美容室のお姉さん 17

ブラン 作
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僕が家に帰るとなぜか本条まいがリビングで一人ソファーに座っていた。

「あ、浜口先生、おっかえりなさーい!!」

普段、留守のときは玄関のカギは掛かっているが、勝手口はあいていたりす
る。それをいいことに時々、本条さんは勝手に里中家に上がり込んでいること
がある。

「あれ?さやかちゃんは一緒じゃないの?」

「はい。私より先に帰ったみたいだったから家に来てみたんですけど……。
たぶん、図書館に寄ってるんだと思います。」

この家に僕と本条さんの二人というのも何か変な感じだ。
僕は何でも明け透けに言う彼女がちょっと苦手なので自分の部屋に引き上げよ
うとしたのだけど、彼女に引き止められてしまった。

「先生。ちょっと聞いていいですか?」

本条まいの質問はたいていドキリとさせるものが多いので悪い予感しかしな
い。

「何?」

「先生って。さやかのお母さんと付き合ってるんですよね?結婚とかしないん
ですかぁ?」

やっぱり……。予感は当たっていた。

「いやぁ、それは…。」

何で中学生の質問にたじろかないといけないんだろう。

「さやかのお母さんってすごい美人だし、スタイルもいいし。先生にはもった
いないくらいだと思うんですけど、お母さんも先生のことは大好きみたいだ
し……。」

まったく、いちいち一言多いよな、この子。

「私、さやかのことを考えているんです。あの子、父親を知らずに育ったで
しょう……だから浜口さんをお父さんのように思ってるようなんです。ですか
ら、二人に早く結婚してもらいたいなあって。」

僕がさやかちゃんのお父さん?嬉しいようなちょっと残念なような……。い
や、そうじゃなくて。

「もし結婚したら、先生が正式にお父さんになるわけじゃないですかぁ?すっ
ごく喜ぶと思うんですよぉ。」

「ははは……」

僕は笑うしかなかった。

「で、式はいつ頃を考えてるんですか?」

「ちょ、ちょっと」

ちょうどその時、玄関の扉が開く音がした。さやかちゃんが帰ってきたのだっ
た。

「さ、さやかちゃん!おかえり!」

ふう、助かったぁ。まさか結婚の日取りまで聞かれるとは。


その夜、僕は本条まいが言ったことを考えた。
みゆきさんとの結婚……。想像したこと無くはないけど、今はまだ学生の身分
だ。就職して一人前の社会人になったら、うーん……と、そこでいつも考えが
止まってしまう。
お姉さんとの毎日の生活は楽しい。さやかちゃんもいい子だしこの家のファミ
リーになったとしても今と変わらず生活ができそうだ。
逆にいうと今の生活で不自由がない。だから結婚というものに現実味が持てな
いのだろう。正直、僕とみゆきさんが夫婦になっている姿がイメージできない
のだ。
いずれは……どうなるのだろう?僕はこの家を出ていくのかもしれない。
でも二人を置いてここを去ることができるのだろうか?
考えれば考えるほど出口は見つからなかった。ええい、なるようになるさ。
そもそも、こんなことを考えさせた本条まいが悪い。
そういう結論に達して思考をやめることにした。さあ、もう寝よう。僕はベッ
ドの上で目を閉じて眠りに落ちるのを待った。

僕はたまにしか夢を見ないのだが、見た夢は結構鮮明に覚えている。
内容は日常生活、大学のこと、お姉さんのことが多くを占めるだが、さやか
ちゃんの登場回数も多い。そして、不思議と彼女が登場するときは決まって
エッチな夢になるのだった。

部屋の扉が開いた気がしてその方を見ると、そこにはパジャマ姿の彼女が立っ
ていた。

「どうしたの?」

さやかちゃんからの答えはなかった。
彼女は彼女の部屋の良い匂いと髪から漂うシャンプーの香りを運んできた。
よく知った間柄といえどもパジャマ姿で僕の部屋というシチュエーションに心
臓の鼓動が高まっている。
彼女は僕のベッドの脇に立っているので、ちょうど目線の位置に大きな胸の膨
らみがある。パジャマが窮屈そうで今にもボタンが弾けそうなほど引っ張られ
ている。

彼女はそのボタンを上からゆっくり外し始める。おいおいっ……。
パジャマにぎゅうぎゅうに詰まっていたバストが解放される。そしてその下か
らはオレンジ色のビキニが現れた。海水浴で彼女が着ていたものだがどうして
パジャマの下に着ているのだろう?

