ワタナベさんはため息が多い

ブラン 作
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チチ暦 963年 春

マリーも6年生になりました。
背丈は去年よりまた5センチ伸びて150センチになり、少女の顔も少し大人っぽくなってきたように見えます。
ですが、もっとも変わったのはその胸元でした。
一年前に74センチだったバストは大きく膨らみ、今では114センチになっています。
"覚醒"と呼ばれる爆発的成長が彼女に訪れた結果でした。
成長に伴う胸の痛みは今ではもう収まり、以前ほどではなくなりましたがまだ成長を続けています。
現在のブラサイズはPカップですがストレッチ・ブラのお陰で以前のサイズのままで大丈夫のようです。
特別科の中ではマリーが一番大きくなっていました。次に大きい子はナミのLカップですから彼女が飛び抜けています。
横に並ぶとLカップでも小さく感じてしまいます。
二人でスクール内を歩くとやはり注目を浴びてしまいます。
普通科の女の子たちがあっけにとられてこの胸を見てくるのがちょっと快感です。
大きな胸は人に安らぎを与えると言いますが、同時に人々からの尊敬も受けます。
ですが、男の人は時々、性的な目で胸を見てくるときがありマリーはそれが少し苦手なようです。

「ねえ、マリー?あなたは大きくなったら何になりたいの?」

二人は色々な話をしました。

「わたし?特に何にも考えてないわ。でも、お母さんみたいな科学者になるのもいいなって思うときがあるの」

「へー、そうよね。マリーのお母様は有名な科学者だもんね。きっと、マリーにもその血が流れてるんだと思うわ」

「ナミはどうなの?」

「私は人と話すのが好きだからお店屋さんとかかな?ケーキ屋さんもいいし、お花屋さんでもいいな」

「ケーキ屋さんになってよ!わたし毎日食べに行くから」

そんな他愛もない話が楽しいのでした。ナミは少し声のトーンを落として話題を変えました。

「ねえ、マリーは気になる人とかいないの?」

「気になる人って?男の子のこと?」

ナミはそれには答えずにこっくりと頷いて見せました。

「いるわけないじゃない?男なんて私キライよ。だって、変な目でじろじろ見てくるし。ナミはいるの?もしかして」

「付き合ってるって訳じゃないんだけど・・・お友達ならいるわ」

ナミは恥ずかしそうに伏し目がちに言いました。

「うっそー、知らなかった!でも、付き合ってるのがバレたら退学だよ?大丈夫なの?」

「大丈夫。付き合ってはいないし、例えバレたとしても停学くらいで退学にはならないのよ。義務教育だもん。」

男女の自由な恋愛は禁止されているし、こっそり付き合っても将来幸せになることはないのです。
マリーは男にナミを奪われた気分になって複雑な気持ちになってしまいました。



チチ暦 963年 夏

夏が近づいてくるとスクールの制服は夏服に変わります。
去年のは胸がキツくなって着られなくなったので新しいのを作ってもらいました。制服だけでなく水着もです。
色々買うものが多くて申し訳なかったのですが、両親は胸が大きくなるのは良いことだからと言って喜んで買ってくれました。
夏服になるとすごく胸が目立ちます。道ゆく人たちからの視線が集まりますが、そんな視線にももう慣れてきました。
スクールの帰りはナミと一緒のことが多いのですが、最近ちょっと変なことがあるんです。
というのも、用事があって一緒に帰れない日があったり、突然用事を思い出したからと言って帰ったりするのです。
私はナミが何か隠していると思って、彼女と別れた後にこっそり後ろをつけました。

ナミは私に尾行されているとも知らずにスタスタと足早に歩いていきます。
大きな公園に入りしばらく進んだところで急に姿を見失いました。

(あれ?どこに行っちゃったの?)

私は姿が見えなくなった道の周りを注意しながら歩いていると、茂みの方に続く細い道を見つけました。

(ここに入ったの?)

