森エルフさんの巨乳願望

ブラン 作
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7 かえでのバストアップ講座

放課後、夕暮れ時になり窓枠や机たちが影をつくっています。
かえでと私は教室で二人になりました。

「誰も来ないよね?」

「大丈夫。誰か来たら足音ですぐ分かるわ」

エルフの聴力は人の何倍も優れているので、もしこの教室に誰かが近づいて来たらすぐに分かります。
私はイスに座り、かえでが立って説明をします。

「じゃあ、始めるよ〜。まず最初に、エルの理想のバストを想像してください。」

理想か…むずかしいな。理想かどうかは別として私は一旦、矢野みのりくらいの膨らみを思い浮かべました。

「はい。」

「では次に、その理想のバストのバージスラインをなぞってください。」

バージスとはバストと胴体の境目のことよ、とかえでが補足しました。
私は制服のブラウスの上から架空のラインをなぞりました。

「それを指に力を入れながら何度か繰り返します。」

ゆっくりと5分くらい続けるのがいい、とかえでは言います。

「理想のバストを想像しながら、大きくなれと念じながらやるのがいいみたいよ。バージスラインが終わったら内側に向かって円を描くようにマッサージしていきます。」

「内側に向かって円を描くって、こう?」

「ちょっといい?」

後ろからかえでの手が私の脇の下を通ってきて、胸に当てられました。

(きゃっ)

「ここがバージスラインでしょ?ここからこうやって…ほら。わかるかな?」

かえでの小さな手のひらが私の胸板の上で円を描いて動きます。女の子同士なのになんだかちょっとエッチな感じです。

「う、うんっ…そうやるのね、わかったわ。」

彼女の動作を真似して私も同じようにやってみました。

「そうそう。そんな感じ。雑誌には男性のパートナーにしてもらうのが一番効果があるって書いてあったわ。そんなの絶対無理だよね〜」

「パートナー?」

「彼氏とかそういう人のこと。それが無理なら、好きな人のことを考えるのもいいんだって。女性ホルモンの働きが活発になるんだって〜」

男性で真っ先に浮かんだのが叔父さんでした。彼氏とか好きな人とか居ない私はどうしようもないなと思いました。

「ふーん、だれも思い浮かばないわ。かえでは誰かいるの?」

「いっ、いないわっ」

今の焦りっぷりからすると、きっと居るんだろうと思いました。毎晩、好きな人のことを考えながらマッサージしている彼女のことが可愛く思えました。