育乳学園

ブラン 作
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俺に再び峯山から誘いが来たのは前回からおよそ半年後だった。
峯山神社では毎年“巫女選び”が行われるのだが、学園ではそれに向けて高
校3年生の中から候補生を選ぶというイベントがある。その様子を視察に来
ないかというのだ。
もちろん拒む理由はなかった。峯山の高校生の胸の発育ぶりを一度見てみた
いと思っていたのだ
俺がオッケーすると、彼女の電話越しの声は少し興奮気味で喜んでいるよう
だった。その様子に彼女が俺に気があるんじゃないかと勘違いしてしまいそ
うになる。しかし、彼女は至って真面目に峯山学園の素晴らしさを知っても
らおうと必死なのだ。

*

「ではこれから峯山神社 巫女候補選考会を開催いたします。」

俺は峯山学園高等部の広い講堂の中央に設置された来賓席に座らせられてい
た。
正面にはステージがあり幕が下されている。来賓席の左右には学校関係者が
並んでいる。このメンバーが少女たちの巨乳を審査し、巫女候補を選抜する
ようだ。司会はどうやら育乳指導員のトップの女性スタッフが務めるようで
ある。
女性の合図でステージの幕がゆっくりと上がってゆく。そこには3年生と思
しき女生徒がずらりと並んでいるのが見える。いずれも橙色のマントを羽織
り、緊張した面持ちで前を向いている。人数はざっと50名くらいだろう。

「では学園長のご挨拶です。」

一人の男が立ち上がりステージのわきの演壇の前に向かった。初めて見るが
この男が峯山学園のトップなのだ。その初老の男性は演壇から来賓席、教師
席、それからステージに並ぶ女生徒たちの方を交互に見ながらしゃべり始め
た。

「えー。本日は皆さまお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうござい
ます。思えば昨年は我が学園の生徒が3名とも峯山神社の巫女に選ばれると
いう快挙を達成した年でした。本年の生徒は昨年よりもさらに有望と聞いて
います。皆さんの日ごろの育乳の成果を自然に発揮すれば、今年もすばらし
い結果がもたらされると信じております。今日はあまり緊張しないように、
落選しても落ち込まないようにしてください。」

このあと学園長の話はしばらく続いたが、それが終わるとようやく司会の女
性の番となった。

「学園長のお話しにもありましたが、今年は去年以上に有望な生徒がたくさ
んいます。ここにいる各クラスの代表者、計48名の平均バストは114.4
センチです。これは去年の代表者たちよりも2.2センチも上回っています。
皆さんがいかに努力されたかを物語っているでしょう。
さて、ステージには左から順に1組から6組の候補者たちが並んでいます。
端から順に名前を呼びますので、呼ばれたら返事をして一歩前に出てマント
を取ってください。そしてステージの中央までゆっくり歩き、マイクの前に
来たら簡潔に自己紹介をしてブラを取って胸を見せてください。そして、そ
の場で一周まわったら元の自分の位置に戻ってください。いいですね?」

各クラスから巨乳順に8名ずつ、計48名の巨乳娘が居並ぶ姿は壮観だ。
平均114センチだとぉ?そんなのがゴロゴロいるとは。
どの生徒もマントの下に特大のボールを2つずつ隠し持ってやがるんだ。
ブラを取るだと?一体どうなっちまうんだ。おれの期待はいやがおうにも高
まってしまう。

「では、さっそく始めます。1組の秋元さな江さん!」

「はいっ!」

一番左端に立っていた生徒が元気の良い挨拶とともに一歩前に進み出て橙色
のマントをとった。大きなくりっとした瞳が印象的でボブショートの髪が似
合う少女である。しかし、そのあどけない見かけに似つかわしくない巨大な
バストが姿を現す。
白いビキニは彼女の大きなバストを十分に被えておらず、柔らかそうな乳肉
がいまにもこぼれんばかりになっている。
普段は胸のかたちが崩れるのを恐れて乳房全体を包み込むがっちりとしたフ
ルカップを着けることを心掛けている彼女たちだが、この選考会の場では少
しでも胸を大きくきれいに見せようと思い切って小さめの水着を選んできて
いるそうだ。
女性とはステージの左端から中央へと歩く。大きな胸はゆっさゆっさと揺れ
、まずそれに目が釘付けになってしまう。
来賓席には専用のモニターが置かれており、カメラの映像や彼女のプロフィ
ールなどが表示されている。カメラはズームすれば毛穴が見えるくらいまで
拡大できる高性能なものだ。

