森エルフさんの巨乳願望

ブラン 作
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21 叔父さんと私

12月に入り雪が降り始めました。
私の住む地域は日本でも北にあり、その中でも冬の寒いことで有名です。
生徒たちは冬になると"冬コート"と呼ばれる紺のスクール・コートを着て登下校をします。
エルフは寒さにはとても強いので私には必要がないのですが、皆と同じものを叔母さんが作ってくれましたので私もそれを着て学校に行っています。
外とは反対に、校舎の中は暖房が効いていて夏かと思うほど暖かくしてあります。
登校するとコートを脱いでハンガーに掛け、ジャケット姿で授業を受けますが、私は暑いのでジャケットも脱いで椅子に掛けてシャツ姿になります。

「暑っ…」

シャツの胸元は大きな胸で盛り上がり、布地が左右に引っ張られてシワができています。ボタンも弾け飛んでしまいそうになっているのでそろそろ作り替えなきゃと思ってます。
私のバストはとうとうHカップになりました。目標にしていたみのりのサイズに並んだので私は嬉しくてたまりません。
トップバストは101センチありますから、同じHカップでもみのりより大きいことは間違いありません。
朝日山中の女子で私が最も背が高く、胸も大きいのです。男子だけでなく女子や先生たちもそれを見てきます。

教室が暑くて気分が悪くなりそうになるので先生に相談して窓際の暖房から遠い席に替えてもらいました。
地球が温暖化していると授業で習いましたが、まず室内の温度をもっと下げるべきだと思います。
クラスメイトにそう言うとみんな大反対しました。とにかく人間は男女問わず寒がりなのです。
本当ならノーブラで過ごしたいところですが、校則違反になるので下にキャミソールを着ないことにしました。ブラのバンドやカップがシャツに透けてしまいますが背に腹はかえられません。

教室の暑さを除くと学校生活に特に問題ありません。12月の初めに後期試験がありましたが、一学期よりも成績が上がっていて叔父さんと叔母さんにも褒められました。 
叔父さんのお店は相変わらずあまり忙しくなさそうですが、叔父さん自身は仕入れや配達などでとても忙しそうにしています。
雪が本格的に積もる前にやることが沢山あるんだと言ってました。
私も時々、週末にお店の手伝いをしています。最近は叔父さんと一緒に仕入れや納品に行くことも増えました。

「助かるよ、エルちゃん。重くないかい?」

「ぜんぜん大丈夫です、叔父さま」

叔父さんは私が手伝う分、他の仕事ができるので売上も上がったと喜んでます。
私も店を手伝うのは楽しくて全く苦ではありません。
時々、叔父さんは私に1年間とは言わずに、ずっとここにいて店を手伝って欲しいと言います。最初は冗談に思っていましたが、半分本気のようで私の両親にもそのような話をしたらしいです。
叔父さんと叔母さんの間には子供がいないので、私を実の娘のように思ってくれているのはありがたいことです。

「ひと段落したから一息つくか。ちょっとその辺りで腹ごしらえでもしとくかな。」

「はい」

叔父さんと時々、一緒にお昼を食べますが決まってセルフ形式のうどん店に入ります。
叔父さんは好奇心が旺盛な人で新しいもの好きです。人間の食べ物でもエルフが食べられそうなものなら勇敢にチャレンジします。
"うどん"は小麦粉に塩と水を混ぜて練り、伸ばして紐状にした食べ物です。叔父さんは湯掻いたうどんの上に醤油をかけ、刻んだネギをのせます。
さらに野菜のかき揚げを一緒に食べます。これは天ぷらという料理の一種で、数種類の野菜を細く刻み、水で溶いた小麦粉に浸し、それを油で揚げたものです。
私は最初、うどんのSサイズを注文しました。Sサイズといってもエルフにとってはかなり量が多いのです。
しかし、口に運ぶと小麦の香りが広がり、つるつるモチモチした麺の食感がなんとも言えずスルスルと食べられてしまいました。
その次からは叔父さんと同じレギュラーサイズを注文するようになり、野菜のかき揚げも付けるようになりました。

(ズルズルズル・・・サクッ)

このかき揚げのサクサクした食感も堪りません。全く人間の工夫はすごいなと思います。
エルフは食物を生で食べる、焼く、煮るのどれかくらいで油で揚げるという調理法は知りませんし、醤油という調味料もありません。
残念ですが、叔母さんはここまで人間の食べ物には手を出しません。スーパーで買うものも基本的にはエルフの森で獲れる野菜や木の実などで、料理も伝統的なものを作ることが多いです。
叔父さんはおそらくそれでは満足できずに時々、こっそり外食に行ってるようです。

「相変わらず、ここのうどんはうまいな〜」

「はい」

「いくつか回ったんだがやはりこの店に戻って来たよ。かき揚げの揚げ加減も抜群だしな」

「美味しすぎていくらでも入りそうなのが怖いですけど…」

エルフにとってうどんとかき揚げのセットはかなりの高カロリーです。時々しか食べないので大丈夫かなと思っていましたが、最近、週に一回は食べに来てるように思います。

(また体重が増えちゃう…)

そう思いながらも叔父さんからのお昼ごはんの誘いを断れない私なのでした。