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季節が春から夏へと移り変わる頃、私は普段の仕事の実績が認められて、とうとう2級市民に昇格できる事になった。
ある日、政府から連絡が来て指定された日時に役所へ出向くことになった。男性が昇格できる割合というのは1〜2割程度しかないそうで家族や友人からは大変な祝福を受けた。
私もこれまでの働きが評価されてのことなので嬉しくないことはないが褒められるのに慣れていないので何だか気恥ずかしい感じがした。
給与が多少アップし、年金も増額される。住む場所も2級地区を斡旋してもらえる。しかし、やはり嬉しいのは結婚相手のことだ。
当然、相手も2級の女性になるので爆乳の奥さんが貰えることになる。
巨乳や爆乳という表現は地域や時代によって多少曖昧さを含むが、基本的には前時代の慣習を踏襲してカップサイズで区分される。
カップサイズはトップバストとアンダーバストの差で決められるが、一般的に成人女性のカップサイズはI〜Nが通常と言われる。
巨乳というとその上のO〜Tカップとなり、爆乳と呼ばれるのはU〜Zカップである。ナカガワさんなどはこのクラスになる。
さらに超乳と呼ばれるクラスはZを上回るサイズとなっている。
基本的に結婚相手はAIのマッチングによって選ばれるのだが、女性側からはある程度希望を出すことができる。
もし、ナカガワさんが私のことを気に入って希望を出せば夫婦になる可能性だってあるのだ。
私は正装をして指定された日時に役所に行くと、同じように2級に昇格する男性達と一緒になった。
広いホールで待っていると政府の役人と思われる女性達が数人現れた。
役人はいずれ劣らぬ爆乳揃いで制服の前を大きく突き出させていた。
「お忙しい中、お集まりいただいてありがとうございます。本日は誠にお日柄も良く、市民表彰には大変よろしいかと存じます。
さて、皆さまはこれまで我が国の発展に多大なる尽力をなされてきました。その功績が認められ本日このような素晴らしい日が迎えられました。」
リーダー格と思われる女性の話がしばらく続いた。
その後、一人ずつ名前が呼ばれて壇上に上がり、2級市民の資格証明書が手渡された。
「ケン・サトウ。貴殿はキョブラにおけるデータ管理・登録業務において多大なる成果を収められ、我が国の発展に大いなる貢献を為されたことからその功績を称え、
ここに二級市民資格を付与する。」
私は一礼してその証明書を受け取ると向き直って他の役人達にも例をした。
全員が受け取ると私達はホールから出て別の部屋に入るように言われた。
「ケン・サトウ様ですね。では、今からiリングの書き換え処理を行います。
サトウ様のパーソナルデータを2級資格に変更しますのでリングを外してお待ち下さい。」
iリングとは個体識別のために着用が義務づけられている金属製のリングで、外観は何の変哲もないアクセサリーだが高集積の電子デバイスでありあらゆる個人情報が記録されている。
氏名、生年月日、出生地、住所、学歴、職業といった基本的なものから銀行や保険、証券会社の口座情報、かかりつけの病院など細々としたものまで入っている。
リングは記録装置であるだけでなく、発信機にもなっており個人の位置情報や緊急時のSOSも伝達することが可能だ。
なお、iはindividual identificationの略である。
私は指からリングを外して係の女性に渡すと、リングは書き換え装置に挿入されモニターには私のパーソナルデータが表示された。
書き換えは数十秒で終わり、私はそれを受け取り再び指にはめた。
家に帰ると両親が私の2級昇格を祝ってくれた。普段は滅多に食べることのない牛肉やハム、ソーセージなどが食卓に並べられ、ワインで乾杯をした。
温暖化によって砂漠化が進んだ結果、耕作や牧畜ができる土地は大幅に減少した。
そのため、肉と言えば植物性たんぱく質を原料とした人造肉が普通であり、ビールやワインなどもバイオエタノールから合成されたものが主流となっている。
牛乳やバターなとの乳製品も高級品である。私は両親が喜ぶ顔を見て改めて2級に昇格できたことを良かったと思った。
*
季節は夏になり、山歩きには良い季節になった。私は夏の休暇を利用して少し遠くの山々まで一人で出かける計画を立てていた。
