アイデアル・ドール ING

ブラン 作
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僕は送られてきたトランス・レポートを何度か読み返した。それにはシンクロレートが55%を超えたため、シンクロ・レベルが1から2にアップしたこと、
それによって体型変化機能が有効になり身長とスリーサイズが可変となったこと、それらはスマートフォンのプロフィール画面から"編集"ボタンを押すと変更できることが書かれていた。
また、これまでトランス可能時間や外出時間が制限されていたが、それも基本的にはなくなるということだった。
僕は早速アイガールにトランスして、それらのパラメータをいじってみることにした。

プロフィール画面には、

 なまえ : はるか
 身長  :163cm
 バスト : 84cm(67)
 ウエスト: 58cm
 ヒップ : 83cm

と表示されている。カッコ内の数字はアンダーバストだ。
"編集"を押すと数字の横に+とーの表示が出て増減できるようになった。
試しにバストを90まで増やしてみる。

(85、86、87、88、89、90…)

ほどよい膨らみが目に見えてひと回り大きくなる。確認のため部屋着をめくり上げてみると大きさを増した乳房がこぼれ出た。

(ぷるるんっ!)

「おおっ!大きくなってる!」

2サイズほど大きくなってFカップというところだ。はるかの小さな手には余るほどのサイズとなっている。
下から救い上げて上下に揺らし、久しぶりの豊満な乳房の感触を楽しむ。

(むにゅっ…)

柔らかな乳房を両手で中央に寄せるとしっかりと深い谷間が出来上がった。

「これぞ紛うことなき巨乳…ムネのカタチも理想的と言える、しかし…僕が望むのはこの程度のサイズじゃない…」

僕はバストサイズをさらに増やして上限の100cmまで大きくする。

(91、92、93、94、95、96、97、98、99、100…)

「ぐっ…ぐぐぐんっ!」

双の乳房が風船に空気が吹き込まれるように膨れ上がりメロンのように大きくなった。

「おほっ!デ、デカイッ!!」

3ケタのバストに激しく興奮を覚える。乳は大きさを増しても重力に反するように半球に近い美しい形を保っており、同時にずっしりとした重みが伝わってくる。

「おもっ…」

2つの爆乳の重さはかなりのもので前に引っ張られそうな感覚になる。手で抱えるように持ち上げてみたが、両方で5kgくらいありそうだった。
トップとアンダーの差は33センチなのでJカップになるが、僕が今まで関わりを持った女の中にもこれほどの爆乳はいなかった。

(もにゅん、もにゅん…)

「うーむ。この柔らかさ、さわり心地、ずっしりとくる重量感・・・ホンモノのおっぱいの感触だ」

僕はしばらく100cm爆乳のボリュームと触り心地に酔いしれていた。

「ここまでデカイと下着に困るんだろうな…」

今度はアンダーバストをさらに細く絞ってみた。67から数字を減らしていくと60より下には下がらなくなった。

「トップ100、アンダー60…Mカップになるな。しかし…」

アンダーバストを60まで下げると胴が細くなりすぎて少々気味が悪い。なので、数字を65まで戻す。トップとアンダーの差は35cmとなったのでKカップだ。

「これなら悪くはないな…」

おっぱいで十分に遊んだところで他のパラメータも動かしてみる。
83cmのヒップも大きくしてやろう。

(84、85、86、87、88、89、90…)

小ぶりで可愛らしかったヒップが盛り上がってゆく。幅と厚みを増してむちむちと成熟した臀部へと変貌を遂げていく。

(91、92、93、94、95、96、97、98、99、100…)

「うおーっ、スゲェ!なんちゅうデカ尻。まるで海外雑誌のグラビアモデルみたいだ。」

100cmのヒップは巨大な桃のように丸く、はちきれんばかりになっている。58cmのウエストとの落差は強烈で、まるで砂時計のような体型だ。

続いてウエストの数字を大きくしてみる。

(59、60、61、62、63、64、65、66、67、68…)

10cm増やしてみたが太いという印象は受けない。それぞれ100cmのバストとヒップにバランスが合っているように見える。
さらに増やして、80cmまで太くするとさすがに腰のくびれが目立たなくなってくる。一片の贅肉もなかった腰にはたっぷりと分厚い脂肪の層が取り付いている。

