「!」
姫!?どうしてここに?
「入ってもいい?」
イマ ヒメニ アッタラ ジブンガ ナニヲ スルカ ワカラナイ
開いてはいけない扉に手を伸ばす自分に、もう一人のクリフトが最後の
忠告をする。しかし、手は止まらず、そのまま扉をゆっくりと開いた。
ドアの隙間から覗き込むアリーナの顔。
どくん、と心臓が脈打つ。「現実」がすぅっと遠くなったのをクリフトは感じた。
- 70 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 23:17 ID:???
- しかしエロまでの道が遠すぎる・・・。
次回は壊れ・鬼畜クリフトかな。そっちの方が楽しそう(w
- 71 名前:50投稿日:02/06/16 23:19 ID:???
- いっそエロ(本番)無しでイイ(・∀・)!!これからもがんがってください。
ってオレいつもコメント同じだなぁ(;´д`
- 72 名前:50投稿日:02/06/16 23:20 ID:???
- でもエロ(本番)無しだったらスレ違いなんだろうか??
- 73 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/16 23:24 ID:???
- 50さんの励ましのおかげでここまで来れたんだヨ!
66さんもありがと!
「本当はクリアリが好き」スレにしようか迷ったんだけど。
エロ行かなくても終われるのは終われます、この話。
- 74 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/16 23:37 ID:???
- >>71
こら!
エロありの方がいいに決まってるだろうがヴォケ!
- 75 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/17 00:01 ID:???
- もうやめようと思いつつ・・・しつこい自分。
ばたん。
アリーナを部屋に招きいれるとクリフトは後ろ手に扉を閉めた。
それだけの行動に、アリーナはなぜかびくりとした。
「あの、あのね。これありがと。返しに来たの」
そう言ってアリーナはシャツとタオルを差し出した。見え見えな口実。
ふっとクリフトが笑う。アリーナはクリフトと目を合わせられなくて落ち
着かなげに視線を走らせた。
「姫。どうしてここに来たのです?あの夜も・・・」
アリーナはかっと頬に血が上るのを感じた。恥ずかしさが込み上げて
来て、それに戸惑って言葉が出ない。
「私にどうして欲しかったのですか?」
つっとクリフトが前に出るとアリーナの腕を取った。弾みでシャツとタオル
が落ちる。あんなに会いたかったクリフトが、なんだか怖い。
「抱いて欲しかった?どうして、私に抱かれたかったのです?」
「だ・・・って私、あんなの初めてで・・・すごく気持ちよくって・・・だから、
だからまたクリフトに・・・」
- 76 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/17 00:02 ID:???
- アリーナにしてみれば、始めから説明をしているつもりだった。だから、
クリフトにもう一度抱いて欲しかった。大好きなクリフトと、特別なこと
をした、あの行為をもう一度味わいたかった。気持ちを確かめ合い
たかった。クリフトが好きだから。
しかし、アリーナが言い終わらないうちに、クリフトはそれを違う意味に
取った。
やはり。アリーナは行為の意味などわかっていなかった。ただ、
与えられた快感を求めているに過ぎない。あれが自分でなく、別の男
だったとしても、無知なアリーナは快感を得るが為だけにその男に
抱かれたがるのではないだろうか。
クリフトの中に凶暴な感情が芽生えた。ならば、身体だけでも。
クリフトが怖い。アリーナはクリフトの目に暗い光が灯るのを感じた。
「やっぱり、帰るね私」
アリーナはクリフトに握られた腕を引き抜き、急いで扉に向かおうとした。
が、腕は強くクリフトに掴まれ、そのままベッドに引き倒される。
「な・・・!」
「抱かれたいのでしょう。・・・抱いて差し上げましょう」
クリフトはアリーナに馬乗りになると、呆然としたアリーナから服を
剥ぎ取る。
「いくらでも、イかせて差し上げますよ。姫の望みどおりに、ね」
- 77 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/17 00:05 ID:???
- ということで今度こそ続きはまた!
しっかりエロ練って来ます。おやすみなさーい!
- 78 名前:50投稿日:02/06/17 00:16 ID:???
- >>77
こ れ が 本 当 の お 預 け 系 で す か ?
しゃあないので一人で(;´д`ハァハァしてるよ。
ホントに乙カレー。続きもお預け系でよろしく(ww
- 79 名前:66投稿日:02/06/17 00:34 ID:???
- >>78
50さんナイス!
クリアリ。(以下略)さん、おつかれー。
エロまでの道が遠くても自分は全然OKです。待ちますよー。
- 80 名前:50投稿日:02/06/17 00:46 ID:???
- >>79
じゃあ今日は寝ますか?ハァハァしながら(ワラ
- 81 名前:66投稿日:02/06/17 22:15 ID:???
- >>80
スマソ。もう寝てたよ。というわけで次の日。
- 82 名前:ピアノ投稿日:02/06/17 22:45 ID:???
- …焦らし系で、無垢なのにやらしいアリーナと、
理性が飛んで責め立てるクリフトのお話、作ってるのですが…
出してもよろしいですか?
