森エルフさんの巨乳願望

ブラン 作
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6 近づくプール開き

6月になり爽やかな日々が続きます。気温は高くなってだんだんと夏の気配が漂い始めます。下旬にはプール開きが計画されています。
全国的には学校にプールがあることが多いそうなのですが、残念ながら朝日山中学校にはそれがありません。ですので近所の市民プールまで歩いて行って水泳の授業を受けるそうです。
授業には学校指定の水着を持っていく必要があります。叔母さんに相談すると作ってくれることになりました。

「それじゃ、エルちゃん。始めようかね。」

「はい。叔母さま。」

叔母さんは仕立てのまじないの達人です。素材があればどんな服でも簡単に作ってしまいます。私も簡単なものなら作れますが叔母さんの技量にはぜんぜん及びません。
ここにいる間、私は叔母さんからたくさん学ぼうと考えています。
紺色の水着の素材が机に広げられています。叔母さんはいくつかの写真などから水着のイメージを頭に浮かべます。
いくつかのパーツが組み合わさって出来ているので、それぞれの形や縫い方をイメージし、私が着用しているイメージと重ね合わせるそうです。
すると一瞬で目の前の素材が水着へと変化するのです。
採寸もせずに作ってしまうのは熟練したエルフにしかできない凄技です。

「うまく出来たと思うけど着てみてくれる?」

「はい…」

私はその場で服を脱ぎ、下着も取って裸になってからその水着に足を通しました。
素材はつるつるとしていて人間界特有のものなのでしょう。少し伸び縮みするみたいで身体にぴっちりとフィットします。

「ちょうどいいです。」

叔母さんの仕立てに間違いはありません。

「ちょっとまってよ。はい。」

叔母さんは水着の胸のところに『3ーA 森中』と書かれた名札を取り付けました。
正直言って格好悪いと思いましたが規則なので仕方がありません。
でも、私は水着を着て気分が上がりました。子供の頃、家族や近所の子達と川へ水遊びに行くのが大好きでした。
本格的な水泳はしたことがありませんが、泳ぎはそこそこ出来ると思っています。

ところで、クラスの女子は水泳の授業があまり好きではないようです。

「はぁ…」

吉川かえでは教室で顔を曇らせていました。

「どうしたの?かえで。ため息なんかついて」

イスに座り、机に両肘を着いている彼女に理由を尋ねます。

「もうすぐ水泳の授業が始まるでしょう…」

「それが?」

「はっ…恥ずかしいからに決まってるじゃない!?」

彼女は自分の体型を気にしており水着になるのが恥ずかしいみたいです。

「水着だと胸が無いのが丸わかりになるでしょ??エルならわかってくれると思うけど・・・」

彼女は自分の胸元を見下ろします。わずかに膨らんでいますがクラスの女子の中では小さい方に入ります。
気にしている人に気にするなと言っても仕方がないので別の言葉を探しました。

「大丈夫よ。これからまだまだ大きくなるって!」

「う、うん…」

私もかなり平らなので、二人の間には不思議な仲間意識が生まれていました。
かえでが続けました。

「エルは何かやってるの?胸を大きくするために。私は毎日、お風呂でマッサージをしているの」

「私は特に何も…。マッサージすれば大きくなるの??」

「乳腺の発達を促すように刺激を与えると大きくなるんだって。私はまだ効果がないけど、その方法で2、3カップ大きくなった人もいるのよ」

「そうなんだー」

彼女は女性雑誌からその情報を得たそうです。私もかえでから方法を教わることになりました。
今ここでは目立ち過ぎるので私たちは放課後、人がいなくなってからにすることにしました。