桜華女学園 〜れいなちゃん奮闘記〜

ブラックK 作
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第1話 遭遇
桜華女学院、ここは草花があふれ、近くにはきれいな小川が流れる、静かで穏やかな学園である。
校訓は「清く、正しく、美しく、勤勉であれ」であり、その名のとおり女生徒たちは毎日元気に学院に通っている。
校舎は五年前に改装し、新校舎となり、生徒たちには笑顔があふれ、学業やスポーツに勤しむ姿が見られる。
しかしこの学園はとある問題があった。
その問題は一風変わったものだった。

ここは生徒会長室前の待合室。
伊藤れいな16歳は会長自らの呼び出しを受けていた。
「伊藤さんどうぞ」
部屋のドアがキィっと音がして扉が開く。
彼女は少し緊張を抑えるため深呼吸をしてからなかに入る。
「はい、失礼します。」
「どうぞ、かけてください」
物静かな動作で、椅子に腰をかける。
呼び出したのは生徒会長、三年の園生美麗である。
この学園創設にも関わったとされる園生財閥の長女であり、非常に美しい顔立ちで、しかも学年成績トップであり、スポーツ万能、超お嬢様である。
そんな彼女に呼び出されたのだ、れいなは緊張を隠せずにいた。
「今日あなたに来てもらったのは・・・この方たちの部活の調査です」
部活報告書なるものが、私の目の前に渡される。
「これは・・・最近できた例の部ですね。」
「そう、あれね」
「色々と大変かもしれないけど、彼女たちがきちんとした部の活動をしているかきちんと調査していただきたいのです」
「その部活報告書に記載されているとおりに動いてほしいのです」
「・・・」
「あなたが優秀な生徒だということは他の者から聞いています、いい成果を期待しています」
「わかりました、精一杯やらせていただきます」
「よろしい、ではまた後ほど」
私は席を立って部屋をあとにした。

(フーなんで私がこんなことを)
渡された報告書に一通り目を通して溜息をつく。
私がこんなことをしなければならないのは、私がここの生徒会の調査部二課班に属していて、おもに部活動調査、備品の在庫確認、学校内の不備調査などを担当している。
進学するため何かやったほうがいいと思ってここに入ったのだが、まわされたのは二課班で下っ端の仕事をしている。
優秀と会長がいったのは社交辞令だろう。
問題の部活というのは最近できた「生活推奨愛好会」という文化部である。
部の名前は一応ちゃんとしているが、問題はその部員にあった。
報告書にはこのように書かれている。

5月20日 「生活推奨愛好会」報告書

この部活が設立されたのは次の三名が生徒会に申し込んだためである。
一年 須藤 藍菜 同年 吉川 豊子 同年 鈴木 夏菜
の三名で彼女たちはものすごく大きな胸囲をほこっている。
――――以下略―――――
ただでさえ目立つ彼女らが部活を設立させたため、生徒会としては注意して監視する必要がある。
また彼女らの活動内容及び体調管理に不備がないかも調査が必要である。
なおこの文章は破棄することが望ましい。
調査員の健闘を祈る。
とある。
「はぁー」
もう一度れいなはため息をついた。
あまりのばかばかしさに嫌気がさす。
足取りが重いながらも、部室へと足を運ぶ。
(ここか・・・)
ノックをして部屋に入る。
「「「どうぞ〜」」」
中からかわいらしい声が聞こえてきた。
深呼吸をして自分に気合を入れて中に入る。

(なっなな、なによあれ、でかっ!!!!!)
思わず後ずさりしてしまう。
噂には聞いていたが、まさかこれほどの人たちだったとは
「こっこんにちは、二年の伊藤れいなです。」
巨大な胸をたぷったぷっとさせている少女の一人に目を向ける。
「部長の須藤 藍菜です」
「会計の佐藤 豊子です」
「鈴木 春菜です」
「今日は部活見学に来ました、えーと、ここは何をする部活なんですか?」
「ここは学校周辺の地域が生活しやすいようにする、いわばボランティアの部活ね」
(胸以外は一応普通の部活でよかったー)
「まぁこれは建前なんですけどね」
その言葉を聞いて背筋に寒気が走る。
「ほんとはね・・・」
「こういうことをするんだよ」と豊子が言って乳房を揉む。
「結構大きいじゃん、春菜測って!」
「はいっ!」
「104cmのKね」
「あっ!ちょっと、やめっ」

続く