チチ984

ブラン 作
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私はまたマヒラ山への入山申請を出し、許可が下りるのを心待ちにしていたが、承認が下りるのには前回以上に時間がかかった。
結局、前の訪問から一ヶ月半後に私は森を訪れることになった。
カレンと連絡する手段がないため彼女はいつ現れるかわからない私を待ち続けていると考えると心が痛んだ。
彼女へのお土産はたっぷりと買い込んであった。カレンの笑顔を見るのが楽しみであり小屋に向かう足は早足になった。

小屋に到着したが、人の気配は感じられなかった。
私は小屋の中を覗き込んで彼女の名を呼んだ。しかし、返事は返ってこなかった。

「カレン!カレン!」

小屋の裏に回って見たが彼女の姿は見えなかった。背筋に冷たい汗が流れた。
考えられる可能性はいくつかあった。魚やキノコなどを採りに出かけているか、
この辺りに住む他のFCに会いに行っているか、考えたくないが政府のFC狩りに捕まってしまったかのどれかだ。
ひとまず私は小屋の扉を開けて中に入り、夜まで待つことにした。
小屋の中はしばらく人が居た形跡は見られなかった。
例えば、昨日や今朝までいたのなら食べ残した食材や食器などがあるだろうからだ。
私の見立てではカレンは数日前に小屋を出たようだった。
近所に魚を取りに行っただけとは考えにくい。遠方の知り合いを訪ねるために出かけた
としても準備などをした形跡も見受けられない。とすれば、3つめの可能性が考えられ
る。ますます私は不安になった。
その日、私は小屋で一晩を過ごしたが彼女はいつまでたっても帰って来なかった。
朝になっても帰って来ず、私は日が昇ったら辺りを探索して見ることにした。彼女が崖から滑落してケガで動けなくなっている可能性も想い浮かんだからだ。
私はあの日、最初にカレンを見た滝壺に向かうことにし、沢づたいに探してみて日が暮
れてきたら小屋に戻って来ようと考えた。私が探している間にここに戻って来るかも
しれない。私が来たことが分かるようにテーブルの上に彼女に買ってきたお土産を置いた。
真夏だというのに朝の森の中は少しひんやりとしていた。
私は道を間違えないように滝がある方向を目指した。
深い森の中にはあまり日が差し込まず、どれくらい日が昇っているのか分かりなくかった。
少し開けた場所に出た。例の滝壺だった。沢の水を太陽がキラキラと輝かせていた。
突然、男達の声が聞こえ私は木の陰に身を隠した。
滝壺のひらけた場所に数人の男達がいるのが見えた。
彼らは物々しい装備を身につけている。

(FC狩りだ)

私は直感的にそう感じた。
男達は銃を持ち黒いベストを着用した警備兵であり、ヘリコプターか何かで
この開けた場所に降りて来たのだと思われる。
よく見ると岩の上に三人の女か腰掛けており腕を縛られている。
女達の胸元はいずれも平らであることがわかった。FCだった。
三人とも黒い髪をしておりカレンの姿はそこにはなかった。
私は迷った。カレンも既に彼らに捕まってしまったのかどうか確かめたかった。
姿を現わすべきか、このまま身を隠すのが良いか判断がつかなかった。
仮に捕まっているのなら私一人ではどうすることもできない。しかし、
確かめずにはいられなかった。
私は登山者の振りをして彼らの前に姿を現した。

「誰だ!?ここで何をしている?」

銃口が一斉に私の方に向けられた。私は両手を上に上げながら彼らの前に進み出て、
マヒラ山に登る途中でルートを間違えたと説明した。
上官と思われる男が何も見なかったことにして、すぐここを立ち去るようにと言った。

