超乳昔ばなし ももたろう その10

ブラン 作
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桃子はききょうと力を合わせて鋼鉄の扉を開けました。するとそこにはまた階
段が現れました。階段を上がってゆくとまた大きな広間にだどりつきました。
広間には赤鬼が待ち構えていました。

「黄鬼を倒すとは、お姉ちゃんたちの実力を見誤っていたようだな。」

「とうとう追いつめたわよ!赤鬼!覚悟しなさい!!」

ききょうが赤鬼に飛びかかります。赤鬼は青鬼より一回り大きいくらいで実力
はあまり変わらないとききょうは見ていました。

「見てなさい!超乳砲弾っ!」

一気に駆け出して弾丸のように赤鬼めがけて突進します。大きな乳房を前に突
き出して体当たりします。これはあやめの得意技でした。ききょうはそれを自
分の技のように繰り出します。乳房がぐにゅんとひしゃげたかと思うと、赤鬼
はその反動で弾き飛ばされて宙に浮きました。

(バコォーーン!!)

ききょうは宙を舞っている赤鬼にさらに飛びかかります。

「くらえっ!超乳打撃っ!」

身体をねじってから上半身を一気に回転させて巨大な乳房を赤鬼めがけてぶつ
けます。

(バッチーーン!!)

超乳打撃の切れ味もさらに磨きがかかっています。
赤鬼は頭部を乳房ではたかれてそのまま床に叩き付けられました。

「とどめよっ!超乳重圧っ!」

ききょうは床に横たわっている赤鬼に身体ごと巨大な乳房を落下させます。
これはさくらの得意技でした。

(ズッシーーン!!)

赤鬼はききょうの大きな乳房に押しつぶされて伸びています。

「やったわ!」

桃子は喜ぶと同時にいつの間にかあやめやさくらの得意技を会得していたき
きょうの戦闘能力の高さに関心しています。
赤鬼はかなり堪えたようで、立ち上がるのが精いっぱいです。しかし、ききょ
うの連続攻撃を受けて立ち上がれる赤鬼はさすがです。

「ぬぬぬぬぬっ、こしゃくな!こうなったらとっておきを見せてやる。」

赤鬼はそういって身体に力を込めはじめました。

(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・)

辺りに地響きが鳴り響き始めます。とてつもなく邪悪な気が膨らみ始めている
のがわかります。

(ピシッ、ピシ、ピシピシッ・・・)

赤鬼から発せられる邪悪な気が屋敷全体をきしませています。

(ボコッ!!ボコ、ボコッ!!グググッ!バキーーン!!)

赤鬼の身体が突如膨らみます。身体が一回り大きくなり、腕は太く、胸板が厚
くなります。

「いったい、どうなってるの?」
「肌にピリピリくるこの感じ・・・かなりやばいわ」

桃子とききょうは鬼気迫る赤鬼の様子に身を構えています。

「ぐあっはっはっは。ありがたく思え、この赤鬼様の変身した姿を拝めるのだ
からな!」

「そんなの見かけ倒しに決まってるわっ!」

ききょうはそう叫んだかと思うと再び赤鬼に飛びかかります。

「超乳打撃っ!」

上半身を一気に回転させて大きな乳房をぶつけます。しかし、その瞬間、赤鬼
の姿が消えたように見えました。

「あれっ?」

「ききょう!後ろよっ!!」

桃子が叫びましたが手遅れでした。赤鬼は超乳打撃を寸前でかわし、ききょう
の後ろに回りこみ後ろから羽交い絞めにしました。驚くべき素早さでした。
赤鬼は人の背丈の二倍以上はあります。小柄なききょうが捕まってしまうとど
うしようもありません。

「は、離せっ!!このっ!!」

ききょうは赤鬼の腕から抜け出そうと足をじたばたさせますが、大きな乳房が
ぶるんぶるんと揺れるだけでとても赤鬼の束縛を破ることはできません。

「ぐははははっ、元気のいい娘だ。では希望通り離してやろう。」

赤鬼はそういうとききょうの身体を片手でむんずと掴んだかと思うと、壁に向
かって投げつけました。

(キーーーーン!ドッカーーーン!!ガシャーーン!)

ききょうは物凄い速度で広間の壁に激突し、その壁をも突き破ってしまいまし
た。ききょうの身体は瓦礫に埋もれてしまい見えなくなりました。

「ききょう!!大丈夫!?」

桃子は叫びましたが、ききょうから返事はありませんでした。
変身した赤鬼の実力は青鬼や黄鬼とは比べものにならないくらい凄まじいもの
でした。

「ぐわっはっは!さあ、次はおぬしの番だ!」

赤鬼はそういうとまた桃子の目の前から消えました。次の瞬間、桃子は後ろか
ら赤鬼に肩を掴まれ、身体を持ち上げられました。

「ちょ、ちょっと何するのよ!?」

「ぐへへへへっ、これでもくらいやがれ!」

赤鬼は桃子の腹部に拳を食らわせます。桃子はそれをまともに食らい宙を高く
舞ってから床に落下しました。

「つ、強い。強すぎる・・・」

圧倒的な実力差でした。桃子は絶望的な目で赤鬼を見上げます。

(バキッ、ドコッ、バシッ)

赤鬼はいたぶるかのように桃子に打撃を加えます。桃子にはどうすることもで
きませんでした。赤鬼は壁際に桃子を追い詰めました。

「ぐへへへへっ。最後にもう一度だけ聞いてやろう。ここで降参するか?」

桃子は赤鬼をキッと見返します。そして言いました。

「私の答えはこれです。」