大きくなあれ

ブラン 作
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「高田君・・・私の胸ばかりみてるでしょう。気持ち悪いからやめてほしい
んだけど。」

僕はショックを受け、大きく動揺した。一切ばれていないと思っていたこと
がなんとばれてしまっていたのだ。素直に謝るしかなかった。
「ご、ごめん。」
僕は平謝りに誤った。しかし、このままではことねに軽蔑されたままだし、
ただの変態扱いだ。
「もう二度と見ないでよ。」
「もう二度と見ない。でも一言だけ弁解させてほしい。信じられないかもし
れないけど僕は胸を大きくできる能力を持ってるんだ。じっと見つめて念を
送ると少しづつ膨らんでくる。天野さんが小さいのを気にしていると聞いて
大きくしてあげようと思ったんだ。」
ことねははっとして最近急成長してきた自慢の胸のふくらみを見下ろした。
「君に無断で変なことして本当にごめんなさい。すぐに元通りに戻すよ。」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!そんな話信じられるわけないじゃない!?
もしも、君の言ってることが本当だったら、今この場で私の胸をもっと大き
くできるってことよね?」
「うん。少し時間があれば、望み通りに。」
「じゃあ。君が嘘つきじゃないって証明してみなさいよ!」
「うん。でも少し近づいてもいいかな?近距離からの方が効果が大きいんだ。」
「だめよ。気持ち悪いからそこから近づかないで。」
「わかった。しばらくそこを動かないで。」
ことねまでの距離は2mくらい離れている。すこし遠いがなんとかなるだろ
う。
僕はことねの胸元に視線を集中し、念を送り始めた。ことねは不安げな顔で
自分の胸元を見つめていた。目に見えては大きくならないものの、少しずつ
おっぱいの容積が増えはじめている。制服の胸元のしわが少しきつくなった
ように見える。3分が経過し、終わったよと告げた。
ことねは制服の中の自分の胸をのぞき込んで目を丸くした。Cカップのブラ
は窮屈になりカップからバストがはみ出しているのだろう。
「うそぉ、ほんとに大きくなってる・・・」
ことねは無邪気に喜んでいるようだった。目算で85センチ。奇しくもこと
ねのおっぱいは僕が目標にしていたDカップに到達したのだった。
「信じられないけど・・・高田君のいうこと本当だったみたいだね。でも、
私に無断で勝手に大きくされたら困っちゃうわけよ。まあ、悪気はなかった
みたいだから今回は特別に許してあげるけど。」
「ごめんなさい。胸は元通りに戻すから。」
「ちょ、ちょっと待って。胸はこのままでいいわよ。逆に・・・もう少し大
きくしてもらいたいくらい・・・」
「大きくって?どれくらいまで?」
「そうね。桜田さんくらいかな。」
小柄で華奢な部類に入ることねに桜田サイズの胸はどう考えてもアンバラン
スすぎるだろうと内心思った。しかし、彼女の望み通りにしてあげて彼女に
気に入られたいというよこしまな心が僕に働いていた。
「うん。できなくはないけど。でも今日は念を使いすぎたから無理だよ。」
本当を言うとあと少しは念は使えたし、至近距離から送ればかなり大きくす
ることはできた。しかし、もう少しことねとのやり取りをもっと楽しんでや
ろうと思ったのだ。
「じゃ、じゃあ、明日ね。きっとだよ!」
ことねはそう言い残して足取りも軽く去って行った。


