夏美の夜の夢

ブラン 作
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ガイル将軍によってマドラが捕えられてから数日が経ち、リムナス国内には平穏が
訪れつつあった。ガイルの軍とリムナス国内の反乱軍がマドラの親衛隊を掃討した。
イメリア国軍は治安維持のためにリムナスに駐在し、国内が安定すればイメリアに
引き上げることになっていた。
メリル姫はノラ司祭とともにカーボヴェルデ川の河岸を訪れ、樫の樽から次々と川
にオリビアの女神のミルクを流し入れた。すると不思議なことにリムナスはみるみ
るうちに一面の緑の大地に変貌を遂げた。
「おお、なんということだ。あの伝説の通りだ。」
国民は大いに沸き、新しい時代の訪れを祝った。
オリビアはメリルに礼を言った。
「ご苦労様。これでリムナスも豊かさを取り戻すでしょう。メリル・・・あなたに
頼みがあるのです・・・」
「なんですか?姉さま。」
「私の代わりにこの国の女王になってもらいたいのです。」
メリルはじっとオリビアの顔を見つめた。そしてしばらくして言った。
「いやです。私はリムナスを出てパローナに住み、そこで色々な体験をしました。
田畑を耕し、家畜の世話までします。取れた野菜を市場で肉と交換したり、家畜を
売ってお金を得たりします。春には種まきをし、秋には収穫を祝います。このよう
な生活が人が本来営むべきものだと思うのです。作法やしきたりについて学び、舞
踏会や酒宴では皆に手を振り、愛想笑いを振りまく。そういった生活に二度と戻り
たくはありません。」
「ですが、リムナスはこれからの時です。メリルのような指導者が国を引っ張って
いく必要があります。あなたはそのような素質を持ち合わせています。」
「いいえ。国王が国を治めるという考えはもう古いと思います。ナツミさんたちの
国のように国の指導者は国民が選ぶべきだと思います。」
「国民が・・・」
二人の議論はしばらく続いた。そして二人が出した結論とは王位を捨て、王政を廃
止するというものであった。ガイル将軍が暫定的に国を治めながら、その間に国民
の中から国の指導者を選挙で選ぶというのだ。


それからまた数日が経ち、ノラ司祭から嬉しい知らせがもたらされた。城の地下で
とうとうグランポワの書が発見されたというのだ。城の地下は迷宮になっており、
書が封印されてある部屋を見つけるのに大層苦労したとのことだった。王家の者だ
けが解くことができる封印はメリル姫が解いた。ノラ司祭は書の内容を紙に記させ、
写しを作った。
早乙女は早速その書に目を通し、とうとうグランポワ解呪の方法を会得したのだった。


いよいよ夏美の解呪の儀式が行われることになった。
グランポワを解呪すると夢の世界に来た目的が達成され、そのとたんに現実世界に
戻されることになる。メリルやオリビア達ともお別れになるのだ。
メリルは目に大粒の涙を溜めながら三人に別れを述べた。
「あなたたちがいなかったらマドラを倒すことができなかったかもしれません。
大変感謝いたします。それにオリビアを助けてくれて本当にありがとう。」
ガイル将軍は三人とそれぞれ固い握手をした。
「本当だ。そなたたちの活躍がなかったら大きな犠牲が出てしまっていたかもしれ
ぬ。」
オリビアもメリルと同様に泣きそうなのを我慢している。
「本当にありがとうございました。これからはメリルとも自由に会うことができま
す。これもあなた方のおかげです。」
ノラ司祭は夏美に向かって言った。
「オリビア女王のグランポワは私が責任を持って解呪するので心配なく。女王の体
力が戻りしだい行うつもりだ。もうナツミ殿を困らせることはあるまい。」
三人は十分に皆との別れを惜しんだ後、とうとう儀式を決行することにした。