「ん?」

ふと、鏡に写った顔を見ると顎のラインが少し丸くなったようだ。触ると確かに頬がぷにぷにと膨らんだことがわかる。体型と連動して顔の輪郭も変化するようだ。
思い切ってウエストを100まで増やしてみた。

(むくっ…むちっ…みちみちみちっ…)

さらに脂肪が増え、豊満すぎる身体へと変貌する。上から見下ろすと、巨大なバストの影になって見えなかった腹が前にせりだしている。腹がでっぱり、尻が突き出しておかしな体型となってしまった。
顔の輪郭もまんまるとなって顎のラインが分からなくなっている。

「うへぇ、これはヒドいな…」

スリーサイズが100・100・100。これはさすがに遊びすぎたので、バスト以外は元に戻した。

あとは身長である。163cmの設定で慣れてしまったのであえて変えなくてもいいのだが少し試してみよう。
20cm足して183cmにした。

(ググンッ…)

背が伸びてスラリと細い身体はまるでファッションモデルのようだが、バレーボールやバスケットボールの選手並みの上添えになる。
仕上げに一気に上限まで上げてみた。

(グググンッ…)

いつもの部屋を俯瞰で見下ろしているような感じになる。
身長に合わせて手足がずいぶん伸びたがひょろ長くて気持ち悪い。ステータスは次のようになった。

 身長  :200cm
 バスト :100cm(77)
 ウエスト: 68cm
 ヒップ : 93cm

身長に合わせて胴回りなどが全体的に太くなったが、2メートルという背丈に対しては細すぎるようでもう少し太めにした方がいいかもしれない。
ただ、胴を太くすればアンダーバストも増えるため、トップとアンダーの差が縮まって胸が小さくなったようにみえてしまう。
この高さでは部屋の中を移動するのも大変なので元の身長まで戻した。
今度は背を縮めてみる。とりあえず、10cmマイナスの153cm。

(シュゥン…)

いつもより目線が下がり、小柄になった。これくらいの身長もかわいいかもしれない。
さらに縮めてみる。どこまで小さくなるのだろうか…

(152、151、150、149・・・)

140cmで止まり、それよりは下がらなくなった。S学校の高学年くらいの身長だろう。ここが下限ということのようだ。子供の目線まで下がり、家具などが大きくみえる。

「しかし…」

見下ろすと2つの乳房が大きく存在感を主張している。バストサイズは100cmのままで身体だけが小さくなってしまったのが要因だろう。

(たゆん…たゆん…)

「S学生クラスのミニマムボディにKカップの爆乳は反則だな…」

ただ、年齢は二十歳のままなので顔はそのままで変だし、下の毛もしっかり生え揃っている。子供になるのも面白そうだが年齢調整機能が使えるようになってからまた試してみようと思った。



体型調節機能で存分に遊んで満足した僕は結局のところ、バストを上限の100cmにして、ウエストとアンダーを少し2cmずつ細くし、その他は初期設定のままとすることにした。
身体は標準的、身体は華奢で手足も細いのだが、胸だけは爆乳というアンバランスさが良い。

 身長  :163cm
 バスト :100cm(65)
 ウエスト: 56cm
 ヒップ : 83cm

僕はしばらくこの体型で過ごしてみることにしたのだが、服や下着を買い直さなくてはならなかった。Kカップの胸がDカップのブラに収まるわけがないし、7号の服も無理があるだろう。
ダメ元でブラを胸に当ててみたが大きな乳房の3分の1も覆い隠せない。バンドの長さには余裕があるためホックは止められるが、カップに全く収まらず乳頭部が出てしまう。
ノーブラのままニットのセーターを着てみると、胸にピッチリと張り付いて乳首の突起が浮き出ており、バストに生地が取られて腹が見えてしまう。

「これじゃさすがに外を歩けないな…
痴女かなんかと間違われてしまう」

とは言っても胸を小さくするという選択肢は僕にはなかった。100cmの爆乳を揺らしながら街中を闊歩したいという欲望が大きくなっていたからだ。
服などは注文すればすぐに届くのがインターネット社会の良いところだ。
僕はPCを開いてネットで探すことにした。