超乳おとぎ話 金のブラ 銀のブラ

ブラン 作
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ある森に少女とその母親が暮らしていました。幼い頃に父親を亡くし、裕福ではありませんが母親の愛情をたくさん受け優しく素直な少女に成長しました。
母親は家計を支えるため朝早くから夜遅くまで街に働きに出ていました。そのため少女は炊事、洗濯、掃除などの家事を一人でこなしました。

「ふんふふーん♪」

朝食を済ませた後、母親を仕事に送り出すと少女は食卓の後片付けをしました。

「今日はいい天気ね。洗濯物がよく乾きそうだわ♪」

ひとりぼっちになると少女はこのようによく独り言を喋りました。
この日は晴れていたのでカゴに入れた洗濯物を抱えて少女は川のほとりに向かいました。
森の外れには大きな川があり、少女はいつもここで洗濯をしました。雨の日やその次の日は川の水が増して危険ですから晴れになるとほぼ必ずやってきます。
少女はこの場所が大好きでした。川の流れは緩やかで水面が太陽に照らされてキラキラ光る景色がとても美しかったからです。ときどき魚が跳ねる音や、虫たちの鳴き声、鳥たちがさえずり合う声も聞こえます。
このような美しい場所には女神様が棲んでいると母親に教えられ少女はそれを信じていました。
そしてその目でいつか女神様を見られたらどんなに素晴らしいことだろうと想像していました。

(ジャブジャブジャブ…)

少女は川辺の岩の上にしゃがんで、自分と母親の服を冷たい川の水で洗いました。石けんを少しつけて木の板に擦り付け汚れを落とします。そのあともう一度水で流して水分を絞ります。

「よいしょっと」

母親の下着を洗濯しようとカゴから取り出した時、一緒に自分の下着も引っ張り出されて川に落ちてしまいました。
少女はそれにしばらく気がつかず、気付いたときには川に流されて見えなくなるところでした。

「ああっ!ちょっと待って!」

飛び込んで追いかけようかと思いましたがもうどこにあるのか見えませんでした。

「どうしよう!私のブラジャーが…」

少女が年頃になってきたので母親が彼女のために買ってくれたブラジャーでした。
ブラは簡素なもので決して高級なものではありませんが少女にとって大切なものでした。
川下の方で見つかるかもしれないと思ってしばらく歩きましたがそれらしきものは見つかりませんでした。

「お嬢さん。どうかしましたか?」

少女は誰かに声をかけられて振り向くと川の水面に女の人が立っていました。
見知らぬ女性はすらりと背の高い美しい女性で、ぼんやりと明るく輝いて水面に浮かんでいます。少女はそれがまぼろしなのではないのかと疑いました。

「あ、あの… 貴女は女神様なのでしょうか?」

「ええ、そうです。この川の女神です。」

少女は神様に向かってブラジャーを無くしてしまったとは言いにくくて少しもじもじとしていました。
女神が少女に声を掛けました。

「貴女が失くしたのはこの金色のブラジャーですか??」

少女が顔を上げると女神の手にはキラキラと黄金に輝くブラジャーが握られていました。
うっとりとするような美しい刺繍がなされており、少女の簡素な白いブラに比べると豪華でとても大きいものでした。

「いいえ。それは私のものではありません。私が落としたのはもっと小さくて粗末なブラジャーです。」

「そうですか…」

そう言うと女神様は姿を消してしまいました。せっかく親切に尋ねてくれたのに自分の答え方が良くなかったんじゃないかと少女は反省しました。
しかし、すぐにまた女神様が現れました。

「それでは、貴女が失くしたのはこちらの銀のブラジャーですか??」

女神様の手には銀色にキラキラと輝くブラジャーが握られていました。金のブラと同じように細かな刺繍がなされた美しいブラでした。ただ、それも少女のものとは比べ物にならないほど大きなものでした。