ちなみに今まではロム専でした。ここに居たら、書かずには居られなくなって…。
- 83 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/17 22:51 ID:???
- もちろんです。
- 84 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/17 22:51 ID:???
- >>82
是非。お待ちしてます(;´Д`)ハァハァ
- 85 名前:ピアノ投稿日:02/06/17 23:01 ID:???
- ありがとうございます(*_*。)
とりあえず最初は指だけで。そのうちクリフトの理性がもたなくなって…
という感じです。
もうちょっと書き進めてから、30分以内にアップさせていただきますね。
…上手くはないので恐縮ですが、がんばります!
- 86 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/17 23:06 ID:???
- 無垢なのにやらしいアリーナ!鼻血出そう。
楽しみにしてます!
乗ってる内にと急いでこちらも続きを書きます。
- 87 名前:ピアノ投稿日:02/06/17 23:16 ID:???
- ク、クリアリ。さんに楽しみにされるなんて恐れ多いです(汗)
がんばります…!!
とりあえず、1と2を。読みにくかったら&萌えなかったらすみません…(-_-;)
■■クリフトとその指先と■■1
その気持ちが芽生えたのは、本当に突然のことだった。
もしかしたら、自分でも知らない内に、胸に秘めていたのかもしれない。
しかし、その気持ちが一体何なのか、幼すぎるアリーナには、
今この時まで理解できなかったのだ。
真夜中、二人きりの寝ずの番。
腰を下ろして寄りかかる背後には、皆の眠る馬車。
こうこうと明るい光を放つ焚き火。
そして、隣には、…クリフト。
小さい頃から乳兄弟として一緒に育って、いつも一緒に居た頼れる兄のような存在。
…ただ、それだけの筈だったのに。
今、何故自分は、こんなにも胸が高鳴っているのだろう?
焚き火に照らされたその端正な横顔を、直視することすらままならない。
クリフトは自分を退屈させないよう、時々思い出したように話し掛けてくる。
けれどアリーナはうわの空だった。
どこか気分でもお悪いのですか?と自分の顔を覗き込むクリフトのささいな息遣いさえ、
今のアリーナには、導火線に灯された火種のようで。
堪らなくなって、アリーナは自分の足元に目を落とした。
すると…クリフトの指に目が止まった。
節のしっかりした、細いわけじゃないけれど先の方まですっと長く、
男らしい硬質なクリフトの指。
…アリーナは、張り詰めた糸が切れたかのように、その指に魅入られた。
クリフトのその、きれいな、指先に、自分の指をからめてしまった。
もう、気持ちを止めることができない。
クリフトはアリーナのその突然の行為に驚いて声をあげた。
「ひ…姫様っっ!」
- 88 名前:ピアノ投稿日:02/06/17 23:17 ID:???
- ■■クリフトとその指先と■■2
「ひ…姫様っっ!」
クリフトが慌てたように声を上げたが、アリーナは少しも驚いたりなどしなかった。
アリーナは今や、自分の指先から感じられるクリフトの、
いつのまにか”大人の男”となってしまっていた指先の感触に支配されていた。
自分の指をクリフトの指にからませ、
すり寄せて、
くすぐるようにその付け根を探る。
アリーナは次第に、自分の胸の内は、
お腹の奥のあたりがきゅんとなる、面妖な感覚でいっぱいになっていった。
「ひ、姫様!なな、何をされるんですか!」
クリフトは、アリーナのそのいやらしい(本人はそうは思っていないのだが)指遣いと、
普段の奔放なイメージからは想像できないような、艶を含んだ伏目がちの表情に、
人知れずゾクリを身を震わせた。
高尚な神官である彼の禁欲理念が、今にも音を立てて崩れそうになってしまう。
「姫様っ!」
やっとの思いでクリフトがアリーナの指を引き離すと、
アリーナは知らず潤んだ瞳でクリフトを見上げた。
「ヤダ…。もっと、クリフトの指、触ってたい…」
もはやアリーナは、ただの”おてんば姫”ではなかった。
クリフトの指に触れることで、女としての歓びを知りかけてしまった。
その色気さえ漂う切なげな表情に、クリフトは言葉を失い、
ただアリーナを見つめることしかできなくなっていた。
「お願い…」
アリーナは再び、クリフトの手を取った。
そして今度はそのきれいな指を、自らの唇にそっと宛てた…。
- 89 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/17 23:31 ID:???
- 湿った音が、締め切った部屋に響く。アリーナのすすり泣くような
喘ぎがそれに加わると、部屋の空気がねっとりとした濃厚さを増す。
両手を戒められたアリーナの身体は、クリフトの執拗な愛撫に悲鳴を
上げていた。
脇の下から乳房に向かって舌を這わされ、アリーナは高い声を上げた。
そのまま乳首を捕らえられ、吸われる。
「や、はッ・・・」
頭の先から爪先まで、クリフトが触れなかったところはないというくらい、
アリーナは全身を責められていた。ただ一箇所を除いて。
「抵抗なさらないんですか・・・?」
クリフトが囁く。アリーナは一生懸命、焦点の合わない潤んだ目をクリフト
に向ける。
抵抗できないことはなかったのだ。少なくとも始めは。
だがアリーナは、クリフトと体を繋げれば元通りになれるのではないかと
誤った期待をしてしまった。
そして、いざこうなってしまえば、男から注がれる熱に抗うほどの経験も
知識もないアリーナは、その熱に簡単に飲み込まれてしまった。
そして今はもう、クリフトが早く与えてくれないかということしか考えられ
なくなっていた。
アリーナはまだ一度も絶頂を与えられていなかった。
- 90 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/17 23:36 ID:???