夏美の部屋の床にはホーリーサークルが描かれ、儀式の準備が整えられた。
部屋の中は早乙女、冴木、夏美の三人である。
早乙女は少し緊張した面持ちで解呪の呪文を唱え始める。夏美は既に裸になりベッ
ドの上に仰向けになって横たわっている。巨大な白い乳房が露わになっている。
「冴木くん、後は任せたわよ。成功を祈るわ。」
早乙女は長い呪文を唱え終わると二人を残して部屋から立ち去った。
それを合図に冴木はベッドに上がった。
夏美の胸は今までより格段に巨大であり、両手を広げてなんとか抱えられるくらい
の大きさである。
「やっと二人きりになれたね。」
「うん。」
冴木は夏美の足元からその巨大な柔肉と恥ずかしげな表情を浮かべる彼女の顔を見
下ろす。
「この胸を触るのをずっと我慢していたんだ。」
「触って・・・」
冴木は膝をついて豊満な柔肉に触れる。そしてデルレと同じように乳房に愛撫を始
める。
「あんっ」
夏美は巨大な乳房を揉み込まれ顔を桜色に紅潮させていく。冴木は仰向けに寝てい
る夏美の胸を弄びながら顔を埋めてその大きさと感触を堪能する。胸の谷間は深く、
頭どころか上半身がすっぽりと挟まってしまうほどである。
冴木は水枕のような心地よい胸の感触にうっとりとしながら顔を右の乳頭へと近づ
けていく。
「うんっ・・・あっ・・・」
夏美がかわいらしい声を漏らす。乳首はすでに硬直しており、痺れるような快感が
彼女を支配する。冴木はぴちゃぴちゃと乳首を舐めながら、手を伸ばして左の乳首
を指で弾く。
「ああんっ・・・だめ・・・」
夏美が身体をよじらせると巨大な乳房はたゆんたゆんと波打つ。さらに冴木は執拗
に乳首への刺激を繰り返す。
「くっ・・・あはっ・・・やあん・・・」
しばらく乳房を弄んだあと、冴木は下半身に手を伸ばし秘部に指を滑り込ませてい
く。そこはすでに温かい愛液で満たされていた。
冴木は胸への愛撫を止めて身を起こし、夏美の脚を開かせる。そして、そそり立っ
たペニスを夏美の秘部へと近づけていく。不安な表情の夏美に冴木は痛くないよう
にゆっくりと挿入する。
「痛くない?」
「しばらく動かさないで」
夏美は痛さを我慢しているようであった。冴木はペニスを動かさないようにしなが
ら、目の前の大きな乳房にキスの雨を降らせる。
「やんっ」
しはらくして夏美の苦痛が和らいできたとみると冴木は少しずつペニスを前後させ
ていく。ピストンの振動が胸に伝わり乳房がたゆんたゆんと波打つ。膣内で次第に
ペニスの滑りが良くなり冴木は徐々にストロークを大きくしていく。
「あんっ・・・あっ・・・やあん」
冴木は夏美に胸を真ん中に寄せるように言った。
グランポワを解呪するには両乳首を咥え、乳房が青白い光を発する状態にした上で、
膣内に白銀のしずく、つまり精液を放出する必要があった。
夏美は言われたとおり、腕を大きく広げて左右の乳房を中央に寄せていく。柔肉が
盛り上がり、元々深い谷間が一層深くなる。しかし、両方の乳首が重なるところま
ではいかない。
冴木はいったんピストン運動を止めて乳首が重なるのを待つ。夏美は冴木が咥えや
すいように少し胸を上げながら両の乳首を合わせて捧げる。
「ひゃああぁん!」
冴木の口に含まれると電撃のような快感が走り夏美は反射的に背中をよじらせる。
寄せていた胸は左右に離れ、乳首は冴木の口から逃げ出てしまう。
「ご、ごめんなさい。」
もう一度胸を中央に寄せる。冴木は再び両乳首を口に含みしばらく落ち着かせた
後、再び腰を動かし始める。
ピストンの振動が胸に伝わると乳房が上下に揺れ、口に咥えた乳首が離れそうにな
る。それを離さないように力を加えると夏美に刺激を与えてしまう。