次の日の放課後、僕はことねを視聴覚教室の隣にある資料準備室に呼び出し
た。ここなら人はめったに来ないからだ。
部屋の扉が開き、彼女が現れた。胸元はDカップ膨らみがしっかりと存在感
を示している。胸が膨らんだせいで制服のブラウスが少しきつそうである。
僕はことねと二人きりのシチュエーションに緊張して鼓動が早くなっていた。
「さあ、はじめましょうよ。」
ことねはそんな僕の心は知らず、その大きな瞳で僕を見つめている。
「うん。じゃあ、服を脱いでくれるかな? 大きいサイズにするにはそれだ
けたくさん念を送らないといけないんだ。服があると邪魔になるんだ。」
「ええっ?服を脱ぐの?」
これはもちろん僕のでまかせである。
「わ、わかったわよ。」
ことねは少し不服そうに、僕に背中を向けてブレザーを脱いでブラウス姿に
なり、スカーフを外す。そして、ボタンを一つずつ外してゆく。ブラウスを
脱ぐとことねは薄いブルーのキャミソール姿になった。
「ねえ、これも脱いだ方がいい?」
僕は即座にうんと答えた。彼女はキャミソールの裾を持ちすっぽりと脱ぐ。
すると彼女の白い背中と淡いピンク色のブラジャーのバンドが見えた。
服を脱ぎ終わると彼女はくるりと回り恥ずかしげに僕に正面を向けた。クラ
ス一番の美少女が自分の目の前でブラジャー姿を晒していることに僕は興奮
した。Cカップのブラは窮屈になっていて、カップが浮き気味になっていると
ともに、白い柔肉がカップからすこし溢れている。
「ねえ、恥ずかしいんだから・・・早くしてくれない?」
僕は少しじっくりと眺めすぎていたようだった。すぐ始めると彼女にいった。
昨日とは違い、今日はことねのおっぱいは僕の目と鼻の先にある。この至近
距離なら5分なくとも余裕で桜田クラスの胸まで大きくできそうだった。し
かし、僕はあえて1mほどの距離を取り、半分程度の力で念を送り始めた。
ブラの中の乳房はゆっくりと体積を増し、きついブラがさらに少しずつ押し
上げられる。カップに収まりきらない柔肉の量が増す。僕は3分ほどで念を
送るのをやめた。
「すごおい!」
ことねは両胸を下から持ち上げて大きさを確認している。バストはまた3セ
ンチ大きくなりEカップサイズに達していた。ことねの小柄で華奢な体躯に
Eカップの胸は大きすぎると思ったが、本人の弾けるような笑顔を前にそん
なことは言えなかった。まあ、アンバランスな巨乳にも十分な萌え要素はあ
るのだが。
「ありがとう。明日、またお願いね!」
ことねはするすると制服を着こむと僕に礼を言って資料準備室を出ていった。

彼女の胸の膨らみは制服の上からでもわかるほどの巨乳に成長した。クラス
のバストサイズランキングでは3位に昇格していた。
クラスの男子生徒たちがようやくそれに気づいてチラチラと視線を送ってい
た。
「お、おい。天野のムネ、何か入ってんじゃないのか?」
「いや、最近急成長したらしいぜ。」
「高3で成長期だなんて遅すぎねえか?」
「しかし、あの美形に巨乳が加われば向かうところ敵なしだな。」
ことねは自分の胸に集まる視線を感じながら誇らしげに胸を突き出していた。

放課後、再び資料準備室にことねが現れた。
昨日と同じように上半身ブラ姿になってもらう。昨日とは色が異なるブラを
着けているがそのCカップのブラがかなり窮屈そうで、みちみちと柔肉がは
み出しているのがわかった。
僕は昨日と同じように1mほどの距離から念を込める。
3分ほど経過したが、胸は少しも膨らまない。ことねは怪訝な顔をしている。
「悪いけどブラジャーも取ってくれないかな?下着が邪魔になってるからだ
と思うんだ。」もちろんこれも僕の演出である。僕は念を込めるふりをした
だけなので膨らまないのは当然である。
「ええっ? どうしよう・・・ 男の子の前でなんて」
ことねは躊躇していたが、思い切って背中に手を回してブラのホックを外し
た。きついブラから解放されておっぱいがぶるんと揺れる。ことねは片手で
胸を隠しながら薄紫色のブラを取り、机の上に置いた。ことねの腕の下から
豊かな乳房が覗いている。
「腕をどけて。そのままじゃできないよ」
「う、うん・・・」
ことねはしぶしぶゆっくりと腕を下げ、二つの乳房を僕に見せた。
それらは華奢な身体には幾分大きすぎるものの、美しい半球状を保っており
色は白くとても柔らかそうだった。小さ目サイズの乳輪はぷっくりと膨らみ、
ピンクがかかった薄茶色の乳首が可愛らしい。僕が想像していた通りのおっ
ぱいであった。

