千々山村役場 地域振興課

ブラン 作
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村役場を後にした撮影隊は“ショッピングセンターかしの”へとやってきた。
実は撮影隊のロケの道筋は事前にほぼ決まっている。千々山湧水池からスター
トして、地元の学校の近くで生徒と遭遇し、ショッピングセンターかしのを薦
められる。その後、村役場で職員と会って千々山駅を勧められ、一行はまず
ショッピングセンターに立ち寄るという流れだ。そしてこの後、千々山駅を訪
れて駅長ねこのチヂと対面し、千々山温泉に向かうことになっている。ミリア
の入浴シーンはNGのため、足湯に浸かるシーンの撮影が終わるとロケは終了
となる。
もちろんすべてが予め決められている訳ではない。学校の近くで中学生に出
会った後、河原で遊んでいた小学生の女子たちとの遭遇は仕込みなしである。
予定外のハプニングは番組を盛り上げることもあるが、限られた時間を浪費す
るだけのこともあるのでディレクターの判断で切り上げられたりすることもあ
る。
ショッピングセンターかしのへも事前に調整がなされており、既定路線に従っ
て撮影が始められた。

「私たちは少年たちが教えてくれたショッピングセンターへとやってきまし
た!!早速、中に入ってみたいと思いま〜す!!」
(わー、すっごく広い駐車場。都会では考えられないわ・・・)

店に入ってまっすぐ進むと青果コーナーがある。一般的なスーパーのつくりと
あまり変わらない。野菜の品出しをしていたのは、普段あまり店に顔を出さな
いかしののオーナーだった。

「いらっしゃい!!」

「こんにちは〜。あの〜、テレビ番組のロケなんですけどぉ・・・カメラが
入っても大丈夫ですか??」

「テレビ!?もちろん大歓迎だよ!」

「よかった〜!カメラさん、大丈夫ですって〜!」

ミリアは満面の笑みをカメラの方に向けた。

「今、何をしていたんですか??」

「ああ、品出しだよ。これは朝、この村で採れたメロンだよ。食べてみるか
い?」

「ええっ、いや、そんな・・・」

オーナーはまな板の上にメロンを置き、包丁で二つに切ってから片方にスプー
ンをさしてミリアへ手渡した。

「ええーっ?本当にいいんですかぁ??」

(サクッ)

ミリアはメロンを人さじ掬って口へと運んだ。

「んんんっ・・・お、おいしーーーい!!!すっごく甘いです!!」

「そうだろう。ここのメロンは世界一だよ。」

「世界一って!でも、ほんとに今まで食べたメロンって何だったんだろうって
いうくらい香りがよくってすっごく甘いの。」

さすがはバラエディーに定評のある桜木ミリアだけあって、とてもおいしそう
に食べるのだった。
隣の野菜コーナーにも様々な種類の野菜がきれいに並べてれていた。

「わぁ、このお野菜たち、すっごく新鮮そう。ピカピカ光ってる〜。どんなお
野菜がお勧めなんですかぁ?」

次に彼女は買い物に来ていた二人組の主婦に話しかけた。もちろんこの主婦も
予めスタンバイされていた二人だった。どちらも40代くらいの地元の女性で
あったが、二人とも胸元がとんでもなく膨らんでいた。

「村で採れた野菜はどれでも美味しいわよ。おすすめはこのキャベツよ。」

「ああっ、これが噂の千々山高原キャベツですね。すっごく大きい!」
(なんて爆乳なのこのおばさん達・・・胸にキャベツが二つ入ってるんじゃな
いかしら??)

ミリアはキャベツよりもおばさん達の胸に目がいってしまった。野菜コーナー
の店員がキャベツを少しちぎってミリアに手渡した。
その店員の女性も二人のおばさんに劣らないほどの爆乳の持ち主であった。

「ありがとうございます。では、ちょっと試食してみますね・・・うんっ、
お、おいし〜い!!そして、すっごく甘いですぅ〜」
(な、なんなのよこの人たちすっごい爆乳・・・みんな親戚なのかな?)