「彼女達はFCなのか?こんな森の中に潜んでたのかい?」

私は探りを入れるために気さくな感じで彼に話しかけた。

「そんなものこの世の中にいるわけがないだろう。」

彼らは彼女たちを私から隠すようにした。

「大勢でFC狩りという訳だね。何なら私も手伝おうか?
この3人以外にも見つかったのかい?」

「貴様!これは政府の極秘任務なんだ。ここから去らないと逮捕するぞ!」

「金髪の女の子はいなかったかい?私の知り合いなんだ。」

上官の男は急に表情をこわばらせた。そして、部下たちに何やら目配せをした。

「ああ、何日か前にそんなのを捕まえたな。元気のいい若いFCだった。
我々はこの広大な森の3分の1の領域でFC狩りを行い、
一週間で32人も捕らえたんだ。すごい成果だろう?後の3分の2も今年中に狩る
予定だ。さて、貴様は知ってはいけないことを知っているようだな。我々と一緒に来てもらおう。」

私は屈強な男二人に両腕を固められ身動きが出来なくなった。

「離せ!彼女をどうするつもりなんだ!?」

「俺たちの知ったことじゃない。ましてや貴様が知ることでもない。
さあ、こいつを眠らせろ!」

腹部に強い衝撃と痛みを感じ、私は呼吸が出来なくなり気を失ってしまった。



目を覚ますとそこは窓のない白い壁に囲まれた部屋だった。
私はベッドに身体を横たえていた。両腕には黒いバンドが嵌められていて騒ぐと
電気が走る仕組みになっているようである。天井は高く様々な配管やダクト
が張り巡らされていることからここが何かの工場か研究施設であるようだった。
しばらくすると部屋の扉が開き、白衣姿の女性が入ってきた。
その女性は30歳を少し過ぎたくらいの背の高い美人で、長い銀髪を後ろで一つに
束ね眼鏡をかけていた。驚いたのはその胸元で大きなボールが二つ入っているの
ではないかと思うほど白衣を盛り上げていることだった。ナカガワを遥かに上回る
サイズ、おそらく軽くZカップを超えていたと思われる。

「お目覚めですね、ケン・サトウさん。申し訳ないですが、リングの情報を
読ませてもらいましたよ。部下が手荒な真似をして申し訳ありませんでした。
まさかあなたが品行方正な2級市民の方だとは思わなかったようです。」

私はベッドから身を起こして彼女の方に向きを変えた。
彼女の超乳の大きさに改めて圧倒された。1級市民であり、高い地位にいる女性
だということが想像できた。

「ここはどこだ?彼女は無事なのか?」

「ここがどこなのかは極秘です。とある研究施設とだけお教えしましょう。
私の名はマリー・ワタナベと申します。この研究所の所長を務めています。
彼女というのはカレン・ミサキのことですね?大変元気にしていますよ。」

マリーと名乗る女性はわずかな微笑みをたたえながら私に話した。

「彼女をどうするつもりだ?」

「おや、そんな剣幕をなさらないでください。捕らえたFCを殺処分するなんて
いうのは何百年も昔のことですよ。今はそんな野蛮なことはいたしません。
せっかくですから研究所の中を案内いたしましょう。」

「案内よりも先にカレンに会わせて欲しい。」

「いずれお目にかけましょう。ですが、しばらくの間は我慢してください。
あなた自身が置かれている立場も分かりますよね。」

そう言われると彼女の言葉に従うしかなかった。カレンと私が良い仲だったことは
気づかれているだろうし、気づいていないとしてもいずれバレる。
法的にどういう裁きを受けるかは知らないがタダでは済まされないだろう。

「いつ会わせてもらえる?」

「もうすぐとしか言えません。あなたにはしばらくここにいてもらいます。
追って沙汰が出るでしょう。」

女は理知的で感情を表に出すような人間ではなく、冷徹な印象を受けたが
嘘をつくようなタイプではないと思った。
彼女が去り、私は部屋に一人残された。部屋はガランとしておりベッドの他には
テーブルと椅子、簡素なソファーくらいしかなかった。
窓から外が見えるが山が見えるだけであった。テーブルに何冊か本があり暇を
潰すためのものとして置かれていた。

