ちちのーと

ブラン 作
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3
次は誰から胸を奪おうかな。
私を馬鹿にした女たちの名前は全て書いてしまったし。
かと言って特に恨みのない知人から胸を奪うのはさすがに気が引けるわね。
不特定多数の女性からバレずにうまく奪う方法はないかな?
そのためには人の顔と名前を知る必要があるわ。

私は辞めたかったコンビニのアルバイトを辞め、フィットネスジムの受付のバ
イトを始めた。受付なら会員の顔と名前がいくらでもわかる。会員数の多い大
きなジムをバイト先に選んだ。
仕事は難しくない。
基本的には入場する人から会員証を預ってバーコードを読み取り、エントリー
をするだけ。帰る際も同じ。
受付のほかに、更衣室とフィットネスルームの説明を受けた。
私はレンタルグッズの貸し出しや施設の日常チェックも担当する。日常チェッ
クとはジムや更衣室の掃除が行き届いているか、タオルやアメニティに不足が
ないか、ジムの空調は適温かなどを調べてシートに書き込むだけだ。

最初の2日間は実習期間だった。
先輩のスタッフに聞きながら受付のPCの操作を覚え、お客の対応の仕方を勉
強した。その間も私はしっかりと会員たちのおっぱいをチェックしていた。
3日目からは私に仕事を任された。とは言っても受付は常に私一人ではなく、
混雑してくるとヘルプのスタッフが現れる。また、日常チェックをするときは
私は代わりの人に受付を任せる。しかし、ほとんどの時間、受付は私一人とな
る。
私は会員から会員証を受け取るとバーコードに通してそれを返す。そのときに
胸の膨らみがそこそこ大きければ名前を記憶する。

(ふふふっ)

そして一人の時にメモ帳に名前を書きこんでおく。
更衣室とフィットネスルームのチェックの仕事も私にとってはおっぱいチェッ
クの時間になる。仕事をするふりをしながら豊かな胸の女を探すのだ。服の上
からでは判別しにくいいわゆる隠れ巨乳も発見できる。
ルームランナーで巨乳の女が大きな胸を上下に揺らしながらランニングをして
いる。男性会員がその様子をチラチラと横目で見ているのがわかる。その大き
な胸もしばらくすれば私と同じ平ら胸になってしまう。そう考えて私はニヤリ
とした。

一週間で私はかなりの人数の顔と名前を覚えていた。
ただ、人数が多すぎるのでCカップ以下の女は無視することにした。そしてメ
モ帳には名前の横におおよそのカップサイズを書き加えることにしていた。
一カ月ほどが過ぎ、メモ帳はぎっしりと人の名前で埋まった。数えると200
人以上になっている。
家でメモ帳の名前をちちのーとに書き入れていたら久しぶりにルナが姿を現し
た。

「ねえ、貴女。最近、サボってるでしょう?最近、ムネを吸い取ってない
わ。」

「そんなことない。ほら、ノートにちゃんと名前を書き入れているわよ。」

ノートにはびっしりと名前を書き込んである。しかし、私は名前の下にカッコ
書きで一つの条件を付けていた。

“1カ月に1カップずつ小さくなる”

名前のすぐ下にカッコを書くと、ムネを吸い取る日時やペースを指定すること
ができる。

「フィットネスジムでみんなの胸が突然無くなったら大騒ぎになっちゃうで
しょ?そしたら仕事ができなくなるわ。だからムネを少しずつ小さくしていこ
うと思っているの。もう少し待っててくれる?そろそろ1カ月前に書いた人の
胸が小さくなり始める頃よ。」

一カ月が過ぎるとノートの条件が発動し、書かれた人の胸はワンサイズ小さく
なった。
そして、二カ月を過ぎるともうワンサイズ小さくなった。そして私はその
フィットネスジムを辞めた。
このままお客の胸がどんどん小さくなっていくところを眺めるのも悪くなかっ
たがもっと次のターゲットを探したくなったのだ。さあ、次はどこで働こうか
な?

