日が暮れた頃、多恵子は外に出かける準備をしていた。
上品な白いブラウスに黒いタイトスカートという出で立ちに黒ぶちのメガネを
かけて少し年上のキャリアウーマン風を気取っている。白いブラウスは多恵子
のものなのでリナのGカップの胸には小さすぎ、胸元がパツパツになり今にも
ボタンがはじけそうになっている。下につけている黒いブラジャーがブラウス
に透けてレースの模様が写っていた。タイトスカートはまるでリナのくびれた
ウエストと大きく丸いヒップを強調するために誂えられたかのようで短いス
カートの下からは適度に肉付きのある白い太ももがのぞいている。
「よし、完璧ね。」
リナはおしゃれが終わると家を後にした。男を漁るためだった。
リナは高層ビルにあるとあるバーに向かっていた。チャージだけで何千円か取
られる高級なバーである。しかし、ここは男女が一夜の相手を求めて集まるこ
とで有名な場所であった。過去に多恵子はこのバーの存在を友人から聞いて
知っていた。その友人は行きずりの男と過ごすのが好きで金曜の夜になると
バーに行き、男を探しセックスをする。よくこの話を聞かされていたが、自分
とは縁のない世界の話だと聞き流すとともに一夜の相手を求めるこの友人を軽
蔑さえしていた。一度、この友人から一緒にこのバーに来ないかと誘われたこ
とがあり、断ったのだがその場所は記憶していたのだった。
平日の夜だというのにそのバーには結構な数の男女がいた。リナは店員の導き
に従いカウンター席に着いた。上着を脱いで店員に預ける。店に入ったときか
ら男たちが自分を品定めする視線を感じていた。上着を脱いだ瞬間にその視線
が豊かな胸とヒップラインに注がれたのがわかった。
「隣、いいですか?」
早速、一人の男が話しかけてきた。
「ごめんなさい。待ち合わせしてるので。」
待ち合わせしているというのがお断りのサインだった。気に入った相手なら酒
を一杯おごってもらう。それがOKの合図である。そのことも友人から聞いて
いた。
先ほどの男は若く、自信に満ち溢れた表情がリナには気に入らなかった。
次に現れた男は30代半ばで背は高くないが体はがっちりとしていた。男は美
人すぎるリナに少し気遅れしながらも勇気を振り絞って話かけてきている様子
だった。リナは男の大きな手が気になった。この手で身体を掴まれるのかと思
うと身体の奥がぞくぞくとした。
男のおごりをOKすると彼は素直に喜ぶ表情を見せた。まさか自分が選ばれる
とは思っていなかったようだった。
交渉が成立し支払いを男が済ませた。ホテルも男が準備することになってい
る。このバーの周囲にはかなり高級な部類のホテルしかなく、バーの支払いと
ホテル代でかなりの金額になるはずである。
リナは男についてホテルに入った。男が予約していた部屋は上層のスイート
ルームであり、室内は広くシックな調度品でまとめられていた。
部屋のドアが閉まった瞬間、リナは腕を男の首に回して抱き付き、唇を押し当
てた。男は積極的な女の行動に少し戸惑いながらもリナの細い肩を抱き、二人
は濃厚なキスをした。リナの白いブラウスの胸が男の胸板に押し当てられて形
を変える。男は彼女の細い腰に手を回し、その手をヒップへ滑らせる。タイト
スカートに包まれた豊かな尻がなで回されるとリナは自然と腰をくねらせた。
「あんっ」
男は細い腰からヒップにかけての優美な曲線をなぞっていたが、おもむろに彼
女の肩を壁に押し付け、ブラウスに包まれた豊かな乳房の盛り上がりに大きな
手を押し当てた。柔らかな弾力を持つ乳房が男の手を押し返す。衣服が邪魔だ
と感じた男は今にも弾け飛びそうになっている胸のボタンを一つずつ外してゆ
く。
「やんっ・・・」
ボタンが外されると黒いブラジャーに包まれた豊かな胸の谷間が顔を覗かせ
る。Gカップのブラにはみっちりと白い柔肉が詰まり、深い谷間ができてい
る。男はブラのカップを押し下げて女の二つの乳房をぶるんと露出させた。
そして二つの手でそれらを揉みはじめる。
「あんっ、うんっ・・・」
豊かな乳房が男の手により様々に形を変える。手が敏感な乳首に当たる度に彼
女は小さく声を漏らした。男は自分の顔を彼女の胸に近づけていき、片方の乳
首をその口に含んだ。
「あああんっ!」
今までに感じたことのない心地よい快感がリナを貫く。自分で乳首をいじるの
とは比べ物にならないくらいの快感だった。
男は乳房を貪るようにべろりと舐めまわし、乳首を軽く噛んで引っ張っては離
す。その間に空いた手でリナのブラウスを脱がせて、ブラのホックを外した。
男は上半身裸になったリナの豊かで形のよい乳房を改めて眺めた。
「大きいんだね。いくつあるの?」
「知らないわ。」
男は外したばかりの黒いブラのタグを彼女に見せた。
「へぇー、Gカップなんだ。」