トラムと自動運転車を乗り継いでマヒラ山という山の麓まで行き、ロッジに一泊して早朝から山に登り、山頂付近の山小屋でまた一泊して、
翌朝山頂から朝日を眺め、その後下山するというスケジュールだった。
山には友人達と一緒に行くこともあるがやはり一人の方が気楽でよい。起きる時間も寝る時間も自由だし、なんと言っても自分のペースで歩けるからだ。
前々から準備はしっかりとやっていた。新しいトレッキングシューズに地図、雨具、非常食、夏場といえど山頂は冷え込むので防寒着なども必要だ。
天候に恵まれ、さほど暑くもない日に私は出発した。朝、家を出て登山口に着いたのは昼前で、持っていた弁当を食べてから山に登り始めた。
最初は緑の生い茂るなだらかな山道を歩いていたが、次第に勾配がきつくなり岩がゴロゴロと転がる山肌をゆっくりと登った。
夕方、ようやく山の八合目にある山小屋にたどり着いた頃には日は傾き、体もへとへとに疲れていた。
私は山小屋で夕食をとりそこで眠った。次の日はまだ夜が明けないうちに出発し山頂を目指し、日の出前に到着することができた。
朝日が昇り始め、山の上からの素晴らしい景色を独り占めにすることができ私は満悦し、しばらく山頂で過ごした後、下山を始めた。
登りの苦労に比べれば下りは何でもない。昼頃には登山口に戻れるだろうと思っていた。
しかし、軽く考えたのが甘かったのか私はどこかで道を間違えて山を降りてしまった。
標高が下がってくると木々が生い茂った森になり、夏の高い日差しをも遮ってしまう深い森に入ってしまった。
こういう時は慌てずに冷静になるべきであり、沢を見つけてそれ伝いに山を降りてゆけばどこかに辿り着けるはずであった。
そう自分に言い聞かせながらしばらく行くと小さな沢が見つかったのでそれに沿って歩き続けた。
深い森の先に少し開けた空間が見えた。沢の先が崖になっており滝になっているのだった。
もし、この崖がかなりの高さなら廻り道をしなくてはならない。私は恐る恐る崖の上から下の方を覗いた。
沢の水が滝となって落ち、滝つぼの周りが開けて眩しい陽の光が差していた。
(なんだ?)
滝つぼで一人の女性が裸で水浴びをしていたのである。私はそれに気づいて悪いことをしてしまったかのように岩陰に身を隠した。
若い女だった。歳は二十歳前後だろう。背は高くすらりとした長い脚にほっそりとした身体つき、髪は金髪で長く背中まであった。
そして驚いたのは女の胸が全くの平らだということだった。
(FCか!?)
女の裸を生で見るのは初めてのことだった。
しかもそれが世間ではほぼ絶滅したと言われているフラット・チェスト、FCだとは目の前の現実が信じられなかった。
我々はそれを忌み嫌うべき存在だと教えられてきた訳だが目にしている女は若く美しく、陽光に照らされて女神のように輝いていた。
私は女が水浴びを終えるまで岩陰からその様子を覗いていた。
女は沢から上がり布で体についた水滴を拭うと岩の上に置いてある衣類を手に取った。
(なんだろう、あれは?)
女はブラジャーを手に取ったがそれは女の胸に比べてかなり大きいものだった。
ブラのカップ部分には詰め物がしてあり、小さな胸をカモフラージュするためのもののようだ。
(ぎ、偽乳だ)
女がブラジャーをつけてショーツを履き衣服を身につけると巨乳と呼ばれるほどの膨らみになった。
髪を紐で束ね、そして荷物を拾い上げて森の方へと歩き始めた。
私はどうするか迷ったが、女の後をつけることにした。私は道を尋ねたかったが今ここで出て行くと覗いていたことがバレてしまう。
しばらく後をつけたあと、偶然出会った風を装って道を聞いてみようと考えた。
女は慣れた足取りで森の中を歩いた。生い茂った樹々の中で女を見失わないように着いていくことは難しかった。
しかも、音は立てられないし、見つからないようにしなければならないのである。
だが、私は女を見失ってしまったのである。
「あなた、だれ?」
突然、女に声をかけられて心臓が飛び出しそうなほどびっくりした。私が後をつけていたことがバレてしまっていたのだ。
「すみません。迷ってしまって道をお尋ねしたかったのです。」
美しい顔立ちの女だった。
「見たわね?」
「何のことですか?」
女は私の顔をじっと見つめた。
「はぁ・・・・やっぱり見られてたのね・・・完全に油断してた!