僕はことねのおっぱいが見られたことに満足して今度は真面目に念を送り始
めた。ゆっくりだが確実にことねの乳房の体積が増していく。およそFカッ
プとなったところで念を停止させた。推定サイズは91センチといったとこ
ろだ。
「わあ、すごい。」
ことねは両手で乳房を救い上げて軽く上下させ、その大きさと重量感を確認
していた。
「どうもありがとう!」
ことねは僕に背中を向けてブラジャーを胸に当て、背中に手を回してブラの
ホックを止めようとする。ワンサイズ大きくなったせいで胸がCカップに収
まる訳もなく、なんとか無理やりホックをとめて服を着ていた。
僕はことねの喜ぶ顔を見て満足していた。彼女と仲良くなれたし、いいこと
をした気分ですがすがしかった。次はことね以外の誰かにターゲットを決め
て胸を大きくしてみようかとその時はそのようなことを考えていた。

しかし、次の日になって僕はまたことねに呼び出されたのだった。
「どうしたの?」
彼女はうつむき加減に少し恥ずかしそうにして言った。
「ここまで大きくしてくれてとても感謝してるんだけど・・・そのぉ、まだ
桜田さんより少し小さいみたいなの・・・。もう少しお願いできないかな?」
僕は桜田もも子より胸が大きくなることにどれくらいの意味があるのか理解
できなかったが、彼女にとっては大きな意味があるらしかった。
「ええっ、まだ大きく?」
「うん、少しでいいから」
確かにことねの言うこともわかる。ことねと桜田もも子は同じFカップだが
、ことねの方がアンダーバストが小さいためにボリューム感は見劣りするの
だ。彼女のはにかんだ愛らしい表情を見て僕はその頼みを断ることができな
かった。
「それから、資料準備室じゃなくて、私の家に来てもらっていい?学校でも
し人に見られたら大変でしょ。」
「うん、わかったよ。」
これは願ってもない申し出だった。女の子の部屋に足を踏み入れたこともな
いのに、校内一の美少女と謳われる天野ことねの部屋に入れるなんて驚くべ
き幸運だった。

僕は期待に胸を膨らませながらことねと並んで歩き、彼女の家に向かった。
彼女の家はやや高級な部類に入るマンションにあり、家族四人が暮らせるほ
どの広さであった。ことねの家族は両親とことねの3人。両親は旅行でしば
らく留守にしているとのことで、家には誰もいなかった。僕はことねと二人
きりというシチュエーションにさらに心臓をどきどきとさせた。
彼女は制服姿のままキッチンに立ち、僕に紅茶を淹れてくれた。何をやって
もかわいい、こんな女の子が彼女になってくれたら毎日バラ色だろうなぁと
妄想しながら彼女が動き回る様子を観察した。
さて、いよいよ仕事に入る。ことねは僕を自分の部屋に案内してくれた。部
屋は全体的にピンク色でコーディネートされ、ぬいぐるみや雑貨が所狭しと
飾ってあり、よい香りが漂っていた。僕が思っていた通りの女の子の部屋で
あった。
ことねは制服を脱ぎ、ブラジャー姿になった。昨日の窮屈なブラとは異なり
大きくなった胸に合わせた3/4カップのFカップブラを装着していた。昨
日、あの後にすぐ買いに行ったらしい。
ことねは三段になっているブラのホックを外し、僕の目の前で胸を露わに
した。やはりそのおっぱいは既にアンバランスに大きいと思った。
「あと、3センチくらい大きくできるかな?」
「うん、たぶん大丈夫だと思う。」
3センチ大きくなればGカップになり、バストサイズランキングは桜田もも
子を抜いて1位になる。そこまで大きくしなくてもと思うが、彼女の望みと
あれば仕方がない。
僕は念を込めていく。徐々に胸が膨らみことねの望み通りのサイズになった。
彼女はいつものように両手で掬うように持ち上げて重さを確認している。
「どうもありがとう!」
白い大きなおっぱいは柔らかそうだった。僕は触ってみたいと思った。しか
し、そんなことことねに言える訳もない。いや、ダメ元で言ってみようとそ
のとき僕は思った。
「大きいけどすごく綺麗な胸だね。これなら確実に桜田さんより大きいよ。」
「うん、ありがと。」
「あの、少し触らせてもらってもいい?天野さんが思ってる以上に魅力的な
んだ、その胸。」
「えっ、そんなこと言われても・・・」
やはり気まずい空気になってしまったと感じた。
「少しだけなら・・・いいわよ。だって、高田君がここまで頑張って大きく
してくれた訳だし。」
僕は心の中でやったとガッツポーズを決めた。試しに言ってみてよかったと
喜びを噛みしめた。

