超乳昔ばなし ももたろう その6

ブラン 作
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こうして桃子は、犬山村のあやめ、猿沢村のききょう、雉宮村のさくらの三人
を仲間に加え、ついに鬼ヶ島へとやってきました。

鬼ヶ島にはたくさんの鬼たちがそこらじゅうをうろついています。
何匹かの鬼たちは近くの村から盗んだ食べ物や宝物を屋敷の方に運んでいます。
桃子たちは女ということで鬼は油断して特に襲ってくることはしません。
しかし、中には桃子たちに絡んでくる鬼もいます。

「ぐへへへへっ。お姉ちゃんたち、俺たちと遊ばないか?」

「ごめんなさい。私たちは屋敷の赤鬼様に呼ばれているんです。その用事が終
わったら遊びましょう。」

「げげっ、赤鬼様の女たちか。手を出したら俺らの命がねえや・・・」

桃子が赤鬼の名前を出すと下っ端の鬼たちは逃げ去るように姿を消しました。

やがて桃子たちは大きな鬼の屋敷の前までやってきました。
ここに鬼たちを束ねる赤鬼がいる筈です。赤鬼を倒せばほかの鬼たちは恐れを
なして桃子たちの村に悪さをすることもなくなるでしょう。
桃子はあやめ、ききょう、さくらの三人に言いました。

「みんな、今から屋敷に乗り込みます。鬼たちは村から奪った食べ物でご馳走
を作り、飲めや歌えの大騒ぎをしているみたいです。私たちは踊り子となって
鬼たちを喜ばせ、たくさんお酒を飲ませるのです。そして、鬼たちが酔いつぶ
れたところを捕えましょう。」

「さすがは桃子さん。」
「やっぱり頭が冴えてますね。」
「ようやく私たちの出番が来ましたね。」

桃子は屋敷の門番に赤鬼から呼ばれた踊り子だと言って屋敷の中に通してもら
いました。
屋敷の奥の方には大きな広間があり、思っていた通り大勢の鬼たちがどんちゃ
ん騒ぎを繰り広げています。広間の一番奥には赤鬼と青鬼が並んで座っています。

桃子たちが広間に足を踏み入れると何匹かの鬼がギロリと桃子たちを睨みまし
た。しかし、それが美しい人間の娘だとわかるととたんにデレデレとし始めま
した。

「お姉ちゃんたち、踊り子かい?」
「なんて、でっけえ乳なんだ!?」
「は、早く踊って見せてくれよぉ」

桃子は赤鬼の方を向いて頭を少し下げました。そして、両手を大きく広げなが
ら踊り始めました。桃子に合わせてあやめ、ききょう、さくらも踊ります。
桃子たちの踊りに合わせて鬼たちは手拍子を叩きます。

「いいぞ、いいぞ!」
「ひゅー、ひゅー」
「乳がぶるんぶるん揺れてやがる。」
「俺はあの乳の一番デカい娘が好みだな。」
「いいぞ!もっと踊れ!」

桃子たちの演舞は大盛況です。
桃子はぷるんぷるんと揺れる豊かな胸に視線が集まるのを恥じらいながら顔を
少し赤らめて踊っています。あやめは動くたびにぼよんぼよんと揺れる胸が着
物から飛び出さないか気にしながら踊りを続けています。ききょうは踊りが大
好きらしく乳をぼいんぼいんと揺らしながら元気よく踊ります。さくらは長い
手足が踊りを優美に見せますが、ゆっさゆっさと大きく揺れる胸元にどうして
も注目が集まってしまいます。
赤鬼も身を乗り出して桃子たちの踊りに目がくぎ付けになっています。
演舞が終わるとあちこちから酌をしてほしいと声がかかりました。桃子は赤鬼
と青鬼の間に座ってお酌をします。あやめ、ききょう、さくらの三人は下っ端
の鬼たちの間を回ってお酌をしています。
しばらくすると、また桃子たちは踊りを始めます。
そうすると酒宴は大盛り上がりになり、鬼たちはどんどんお酒を飲みます。
宴もたけなわとなった頃には、ほとんどの鬼は酔っぱらって床に突っ伏してし
まっています。赤鬼と青鬼も気分よさげにふらふらとしています。
桃子は時期を見計らい、三人に合図を出しました。

「今よ!」

一瞬のうちに桃子とあやめが赤鬼を、ききょうとさくらが青鬼を取り押さえま
す。そして持ってきた縄で手足をぐるぐると縛り上げます。

「ぐおおおっ、何をするんだ?」

油断していた鬼たちはあっという間に桃子たちに捕まりました。赤鬼と青鬼は
縄でぐるぐる巻きにされ床に横たわっています。

「やった!大成功よ!」

桃子たちは大喜びです。

「ぐぬぬぬ、人間に女どもめやりやがったな!」

「なんだこんなもの!(ブチ、ブチブチッ)」

なんと、赤鬼と青鬼は手足を縛っている縄をいとも簡単にひきちぎってしまい
ました。