道には草が生えていますが、人が通った跡が出来ています。慎重に少し進むと池のほとりの開けた場所に繋がっていました。
池のほとりに立つ二人の影が見えました。なんと、一人は背の高い男性です。
遠くからは顔がよく見えませんが高校生くらいに見えました。
もう一人は小柄な金髪の女の子です。ナミでした。

(ナミっ!誰なのよ、その男。)

私は木陰に隠れて二人の様子を見守りました。
男の子との身長差は20センチ以上あり、ナミは彼の顔を見上げるようにして話をしています。
二人は少し歩いてほとりの脇にあるベンチに並んで腰掛けました。

(えっ、何?これってイケない雰囲気だよ)

男の子の顔がナミに近づきます。ナミは目を閉じて男の子と唇を重ねました。

(あっちゃー。やっちゃった)

未成年の男女交際は禁止されています。見つかれば確実に停学になります。
二人の様子からすると初めてではなさそうです。二人のキスを目の当たりにして見ている方が恥ずかしくなりました。
男の子はナミの腰に手を回していましたが、それがいつのまにか制服の胸の膨らみに触れていました。

(あっ)

ナミは小さな甘い声を漏らしました。男の子は誰かに見られているも知れないのに、堂々とナミの胸を揉み始めます。

(もにゅっ・・・)

男の子がナミの耳元で何か囁きました。彼女は小さく頷いて、制服のすそに手をかけます。
そして、それを捲り上げて下着を露わにしました。

(ナミったら!何やってんのよ?)

白いブラに包まれた大きなバストが現れました。カップにはみっちりとお肉が詰まっていて、深い谷間ができています。
男の子は小学生とは思えない彼女のメロンのように大きな胸に興奮が隠せないようです。

(むにゅん、もにゅん、もにゅん・・・)

男の子はブラの上からナミの胸を揉んでいます。ナミは顔を赤らめて彼にされるがままになっていました。
しばらくすると、男の子がまたナミに何か言いました。すると彼女は手を背中に回してブラのホックを外し始めました。

(ええっ!こんなところでダメだって!)

ナミはホックを外すのに少し手間取りましたが、外れると片手で胸の前を押さえて恥ずかしそうにしています。
男の子はナミのブラを上にずらして乳房を露わにしました。彼女の巨大な白いおっぱいが日の光に照らされます。

(うそでしょ?何やってるのっ!)

男の子はナミの二つのおっぱいを両手で下から持ち上げるようにして揉み上げます。
たっぷりとした柔らかい胸のお肉がたぷたぷと波打ちながら形を変えます。男の子の顔がナミのおっぱいに近づきました。

私はとっさに足元の石を拾い上げ、少し離れた茂みの方に投げつけました。

「ガサガサッ・・・」

茂みが揺れました。その音は二人にも届きました。
男の子はビクッとして振り向いて茂みの方を見つめています。ナミも胸を手で隠して身をすくめました。
二人は茂みに何かがいると勘違いしてそれ以上のことは中断になりました。
私はこっそりとその場を離れて足早に家に帰りました。帰る途中、男の子とナミの楽しそうな顔が頭から消えませんでした。

次の日、スクールで私はナミを呼び出しました。

「昨日、公園で誰と会っていたの?」

ナミはすぐに見られたことを悟ったようでした。

「お友達よ。誰だっていいじゃない!」

「ふうん。単なる友達におっぱい揉ませるかしら?私、見てたんだからね」

「ち、違うわよ!男の子にマッサージしてもらった方が胸が大きくなるって言うじゃない?ちょっと協力してもらっただけ!」

「そんな感じに見えなかったけど」

私はこれ以上ナミを問い詰める気はありませんでした。私は唯一の親友のナミを失いたくなかったのです。
もちろん親や先生に言いつけるようなこともしませんでした。
とにかく、野外であんな事をするのは辞めなさいと忠告しました。
政府の偵察型ドローンに見つかったら通報されて停学どころでは済まないからです。
彼女はもうしないと私に誓いました。


チチ暦 963年 秋

その出来事があってからナミは放課後に男の子と会うのはやめてくれました。
でも、会わなくなった訳ではなく週末はどこかでこっそり会っているようです。私はそこまで干渉することは出来ませんでした。
ナミのその男友達は隣のライブラリにある高等専修学校の高校生で、17歳なのだそうです。
そんな話は少しも聞きたくもないのですが、二人きりのときにナミが話してくるのです。

(はぁ・・・。高校生が小学生に手を出すってどうなのよ?)