僕は両手を伸ばしてことねのおっぱいの横側に手を添えてみた。それは温か
く、ふわふわと柔らかい感触が手に伝わった。押すと適度な弾力がありふに
ふにと形を変える。僕はその感触に夢中になった。ことねは目を伏せてされ
るがままになっている。恥じらう様子がこの上なくかわいい。おっぱいを掬
い上げるように持ち上げてその大きさと重さを確認する。次に二つのおっぱ
いを中央に寄せて谷間が深くなるのを鑑賞した。
僕はおっぱいがこんなに触り心地のいいものだとは思っていなかった。いや、
思っていたのだが、僕の想像をはるかに超える柔らかさと気持ちよさなのだ。
ことねの胸を大きすぎると思っていたが大きすぎるのも悪くないなと思った。
GカップでこれならHやIならどんなことになるのだろう?僕がそう思った瞬間
だった。
手の中のことねのおっぱいがむくむくと膨らんだ。
「わっ、ちょ、ちょっと、なにこれ!?」
僕はびっくりして乳房から手を放す。
「ご、ごめん。念を送ったつもりはないんだけど、大きくしちゃったみたい
だ。」
ことねのバストは一気に二回りほど大きくなり、Iカップほどになっている。
目算では98センチある。どういうことなんだ。僕の頭はフル回転で原因を
追究する。同じだけ念を送るにも距離が近ければ近いほど効果が出ることは
周知の通りだが、おそらく直接おっぱいに触れながら送るとその効果は最大
限に発揮されるということなのだろう。
これはものすごい大発見だった。
「わぁ、すごい・・・」
ことねに怒られるのかと思いきや、彼女は大きくなった胸を持ち上げてゆさ
ゆさと揺らして遊んでいる。
「前のサイズまで戻すから。ちょっと待って。」
「まだ大きくできるかしら?後で戻せるんだったら、試しにもっともっと大
きくしてみてくれる?」
「うん、わかったよ。」
僕は再びことねの乳房に手を当てる。大きさを増した乳房はずっしりと重い。
しかし、大きくすると言ってもどこまで大きくすればよいのだろう。KやLカ
ップくらいまでならアダルト雑誌で見たことがあるけど、それ以上のおっぱ
いとなると想像もつかない。だいいちLカップってどれくらいなんだろう。
バレーボールくらいの大きさだろうか?僕がそう思った瞬間、ことねの乳房
が僕の手を押し返しながらむくむくと大きくなり始めた。
「わあっ」
ことねのおっぱいはちょうどバレーボールほどのサイズまで大きくなった。
そうか、球体を思い浮かべるのがいいのか。では次はバスケットボールだ。
再びむくむくと大きくなり、バスケットボールサイズになった。
「お、おもーい。」
その重い胸を僕は両手で支えてあげる。ずっしりとした柔肉の重みが僕の手
に伝わる。
じゃあ次は、バランスボールだ。乳房はさらにむくむくむくと大きさを増す。
ことねはとうとう自分のおっぱいの重みを支えきれなくなり、ベッドに腰を
下ろす。膝の上には大きくなったおっぱいがどっさりと載っている。僕の両
手はその巨大なおっぱいに触れたままだ。
バランスボールより大きなボールって思いつかないよな。あれはどうだろう、
そらに浮かんでいるあれ、アドバルーン。
僕がそう頭で考えた瞬間、おっぱいが膨らむ速度が一気に増した。溢れる柔
肉が僕の手を押し返してくる。その圧力は相当なもので僕の両手は大きくな
るおっぱいに埋まってゆく。
ことねのおっぱいがどんどんと大きくなっていく。
「ちょ、ちょっともういいよぉ。」
手では支えきれなくなり、巨大化する乳肉が僕の方に迫ってくる。おっぱい
は僕の視界を覆うように大きくなり、さらに僕に迫ってくる。やがて僕の体
はそのおっぱいに押されて部屋の壁に押し付けられる。僕はおっぱいと壁の
間に挟まり、柔らかな球体からぐいぐいと心地よい圧力を受ける。
「く、くるしい・・・」
僕はことねの乳房に押しつぶされてしまう。しかし、なんて柔らかくて気持
ちがいいんだろう。しばらくしてからようやくおっぱいの成長が止まった。
おっぱいは部屋いっぱいに膨らんだようだったが、それに押し付けられたま
まの僕は全貌を把握することができなかった。
後で調べたところによると標準的なアドバルーンの直径は2.3mもあるら
しいのでそれくらいのサイズになっていたようだった。
「高田くん、何とかしてぇ〜!」
ことねの叫び声が聞こえる。彼女は巨大すぎるおっぱいの重みで身動きが取
れなくなっているようだった。
僕はこのまましばらくおっぱいに押しつぶされているのもいいなと思ったが
、ことねに後で怒られないように胸を小さくする念を送ることにした。しか
し・・・。
「痛ててて・・・」
頭がずきずきと割れるように痛む。どうやら念を使いすぎたようだった。し
かし、胸を小さくしてあげないとことねは身動きが取れないままだ。僕はず
きずきと痛む頭を押さえながら再び小さくなあれと念を送ってみる。だが、
頭が割れそうに痛くてもう念を送ることができなかった。
「ちょっとお、この胸どうしてくれるのよー!!」
欲張り過ぎた罰だ。僕の頭痛が治るまでことねにはしばらくその胸でいても
らって、僕はそのとてつもなく大きなおっぱいの感触を十分に堪能したのだ
った。

