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私選SMビデオベスト20
−1998年度− |
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選者:西村様
編集:イネの十四郎様 彩音 作品賞「蛇縛輪姦 2」 主演 秋山みほ 監督 不明 (アタッカーズ・蛇縛) 主演女優賞 橘未稀(『美畜病棟』『蛇縛の罠化粧』の演技により) 私選SMビデオベスト20 1位「蛇縛輪姦 2」 秋山みほ アタッカーズ・蛇縛 186.0 2位「奴隷姉妹 3」 篠原真女・小野美晴 シネマジック 185.0 3位「蛇縛輪姦」 有森いずみ アタッカーズ・蛇縛 178.0 4位「蛇縛のコックピット」持田薫 アタッカーズ・蛇縛 174.0 5位「奴隷通信 No.5」 田川沙也 アヴァ・アートビデオ 172.0 6位「緊縛レンタル妻 沢山涼子 シネマジック 171.0 若妻、貸出し中8」 7位「美畜病棟」 橘未稀 アタッカーズ・死夜悪 169.0 8位「奴隷花 98」 白鳥七瀬・菊池えり シネマジック 168.5 9位「奴隷秘書20」 白鳥七瀬 シネマジック 168.0 10位「生贄の 星崎るな シネマジック 167.5 キャンペーンガール」 11位「仮面の花嫁」 小野美晴 シネマジック 167.0 12位「蛇縛の罠化粧」 橘未稀 アタッカーズ・蛇縛 166.0 13位「緊縛の乳奉仕」 篠原真女 サクセスエンターテインメント 164.5 13位「生贄の損失補填」 遠藤悠美 アタッカーズ・死夜悪 164.5 13位「淫虐の扉」 岬由花 アートビデオ 164.5 16位「喪服奴隷Z」 篠原真女 シネマジック 164.0 17位「奴隷女教師・ 麻生早苗 シネマジック 162.0 女囚淫夢」 17位「蛇縛の艶変化」 麻生早苗 アタッカーズ・蛇縛 162.0 19位「桃尻監禁魔」 水原美玲 アヴァ・アートビデオ 160.0 20位「瓶詰女陰」 遠藤悠美 ハリウッドフィルム 159.0 女優ベスト10 1位 橘未稀 (142.0) 2位 有森いずみ(138.0) 3位 白鳥七瀬 (137.0) 4位 星崎るな (135.5) 5位 篠原真女 (135.0) 田川沙也 (135.0) 小野美晴 (135.0) 8位 中野よう子(134.0) 9位 秋山みほ (133.0) 麻生早苗 (133.0) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 採点基準: 各作品の得点は満点を250点とし、配点は以下の通りとした。 女優150点[美人度50、スタイル30、乳房20、泣き声20、悶え方20、演技力10] 責め100点[緊縛してゆくシーンの有無 5、股縄5、緊縛美9、指責め7、 淫具10、アナル3、性交5、絶頂6、鞭10、蝋7、クリップ10、 浣腸5、その他(羽根、針等)8、涙10] 各点数はすべて私(西村)の主観です。また、配点の内容を変えれば、各ビデ オの点数も変わるわけで、客観的な要素はまるでありません。 ◆各作品の採点の「内訳」については、 こちら をダウンロードして下さい。 Ms-Excel用のcsvファイルになっております。 1998年度SMベストビデオ解説 「アタッカーズの猛撃・新レーベル続々登場」
1998年は日本のシステムそのものが根底から覆された年だった。凡人が首相の座に つき、「アイアムオプチミスト」とオヤジギャグを飛ばした。失業率は4%という 高さを保ち、長銀、日債銀が国有化された。「毒」という言葉が社会を表わすキー ワードとなった。これまで日本人が享受していた安全、安定というシステムが音を 立てて壊れていくのを多くの人が実感した。 そんな中、SMビデオ界もシネマジック、アートビデオ、奇譚クラブという寡占体 制が崩れ、沢山のレーベルが参入した。アタッカーズの蛇縛・死夜悪、ハリウッド フィルムのスパイダー、サクセスエンターテインメント、どれも基本的にはレンタ ル禁止のセルビデオだが、ヘアーが完全に表現され、性器の形が判る程度のボカシ の薄さで人気を集めた。 その中では蛇縛・死夜悪を持つアタッカーズが猛進撃を行った。ベスト10を見て も1位を始め合計4本が入賞している。どちらのレーベルもストーリーを重視した 丁寧な作りと、有名なAV女優を使うことが特長で、多くのセルビデオ屋はアタッ カーズのコーナーを設けた。また、蛇縛はセックスシーンを排除し、SMに絞った こと、死夜悪は中だしを行い凌辱を徹底的に表現したことも、大手のSM・凌辱ビ デオに飽きたマニアの支持を得たのではないだろうか。 1位の「蛇縛輪姦 2」は秋山みほといういかにも少女っぽい女優を使い、折檻と してのSMを表現した。