私は心の中で思いました。
ナミは完全に彼に恋をしていることがわかりました。
彼のことをどこかの王子様のように考えていて、彼のことを話すときナミの顔は特に明るくなるのです。
私は早くナミの熱が冷めてくれないかなぁと内心思っていました。親友を男に奪われた嫉妬でしょうか。
そういえば、女性は恋をすると女性ホルモンの働きが活発になって胸が大きくなると聞いたことがあります。
ナミの胸も最近また大きくなったように感じます。
一時期は私がダントツに大きかったのですが、ナミの急成長も目を見張るものがあります。
男の子に胸を揉んでもらっているからなのでしょうか?
部屋で一人でいる時に、私はナミが男の子に胸を揉まれていたときの様子を思い出しました。
彼女は気持ち良さげな顔をしてされるがままになっていました。

(ホントに気持ちいいのかしら?)

私も架空の男の人に胸を触られているところを想像してみました。
自分の手で胸を下からすくい上げるように持ち上げたり、両側から押して胸を真ん中によせたり、たぷたぷと揺らしてみたりしてみました。

「あんっ」

男の人に触られていると考えるとすごく変な気分になってきて、思わず声が漏れてしまいました。
声を出さないように注意しながら自分で胸を揉むのを続けます。

(気持ちいい・・・)

普段のマッサージでこんな気分になることはありません。私が変になってしまったのでしょうか。
胸の先っちょが硬くなって尖っているのがわかりました。それに軽く触れたときでした。

「あはっ!」

今までに経験したことのない心地よい感覚が身体を駆け巡りました。
私は思わず口をつぐみました。そして、隣の部屋の母親に変な声が聞こえないようにベッドの中に潜り込みました。

「あっ、やだっ、うふん、これ、ちょ、ちょっと、やめなれない、き、気持ちよすぎる、よお・・・」

二つの乳首はビンビンに尖っていて、それを指で引っ張ったり弾いたりするとすごく気持ちがいいのです。

(これなの?男の子に胸を触られるってこういうことなの?)

私は自分の部屋のベッドの中で一人でよがり続けました。
ただひたすら胸を揉み、乳首をいじっていると興奮がどんどんと高まっていきます。
必死に声を押さえながらその快感に身を委ねます。
興奮が一段と高くなって時でした。

(ビューッッ!)

一瞬、何が起こったのか分かりませんでした。私の手は生温かい液体で濡れているのです。
私は慌ててベッドの上で身を起こしました。

(これって・・・)

二つの乳房の先端から白い液体が滴っていました。

(・・・母乳?)

女の人が興奮すると母乳が出ることがあると言うのは聞いたことはありましたが、まさかまだ小学生の私でそんなことが起こるとは思ってもいませんでした。
後で本を調べると、"著しく乳腺組織の発達した女児において、ホルモンの分泌が活性化された状態では、
性的な興奮や物理的な刺激が加わることによって射乳がもたらされることがある"と書かれていました。
私はハンカチで濡れたところを拭き取りました。でも、甘い香りは残ったままです。
シーツもシミになってしまうかも知れませんが、こんな事は恥ずかしくて絶対に母顔には言えません。
次の日の夜もベッドに入るとその興奮を思い出して寝られませんでした。
私はまたナミが男の子に胸を揉まれる場面を思い浮かべました。そして、自分が男の人から同じようにされるのを頭の中で想像します。
そうすると、心臓がドキドキして二つの乳首はピンと尖るのです。

(いけないわ、こんなことしちゃ)

頭では分かっていても昨日の快感が欲しくてつい乳首に触れてしまいます。

「うふっ、はあっ、うんっ・・・やっ、はあんっ、こっ、こんなに、気持ちがいいの・・・やっ、やめなれないよお・・・」

私はまた射乳をしてしまいました。
今度は前もって準備しておいたティッシュを胸に当てました。
ティッシュにじんわりとミルクのシミが広がっていくのがわかりました。
その次の日も、またその次の日も、胸を触って気持ちよくならないと眠られなくなってしまいました。
射乳で出る母乳の量は毎日少しづつ増えているような気がします。
でも一度知ってしまった快感、それから私はもう逃れられなくなってしまったのです。