「ごめんなさい。それも私のものではありません。」

「そうですか、では…」

女神様が次に取り出したのは簡素な作りの白いブラジャーでした。

「ああっ!それが私のです!」

少女は思わず叫びました。
女神様は笑顔を浮かべながら少女に向かって言いました。

「貴女は正直者ですね。この白いブラジャーを貴女に返します。そして、この金と銀のブラジャーも貴女に差し上げましょう。」

「えっ、それは…」

女神様はそう言って少女にブラジャーを手渡すと姿を消してしまいました。
少女は女神様が消えてしまった所をしばらく呆然と眺めていました。
手には白いブラのほかに金と銀の大きなブラが握られています。
女神様にお礼を言おうにも急なことすぎて何も言えませんでした。



その夜、母親が仕事から帰ってくると少女はさっそく今日の不思議な出来事を話しました。母親はお伽話のような娘の話を最初は本気にしていませんでした。

「…でね。これがそのブラジャーなの」

少女が女神様から貰った金と銀のブラを取り出して見せると母親はたいそう驚きました。

「まぁ!なんて美しいのでしょう!こんな素晴らしいものを今まで見たことがありません。きっと女神様が真面目に働くお前の姿を見てご褒美にくださったのでしょう。」

母親と少女はキラキラと光る2つのブラを眺めました。美しいブラはいくら眺めても飽きることがありません。

「このブラ、よかったらお母さんが使ってくれる?私にはサイズが大きすぎるみたいなの」

「いいえ。女神様がくださった大事なブラです。お前が大きくなるまでしまっておきましょう。それにこれはお母さんにも大きすぎます。」

2つのブラのカップは大人の頭に被せてもまだ余裕があるくらい大きいのです。お母さんのバストも大きい方ですが全くサイズが合わないようです。
ですが、私が大人になってもこのブラが必要になるとは思えません。私の胸にはほとんど膨らみがなく、同い年の子の中でも一番小さいくらいだからです。
私はそれらを編みカゴにしまって自分のベッドの下に置いておこうと思いました。たとえ着けることがなくても時々眺めるだけで幸せな気分になれそうに思いました。

「よいしょっ…」

大きなカゴを出してきて開けました。
少女はそこに仕舞う前に試しにブラを着けてみようと思いました。

「ふんふふーん♪」

質素な布の服を脱ぎ、白い簡素なブラを取るとまだ幾らも膨らんでいないバストが露わになりました。乳頭部が少しぷっくりと膨らんでいますが、乳房と言えるほどの膨らみはありません。
金のブラの肩紐に手を通して背中の留め具を止めてみましたが、もちろんブラのカップにはスイカを入れてもまだ余裕があるほどの大きな空間が出来ていました。

「こんな大きなブラ、一体どんな胸の人が着けるんだろう?」

少女はカップの中に手を入れて前に突き出しおどけていました。その時でした。

「うっ… な、なに?」

背筋にゾクっと悪寒が走りました。それと同時に胸の鼓動がなぜだかドキドキと速くなってきました。

(ドクン… ドクン… ドクン…)

「身体が熱い・・・ヘンな感じ」

熱は身体のある部分に集中し始めていました。

(ドクン… ドクン… ドクン…)

「む、胸が・・・」

(むくっ…)

少女は自分の胸元を見下ろすと小さな胸が少し膨らんだような気がしました。

「えっ!」

(むくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむく・・・)

それは気のせいではありませんでした。
お椀を2つ裏返したほどのふくらみに膨らんだかと思うと一気に大きさを増してぐんぐんと大きくなります。

「いやぁん!どうなってるの??」

(むくむくむくむくむくむく・・・)

大きくなった乳房はブラのカップにちょうどみっちりと収まるくらいのサイズになってようやくその速度を緩めました。

「大きくなっちゃった!お、お母さん!」

少女は思わず大声を上げて母親を呼びました。
華奢な身体には似つかわしくない巨大なバストが形作られており、金のブラジャーにみっちりと包まれています。そして、2つの膨らみの間には深い谷間が作られていました。大人でもこのような大きな胸の女性を見ることはないでしょう。

「まぁ!一体どうしたっていうの??」

母親も娘の大きくなったバストを見て驚きの声を上げました。

「お母さん!ブラを着けたらこんなことになってしまったの…」

少女の胸の膨らみは母親のそれをゆうに超えています。そのバストは少女のへそや腰を隠すくらいに大きいのです。

「なんて大きな… 外せば元に戻るのでは?」

母親の言う通りにブラを外してみます。しかし、留め具が強く噛み合っていてなかなかうまく外れてくれません。

「よっ… こうかな… あれっ…」

四苦八苦していると母親が外すのを手伝ってくれました。

(ぷちっ)

「ふぅ…外れた」

(ずしっ…)

留め具が外れた瞬間、大きな胸の重みがずっしりと身体にのしかかり少女はバランスを崩してよろめいてしまいました。

「大丈夫!?」

母親が少女の身体を支えました。
少女は大きな胸を抱えて立っているのがやっとです。金のブラは巨大な胸の重さをかなり軽くしてくれていたようです。

「小さくならないわ…」

ブラを外しても胸は大きいままで元には戻ってくれません。
試しに銀のブラも着けてみましたが大きくなった胸の大きさに変化はありませんでした。
どうしようもありませんので少女はこれから大きな胸のまま暮らすしか仕方がありませんでした。



少女の胸が大きくなった話は噂となり村の中に伝わりました。
それを聞きつけて一人の女の人がやってきました。少女よりも歳上で背の高い美しい女性です。

「あ〜ら?かわいいお嬢ちゃん。アナタが女神様にブラを貰ったって子?」

裕福な地主の家でわがままに育ち、貧乏な母子のことを見下すので少女はこのお姉さんがあまり好きではありませんでした。
お姉さんは少女の胸の膨らみを見て驚いたようでしたが、大したことがないような素振りをしていました。少女からどのように金と銀のブラを手に入れたのか、どうやって胸が大きくなったのか一部始終を聞くのでした。

「へー、そうなのー。どちらも自分のブラじゃないって言ったのね」

正直な少女は聞かれたことを全て答え、女神様に貰ったブラも見せてあげました。
お姉さんはブラの美しさに心を動かされたようで、早速、川のほとりに行き自分も女神様にお願いすると言って帰りました。

お姉さんは家に戻って自分のブラジャーを何枚か取り出しました。いずれも美しい刺繍がなされた高級品でツヤツヤと絹のように光っていました。サイズはその年の娘にしてはかなり大きく豊満なバストもお姉さんの自慢でした。

「これだけの枚数があれば十分よね?あんな小娘なんかに負けてられないわ!」

この周辺の村や町で自分が一番美しく、一番大きな胸をしていると思っていたお姉さんは少女を見て大きなショックを受けていました。そして、女神様に少女よりも大きなブラを貰おうと考えていました。
川のほとりに着くと早速、お姉さんは一枚の白いブラを川に投げこみました。

「・・・・おかしいわね」

しばらく待ちましたが女神様は現れませんでした。

「もう一枚投げてみましょう」

お姉さんはもう一枚、川にブラを投げてみました。しかし、やはり女神様は現れません。

「ええい!こうなったら3枚まとめて!」

今度は3枚を一度に放り込みました。すると水面がぷくぷくと泡立ってきてようやく女神様が現れました。

「こほんっ… こ、この白いブラジャーを落としたのは貴女ですか?」

女神がそのように尋ねるとお姉さんは首を横に振りながら言いました。

「女神様!私が落としたのはそれではありません!もっとキラキラした美しいブラです。」

女神様は少し首を傾げました。

「そうですか、では… 貴女が落としたのはこの金のブラジャーですか?」

女神様の手には少女と同じくらいの大きさの金のブラが握られていました。

「いいえ。私が落としたのはそれよりもっと大きなブラです。」

欲張りなお姉さんは少女のものよりもっと大きいブラを欲しがりました。

「そうですか… 少しお待ちなさい」

女神様は先ほどよりも倍ほど大きなブラを取り出してお姉さんに見せました。

「それです!それが私のブラです!女神様、ありがとうございました!」

お姉さんは巨大な金色のブラジャーを受け取ると急いで家に帰りました。



家に帰るとお姉さんは早速、女神様に貰ったブラを着けてみることにしました。
家は村で一番のお屋敷で召使いも抱えています。お姉さんはその中でも一番大きな部屋を使っていました。
その部屋だけで少女の家よりも大きいくらいでした。
テーブルやイス、ベッド、チェストなどの家具はどれも美しい装飾が施された高級品で豊かな暮らしぶりが伺えました。
お姉さんは大きなブラをベッドの上に放り上げると服を脱ぎ始めました。