*
フィットネスジムを辞めて、まなみは図書館の受付のアルバイトに就いた。
そして、巨乳の女を見つけてはノートに名前を書き入れて胸を小さくしていった。
発動条件も工夫し、“1カ月に1カップずつ小さくなる”のほか、“本を1冊
読むごとに1センチ小さくなる”とか、“嘘をつくと2センチ小さくなる”と
か、“くしゃみをするごとに5ミリずつ小さくなる”なんていうのも作ってみ
た。
時間はかかるものの胸がなくなることに対して大きな騒ぎは起きなかった。
ルナの胸も少しずつであるが着実に大きく膨らんでいった。

「お元気〜?」

部屋でくつろいでいると目の前に突然、乳神ルナが現れた。

「わあっ!もう、びっくりさせないでよ!」

まなみはもう既に数百人以上の名前を書き込んでいた。そのお陰で以前、Q
カップだったルナの胸はバランスボールを遥か凌ぐサイズにまで成長してい
た。

「もう、狭い部屋ね。そのうち私の胸が入りきらなくなるかもしれないわ。」

「また一段と大きくなったわね、ルナ。何カップになったの?」

「さぁ・・・アルファベットで数えられるレベルは超えてるからよくわからな
いわ。胸囲は4mと少しってとこかしら。」

「4メートルって……。もう人間のレベルじゃないわね……。」

まなみは空中でふるんふるんと揺れている巨大なルナの胸を見てあきれ顔をし
た。

「ところで今日はお知らせがあって来たの。この度、また私の乳神レベルが3
に上がったのよ〜。」

普段、あまり感情を出さないルナが嬉しそうに言った。

「また、何か特典があるわけ?」

「察しがいいわね。レベル3になると直接会ったことがない人でも画像や映像
の情報でムネを吸い取ることができるようになるわ。」

「へー、じゃあ、雑誌のグラビアの子やテレビのアイドルの子でも吸い取れ
るってことよね?」

「その通りよ。」

「すごいわ。でも、もしそんなことをしたら大騒ぎになってしまうわよね。」

今までは実際に会ったことがある人のムネしか吸い取ることができなかったし、
その顔を思い浮かべながらノートに名前を書く必要があった。しかし、
新しい能力は写真や映像の情報で吸い取ることができるのだ。
しかし、まなみは意外に慎重であった。バレるようなことには決して手出しし
ようとはしないたちなのだ。

「ところで乳神ってレベルいくつまであるの?」

「5が最高位よ。」

「じゃあ、私がルナを最高位の乳神にしてあげる。楽しみにしててね。」

まなみがルナにそういうと、ルナは少し申し訳なさそうな顔をした。

「ありがとう、嬉しいわ。でもレベル4なんてちょっとやそっとじゃなれない
の。今まで300人以上の胸を吸い取ったけど、その10倍でもまだ足りない
のよ。とにかくとんでもない“ちち値”が必要なの。」

「そうなんだ…。でも私はウソは言わないわよ。絶対にルナを最高位にしてみ
せる。新しい能力も加わったし、いいアイデアを考えるわ。ところで、そのち
ち値?だけど、特に数字が大きいものを狙っていけばいいんじゃない?」

「そうだけど・・・。じゃあ、前にも話したかもしれないけどもう少し詳しく
説明するわ。ちち値は基本値と美乳度で構成されるの。基本値とは吸い取るム
ネの大きさに比例する値で巨乳度とも言われるわ。当然、トップとアンダーの
差が大きい乳ほど基本値は大きくなる。Cカップの場合、基本値は40〜60
くらいだけど、Gカップになると180〜240程度。Jカップだと440〜
560くらいになる。」

「ふうん。」

「それから美乳度。つまりおっぱいの美しさね。美しさって主観が入るものだ
けど乳神と人間の美乳の価値観はおおよそ一致しているわ。乳房の形、弾力と
柔らかさ、離れ具合、乳輪・乳首の大きさや位置が関連すると言われている。
周囲から称賛されることもポイントになるわ。通常は係数が1.0で、美乳に
なると1.5の値がつくわ。完璧な美乳の場合は2を超える場合もあるそう
よ。この係数が基本値に乗じられるの。」

「かけ算になるってことね。つまり、基本値×美乳度ってことかな?」

「そういうこと。基本値が高くてしかも美乳度が高いととんでもない数字にな
る。ほら少し前に吸い取ったGカップの子。基本値が236だったけど、美乳
度が高かったからちち値は軽く300を超えていたわ。」

「へー。でもまぁ、とにかくおっぱいは大きい方がいい訳ね。さあて、そんな
子をどうやって探すか、それが問題ね。」

新しく加わった乳神の能力。これを使って大量のちち値を獲得する良い方法は
ないか、まなみは思案を始めるのだった。

[ムネを吸い取った人数:376]
[乳神ルナのバストサイズ:Qカップ→408cm]
[乳神ルナのレベル:2→3]