- うは!ピアノさん。期待を裏切らないすばらしさ!
割り込んで申し訳ない。続きをお待ちしてます!
ア、アリーナ様!天然でその誘いは見事です!
- 91 名前:ピアノ投稿日:02/06/17 23:46 ID:???
- そんな、恐縮です…!ありがとうございます_(_^_);_>クリアリ。様
元々、クリアリ。様のを読んでいて、お預けに焦らされて(笑)、
書かずにはいられなくなってしまったんですよ〜(^-^;)
クリアリ。さんの続き、楽しみに身悶えてます〜(笑)
■■クリフトとその指先と■■3
クリフトの硬質な指に触れて、アリーナは初めて、
自分の唇がこんなにも柔らかなものだったのかと感じた。
クリフトが何かを喋っているが、もう、何も耳に入らない。
アリーナは目を閉じて、クリフトの指先にキスを繰り返した。
甲と指の境目の堅い間接にそっと口付け、
食むように長い指を辿り、
舌をちろちろと動かしながらその指先を口に含む。
含んでは名残惜しげに離し、小鳥のように軽いキスを降らせてから…
また含んで執拗に責め立てる。
アリーナのその苺色をした唇は、本人はそうと自覚がないままに、
クリフトの指先をいやらしく犯していた。
アリーナがふと薄く目を開けると、そこには、だらしなく口を開けたまま、
怖いくらい真剣な表情のクリフトの視線とぶつかった。
それで初めて、アリーナは自分のしていることに気が付いて、
ハッと我に返った。
何だか自分が自分でなかったような、妙に夢心地で気持ちのいい感覚から、
現実に引き戻されたのだ。
「ご、ごめんなさいクリフト…」
アリーナはクリフトの手を離し、座ったままの状態で、
ずるずると腰をひきずるように2〜3歩分後ろに下がった。
しかし、クリフトの指から感じた面妖な感覚が身体中に浸透していて、
地面を蹴ろうとする足さえも、力が入らない。
ますます焦るアリーナだったが。
「姫様」
いつになく低い声にドキリとして顔を上げると、
熱い瞳で自分を見つめるクリフトが、自分の方へ身体を乗り出してくるところだった。
- 92 名前:ピアノ投稿日:02/06/17 23:48 ID:???
- なんだかノってきて、身体が火照ってきてしまったので(笑)、
もうちょっと書き進めさせてくださいませ(^-^;)
■■クリフトとその指先と■■4
一見クリフトの表情は、呪文を詠唱する時のような顔にも見える。
しかし、妙に座ったその目が、ただならぬ雰囲気を漂わせていた。
アリーナは今更ながら、自分はとんでもないことをしてしまったのではないか?と、
背中に冷たいものさえ感じた。
クリフトは無言でアリーナの肩に手をかけてくる。
「ご…ごめんなさいクリフト、あ、あたし、どうかしてたのかも…」
しかしクリフトはもう止まらない。
長いこと秘めてきたアリーナへの想いのタガが、
そのアリーナ自身の手によって、外されてしまったのだ。
「きゃっ…」
アリーナの身体はクリフトによっていとも簡単に、組み敷かれてしまった。
クリフトの手は、アリーナの両腕を、その頭上で押さえつけている。
ずん、とのしかかるクリフトの重みに、半ばパニックを起こしながらもアリーナは、
…心地良いものを感じてしまった。
「あ…」
アリーナは言葉を失い、クリフトのあたたかさに酔いしれた。
その一瞬の隙をついて、クリフトは、アリーナに唇を重ねた。
タガが外れてしまったといっても、そこは流石クリフト。
そっと、まるで木漏れ日が新緑に降り注ぐかのような優しいキスだった。
アリーナはクリフトのその柔らかな唇の感触に、声にならない声を上げた。
クリフトの唇は、優しく、しかし段々と貪るような熱い息を漏らしながら、
アリーナの唇を食む。
「く、クリフ…ト…!!」
キスの合間に搾り出されたアリーナの声は、既にクリフトの与える快楽に堕ちたものだった。
初めはされるがままだったアリーナも、徐々に自分からクリフトの唇を求めるようになる。
そう、まるで先ほどクリフトの指先を食んだように。
すると、クリフトの片手が解かれ、アリーナの小振りな胸にそっと宛てられた。
- 93 名前:ピアノ投稿日:02/06/18 00:10 ID:???