「1組の秋元さなえです。身長は162センチ、バストはトップ116セン
チ、アンダー72センチのOカップです。」

女生徒はそういうと両手を後ろに回してビキニの紐を引っ張って解いた。
バストに食い込んでいた紐の張力が失われて拘束力のなくなった柔肉がふる
んと揺れる。

(おおっ)

乳輪はバストのサイズに比しては小さめで、乳首は薄いピンク色で小指の先
くらいの大きさがある。まさか女子高生の生乳を拝めるとは期待してなかっ
た俺のテンションは一気に高まる。同時に自分の興奮が周りに気取られない
かと焦りが混じる。
彼女たちは恥ずかしくないのだろうか?女生徒はその場でくるりと回ると、
トップレスのままで元の位置まで戻っていく。水着の拘束のない胸はプルン
プルンと元気よく揺れていた。

続いて2番目の生徒の名前が呼ばれる。その子も同じように返事をして前に
進み、マントを脱いでステージの中央に向かう。

「1組の南さやかです。身長は148センチ、バストはトップ122センチ
、アンダー68センチのSカップです。」

小柄なくせに素晴らしい巨乳だな。彼女も自己紹介をしてビキニの上を取る
と一回りして元の位置へと戻った。
3人目、4人目以降も同じように続く。バストは110センチ台と120セン
チ台が主流だ。
10人目の生徒だが、かなりバストが大きそうである。マントを突き上げてい
る盛り上がりが周囲の生徒よりも目立っている。
マントを取るとバスケットボールサイズの超巨乳があらわになる。

(で、でかい)

胸だけではなく、腹や腰回りにもたっぷりと脂肪を蓄えている。二の腕もむ
ちっとしており、太もももみっちりと隙間がない。お腹の肉がビキニに乗っ
かり、収まりきらない尻肉がはみ出している。
ややむちむちしすぎているがバストは立派だ。ショートカットの髪と体の肉
を弾ませながらステージの中央まで歩いていく。

「2組の斎藤はるかです。身長は163センチ、バストはトップ134セン
チ、アンダー82センチのRカップです。」

(うおおっ、でたっ、130センチ台。)

ステージの中央でビキニを取り、胸を審査員に見せる。
たっぷり脂肪を蓄えた白い乳房は柔らかそうでぽよぽよと揺れている。
乳輪はやや大きめで、バストは少し下がって左右に離れ気味だ。これほどの
サイズならある程度の下垂はやむをえないのかもしれないが、脂肪が付きす
ぎて胸が柔らかすぎるのだろう。
彼女はくるりと一回りし、これまたオーバーサイズの豊臀を披露してから元
の位置に戻っていった。

(太いな……)

サイズ的には十分だが、巫女候補としてはどうだろうか。俺は審査員たちが
どのような評価をするのか気になった。

前半で俺が注目したのは3組のある生徒だった。まず見た目が美しい、肩ま
でのストレートの黒髪が似合うかなりの美少女だ。マントの盛り上がりもか
なり大きく、俺は早くこの子の番が回ってこないかと心待ちにしていたのだ。
名前が呼ばれて羽織っていたマントを取ると思わず身を乗り出しそうになっ
た。美しい清楚な雰囲気、やや華奢といえるボディ、細い手足に美しい白い
肌が映える。それに比して胸の膨らみは暴力的なほどにインパクトがあった。
彼女が歩くと小さなビキニでは抑えきれない大きな胸がゆさゆさと揺れる。

(すげぇ、なんて乳だ。)