次の日、またマリーが部屋にやってきた。私に研究施設内を案内するというのだ。
どういう研究をしているのかは彼女の説明ですぐにわかった。

「ここは国立矯正膨乳研究所。ぼうにゅうって分かるかしら?乳が膨らむと書いて
膨乳よ。矯正は強制ではなく、力を加えて正しいものにするという意味。
要するに平らな胸の子の胸を膨らませて大きな胸に矯正する研究をしているところ
なの。男女問わず胸は大きい方がいいでしょう?私達の仕事はFCのような残念な
子たちを引き受けて胸を大きく育ててあげることなの。」

「じゃあ、カレンもここで・・・」

「そう。捕まえたFCは全てここで素晴らしいバストに矯正されるの」

「な、なんてことを!彼女の意思はどうなんだ!?FCの何がいけないって
言うんだ!」

「おや、サトウさんは少しキケンな思想をお持ちのようですね?人前でそんなこと
を仰るのは控えた方がよろしいかと思います。FCは理想的な社会にはあってはなら
ない存在。我々は数百人に一人の割合で生まれる彼女達を人並み以上の乳房に矯正
する手法を研究してきました。また、貴方の彼女さんのように思春期に逃亡して
しまうケースがあり社会にとって大きな損失でした。
逃亡する理由の多くはFCは殺処分されるという誤った迷信が元になっています。
私達はそのような女性たちを探し出し、人並み以上の乳房に矯正し、社会で活躍
できるような取り組みをしています。
ここでは毎年200名以上のFCが矯正を受け、100%全員が見事な乳房を手に
入れています。」

「彼女たちの意思はどうなんだ?FCにも人権はあっていいはずだ。」

「危険です。そのような発言はお控えなさい。もちろん彼女達は進んで矯正を
受けています。それに、

『争いは終わった。
兵士達は思った。自分達は何のために戦っていたのかと。
彼らはひどく疲弊していた。彼らに安らぎを与えられるのは大きく豊かな女性の
乳房のみだった。』

この有名な詩は知っていますね。ビッグ・ブラジャーが戦争を終わらせ、新しい国
を創造したときに発した詩です。大きな胸は人々に安らぎを与えます。
これは全ての女性に備わるべきことなのです。」

マリーの理屈は整然として一切の破綻はない。しかし、私はもやもやとした納得
しきれないものを感じた。カレンも矯正を進んで受け入れているのだろうか?
阻害されながらも自由に生きていた彼女は実に生き生きと人間らしくしていた
ように思う。果たして、大きな胸を得る代わりに自由を失うことを許容するだろうか。

「先ほどのサトウさんの発言は忘れることにいたしましょう。
さて、これから案内を始めます。我々が正しい行いをしていることを理解して
頂きたいと思います。
まず、こちらの部屋では矯正の第一段階を行なっています。
一般的に女性の第二次性徴期は10歳から18歳までの間と言われています。
その間にバストが成長し少女から大人の身体に変わります。遺伝や環境の様々な
要因が重なりバストが成長しなかった女性をFC、フラット・チェストと呼んで
います。FCのバストを成長させるにはどうすれば良いでしょう?まず、第二次
性徴期と同じような状況を作り出さなければなりません。そのために女性ホルモン
活性剤を投与して成長の下地を作ります。」

私はマリーの後をついて研究所の中を歩いた。ガラス張りの部屋の向こうは病院
のようにたくさんのベッドが並んでいてFC達が寝かされていた。

「胸の成長に必要なのはホルモンの他、栄養とストレスのない環境、規則正しい生活、
そして刺激が必要です。
ここではそれらが実現された環境となっています。膨乳の初期では特に乳腺の成長を
促進させます。そのために毎日数回、一定時間のマッサージを行います。
マッサージはロボットが行います。その様子を少しお見せしましょう。」

ベッドの上には女性が仰向けになって胸をはだけていた。胸はキレイなお椀型の
膨らみを見せている。その横にロボットが立っていた。
ロボットは女性の方に被さるように前傾したかと思うと二つの腕を起用に動かして
バストをマッサージし始めた。

「足はついてないのか」

「あんなのは飾りです。上半身だけで十分機能を果たしますよ。どうですか?
気持ち良さそうな顔をしているでしょう?ロボットには約1000通りの
マッサージ方法を覚えこませてあります。AIが学習し、その時々でもっとも
気持ちが良くなるパターンを選択します。」