- 長くてすみません…。
■■クリフトとその指先と■■5
「…やぁぁ…んっっ」
アリーナは弾かれたように甘い声を上げ、身をよじった。
クリフトは肩で息をつきながら、アリーナの柔らかい胸を服の上からまさぐる。
「あぁん…ぁ、ぁ、あ!や、クリフト…!」
クリフトの指から与えられる、初めての感触。
自分の身体なのに、自分の身体でないような。
クリフトの掌の動きに合わせて、しなやかに形を変える自分の胸。
今まで他人から、こんな風に自分の身体を触られたことがなくて。
やがてクリフトは、一度アリーナと目を合わせると、
やけにゆっくりとした動作で、アリーナの胸の突起を優しく摘んだ。
「…あ!あ、あん…!!」
クリフトがそれを摘む度に、アリーナは自分の感覚という感覚の全てが、
研ぎ澄まされていくようだった。
そのあまりの気持ちよさと、お腹の奥や足の付け根が熱くなる感覚に、
アリーナは身震いが止まらなかった。
気持ちいいのだが、本能的に逃げずにはいられない。
その慣れない感触から少しでも遠ざかろうと、
アリーナはクリフトの下から這い出そうとするが、
のしかかったクリフトはぴくりともしない。
普段はあんなに優しいのに。ただ、優しいだけなのに。
今クリフトは、真剣な表情で、力強く自分を押さえ込み、
自分の身体をいやらしく触っている…。
頭のどこかでそんなことをぼんやり考えていたアリーナは、次の瞬間、
その思考の全てを閉ざされて、我も忘れて嬌声を上げた。
- 94 名前:ピアノ投稿日:02/06/18 00:12 ID:???
- ■■クリフトとその指先と■■6
「ああぁんっ!!ぁ…ああん、やぁっ!く、クリフ…やはぁんっ…!!」
アリーナが胸への愛撫に溺れている内に、
クリフトの片手はいつの間にか、アリーナの短いフレアスカートに差し入れられており、
…アリーナの一番感じる部分にそっと触れたのだ。
「あ、あ、あは…あぁん、…あ!っっ!!」
アリーナはもはや何も抵抗できず、胸とそこに与えられるクリフトの愛撫に、
身体を弓なりに反らせて感じることしかできなくなっていた。
最初はただ、クリフトの指に触れたいと、何気なくそう思っていただけだったのに。
それが今は、クリフトの指に身体の全てが反応するほど、
「気持ちいい」という言葉では足りないほどの感覚に堕とされていた。
クリフトは、タイツの上からアリーナのそこをそっとなぞり、
割れ目を辿り、少し強く押し付けたかと思うとまた焦らすようにその周りに指を這わせる。
アリーナはぎゅっと目を瞑って、その快楽に耐えていた。
今まで味わった事がないくらい気持ちがよくて仕方ないのに、
何故かうまくその快楽に身を任せられない。
どこか必死で抵抗しようとするアリーナの”女”の身体が、そこにあった。
しかし、もはや今のクリフトは、そんな抵抗はものともしない。
むしろ、逃げようと身体をよじるそのアリーナの必死の姿は、
目を瞑って上げ続ける嬌声と相まって、
クリフトの”男”に火をつけるもの以外の何ものでもない。
クリフトは可愛らしい抵抗を繰り返すアリーナのワンピースを、
急き立てられるように剥ぎ取った。
- 95 名前:ピアノ投稿日:02/06/18 00:39 ID:???
- このまま書き出してもいいのでしょうか…。
ちゃんとエロくなってますか…?(-_-;)
■■クリフトとその指先と■■7
「きゃ…!?」
いきなり強引に衣服を脱がされたアリーナは、
さすがに少し理性の欠片を取り戻し、両の腕で胸を隠すような仕種をした。
「く、クリフト…ヤダ、恥ずかしいよ…」
しかしクリフトは、その両腕をいとも簡単に取り払い、
露わとなった可愛らしい双丘に唇を落とし、その豊かさを指で拾い上げた。
「やはっっ…ぁ…ん…」
そうして片方の指は、タイツを脱がしにかかる。
厚手のタイツを力任せに引っ張られると、その中の白い下着までもが一緒に
剥ぎ取られる格好になってしまった。
「やっっ、や、や、クリフト、ヤダ!見ないで!」
「ダメですよ」
この行為が始まってから終始無言だったクリフトが、やっと口を利いた。
「やだぁ…クリフト、怖いよぉ…。あたしだけこんな、何にも着てなくて…こんな…」
「姫」
クリフトは、優しくアリーナを抱きしめた。
「きれいですよ、とても」
アリーナはクリフトのその言葉に、何故かとてつもない幸せを感じ、
知らず目を潤ませた。が。
「あ、っん…」
目を伏せて僅かに嬌声を上げるアリーナに、クリフトはふと笑みを零した。
「もう、何か言われただけで感じてしまう身体になってしまったんですね、姫」
満足気に微笑むクリフトから、アリーナは頬を膨らませて顔を背けた。
「く…クリフトがいけなんだもん…」
それを聞いたクリフトの瞳に、また燃え上がる何かが宿ったのを、
アリーナは見ていなかった。
- 96 名前:50投稿日:02/06/18 02:39 ID:???
- キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!
って、アレ?
お い ピ ア ノ お 前 も お 預 け 系 か ?
ってオレも来るの遅すぎたね(;´д`
ハァハァして寝まつ、フゥ。
明日もがんがってください職人の皆様。
- 97 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/18 02:52 ID:???
- お預けはSMの基本です。
- 98 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/18 04:40 ID:UOzlJ1GA
- >クリアリ。お預け系さん
お預けはたまらん!が、続きも読みたい!
壊れるクリフト (;´Д`)ハァハァ
でも最後はハッピーエンドきぼん。
>ピアノさん
禿しく(・∀・)イイ!!
無垢でやらしいアリーナ最強!
続きも期待してます。
- 99 名前:98投稿日:02/06/18 04:41 ID:???
- わっ、さげ忘れた・・・申し訳ない!!
- 100 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/18 09:42 ID:???
- 100ゲトー!!!
- 101 名前:休憩中投稿日:02/06/18 09:43 ID:???
- 100
- 102 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/18 20:25 ID:???
- クリアリ。さん、ピアノさん、
お二方とも、ものすごく「おあずけ」なトコで終わってるんですが。。。
すごくイイ!!です。
続きも頑張って下さい!
- 103 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/18 21:45 ID:???
- 昨夜はパソコンが強制終了になってしまいました。
そして家族が来たのでまた途中やめだよ。クリフトしつこすぎ。
この行為が以前と似ていて全く違うものであることをアリーナはとっくに
思い知っていた。拘束された腕の痛みと、クリフトの一方的な行為
は、アリーナの心を深く傷つけるに十分過ぎるほどだった。
「や・・・!もぅやぁ!」
縛られた腕で、アリーナはクリフトを押し戻そうとした。が、腕は胸の
前までしか下がらず、返って不自由になって動きが取れない。
「嫌・・・?何がお嫌なのです?」
クリフトは始めに拒絶しなかったアリーナを誤解していた。
やはりアリーナはただ快感が得られればよいのだと。
そして今のアリーナの抵抗は、焦らされることに耐え切れなくなった
が故だと勘違いした。
クリフトは、顔を背け、目尻から涙を流してがたがたと震えるアリーナに、
返って残虐なものを覚えた。
クリフトは身を起こすと、アリーナの両足首を掴み乱暴に両足を開かせた。
「いや!」
- 104 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/18 21:46 ID:???
- そこはあふれんばかりに潤い、時折ひくひくと痙攣している。
「・・・こんなにしていて、一体何がお嫌なんですか?」
わざと顔を近づけて、クリフトは言った。
「あ!」
「そこ」でクリフトが吐き出す吐息にすら、アリーナの身体は反応して
震えた。快感への期待に、かっと全身が熱くなる。
(私、どうしたの?もう、こんなことしたくない。クリフトも意地悪で嫌い。
なのに、なのに)
身体は快感に焦がれ、アリーナの気持ちを置いてどんどん昂ぶっていく。
早くどうかしないと、身体と心が真っ二つになりそうだった。
「姫のここ、とろとろですよ・・・」
思い通りの好い反応をしたアリーナに満足したクリフトは、息を吹きかける
ようにして続けて「そこ」で喋る。
「ふぅ・・・ふっ、ぅん」
焦れったさにアリーナは身をくねらせる。
足の付け根を、ぺろりと舐められる。
「ふっ・・・!」
それだけでアリーナの身体が大きく跳ねた。
クリフトは唾液を塗りこめるかのようにそこばかりを舐めた。
- 105 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/18 21:46 ID:???
- 「ん、あ、んっ、ぁあっ」
アリーナは気が変になりそうだった。腰は知らぬ間に浮き上がり、
少しでも快感を捕らえようとする。少しだけ、クリフトが顔をずらしてくれ
たら。しかし、クリフトはまだそこに触れない。
腕が自由であれば、自分で慰めたかったが戒めは解けそうにもない。
身体の自由がきかないことが、アリーナを駆り立てる要素になっている
ことにアリーナは気が付かなかった。
蜜はすでにそこからあふれかえり、シーツを濡らしている。
とうとうアリーナは嗚咽を漏らし訴えた。
「・・・クリフ・・・トぉ、お願いぃ、さ、触ってぇ・・・」
アリーナの言葉に、クリフトは口の端を歪めた。
「・・・触って欲しい?では、お言いなさい。私を『愛している』と」
「・・・ぁ」
「欲しいんでしょう。一言でよいのです。さあ」
アリーナは目を見開いた。何を言ってるの?何でそんなことを
私にさせるの?それに何の意味があるの・・・。
「言わなければずっとこのままですよ」
「いや。絶対、言わない」
一瞬だけアリーナはいつものアリーナに帰った。瞳に力が宿る。
クリフトを好きだ。でも、これは違う。こんなのは間違っている。
- 106 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/18 21:50 ID:???
- そんなアリーナを見てクリフトはきゅっと口を結んだ。
「・・・いいでしょう、それではこちらにもやり方があります」
妙にくぐもって聞こえたクリフトの声に、アリーナはクリフトが泣いて
いると感じた。泣きたいのは、泣いているのは私の方なのに。
どうしてクリフトが泣くの?