「うふふ。これで町一番、いえ、この国一番の巨乳美女になるのよ!」

服を脱ぐと美しいシルクのブラに豊かなバストが包まれていました。留め具を外してそのブラを取ります。

(ぶるんっ…)

お姉さんの胸はメロンが2つ並んでいるかのような美しく丸い乳房です。色白で肌のきめは細かくお姉さんが自慢にするのも無理はありません。街を歩けば必ずといっていいほど男の人の視線を集めてしまうのです。
お姉さんは大きな金のブラを手に取って肩ひもに腕を通しました。そして、少女から聞いたのと同じように背中の留め具を留めて胸が大きくなるのを待ちました。

「うっ・・・ きたっ」

胸の鼓動がドクドクと速くなり、身体が熱を帯びてきます。その熱がだんだんと胸に集まってくると成長が始まります。

(むくっ…)

大きな胸がぶるんと波打ってひと回り大きさを増しました。

(むくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむく・・・)

目に見える速さで胸が大きくなっていきます。一気にスイカほどまで膨らんだかと思うと、少女の胸のサイズを簡単に超えてそれよりも大きくなっていきます。
そして、巨大な金のブラジャーの容量がいっぱいになったところで成長が止まりました。
少女のバストと比べるとゆうに2倍はあるでしょうか。巨大なブラにみっちりと詰まった胸はお姉さんの腹部より下、膝に届くほどの大きさです。

「ふぅ… やりましたわ!これでこの国一番のバストを手に入れました。舞踏会では誰も私を放っておかないでしょう。もしかしたら王子様から声をかけられるかもしれませんわね?」

お姉さんは自分の姿を鏡に映してうっとりと眺めました。金色のブラジャーはキラキラと光って美しく、いくら見ても見飽きることはありませんでした。しかし…

(ずしーっ)

「な、なに?急に胸が重く…」

急に胸の重みを感じました。かなりの大きさですから重いのは当たり前ですが、金のブラがそれを軽くしてくれると聞いていました。
しかし、次第に耐えられないほどの重さになり、お姉さんは鏡の前で膝を着いてしまいました。

「どういうことなの??」

鏡を見るとあれほどキラキラと美しかったブラジャーが薄汚い灰色に変わっています。そのために急に重さを感じたようでした。

「あの女神め!不良品を渡したわね!」

罵っても後の祭りでした。灰色のブラを外しても胸のサイズは元に戻ることはなく、胸が大きく重すぎて身体を起こすことすら出来ませんでした。
お姉さんは召使いを呼んで起き上がらせてもらいましたが、胸だけでお姉さんの元の体重の二倍はあるので一人で歩くことが出来ない身体になってしまいました。



そんなお姉さんの悲劇は知らずに少女は今まで通りの生活を送っていました。
朝は母親より早く起きて朝食の準備をします。2人で朝食を食べて母を仕事に送り出し、片付けをした後、晴れた日は川に洗濯をしに行き、洗濯物を乾かしている間に部屋の掃除やご飯の準備などをこなします。
ただし、胸が大きくなったため今まで通りにいかないこともありました。

(あっ!)