「3組の湊かえでです。身長は166センチ、バストはトップ133センチ、
アンダー67センチの。カップはWです。」

Wだとぉ?俺と同じように審査員や周囲の来賓たちの目つきも変わっている。
今までの子たちとは次元が一つ違うのだ。ビキニを外すとどうなるのだろう
かと彼女が背中に手を回して水着の紐を引く様子を見守る。
白い布地がはらりと取れると豊かな白い胸の頂に控えめサイズの乳頭部がお
目見えする。乳首はピンク色で指先ほどの大きさのかわいらしいものだ。
ビキニを外した胸の位置は多少下がって左右に流れたがほとんど気にならな
い程度である。十分に張りがあり肌のきめも細かく美しく100点をあげた
いくらいのほぼ完璧といえるバストだった。
裸の胸をふるんふるんと揺らしながら彼女は元の位置へと戻る。黒髪と白い
肌とのコントラストも素晴らしかった。

前半の審査が終わり、来賓と審査員は昼食を取るために別室へ移動すること
になった。
俺は他の来賓たちと同じ部屋で準備された仕出し弁当を食った。
飯を食べながらも3組の湊さんの巨乳が頭を離れなかった。他の来賓もそう
なのだろうかと辺りを見回すと暇そうにしていた一人が俺に話しかけてきた。
男はどうやら去年もこれを見ているらしく今年の生徒のレベルの高さを物語
ってくれた。
周囲でもぼそぼそと午前中の選考会についての感想が飛び交っていた。
やはり、ダントツで湊さんの人気が高いようだった。今日は48人の中から
7人が選抜されるのだが、彼女はほぼ間違いない、トップ当選だろうと噂さ
れていた。

午後からは後半、4組から6組の生徒の審査だ。
110センチ台、120センチ台が続く中、ときどき130センチオーバー
が混じる。
今回の最大サイズは5組のある生徒だった。

「5組の芹沢あんなです。身長は171センチ、バストはトップ137セン
チ、アンダー76センチのUカップです。」

137、これはでかい。この子もややふくよかだが、腰のくびれは美しく高
校生にしては妖艶なスタイルを保持している。ヒップも大きく、体全体がむ
ちむちとしているが長身のため太っているという印象は受けない。
歩くとポニーテールの髪がふるんふるんと揺れるのに合わせ、大きなバスト
がゆさゆさと揺れる。落ち着きのある大人びた表情は本当に高校生かと疑い
たくなるくらいだった。
この子も文句なく当確だろう。


全員の紹介が終わると審査員は会議室へ入った。巫女候補の7人を選考する
のだ。
今晩のうちに審議され、選考結果は翌朝の全校集会で皆の前で発表されると
のことだった。
俺は仕事でその日のうちに帰らなければならなかったので、翌日、高島トモ
アからの連絡で選考結果を知ることになった。

選ばれた7人の中にはやはり3組の湊さんと5組の芹沢さんの名前があった。
彼女たちはこれから本戦である峯山神社の選考会に向けてさらに胸に磨きを
かけていくのだという。
そして、残念ながらぽっちゃりボディの2組の斎藤さんの名前はそこにはな
かった。俺的にはあれはあれでイイと思ったのだけれど。


*
それから数ヶ月後、本戦である峯山神社の巫女選びが終わり、3人ともに学
園の生徒が選ばれたという知らせがやってきた。
選抜メンバー7名のうちの5名が最終選考まで残り、そのうち3名が巫女に
選ばれたそうである。今年も学園の強さをまた世に知らしめることとなった。
3名の巫女の中には湊さん、芹沢さんの名前があった。やはり俺がにらんだ
通りの結果だ。

その知らせとともにまた俺に学園から講師の依頼がやってきた。
講義、講演の話は俺としては大歓迎である。謝礼の金額もあるが、学園のハ
イレベルな教師陣、育乳指導員たちと議論を戦わすことができ俺自身のレベ
ルアップにもなるからだった。それから、高島トモアの胸のサービスも俺は
密かに楽しみにしている。
しかし、残念なことに今回、トモアちゃんは海外出張中ということで別の子
が俺のアテンドをするということだった。彼女は海外の学校と姉妹校協定を
結ぶ準備があって忙しくあちこち飛び回っているのだそうだ。
高島からのメールでは、今回俺のアテンドができないことを謝った上で、代
役の子は経験が浅く何かと不手際があるかもしれないが頑張り屋のよく出来
る子なのでよろしくお願いしますと書かれていた。