その疑問をゆっくり考える間もなく、アリーナは急にあそこに指を
立てられ悲鳴を上げた。
「あぁ!」
「・・・存分に楽しんでください」
スマソ。ここまで。長すぎですね。次回は終わりたいです。
ピアノさんの続きの方が気になって・・・。
ちゃんとどころか大変エロいです!ピアノさん早く続きを!
- 107 名前:ピアノ投稿日:02/06/18 22:57 ID:???
- すみません。実は今熱を出してまして、39度越えてます…(-_-;)
ので、今日はこれしかアップできません…
反応してくださったみなさま、ありがとうございます!
クリアリ。様、感想すら書けなくてすみません。。。回復しましたら必ずや!
■■クリフトとその指先と■■8
「私のせいですか?…それは違いますよ…」
つい今し方までいつもの優しいクリフトだったはずなのに、
「姫 様 が、 い や ら し く お 誘 い に な っ た か ら で
し ょ う … ?」
その声はいやに低く、艶を含み、アリーナの身体の芯をゾクリをさせた。
「クリ…フト…??」
アリーナの言葉が終わらないうちに、クリフトは、露わになったアリーナの、
その一番感じる部分に指先をぴっとりと宛てた。
「…ッッ!!!」
アリーナは、身体中に電気が走ったかのようなその強い快感に身を縮こませ、
声にならない声を上げた。
アリーナのその部分は既にねっとりと濡れており、
クリフトが指を宛てるとそれだけでぬめるくらい、甘い蜜で溢れていた。
「…ゃ、…は、は、……ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ…」
声すら出せず、ひたすら首を横に振って身悶えるアリーナ。
クリフトはアリーナの蜜をからめとり、その長く硬い指をなめらかに滑らせる。
くちゃくちゃと、耳を塞ぎたくなるような粘着質のいやらしい音があたりに響く。
クリフトの指は、アリーナの蜜の溢れ出る秘所を何度も何度も丹念になぶり、
その蜜をアリーナの感じるそこここに優しく塗りたくる。
潤滑油を得て滑りのよくなった指先は、その柔らかい部分を何度も往復し、
ついには今やぴんと天に向かって立つ、アリーナの一番感じる小さな突起に到達した……
- 108 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/18 23:44 ID:???
- ピアノさん、お大事に・・・。
早く早くと急かせてすみません。
ゆっくりご養生なさってください。
昼と夜の気温差で体調を崩しがちな時期ですので、皆様もお気をつけください。
- 109 名前:50投稿日:02/06/19 00:15 ID:???
- 今 日 も 今 日 と て お 預 け だ よ
このままでは壊れてしまいまふ…
- 110 名前:50投稿日:02/06/19 00:17 ID:???
- ていうかみなさん風邪にはくれぐれも気をつけて。
この時期のは長引きやすいので治りかけにも用心です。
ではまた明日お待ちしています。
- 111 名前:1投稿日:02/06/19 20:40 ID:???
- みなさんこんにちは〜
作者さんこっちにもお願いします。
FFですけどね。
FF9のエロ小説
http://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1024482401/l50
- 112 名前:111投稿日:02/06/19 20:41 ID:???
- ↑すいませんageてしまいました。
すいません!!!!
- 113 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/19 20:51 ID:???
- FF信者の陰謀ニダ!
- 114 名前:ピアノ投稿日:02/06/19 22:54 ID:???
- ご心配おかけしてすみません(-_-;)
あと1日も休めばよくなりそうです。
しかし、熱が上がるとテンションも上がって、この手の小説のネタが沢山……(^-^;)
■■クリフトとその指先と■■9
「あぅ……っ!」
アリーナの身体は、搾り出されたようなメスの喘ぎと共に
びくんと大きく波打つ。
「姫様…可愛いですよ……」
アリーナの予想通りの反応と、すっかり堅くなっているその小さな突起に、
クリフトはごくりと唾を飲んだ。
「あ…あぅ……!!」
クリフトは波打つアリーナの身体を片手で抱き上げ、その腕の中にしっかりと抱え込みながら、
もう片方の手でアリーナのそこをいじりまわす。
「いいですか、姫。ここは、姫が一番気持ち良いところなんですよ…」
アリーナのその突起や蜜の溢れる秘所は、小さくヒクヒクと痙攣をおこしている。
まるで、何かを待つように、物欲しげに。
早く登りつめたいと訴えかけるかのように。
アリーナは、深い快感を与えられる度に反射的に両脚を閉じようとするが、
割って入るクリフトの手がそれを決して許さない。
アリーナは一糸纏わぬ姿でその小さな両の胸を外気にさらし、
誰にも見せたことのない恥ずかしい部分をクリフトの前に差し出しているのだ。
「クリフト、クリフト……」
アリーナはいつの間にか、更なる快感を求めて、
クリフトの指の動きに合わせて自ら腰を振っていた。
「何ですか、姫…?」
アリーナは朦朧とした意識をなんとか繋ぎ止め、必死の思いでクリフトの首に両腕を廻した。
「クリフトのこと、大好きだよぅ…」
- 115 名前:ピアノ投稿日:02/06/19 22:56 ID:???