最終的に僕はことねの要望に従いおっぱいをGカップの大きさまで小さくし
た。小さくしたといってもことねの小柄で華奢な身体には不釣り合いに大き
く、否が応でも周囲の人々の注目を浴びるようになった。もちろん学校でも
男女を問わずその大きな胸に視線が集まった。
「お、おい。天野のムネ。またでかくなったんじゃねぇか?」
「あどけない顔にあれだけの爆乳は反則だよな。」
「一度でいいから揉んでみてぇ。」
ことねは男子生徒たちが自分の噂をするのを知らないふりをしながらも、誇
らしげに豊かな胸を前に突き出していた。
僕はその様子を傍で見ていて何故か自分も誇らしげな気持ちになった。そし
て、制服の中に詰まっている豊かなおっぱいを知っているのはこの僕だけな
のだと密かな優越感に浸っていた。
僕がカバンを担いで教室を出ようとしたときだった。
「高田くーん。一緒に帰ろっ!」
女子生徒の集団にいたことねが僕に手を振り、こちらに向かって駆け寄って
きた。制服の胸の膨らみが重々しくゆっさゆっさと揺れた。学年ナンバーワ
ンの美少女は僕の手を取ったかと思うと、その腕を僕の腕に絡ませていた。
クラス中に大きなどよめきが起こった。
「一体どうなってんだぁ?」
「なんで天野が高田なんかと!」
「くっそー、羨ましい!」
クラスの男子全員の驚きと羨望の眼差しが僕に向けられていた。僕は右腕に
彼女の柔らかいおっぱいの弾力を感じながら悠然と教室を後にしたのだった。

おわり