ぜえっっったいに!!内緒にしてくださいね!!でないと、道は教えません。」
「絶対に言いませんよ。」
女はまだ私か顔をまじまじと覗き込んでいる。色素の薄いブルーの瞳に吸い込まれそうになり堪らず私は目を逸らした。
「やっぱり、信用できないわ。ところでもう夕方よ、道を教えたとしても日暮れまでに町には着けないわよ。どう?私の家に泊まっていく?」
私には女の真意がわからなかった。私を信用できないと言っておきながら家に泊まれというのだ。
私には選択肢はなかった。こんな深い森の中で一人で野宿するのは嫌だった。夜中にどんな獣に襲われるかわからない。
私は女の申し出に従って家に泊めてもらうことにした。
しばらく進むと森の中の少し開けた場所に丸太小屋が見えた。
「ここに一人で住んでいるの?」
「そうよ」
丸太小屋は女が一人で建てたとは思えないしっかりとした作りで、家族が住めるほどの大きさがあった。
天井からいくつか保存に適するように加工された食材が吊るされいる。
その隣には衣類などが掛けられており、その中には先ほどと同じような偽乳ブラもあった。
「この家のことももちろん内緒にするのよ?」
「わかってるよ。」
「もし政府に見つかったら私たちチッパイトは殺されちゃう。」
「チッパイト?」
女は髪を縛っていた紐をほどき、金髪の長い髪をなびかせた。私はその仕草にドキリとした。
「ああ、あなた達はFCって言うわね。私たちの間ではそう呼ぶのよ。」
「私たち?まだ君のような子がまだ他にもいるの?」
「さあね。それは言えないわ。さてと、お茶でも淹れるわね。」
どうやら他にもFCがいるような口ぶりだった。私は少し話題を変えた。
「君はどこで生まれたんだい?」
「わたし?あなたと同じ共和国よ。パズリーという町で生まれて育ったわ。
小学校までは普通の女の子だった。中学生になって周りの子たちと自分が違うことに気がついたの。
皆の胸がぐんぐん大きくなっていくのに私だけは平らなまま。色んな方法を試したけどいつまでたっても膨らまないの。
FCは殺処分されることは知ってるでしょう?私の両親は私がFCだとわかり、外の世界に行かせることにした。つまり、この深い森の中へね。
子供をみすみす殺されるのは我慢ならなかったから、処分される前に森に逃がしてしまおうってことなの。」
女はハーブティーを淹れてカップを私に渡した。今まで飲んだことのない不思議な味がするお茶だった。
「私は死んだということになり、こっそり一人で町を出てここに来たの。両親はブローカーに大金を支払って私の死亡診断書を偽造し、政府の目が届かない棲家を探してくれた。
この森は樹々が茂っているのと、地磁気が乱れていることから政府は偵察型ドローンを飛ばしてこない。私たちにとっては安全な場所なの。
でも、時々、この森にFC狩りと称してやってくることがある。その時のために私たちはこういう偽乳を着けているの。」
女はそう言って部屋に干してあった大きなプラジャーを指差した。
「そういえば、まだあなたの名前を聞いていなかったわね?私はカレン。カレン・ミサキっていうの。あなたは?」
私は自分の名を告げた。
「ふーん、ケン・サトウさん。よろしくね。歳はいくつなの?」
女は私のことについて色々と興味があるようであった。
女というのは元来おしゃべりが好きな生き物であり、このような森の中で一人で暮らしていると久し振りに会った人間と色々と話しがしたくなるようだった。
「へー、25か。私は19よ。普通なら大学に通っていて華やかなキャンパスライフを送っている年頃なのにこんな森の奥で寂しく過ごしているわけ。
あっ、そろそろ夕暮れね。夕食の準備をしなきゃ。もちろん食べてくれるわよね?」
カレンは久しぶりのゲストなので腕によりをかけて料理を作ってくれるという。女性が家事をすることは禁止されているはずだがここでは関係がないようだ。
「ちょっと失礼します。」
そう言ってカレンはくるりと後ろを向けて手を背中にやってブラのホックを外した。そして、偽乳ブラを外すと椅子に掛けた。
「これ、5kgもあるし重いのよ。肩もこるし、料理のときに手元も見にくいし。」
カレンはキッチンで料理の支度を始めた。
彼女の後ろ姿を眺めているといつしか私はうとうととしてしまった。そしてよい匂いが漂って来た頃に彼女に起こされた。
「サトーさん。起きて、ご飯出来たわよ。」
テーブルの上には豪華な食事が湯気を立ていた。鶏肉のグリルに川魚の塩焼き、キノコのスープとマッシュポテト、野菜サラダ、どれを取っても美味しそうである。