胸への愛撫を中断され、リナは早くまた胸を触って欲しくて仕方がなかった。
男はそれを知ってわざとじらしているのだった。
男はリナの手を引きベッドへと誘った。リナをベッドに押し倒し、仰向けに
なった彼女の胸に顔を埋めた。二つの手で乳房を寄せて量感を楽しみながら交
互に乳首を愛撫し始める。
「ああんっ、いやぁん・・・」
「自分で胸を寄せてみて。」
リナは恥ずかしげに両腕で大きな胸を真ん中に寄せる。乳房がむにゅんと形を
変え中央に深い谷間ができあがる。男はその見事な谷間に顔を埋めてその柔ら
かさを存分に堪能した。
続いて男はリナの足を開かせ、十分に固くなったペニスを秘部へと挿し入れ
た。
「あああんっ!」
リナはごつごつと硬い男性器が膣内に入った瞬間、これまで経験したことがな
い強烈な快感が身体を貫く。
「ひゃああああんっ!!」
男が少し腰を動かすだけで頭が変になりそうなくらいの快感が襲ってくる。リ
ナは男にゆっくり動くように懇願した。男は早くペニスを動かしたいのを我慢
しながら片手と舌で両方の乳首を愛撫する。
「あんっ、あっ、ちょ、ちょっと・・・やんっ、やだ・・・」
リナはペニスを秘部に挿し込まれたまま胸に刺激を受けて新たな快感に支配さ
れる。あまりの快感にリナの身体はびくんびくんと痙攣している。
男が徐々に腰の動きを速めていくとリナの喘ぎ声はますます激しくなっていっ
た。
「ああんっ、あっ、す、すごいっ、やんっ、だめっ、もう、気持ちよくなっ
ちゃうっっ!!」
リナの背中が弓なりになったかと思うと絶頂に達し、ガクンと身体が揺れた。
「まったく、自分だけ気持ちよくなるなんてなんてエッチな子なんだ。」
男はそう言いながらまた腰を動かしてリナの膣内を突き上げ始めた。先ほど気
持ちよくなったはずなのにぞくぞくとした快感が彼女を襲う。
「はああっ!!あんっ、やっ、だ、だめぇっ、ちょっと!!」
男はリナが乱れ狂う様子と盛大に揺れる乳房を眺めながらさらに腰の動きを速
めてゆく。
「あああんっ、いっ、いっちゃうよおっ!!!」
男はリナが二度目の絶頂に達したと同時に自分の精を彼女に膣内にドクドクと
放った。
リナはあまりの快感にしばらく気を失ってしまっていた。
「気がついたかい?まったく、感じやすい子だな。」
男は再びリナに覆いかぶさり乳房を揉みしだく、そして彼女をうつ伏せの体勢
にさせると今度は後ろから硬くなったペニスを挿入した。
「ああんっ・・・」
男はリナのウエストを両手で掴みながら腰を前後に運動させて丸く大きな彼女
のヒップを打ち付ける。豊かなヒップは打ち付けられる度にゴム毬のようにぽ
よんぽよんと歪む。
「やんっ、す、すごい・・・き、きもちいいっっ!!」
リナは最初四つん這いの体勢で男のペニスを受けていたが、徐々に腕に力が入
らなくなり顔がベッドに突っ伏して尻だけを上げた状態になっている。男は構
わずピストンを続け自身の欲望を満たそうとする。
「あああんっ、も、もう、だめえっっ!!」
リナは三度目の絶頂を迎えた。
しばらくベッドの上で天国をさまよっていた彼女だったが、気がつくと身体の
奥からまたムラムラと欲望が盛り上がってくる。依然、リナの性欲は満たされ
ないようだった。
「すごく気持ちよかった・・・ねぇ、まだできるでしょ?」
リナはそういって男のペニスを口に含み、舌と唇で刺激を与える。
「やれやれ、まだ欲しいのかい?困った娘だな。」
男のペニスはリナの舌技で再び固くなっている。男が仰向けになった状態でリ
ナが騎乗し男性器がヴァキナに受け入れられる。男はペニスがぐいぐいときつ
く締め付けられるのを感じた。リナが男の上で跳ねるように身体を上下させる
とペニスに与えられる快感がどんどんと高まってゆく。
「やんっ、ああん、あっ、すごいっ・・・」
男は髪を振り乱しながら自分の上で喘ぐ女を眺めながらすぐにでも射精したい
のを我慢する。両手を大きく揺れる彼女の乳房に当てて指でその乳首に刺激を
与える。
「やああんっ、こ、こら、ちょっと、あああんっ!!」
膣への刺激に両胸からの快感が加わり彼女の中で一気に興奮が高まる。
「ああんっ、も、もう、だめぇ、すごい、い、いっちゃうよお!!!」
リナは天を仰ぐように身体をのけ反らせ快感の絶頂に達する。それと同時に男
も限界に達し再びリナの膣内に熱い精液をドクドクと放った。
二人はそのあとさらに三回も交わり、男は力を使い果たしたのかベッドに横た
わりそのまま眠りについてしまった。
リナは男のように眠る気にはなれなかった。ふわふわと宙に浮いたような感覚
のまま脱ぎ散らかした服を拾いそれを身にまといはじめた。ショーツとブラを
着け、白いブラウスのボタンを止め、タイトスカートのジッパーを上げてホッ
クを止めた。
リナはタクシーを呼び、男を残して真夜中のホテルを去った。