ガラスで隔てられているため声は聞こえないが、女性はかなり気持ちがいいらしく
顔を上気させ、嬌声を上げているようだった。

「この子は昨日、ホルモン活性化剤を投与し、今日は2日目ですがいい盛り上がり
を見せています。3日後になるとどうなるかお見せします。こちらへどうぞ。」

マリーに促されて隣のエリアに移ると先ほどより明らかに胸の大きな子達がベッドに
体を横たえていた。
彼女達のバストはメロンほどの大きさで風船のようにパンパンに膨らんでおり、
寝転んでいるというのにこんもりと盛り上がっている。ある女は先端から母乳が
吹き出すのをパッドで吸い取っている。

「素晴らしいでしょう?わずか3日でここまでになるんですよ。
でも驚くのはまだ早いです。ここまで、女性ホルモンの活性化により乳腺が極度に
発達しています。乳房は張り詰めて水風船のような弾力になっています。
大半の女性はこの段階で射乳するようになりますので朝と晩、母乳を絞らなく
てはいけなくなります。
4日目からは、活性度を保ちつつも乳房にたっぷり脂肪を蓄えていきます。
ちょうど思春期の少女の硬い乳房が大人の柔らかなそれに変わっていくような
感じです。食事と共にハイエネルギー・リキッド(HEL)を与えて乳房への脂肪
蓄積度を調べます。そして、個人に合わせてリキッドの成分を調整していきます。
4日後を見せましょう。」

私は4日目の矯正が終わった子の部屋へと案内された。彼女達のバストは一気に
スイカほどまで大きくなり、柔らかさが加わっているように見えた。個人差はある
がほとんどがZカップ超えの超乳サイズに育っている。ベッドの横には母乳
を吸い出すための搾乳装置があり、胸が張ってくると機械が作動し自動的にミルク
が絞られるのだそうだ。

「5日目は矯正の最終段階になります。エネルギー・リキッドとの相性を考え、
与えるリキッドの成分と量を調整します。それから重要なのが、超周波振動と微弱
電流の調整です。発振器をバストに取り付け超周波を送りながら微弱な電流を流す
と脂肪の蓄積を爆発的に速めることができるんです。」

マリーはある部屋の前で足を止め、虹彩認証で扉のロックを解除した。

「通常の供給速度でスーパーハイエネルギー・リキッド(SHEL)を8時間与えた
女性です。」

「なっ、なんだ!?」

デカイなんてものじゃなかった。フィットネスボールほどの乳房をした女が巨大な
ベッドの上で横たわっていた。頭には脳波を測定するベッドギアがはめられ、
胸には超振動と微弱電流を送るための機械が取り付けられている。口にはガス
マスクのようなものがつけられてエネルギーリキッドが供給されているようだった。

(ミチッ・・・ ミチッ・・・)

超乳が時々波打ち、少しずつ大きさが増しているのがわかった。

「でっ、でかくなってる・・・」

「ふふふ。この子はまだまだ大きくなるでしょう。まだあと4時間ありますから
4メートルほどにはなるでしょうね。」

こんなに大きな胸の女性を見たのは初めてのことだった。
私は噂で聞いたことがあった。超乳よりもさらに大きい超々乳と呼ばれる女達
のことを。接地系超乳とも呼ばれ、乳重がありすぎて自らの力では自立することが
出来ず、乳房を普段床につけている状態にあるもののことを言う。
階級も1級の中で最高ランクとされ、非公式にS級とも呼ばれている。

「すごいな。しかし、ここまで大きくしなくても・・・」

「リキッドとの相性にはとても個人差があります。ここまで大きくならない子も
いますし、これ以上に大きくなる子もいます。リキッドの成分と供給する量、速度、
時間、それから超周波と電流の最適値はAIによって導き出されます。
もう一人見せましょう。」

マリーは別の部屋の扉を開けた。私は目の前に広がる光景に目を疑った。

「うっ!?」

「この子は先ほど16時間の投与が終わったところです。リキッドとの相性がよく
ハイパーハイエネルギーリキッド(HHEL)が選択されました。
バストサイズは6.3メートルと素晴らしいサイズです。」

巨大な二つの肉塊が鎮座し、その影に身体が隠れて見えないほどだった。
ありえないほどの大きな乳房、先ほどを軽く上回る超々乳。
二つの柔らかそうな胸の谷間に吸い込まれそうな感覚に陥る。これが大きな胸の
安らぎというものなのだろうか?

