膨乳バトル烈伝 マリカ

ブラン 作
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魔法帝国マグノロワ。高度に発展した魔法国は広大な領土を保有し、豊かな大地は多くの民を養って繁栄を極めていた。
訓練された兵は戦って負けを知らず、近隣諸国を次々と併合し領土はさらに広範なものとなっていた。
マグノロワは占領地から上がる税金や特産品などで大いに潤い、民は立派な屋敷に住み、煌びやかな衣服や装飾品で身を飾り、夜な夜な舞踏会や芝居の観覧に出かけるような豪奢な生活を送っていた。
豊かで洗練されたこの国にはもう一つ別の顔があった。
富の大半は少数の貴族階級が所有し、残りを多数の平民が分け合う構図となっいた。平民の生活は質素であるものの、それでも生活は保証されており衣食住に困ることはなかった。
彼らが不自由のない生活が送れるのは攻め滅ぼした国から連れてこられた奴隷により支えられていたからであった。
奴隷たちは屋敷の建築や道路の敷設、荷物の運搬、町の清掃などあらゆる労働に従事していた。生活は苦しくマグノロワの民としての権利は認められなかった。
彼らのほとんどは一生涯使役され、祖国に帰ることもなく命を終えていくのであった。
マグノロワの民が熱狂する娯楽の一つに闘技場での試合があった。
闘技場はコロッセウムと呼ばれる円形状の施設で、中央に試合場がありその周りを取り囲むように観客席が配置されていた。
そこで戦うのは他国から連れてこられた捕虜や奴隷などであり、マグノロワの民は貴族、平民の区別なく試合を観戦し、ある者は賭け事を行い、試合の勝敗に一喜一憂した。
ただ、試合と言っても血生臭い殺し合いが行われるわけではなく、魔法国らしく魔法で勝負が行われるのであった。
とりわけ人気なのは『BEバトル』と呼ばれる女性同士の戦いであった。各地から連れて来られる選り抜きの美女達が魔法カードを使い1対1で争うのである。
彼女達は負ければ二度と出場することは許されず、勝ち進むことのみが求められた。
勝てば多額の賞金を手にすることができ、最高位となればマグノロワの市民権も与えられるのだった。
なお、『BEバトル』のBEはBreast Expansionの略。
別名『膨乳バトル』とも呼ばれる。