- >クリアリ。さん
誤解し合ったまま行為に及んで、
身体は気持ち良いのに心は辛い…というのが切ない…っ。
続きお待ちしてますっ!眠れなくなりそうです……(笑)
■■クリフトとその指先と■■10
クリフトはアリーナのその嗚咽まじりの声を聴き、あぁ、と深く息をついた。
秘所をいじっていた指を止め、アリーナの身体をきつく抱きしめる。
「クリフトぉ……」
「姫……」
夜の帳の中、きつく抱き合う二人。
それは、先ほどまでのただ快楽を求めるメスと、攻め立てるオスではなく、
気持ちの通じ合った男と女の姿だった。
「姫……。このクリフト、姫のお身体に入ってもよろしいですか…?」
するとアリーナは涙に濡れた目をまたたかせて、ゆっくりと頷いた。
「うん…。クリフトといっこになりたいよ…」
クリフトはそんなアリーナに微笑み、優しく、触れるだけのキスをした。
そして再びアリーナを横たえると、自身の服をはだけさせる。
クリフトのそこは既に天に向かって高く勃ち上がっており、
ズボンを下ろすと、跳ねるようにあらわになった。
それを見たアリーナは一瞬身体を強張らせ、閉じた脚に力を込めた。
「ク…リフト……」
「大丈夫、怖くありませんよ」
クリフトは一刻も早く挿れたい欲望を必死に抑えながら、
ゆっくりとアリーナに覆い被さる。
そして、そっとアリーナの両脚を開かせた。
「さ……力を抜いて。いいですか、怖くないですからね……」
- 116 名前:ピアノ投稿日:02/06/19 23:03 ID:???
- 長くなりまして、本当にすみません…。
■■クリフトとその指先と■■11
「……ぁあ……っ!!」
アリーナは今まで経験したことのない異物感に激しくうち震えた。
クリフトのそれとおぼしきものは、ぬめりながら、ゆっくりゆっくり、
下腹部に侵入してくる。
ずん、と重苦しい感触と共に、味わったことのない……快感。
そう、クリフトのそれは、酷く気持ちの良いものだった。
自分の一番恥ずかしい部分に、クリフトのそこが挿入ろうとしている……
アリーナは、我を忘れて悶え、心のままに嬌声を上げた。
「は…ぁ…っ、姫、大丈夫ですか…痛くはないですか…?」
想い人と身体を合わせる快感と、自身が締め付けられる直接的な快感、
その両方に狂いそうになりながら、クリフトはアリーナを気遣った。
「あ…あぁん!は、あっ、あん、あんっ…!だ、だいじょぉ…あ、ああぁんっ!」
アリーナはクリフトをその根元まで咥えこんで、大きく息をついた。
「はん……っ、だ、大丈夫みたい……クリフトが気持ちいいよぉ……」
アリーナは目じりに涙を溜めながら、クリフトの頭をぎゅっと抱え込んだ。
「私も気持ちがいいです…。姫様の中が、とても気持ちよくて…我慢できませんよ……」
「クリフト……大好きだよぉ。あんっ!クリフト、クリフトが好き…!!」
クリフトのモノを受け入れたアリーナは、快感の渦に巻き込まれ、
熱病にうかされたようにクリフトの名前を呼び続ける。
「姫…アリーナ様…。私も、アリーナ様が好きですよ。初めてお会いした時からずっと、
お慕いしておりました……!」
するとアリーナはそのぱっちりとした目に溜めた涙をあとからあとから溢れさせながら、
クリフトの目を見つめて、言った。
「やっと、言ってくれたね。クリフト……」
>50(>>109)さん
すみません、敢えて言うなら「指フェチ系」を目指していたのですが、
いつのまにかお預け系の色がついてしまい…(ーー;)
やっと挿れました!!最初は挿れずに指だけで終わろうと思っていたのですが、
私自身、お預けに我慢ができなくなりました(笑)
- 117 名前:50投稿日:02/06/19 23:17 ID:???
- キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
って最後は挿入ちゃったのね。チョトガクリ(+∀+)
入れる直前に雷(神罰ともいう)がクリフトに落ちてクリフトアフロで真っ黒コゲ。
さらに開口一番「ダメだこりゃ」じゃーじゃーじゃん!!!ってのもオレ的にはアリだったよ。
ってそんなオチじゃあ他の誰も納得せんな…
ちなみに「指フェチ系」スゴクイイ(・∀・)!!次回作では是非…
とにかく今日はゆっくり休んでくだされ。
- 118 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/19 23:26 ID:???
- 「指フェチ系」すごくよかったです!ピアノさん!お疲れ様でしたー。
クリフトの「です」「ます」調言葉責めは外せませんね!イイ!