ここで再びミリアは千々山村の女性は胸が大きいという噂を思い出した。河原
で遊んでいた小学生にも驚いたが、目の前にいるおばさん達の爆乳はそんじょ
そこらで見かけるレベルのものではなかった。おばさんの横に並ぶと自分の
100センチのバストがかなり控えめに見えてしまうので対抗意識を感じるま
でもなく敗北を認めざるを得なかった。

そんなことにめげずミリアは持ち前のレポートセンスで千々山の野菜を順番に
取り上げていった。

「このミニトマトも甘〜〜〜い!!ほんとにフルーツみたいな甘さ。これ家に
買って帰っちゃおうかな?? すみませーん!マネージャーさん、ミリアの財
布かしてもらえますか??」

ロケで試食したものがあまりにも美味しくてつい自腹で購入してしまうという
くだりである。この後、精肉と鮮魚のコーナーを回り、また、入り口の青果
コーナーの辺りへと戻ってきた。
予定ではかしのを出て次の目的地へ向かう筈だったが、まだ少し時間があるよ
うだった。ミリアはその空気を察して二階の方にも行ってみたいと言い出した
のだった。

(スタッフさん達、もう少し撮れ高が欲しそうだから・・・)

ミリアはスタッフを先導するようにして二階へと上がって行った。

「はーい、ミリアは二階へとやってきました。ここは日常品とか、衣料品が売
られているみたいですね。」
(あらま、本当に何もないわね・・・)

日用雑貨や寝具、衣料品が置かれているが、フロアの半分以上は女性物の衣料
品が占めている。しかし、都会育ちの彼女からすればどれも少し流行おくれの
ような代物であえて取り上げるほどのものではなかった。
それでも気になるものや千々山村で作られた衣料品などを取り上げては店員に
話を聞いたり、コメントを言ったりしてそれなりの場を盛り上げていくのだっ
た。
ふと、彼女は下着売り場に目を向けた。

「うわぁ!すっごい数の下着がありますよ。えっ、何でこんなに売り場が広い
んですか?」

彼女が不思議に思うのも無理がなかった。田舎のショッピングセンターにして
は下着の品揃えがとても充実しており、色とりどりのブラジャーやショーツが
所狭しと並べられている。サイズのバリエーションも豊富で、普通に見ること
のないかなり大きいサイズのブラジャーまで置いてあった。
ミリアはいつも探すのに苦労しているJカップのブラが普通に置かれているこ
とに驚いた。デパートの下着売り場でも滅多にお目にかかることがなく、よく
ネットで注文するのだがぴったりフィットするものが少なくていつも困ってい
たのだった。

「スタッフさん!ちょっとだけ下着見てもいいですか?」

そう言ってミリアはJカップのブラを引っ張り上げると一目でそのかわいいデ
ザインに魅了されてしまった。

「きゃあ、これすっごくカワイイ!私のサイズになるとなかなかカワイイのが
売ってないんですよね。わぁ!こっちの方も大人っぽくていいわね!」

よくある下着売り場ではせいぜいGカップ程度までしか置いていないが、ここ
では逆にG以下よりもH,I,J,Kの品ぞろえが豊富なのだ。
ミリアはスタッフにお願いして休憩時間にしてもらい、いくつかのブラを試着
してみることにした。こうなると完全に彼女のお買い物タイムであった。
男性スタッフは一階へと退避を命じられ、女性スタッフとマネージャーが残る
こととなった。
ミリアはブラジャーでいっぱいにした買い物カゴを持って女性店員に試着室へ
と案内された。

(よいしょっ・・・ふぅ)

