私、膨乳します!(原作版) 第8話「新形態! 驚異のフル・ブレスト・モード(前編)」

baku 作
Copyright 2015 by baku All rights reserved.

美里と柔華の二人で初めてバスタリアンを退治した翌日、二人はマスメディアの報道を一通りチェックしたが、二人が関わった事件を掲載しているところは皆無だった。

「どうやら、記者やカメラマンが到着する前に決着したのが良かったみたいね。」
「非現実的な現象だから、目撃情報だけで記事にすることはできなかったんでしょう。」
「でも、ネットの方は・・・」

ツイッターや動画投稿サイトを少し検索しただけで、野次馬が撮影した写真や動画がいくつも見つかった。

「これ美里じゃないの。しっかり撮られちゃってるよ。困ったなぁ。」
「今回は被害者に偽装できたからいいけど、次からは正体を隠さないとだめね。」
「正体を隠すって、仮面でも付けるの?」
「そんなもの、普段から持ち歩けないでしょ。そうだ、いいこと思い付いた!」
「いいこと?」
「うん。実戦の前に、さっそく特訓するわよ!」
(今度は、一体何を特訓するつもりなんだろう・・・・・)


二人は特訓でいつも利用している廃校の体育館を訪れた。

「そろそろ、もったいぶらないで何を特訓するのか教えてよ。」
「まぁまぁ、順を追って説明するから。最初は、私と一緒に膨乳して。サイズは10メートルくらいでいいから。」

二人は少し離れてから同時に叫んだ。

「「ビー・ギガンティック!」」

二人はいつもの通り10メートルほどのサイズに超々乳化した。

「ここからは、いつもと違うわよ。私がやるところを見て、同じことをやってね。」
「うん。」
「チェンジ!フル・ブレスト・モード!」

美里が叫ぶと、美里は親指を立てながら身体の本体と両手足と頭がずぶずぶと自分の超々乳の中に沈んで行き、すぐに完全に飲み込まれた。
そして、身体の本体が無い超々乳だけが残った。

『やったー!大成功!バスタリアンに膨乳させられた人は助けないとこうなるってビーネが言ってたから、自力でもできると思ったのよ。』
「え?美里の声が聞こえないのに、私どうして美里の言っていることがわかるのかしら?」
『それはね、超々乳の表面を振動させて耳には聞こえない低周波音を出して、柔華の超々乳がそれを感じ取っているの。象や鯨が低周波音で仲間とコミュニケーションするのと同じね。』
「なんか、ただでさえ非現実的な体型になっているのに、更に人間離れして行ってるね。」
『そんなことはいいから、柔華もやってみてよ。』
「はーい・・・チェンジ!フル・ブレスト・モード!」

すると、柔華も美里と同様に自分の超々乳に飲み込まれ、超々乳だけの存在となった。

『おーい、美里、できたわよー。』
『おめでとう!これでいくら見られたり撮影されたりしても大丈夫ね。それに会話も聞かれないから好都合だわ。』
『やってみたらいつもより気持ち良いかと思ったけど、余り変わらないわね。超々乳以外の感覚が無くなるだけみたい。』

それは、傍目には二組の超々乳が無音のままブルブルと震えているだけの異様な光景だった。

『それじゃ、一旦元に戻りましょうか。戻るときは、超々乳の谷間から後ろに向けて身体の本体を産み出すイメージで。』
『えーと、こうかしら?』

背後から見ると超巨大なお尻の様にも見える超々乳の谷間の奥底に割れ目が形成され、その中からニュルンと身体の本体が後ろ向きで現れた。

「ぷはー!やっぱり肺で呼吸する方がいいわねぇ。超々乳で十分に皮膚呼吸ができるから苦しくは無かったけど。」

図らずも、生まれた直後の新生児のような感覚を体験してしまった二人だった。


続く