「うまくいかないわね・・・」
夏美は感じすぎる自分の胸に少し嫌悪を感じながら申し訳なさそうに言った。
儀式はなかなか思い通りに進まなかった。冴木も頭で考えていたことと実際やるの
では大きな違いがあると感じた。
「稲垣、少しなら自分で身体を動かせるか?」
「ええ、どうすればいいの?」
冴木は何か良い考えが浮かんだらしく、彼女の腕を取り上半身を起こさせる。そし
て膝を折って正座の状態にさせる。冴木はその正面から胸の谷間をこじ開け彼女の
尻の下に足から入って仰向けの状態になる。つまり騎乗位の体勢になろうというの
だった。
夏美はうまく冴木の腿の上に乗ることができた。冴木の顔は夏美の巨大な胸の谷間
に埋もれている。
「大丈夫?苦しくない?」
大丈夫との声が返ってきた。夏美から見下ろすと胸の谷間からわずかに冴木の髪が
見えている。冴木は巨大なバストに圧迫され、その圧力を楽しみながらも器用に腰
の位置を調節しながら手探りで男性器を夏美の秘部へと挿し入れる。何度か試行錯
誤した末、ようやく挿入がなされる。皮肉にもメリル姫との一夜の経験が役に立っ
たようだった。さいわい夏美が痛がる様子はなかった。
「いい?」
「うん」
冴木は腰を上げてペニスを奥まで挿れる。ぞくぞくとした快感に包まれる。短いス
トロークでベニスを上下させると、夏美は甘い声を上げはじめる。
「あんっ・・・ちょ、ちょっと・・・これ・・・いやん・・・すごい・・・」
冴木は腰を突き上げるのに合わせて夏美が可愛らしい喘ぎ声を漏らすのを楽しむ。
大きな胸がたぷんたぷんと波打ちその余波が顔面に伝わる。
顔を巨大な乳房に圧迫されたままの冴木は何も見えない状態で夏美の乳首を探す。
腕の力を使って少しずつバストの位置を変えながら片方ずつ乳首を自分の口まで持
ってくる。
ようやく両方が重なるとそれらを口に含んだ。
「あああああんっ!」
両の乳首を一度に吸われて夏美は背中をのけ反らせる。しかし、それらは冴木の口
から離れ出ることはなかった。今度はうまくいきそうだ。
目の前の乳房が青白い光を帯び始めている。後は夏美の膣内に精を放出するだけで
ある。冴木は突き上げる腰の動きを徐々に激しくしていく。夏美の大きな喘ぎ声と
顔面を押し付けながらたぷたぶと波打つ巨大な乳房、そして、ぐいぐいとペニスを
締め付けてくる膣内の圧力が相乗となり冴木を射精へと導びく。

冴木が精を放った瞬間、目の前でまぶしい閃光が光ったかと思うと、身体が宙に浮
くような感覚に包まれ意識が遠のいていった。

―――
夏美が目を覚ますと、そこはいつもの自分の部屋であった。
解呪の儀式で意識を失い、そして現実世界に戻ってきたようだった。見慣れた部屋
の壁と天井が懐かしく感じられる。どのくらい夢の世界にいたのだろうか、まだ頭
がぼおっとしている。
「(戻ってきた・・・ということはグランポワは解呪されたのよね?)」
慌ててベッドから身を起こしてみる。重たい乳房の感覚がなくなっている。
胸に手を当ててみる。
「むねが・・・なくなってる。」
パジャマを捲り上げてみると、巨大だったバストは消失し、わずかに膨らみが見て
取れる程度になっている。乳頭部がぷっくりと膨らみ、まるで少女の胸のようであ
る。それらを中央に寄せても谷間はできなかった。
「解呪されたのね・・・うれしいけど・・・適度に残ってくれればよかったのに」
少し不満を漏らす。逆に大きくて不便だった胸を懐かしくさえ感じる。
「この胸を見たら冴木くん、笑わないかしら?」
鏡の前に立つ。夏美の華奢な体躯にその胸は不自然さを感じさせないのだが、彼女
自身は複雑な気持ちである。サイズを測定すると78センチしかなかった。

電話がかかってきた。冴木からである。
「稲垣、大丈夫だったか?」
「うん、大丈夫!無事にグランポワは解呪されたみたい。」
「俺たち同じ夢をみていたんだよな?」
「ええ、不思議な感じね。」
夏美は夢の最後で冴木と交わったことを思い出して顔を赤くなる。
「いろいろとありがとう。おかげで胸も元通りになったの。」
「これから会えないか?」
「うん・・・でも、私の胸、ほとんどなくなっちゃったから見られるのが恥ずかし
いな。」
そう言って改めて平らな胸元を見下ろした。
「何言ってるんだよ。俺は胸の大きさに関係なく稲垣のことが好きなんだ。」

夏美は衣装ケースの中から最も小さいブラジャーを取り出す。胸が大きくなり始め
る前に着けていたAカップのブラだ。パジャマを脱ぎ、わずかな膨らみにカップを
当て、背中のホックを止める。乳房はぴったりと収まっている。胸がつかえて着る
ことができなかったお気に入りのワンピースを久しぶりに出して着る。そして、冴
木との待ち合わせに合わせて家を出る。胸が小さくなったおかげで身体が軽く足元
の視界もいい。夏美は一刻も早く冴木に会いたくて自然と駆け出していた。

(完)