衣装を脱いで下着姿になるとベージュのブラジャーに包まれた胸の膨らみが鏡
に映った。背中に手を回して三段のホックを外すとブラに締め付けられていた
力が解放され彼女は息を漏らした。100センチというサイズにも関わらず
彼女の胸は十分な張りを保っており、柔らかさとよく弾むゴム毬のような弾
力を兼ね備えている。
そして店員からかわいいレースのついたピンク色のJカップブラを受け取り、
ストラップに手を通して背中のホックを止めた。

「おおっ、これぴったりみたいです。」

「ほんとですね。ちょっと失礼しますね。」

女性店員はブラのカップの内側に手を滑り込ませてミリアの乳房をぐいっと持
ち上げてぴっちりとカップに収めた。左右ともそのようにすると中央には魅惑
的な胸の谷間が出来上がった。

「きれいな胸ですね、羨ましいわ〜。どうですか?苦しくないですか?」

「ええ、ぴったりみたいです。」
(うふっ、このブラ、全然きつくないし快適〜)

「こちらのシリーズはお客様が着けられてたのより少しカップが深めになって
いますので少し緩く感じられるかもしれませんが、でも丁度合っているようで
すね。」

「はい」
(すごいフィット感・・・この店員さん、すご腕だわ・・・)

ミリアはその後も店員に進められたものを次々と試着し、結局全部購入するこ
とに決めたのだった。
彼女は新しいブラを買えたことに大満足して試着室を出た。すると、隣の試着
室でブラを合わせている女の子がいるのに気がついた。どうやら母親と二人で
下着を買いに来ているようだった。

「こんにちは〜!桜木ミリアです!」

突然のミリアの登場に母娘はとてもびっくりしたようだった。

「えっ、こんなところにどうしてミリアちゃんが??」
「わ〜、わたし、大ファンなんです!」

ファンだと言った女の子はまだ幼さが残る中学生くらいの少女である。
黒い髪を耳の後ろで二つに束ねており、顔は丸顔で頬はふっくらとし、大きな
黒い瞳がかわいらしい。
しかし、少し視線を下にずらすとその子供っぽさとは対照的に豊かに膨らんだ
大きなバストが目に入った。
ミリアは握手を少女に求められて手を差し出した。しかし、どうしても彼女の
胸元に目が行ってしまうのだ。

「あ、ありがとう。この村の住人ですか?」
(な、なんなのこの子?)

「はい!そうです。」

「お名前は?」

「七瀬さつきと言います。」

彼女の胸は大きな純白のブラジャーにみっちりと包み込まれ、深く美しい谷間
を見せていた。そのブラジャーはミリアのものよりもさらに一回り大きいよう
に見える。

「いくつなの?」

「えっと、102センチのLです。」

彼女の母親は胸のサイズじゃなくて年齢を聞かれているのだと彼女に言った。
彼女はミリアが自分の胸元を見ていたので胸のサイズを聞かれたのだと勘違い
したようだった。

「ごめんなさい、歳は14です。」

「じゅ、14歳ってことは中学二年生だよね?ははっ・・・」
(ちゅっ、中二でLカップって!!!この村はいったいどうなってるの
よ!!!)

女の子の千々山中学校に通う二年生であった。小学校の頃から大きかったが中
学でも爆発的な成長を見せ、学年では断トツ一番で胸が大きいらしい。市販の
Jカップがきつくて入らなくなってしまったのでここに来てオーダーメイドブ
ラを作ってもらっていたということだった。もちろん、ブランドは村人愛用の
ボニータであった。

「中学生でオーダーブラだなんてすごいわね・・・。私も時間があれば作って
もらいたいくらいだよ〜」

さつきは念願のボニータを手に入れた喜びに加え、大ファンのアイドルにも出
会えて嬉しさが止まらない様子だった。

「へへっ、ミリアちゃんもここで注文したら?Kカップからオーダーできるん
だよっ。」

「う、うん。そうだね〜。今日は時間がないからまた今度にするね〜、バイバ
イ!」

さつきに対してまさか自分がそれより下のJカップだとは言えず、ミリアはか
なり焦りながら女の子とお別れをしたのだった。