「先生……。私の水着、どうでしたか?」

僕は何か言おうとしても言葉が閊えて出てこなかった。
オレンジのビキニは明らかにサイズが小さく、容量オーバーの柔肉がカップか
らはみ出しまくっている。ビーチで見た時と同じだった。

「先生、お母さんの方ばっかり見てて、私のこと全然見てくれないんだも
ん……」

まさかのやきもち?さやかちゃんは口を少し尖らせてふくれっ面をしている。
僕が海でお姉さんの水着姿にデレデレしすぎていたからなのかもしれない。

「せっかく頑張ってコレ着たのになぁ……」

彼女は少し胸を張って僕に水着を見せるようにした。
僕は何とか声を絞り出し、すごく可愛くて似合っていたよと言った。

「ほんとうですかぁ?嬉しいっ! でも水着が合ってないでしょ……また胸が
大きくなっちゃったから。」

僕が褒めるとさやかちゃんはグラビアアイドルがやるように両腕で胸を寄せて
前屈みになって見せた。寄せられた豊かな胸が手を伸ばせば触れられる位置に
ある。僕は何とか理性がふっとばないように必死にこらえるしかなかった。

「先生は私のような大きな胸って……どう思います? やっぱりヘンですよ
ね?」

ぜんせん変じゃない。むしろすごく魅力的だよと言うと彼女は嬉しそうにほほ
笑んだ。

「よかった……。やっぱり先生って……その…おっぱい大好きですよね。い
つもお母さんの胸ばっかり見てるし……」

まさかさやかちゃんの口からそんな言葉が飛び出してくると思っていなかった
僕は返す言葉が出てこなかった。

「私のじゃ……だめですか?」

あ、いや……。いつもとは打って変わって積極的な彼女に僕はどぎまぎしてし
まう。正直なところそれに触れてみたいと思う。みゆきさんにはボリュームで
劣るものの、そんじょそこらでお目にかかれるレベルのおっぱいではない。
しかも、色は白くて肌は絹のようにすべすべとしていて柔らかそうだ。だけ
ど、彼女はみゆきさんの娘でまだ中学生なんだという自制が僕に働いてしま
う。

「ふふっ、ごまかしてもダメです。先生のこれ、もうすごいことになってます
から。」

言われた通り僕の股間のものはあり得ないほど硬くなっていて部屋着の前を大
きく突き出させてしまっている。もう弁解の仕様はなかった。

「うふっ、私の水着姿でコーフンしてもらえるなんて嬉しいです。このままで
いいですか?それとも水着取りましょうか?」

気がつくと僕はベッドの上で全裸になっていて、足元からビキニのさやかちゃ
んがにじりよってきた。彼女は僕のひざの辺りに大きなバストをどっかりと載
せると、小さな手で硬くなった僕のペニスを握りしめた。

「すっごく硬くなってます。それにこんなにビクビクして……」

彼女が手を上下に動かす。くっ、き、気持ちいい……。手の動きと合わせて豊
かな乳房がプルプルと揺れている。穢れを知らぬ少女にペニスを握られ手淫さ
れているという背徳感にぞくぞくと興奮している自分がいる。

「もうこんなにヌルヌルになっちゃいましたね。では、水着のまましますね。
きついけど間に入るかな……」

彼女はさらににじり寄って僕の下腹部の辺りに乳房をもってくると、猛り立っ
たペニスを水着の胸の間に導きいれた。僕のペニスは深い谷間の下側から飲み
込まれていく。

(にゅぷぷっ…)

うおっ、す、すげぇ。
ビキニの拘束のお陰で手で胸を寄せなくてもペニスはぎゅうぎゅうときつい谷
間の間で心地よい圧力を受ける。

(ぬちょっ、ぬちょっ……)

彼女が大きな胸を上下させ始めると部屋に卑猥な音が響いた。
な、なんだこれ……気持ちよすぎる。

(ぬちょ、ぬちょ、ぬちょ……)

「気持ちいいですか?」

さやかちゃんは大きな黒い瞳で僕の反応を確かめつつ、窮屈なオレンジのビキ
ニの谷間に硬くなった僕のペニスを挟み込んで大きな胸を抱えるように上下さ
せている。中学生には似つかわしくない大きな胸、爆乳、いやそれ以上のもが
もにゅもにゅと形を変えながら僕のペニスを摩擦し刺激を与えていく。う……
おっ、だ、ダメだ……。

「くはっ…」

僕は少女の豊かな乳房の間に白濁した精液をどくどくと放ってしまった。

もちろんこれは夢の中の話だ。
目覚めたとき夢精していなかったのでホッとしたが、こんな夢を見るなんて僕
の意識の奥底にそんな願望があるのだろうかとちょっと考えさせられてしまう。