「これだけ大きければ搾乳量も驚くべきものです。朝晩の搾乳で45リットルの
母乳が絞れます。素晴らしいと思いませんか?FCとして恵まれない人生を送って
いた女性がたった5日で誰もが羨むような超々乳を手に入れることができるんですよ。もちろん、このサイズですから1級市民の資格も与えられます。そして、
彼女が生み出す母乳は多くの人々に愛飲まれます。人々の尊敬を受けながら、人々
に喜ばれる存在に生まれ変わるんです。」

「1日45リットルだって!?ミルクの瓶で何本分だ?毎年200人もがこんな
乳に矯正されるというのか・・・」

私は目の前の肉塊に圧倒されていた。触りたい。顔を埋めてみたい。やはり、
大きな胸は素晴らしいのだと思った。

「ケン・サトウさん。お約束していましたよね?カレン・ミサキさんに会わせると。」

「会えるのか?」

私の心臓は急に高鳴った。カレンに会える。そう思っただけで顔が緩んだ。

「はい。ですが、彼女は矯正の最中です。話をすることはできませんが了承して
いただけますか?」

話が出来なくても見つめ合えるだけでもいい。

「ああ。会えるんだな。もっと先になるのかと思っていたよ。」

「カレンさんもこの先の部屋で5日目の最終矯正を行なっているところです。
脳波が安定したので面会が可能になりました。」

マリーが先ほどと同じように部屋のロックを解除して中に入った。

「カ、カレン??どこだ?」

体育館のように広い部屋は肌色の肉塊に満ち溢れていた。

「なっ、なんだこれは?どうなっているんだ!?」

私の背丈くらいの山のような二つの塊が見えた。その先に、カレンの顔が少し見えた。辺りには母乳の甘い香りが立ち込めていた。

「カレン!カレン!僕だよ!大丈夫か?」

「サトウさん!下がってください!今、矯正の真っ最中です。近寄り過ぎると
彼女にも悪影響が出ます。早く下がって!」

私は言われたように後ろへ下がるしかなかった。カレンは目を閉じて眠っている
ように見えた。心地よさそうな微笑を浮かべていた。

「まったく素晴らしいですよ。ここまでの成長は我が研究所始まって以来かも
しれません。彼女はリキッドとの相性がずば抜けて良かったのです。
AIは最高ランクのメガハイエネルギー・リキッド(MHEL)を高速で24時間
注入することを決めました。しかし、我々は新開発のギガハイエネルギー・リキッド(GHEL)を使用することに変更したのです。そのため、膨乳速度は従来の
25%も向上しました。」

(ミチッ、ミチミチッ)

「大きくなっている!?」

「ふふふ。快調に膨らんでいますよ。矯正を開始してまだ4時間です。
あと20時間、このペースで膨乳すればどこまで大きくなるでしょうね。
ここは最も大きい部屋なのですが、もっと大きい部屋を作っておかなかった
ことを後悔しています。」

(ミチッ、ミチミチッ)

「やめろ・・・やめるんだ!カレンは絶対にこんなことを望んでいない筈だ!」

「何を言ってるのです?そんな訳がないでしょう。これだけの超々乳になれる
なんて女性として嬉しくないわけがない。私がなれるならなりたいくらいです。」

(ミチッ、ミチミチッ)

「うそだ!やめろ!カレンは絶対こんな奇乳にっ・・・ぐあっ!!」

突然、身体が雷に撃たれたように激痛が走った。両腕に嵌めさせられた黒い
リストバンドから高圧電流が流されたのだ。一瞬にして私は意識を失った。