空腹の私は鶏肉にかぶりつくとたっぷりの肉汁と共に野生的な旨味が口の中に広がった。
「うまい」
私が料理を褒めるとカレンは少し照れながらも大喜びした。
「いつも一人でしょ?作り甲斐がないのよ。こうやって食べてくれる人がいると気合いが入っちゃうのよ。」
「この食材は全部自分で調達したの?」
「川魚とキノコは私がとったものよ。あとは物々交換ね。近所に鳥を飼ってる人、野菜を作ってる人がいるの。」
「その人たちもチッパイトなの?」
「まあ、そうね。絶対に内緒なんだけど小さな村もあるのよ。そこが交易所になっていて私はキノコや魚を持っていって他の食べ物に交換してもらうの。」
森の中にはチッパイト達のコミニュティがあるようだった。
私は用意された食事を全て平らげ、さらにカレンの分もいくらか食べてしまった。彼女は嬉しそうに私が食べる様子を見守っていた。
「ごちそうさま。こんな美味いものを食べたのは初めてだったよ。」
「またぁ!お上手だこと。」
「町で暮らしていると、エネルギーを補給するために食事をしているという感じで普段はあまり食欲が湧かないんだよ。でも、君の料理は全く違う。
本来の人間が食べる食べ物という感じがするんだ。」
「ふふっ、ありがとう。よくわからないけど、褒めてくれて嬉しいわ。それより、ねぇ・・・・・・私を抱いてみる?」
「えっ?」
私は彼女の言葉に耳を疑った。女を抱く?私が?結婚前の性交渉はもちろん違法だ。しかも相手はFCで共和国の市民でもない。
しかし、カレンはFCであることを除いては健康的で美しい魅力的な女性だ。
水浴びをしていた彼女は女神のように美しかったのだ。その女と一夜を過ごすことができるなんて普通考えられないことだ。
「冗談でこんなこと言わないわよ。ねぇ、サトーさん、女の子に恥をかかせないでよね?それともやっぱりFCはイヤかな。」
「そんなことはない。」
私は法律のことはもう頭になかった。カレンの細い肩を抱き寄せた。そして、彼女にキスをした。
金色の長い髪の良い香りが私の鼻腔をくすぐる。
シャツの上から彼女の小さな胸に手を当てるとそこには乳首の突起があるだけで胸の膨らみは感じとれなかった。
私はシャツをたくし上げてゆき彼女の胸部を露出させた。ピンク味がかかった薄い茶色の小さな乳輪と可愛い乳首。
膨らみはほとんどなく子どものようである。見た目は美しい大人の女性であるのに、胸だけがまるで子どもというギャップに妙な興奮を覚える。
私の下半身ではペニスが勢いよく勃起し、ズボンを大きく前に張り出させていた。
私はその可愛い乳頭に口づけをした。
「あはっ・・・うふん・・・」
カレンが甘く、可愛い声を漏らす。その声に私の興奮はますます高まり、ペニスが痛いほど膨れ上がるのがわかった。
(ちゅっぱっ)
「あはんっ・・・やあんっ・・・」
乳首を舌でペロリと舐め、口に含んで吸い上げる。小屋の中はチュパチュパと胸を舐める卑猥な音とカレンの喘ぎ声だけになった。
見た目は成人女性なのに胸だけが子供サイズというアンバランスさに妙な背徳感があり、そのことにゾクゾクしている自分がいた。
私は彼女のもう片方の乳首を指でつまんでねじり、ひっぱって離した。
「あはああんっ!」
彼女は愛撫を受けながら手を私の下半身に持っていき、ズボンのボタンを外して下ろした。
そして、完全に勃起した私のペニスを露出させ、小さな手で握った。
「やんっ、すっごく大きくなってる・・・」
(シュッ、シュッ、シュッ・・・)
彼女は手を上下させて私のモノをしごき始めた。こうなると形勢が逆転してしまった。
(くう・・・)
「ふふふ、サトーさん、どう?気持ちい〜い?もっと気持ちよくしてあげよっか?」
カレンは上目遣いに私の顔を覗き込んでそう言った後、頭を下げて私の下半身へと近づけていった。
(ま、まさか・・・)
彼女は躊躇なく私のペニスを口に含んだ。そして、金色の髪を手でかき上げながら頭を上下させ始めた。
(じゅぷっ・・・じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ・・・)
(こんな綺麗な女の子がファラチオだなんて!い、いかんっ、これじゃ、すぐ)
カレンのくちびるが適度にペニスを締め付け、舌が亀頭に絡みつく。だ液が潤滑液になり摩擦の刺激が極上の快感を与えてくる。
自慰しかしたことがない私にとっては全く違う次元のものであり、耐えきれる訳もなかった。
(うっ、くっ!・・ドビューッッッ!!)