熱は下がりましたか?お大事に。
>50さん
自分もメインじゃなくてアリーナの指責めの方に萌えてしまいました。
ダメだこりゃ風ネタはじゃあ次回ってことで(w
>98さん、102さん
ありがとうございます。今回まだ終わってないけど、やるだけはやってるとこまで
うpします。
- 119 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/19 23:27 ID:???
- ぐちゅぐちゅと音がするくらい激しく指を突き動かされる。
今までと打って変わった激しすぎる刺激にアリーナは満足に息もできない。
「あ!はぁ!ああっ!」
クリフトは指を突き入れながら、アリーナの一番敏感な芽にちろちろと
舌を這わせた。
「ふっ、ぅん!」
そこを舐められたりねっとり吸われたりする感覚に頭の芯がぶれ、アリーナ
から思考の全てを奪う。
快感の波に溺れそうな感覚が怖くて何かにすがろうとしたが、両手は
不自由に縛られたままでどこにも捕まれない。胸にぐっと両腕を引き寄せ
て耐える他なかった。
「き、もちいいのぉ・・・あ!あん・・・」
太ももに力が入り、びくびくと震える。
待ち望んでいた瞬間に、あと少しで行けそうだった。
その際どい所を狙って、クリフトは動きを止めた。
指も引き抜かれる。
「ふ、ぁ・・・ん・・・やめないで、ぇ・・・」
「やめませんよ」
クリフトは残忍な笑みを浮かべるとアリーナをうつぶせにした。
自分の身体に変な風に下敷きになった腕に痛みが走り、
アリーナが呻く。
- 120 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/19 23:28 ID:???
- そのまま腰を抱え上げると、クリフトは一気にアリーナを貫いた。
「あぁああああああ!」
身体を割って入ってくるモノの質量にアリーナの視界がスパーク
した。
クリフトは一番深いところまで進むと、一呼吸おいてから、叩き
付けるように激しく腰を動かし始めた。繋がった場所から濡れた
音が漏れる。
「あ、あ、あ、あ、あ」
アリーナは腕を括られたままでのこの体勢が苦しいのか、
膝を使って前に逃げようとする。しかしクリフトはそれを
許さず、アリーナの腰をがっちりと掴むと殊更深く打ちつけた。
さんざん焦らされた身体にこの激しい責めはアリーナを狂わせた。
「あ!あ!あ!もッやッ!あぁ!」
クリフトの動きについていけないくらいアリーナは快感に掻き回される。
「ふッツ!や、コワ、イ・・・よぉ・・・あぁあああ!」
「く・・・姫!」
クリフトが思いの丈を注ぎ込むかのようにアリーナの中に激しく放った。
「はぁああぁああん・・・・・!」
同時にアリーナも絶頂に達していた。
頭が真っ白になって、爆発したかのように視界に光が弾ける。
糸が切れたように倒れ伏したアリーナをクリフトは背後からそっと抱き
締めた。
- 121 名前:クリアリ。お預け系投稿日:02/06/19 23:30 ID:???
- 「姫。・・・姫、姫」
快感の余韻で痺れたようにアリーナの身体はいまだびくびくとはねていた。
アリーナ自身は意識を飛ばしてしまったようだ。
クリフトはアリーナを仰向けに寝かせると、両の戒めを解く。手首は布で擦れ
血が滲んでいた。
ぐったりと目を閉じたアリーナの、涙の跡の残る頬をなでる。
無理矢理、抱いた。
心が満たされない分はそれで補えると思った。
しかし実際は、大切なものを自分で叩き壊し、踏みつけにしたという取り返しの
つかない現実しか残らなかった。
ベッドの端に腰を下ろし、クリフトは両の手に顔を埋めた。
長文スマソ。後少しで終わるのですが、「エロ」の主旨から言うと後は余計な
話かも。
- 122 名前:50投稿日:02/06/19 23:36 ID:???
- もいっちょキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
ていうか折角ここまできたからにはちゃんと終わらせないと。
「ダメだこりゃ」で良ければオレが書こうか(w;
- 123 名前:名も無いクリアリファン投稿日:02/06/19 23:37 ID:???
- >お預け系さん
終わった後の後悔クリフトが
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
エロなくても(・∀・)イイ!!から最後までうpして下さいな
- 124 名前:102投稿日:02/06/19 23:41 ID:???
- >クリアリ。さん、続きを是非!
- 125 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ投稿日:02/06/19 23:48 ID:???
- ピアノさん、おつかれさまでした!
でも、「ここで終わり?!」と思ってしまう自分は欲張りですか?
- 126 名前:ピアノ投稿日:02/06/19 23:56 ID:???
- す、すみません、明日になりますが、もう少しだけ続かせてください…(^-^;)
ほんと長くてすみませんです(-_-;)
- 127 名前:ピアノ投稿日:02/06/20 00:05 ID:???
- >>50さん
アフロ……(笑)
挿れようかどうしようかはずっと迷ってたのですけれどね…
今のが終わったら、更に指にこだわったものを書いてみたいです(^-^;)
>>クリアリ。さん
私も 名も無いクリアリファンさん と同じで、
顔を覆って後悔するクリフトが激しく良い感じです!
続きも是非、読ませてください!
- 128 名前: