巨乳楽園部 第1話「楽園の始まり」

バディムの人 作
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「あなた、青羽ミナさんですわね。私に協力してもらえないかしら」

赤崎さんの言葉に、私は頭をひねった。

赤崎さんのフルネームは、赤崎アン。理事長の孫娘。
とても記憶力が良く、学校の成績は優秀。
私と同じ中学2年生ながら、スタイルが良い。
スレンダーな方だけど、昔のお姉ちゃんよりは胸があるね。

まあ、絶壁のお姉ちゃんより胸が無い人間なんてそうそういないけどね。

「協力って?」
「あなたのお姉さんの作った薬が欲しいんですわ」
「赤崎さんも胸を大きくしたいの?」

私とお姉ちゃんが、薬で胸を大きくしたのは色んな所に知れ渡っていた。
突然大きくなったんだから、怪しまれるよね。
赤崎さんの他にも、薬を狙っている人は多い。
でも、お姉ちゃんは断っている。
薬は太る効果もあるし、何より自分がモテるために作ったのに、色んな人が巨乳化したら意味が無いと。

私は巨乳な人が増えて、お姉ちゃんへの興味が減る方が良いけどね。
お姉ちゃんを独占しやすくなるもの。

「私の目的は、自分の胸を大きくすることではありませんわ」
「じゃあ、何?」
「それはこの学校に、胸が大きい子を増やすことですわ」

赤崎さんは巨乳な女の子が好きである。そういう女の子を見つけては、触らせてもらったり、谷間に顔を埋めたりする。

でも、不思議とそれを嫌がる人はいない。

「私は、この学校を巨乳の楽園にしたいんですの」
「赤崎さん……お姉ちゃんが協力すると思う?」
「協力させて見せますわ。あなたにはその手伝いをして欲しいんですの」

巨乳の楽園。それができれば、お姉ちゃんの人気は下がるかもしれない。
この学校は、中高一貫のエスカレーターだ。
赤崎さんとしては、高校生や教師も対象にしたいと考えている。
ただし、薬を使う相手は志願制。みんなに無理やり使うような真似はしないらしい。

赤崎さんは堂々とした性格。こういう所で嘘はつかない。

「お姉さんを独占したいミナさんにも、悪い話では無いでしょう」
「そうだけど……」
「ミナさんのダイエットにも協力しますわよ」
「えっ?」

なんで、私のダイエットの話。薬を飲んでから痩せようとしているけど、あんまり進んでいないんだよね。
もしかしたら、おやつの食べ過ぎじゃないかって思うけど。でも、おやつを抜きたくない。これがデブの思考じゃないかと思うけど、抜きたくないものは抜きたくない。
でも、痩せたい。いかんともしがたいジレンマ。
それに、お姉ちゃんが痩せなければ、他の人にモテたりしないかもしれない。

こんなこと考えるのは本当はいけないんだけど。でも、私だけのお姉ちゃんでいて欲しい。


「ダイエットに協力するって、何するの?」
「それはですね」

赤崎さんは私の後ろに回った。

「こうするんですの」

赤崎さんはいきなり私のお腹を揉み始める。
私は混乱する間も無かった。お腹の肉が揺さぶられる。やだ、なんだか気持ちいい。友達にお腹を触られたことはあったけど、こんな感じじゃ無かった。なんだかとっても気持ちいい。

お腹の底が熱くなってくる。汗までかいてきた。

しばらくして、赤崎さんは揉むのをやめた。
疲れた。でも、もっと揉んで欲しかった。

「な、何をしたの?」
「私、マッサージが得意ですの。この力で、あなたとお姉さんのダイエットを手伝いますわ」

これで巨乳化薬の副作用で太る人を何とかするつもりらしい。

「わ、分かった。お姉ちゃんから薬をもらえるよう、手伝うよ」
「本当ですの?ありがとうございます!」

赤崎さんは大喜び。
さっきのマッサージ、すごく気持ちよかった。また、やってくれないかな。
それと、赤崎さんって普段は大人びてるけど、喜んでいる時は可愛いなあ。