私はカレンの口内に勢いよく精を放った。とめどなく精液が放出され、射精はしばらく続いた。これまで経験したことのない悦楽だった。
(んぐっ・・・ゴクッ)
「はぁ、良かった。こういうこと初めてだったから上手くできるか心配だったの。ちゃんと出してくれてよかったわ。
胸があったら挟んであげられるんだけど私にはできないから。」
カレンはまだ全く収まっていない私のペニスをさすっていた。
「ねえ、まだできるわよね?」
次は何をするつもりだろうかと思っていると彼女は私の上に跨ってくる。
薄い色の陰毛が生えそろっているのが目に入り、直立している私のペニスの上に腰を下ろしていく。
(ぬゅぷっ)
カレンの温かな肉壺に私のペニスは包まれた。先ほどのフェラチオとは違い、ペニス全体を心地よい力で締め付けてくる。
彼女の中は滴り落ちるほどの愛液で満たされていた。
彼女は私のペニスとの、相性を確認するかのように時々位置を変えながらゆっくりと腰を上下に動かし始めた。
「ああんっ!す、すごっ!あっ」
私の腹の上で彼女は腰をくねらせながら踊っている。次第に動きが激しくなり、喘ぎ声が大きくなってゆく。
私は美しい顔と小さな胸、くびれた腰を見上げながら彼女がよがる様子を見つめた。
「あっ、あっ、やっ、ああんっ、気持ちいい!」
私のペニスは彼女に絞り上げられながら繰り返し責め苦を受け、再び爆発する寸前となっている。
ここは我慢してまず彼女に絶頂に達してもらおうと考えたがそれは虚しい努力に終わった。
「ごめん」
「いいのよ、気にしないで。こんな私でも女としての魅力があるということよね?自信になるわ」
あっけなく二度目の射精に達してしまい私は申し訳なく思った。それにしても彼女の身体は素晴らしかった。
胸は無いがそれが全く気にならない。細い身体にはその小さな胸が似合っているのだ。腰は更に細く括れており、尻は小ぶりであるものの桃のように丸く、鞠のように弾力があった。
幸いにも私のペニスはまだ勢いを失っていなかった。ここまで情けないところを見せている私は何とか彼女をイカせようと使命感に燃えていた。
「えっ?どうするの?」
彼女を四つん這いにさせ、私は後ろからペニスを挿入した。
「あんっ」
ペニスをずぶずぶと秘部の奥に射し込む。体勢の違うためか先ほどよりも深く彼女の中に入り込むようだった。
私は彼女の細い腰を掴んで下半身を小さなヒップに打ちつけ始めた。
「あっ・・あっ・・はぁ・・あん・・あっ・・」
下半身を打ちつけるパチパチという大きな音が小屋の中に響いた。
視線を落とすと彼女の可愛い丸い尻がプリンプリンと弾んでいる。腰を打つヒップの弾力で押し返してくるようである。
彼女の中は素晴らしく絶妙な圧力で私のペニスを締め付ける。私は興奮が高まらないように視線を上にあげ、山で見た美しい景色を頭に思い浮かべるようにした。
「うっ・・あっ・・やっ・・はぁ・・ああっ・・あんっ・・」
カレンは頭が下がって尻を高く突き上げるようにしている。喘ぐ声はさらに大きくなった。
「い、いくっ、いっちゃあうっ!ああああんっ!!」
彼女が絶頂に達すると同時に私も我慢の限界に達し、3回目の精を放ってしまった。彼女はがくりと力が抜けそのまま突っ伏してしまった。
*
次の朝、彼女の小屋を後にするのは心苦しかった。心臓が締め付けられるように苦しくなった。私は完全にカレンに恋をしてしまっていたからだった。
「ねぇ?また会いに来てくれる?」
「もちろん。君さえよければね。」
「いいわよ。待ってるわね。」
私は彼女に教えてもらった道を頼りに森の中を歩きそしてやがてクルマが通る広い道へとたどり着いた。
その後は道沿いに歩き、クルマを拾えるステーションに着いたのは昼を過ぎた頃だった。私はカレンの手作りの弁当を食べ、クルマが来るのを待った。
クルマに乗り、トラムに乗り継いで家に帰ったのは夜になっていた。
両親は私が帰って来ないことに心配し、やきもきしながら帰りを待っていた。
私は山で道を間違えて予定より一晩多く小屋に泊まったが、特に危険なこともなかったと説明した。
彼らは私の顔を見ると安心し特に責めるようなこともしなかった。