責めも鞭、バイブ、クリップとバラエティに富み、バイブ 責めも折檻の一部であることを強調したこと等、オーソドックスなSMビデオだ。 3位の「蛇縛輪姦」は蛇縛の第1作で強烈な股縄責めと片足吊りが印象的だった。 4位の「蛇縛のコックピット」は持田薫という人気巨乳女優が涙を流すまで徹底的 に責めた娯楽作品となっている。以上、蛇縛はある程度の水準を保ってきたが、最 近になって勢いが失速したという印象もある。99年はどういった作品を作るか注目 される。 死夜悪は基本的には凌辱レーベルでSMではないが、7位の「美畜病棟」は橘未稀 へのバイブ責めにより、SMビデオとしても高く評価した。 ただ、凌辱ビデオとしては第13位「生贄の損失補填」のほうが傑作と思われる。 「生贄の損失補填」には残念ながら拘束シーンがなく、SMビデオとしては評価は できなかった。とは言うものの非常に丁寧な作りで、特に主演の遠藤悠美が責めら れる時だけではなく、これから行われる凌辱行為に対する怯えまでも表現している ところは他のレーベルも見習うべきだろう。 いわゆる老舗のシネマジックは昨年同様、今年も様々な美人女優を使いマニアを楽 しませてくれた。2位の「奴隷姉妹 3」は最後まで1位を争い、1ポイント差で 1位を蛇縛に譲った。篠原真女・小野美晴という美人女優を上手に使い、肉体的だ けではなく心理的な責めの表現にも成功した傑作だ。ただ、自らSMの世界に入っ てゆくという点で「蛇縛輪姦 2」に1歩及ばなかった。 シネマジックの作品は合計4本入賞した。6位の「緊縛レンタル妻 若妻、貸出し 中8」は主演の沢山涼子の羞恥心を表現できる演技力を評価した。白鳥七瀬の作品 も8位と9位に入賞した。ふたつの作品も丁寧な作りと縛られた女性の美しさを表 現した作品だと思う。 10位の「生贄のキャンペンガール」は昨年のベストビデオ「奴隷秘書17」の大沼 栄太郎監督の作品で、責めも女優もそこそこ評価できる作品ではあるが、「奴隷秘 書17」に比べると脚本があまりにもシンプルすぎた。 もうひとつの老舗のアートビデオは5位に「奴隷通信 No.5」 が入賞している。し かし、この作品は主演の田川沙也が筆者の好みであることだけで入賞した作品であ り、生理中の女優を使うなど作品の荒さも目立つ作品だった。アートビデオは昨年 と同様、素人を使った作品を多く提供した。ストーリー物が減り、作品も昨年に比 べるとさらに雑になってきている。黒田透のいた頃と比べると同じレーベルである ことすら忘れさせるような水準であり、根本的な改革を望みたい。 ただし、このレーベルはホームページが充実している。特に視聴者の感想や主演女 優の消息を集めた「よもやま話」が面白い。 女優は橘未稀がベスト女優に輝いた。「美畜病棟」でのバイブ責めへの反応を高く 評価した。ただ、彼女の場合、石川麻矢名義でシネマジックの「被虐のレースクイ ーン」にも主演している。 この時の演技は拙く、筆者も同じ女優であると判らなかった。こう見ると女優は個 々のビデオに合った女優を使うべきだということを再認識した。 2位以下の女優を見ると、有森いずみは連続しての入賞で、今年も美人ではないけ ど、縛られると美人となる表情を評価した。 3位の白鳥七瀬は緊縛前の清楚さと責められているときの哀れさのギャップと涙を 評価した。 4位 星崎るなはからだの美しさを、5位の篠原真女と小野美晴は主演作品の多さ に注目した。篠原も小野も半年間に6本のSM作品に主演している。ただ、主演作 品が多いと、ありがたみも激減するというのも事実である。 8位の中野よう子の作品「愛奴若妻・淫ら壺」は、斉藤茂介監督のタコビデオであ り、作品は評価できないが、肌の美しさを評価した。 9位の秋山みほは「蛇縛輪姦」での演技を評価したが、アートビデオの主演作「み ほ18才」「放課後の密戯」(両作品とも斉藤茂介監督)の彼女の演技は評価でき なかった。 SMビデオも監督の力量は大きいと思った。アートビデオに斉藤茂介がいる限り、 アートビデオの発展はないと言って良いだろう。 同じく9位の麻生早苗は、美人度は高い。もう少し、風情のある演技ができればベ スト3に入賞できる美貌と思う。第17位の「奴隷女教師・女囚淫夢」では石抱き責 めに号泣した。 98年全体としては、作品の水準は若干低下したように思える。これはシネマジック に「奴隷秘書17」のような決定的な傑作がなかったこと、奇譚クラブが結城綾音、 真木いずみ、雪乃こずえと一家心中してしまい、どの作品もベスト20に入らなかっ たことに起因する。 やはり、発表作品の多い大手レーベルの作品水準が高いと、SMビデオ業界全体が 盛り上がるので、今年は老舗の発奮を期待したい。 by
西村
この内容は西村様主宰の「 SM探偵団 」より転載許可を頂いたものです。 個々の作品に関する詳しい解説や、新作ビデオ情報などが発表されていますので、 是非一度お訪ね下さい。 |