「ガシャン!」

大きな胸は狭い家の中では邪魔になり、色んなところにぶつかってしまいます。
テーブルの上の食器を胸で落としてしまったり、台所の瓶を倒してしまったりします。
掃除のときは大きな胸で床が見えませんし、料理のときは手元が見にくくて不便です。
狭いトイレでも大きな胸が邪魔になります。
そして、着る服にも困ります。もともと少ししか服を持ってませんでしたが、大きな胸のために全て着られなくなってしまいました。
ですので、今は母から貰ったガウンを着ています。腰のところで帯を絞めて、はだけないようにしていますが、ガウンの隙間からは豊かな谷間が覗き、時々、金や銀のブラの縁がチラリと見えます。
丈が長いため裾がずってしまうのも問題ですが何も着ないよりはずいぶんマシです。
母親は今度、給金を貰ったら街の仕立て屋で服を作ってくれると言いました。
少女は母にお金を使わせてしまうことを申し訳なく思いましたが、新しい服をとても楽しみにしていました。

母親の仕事が休みの日。2人は服を仕立てに町へと出かけました。

(ゆさっ… ゆさっ… ゆさっ…)

少女は母親のガウンを羽織っていましたが、歩くだけでその中の胸がゆさゆさと揺れてしまいます。
森の中なら気になりませんが、町中では人に見られている気がして落ち着きません。
小柄な少女が大人用のガウンを着て、大きな胸を揺らしながら歩いているのですから目立たない方が不思議かもしれません。
少女はなるべく母親の後ろを隠れるようにして歩きました。
仕立て屋に着くと中から年老いた男の人が出てきました。母親が少女の服を作って欲しいというと老人は巻尺を持ってきました。

「お嬢ちゃん、ちょっと失礼するよ」

そう言って老人は少女の身長や肩幅、腕の長さなどを測りました。胸囲の数字には流石にびっくりしたようでした。

「むほおおっ!年の割になんと豊満な…」

服は簡素な作りのものですが、急いで仕立てても2日ほどかかるということでした。出来上がったら母親が仕事の帰りに受け取りに行ってくれることになりました。
母親は支払いをするので仕立て屋の外で待っているよう少女に言いました。
少女は新しい服を作ってもらう嬉しさでウキウキした気分で店の外に出ました。

お店から出たその時でした。

(ズテーンッ!!)

ついうっかりガウンの裾を踏んでしまい前につんのめり転んでしまいました。
幸い顔はぶつけませんでしたが、前に突っ伏してしまいました。

「大丈夫ですか?お嬢さん?」

少女に手を差し伸べてくれる人がいました。
声から男の人だということがわかりました。少女は男の人の大きな手に引っ張られて立ち上がらせてもらいました。

「すっ、すみません。ありがとうございました!」

少女が見上げると男の人は整った身なりをした若い紳士でした。髪は金髪で端正な顔立ちの背の高い好青年です。
あまり男の人と話したことのない少女は恥ずかしくてぽっと顔が赤くなりました。

「お、お嬢さん、あの、胸元が…」

若い紳士は視線を上に逸らして言いました。
見るとガウンの胸元が大きくはだけていて、金色のブラジャーの包まれた豊かな胸が全開になっています。しかも、転んだショックでブラからズレ下がり乳頭が2つともポロリと飛び出していたのです。

「きゃっ!やだっ!」

少女は慌ててガウンに胸を仕舞い込みました。胸を見られた恥ずかしさでさらに顔が真っ赤になりました。
紳士はバツが悪くなってすぐにその場を立ち去ってしまいました。

支払いを済ませた母親が店から出てきました。そして少女の真っ赤な顔を見て不思議そうに尋ねました。

「どうしたの?何かあったの?」

「ううん。なんでもないの!」

少女は家へ帰る途中もあの優しい紳士のことを考えていました。そして、おっぱいを見られたことを思い出すと恥ずかしさでまた顔を赤くするのでした。



それから数日後、少女が一人で家事をしていると家の前に大きな馬車が止まりました。
馬のいななく声にびっくりして少女は窓から顔を覗かせました。

「ああっ!」

馬車から降りてきた男の人の顔に少女は見覚えがありました。仕立て屋の前で会ったあの紳士です。

「ど、どうしよう。こっちに来る…」

家には少女しかいません。居留守を使うことも考えましたが、もし何か大事な用事だったらいけないと思い扉を開けました。

「やあ、この間のお嬢さん。突然、やってきてごめんなさい。どうしてもお会いしたくて仕立て屋に場所を聞いてやってきたのです。」

少女は新しく作った服を着ていました。
簡素な作りですが仕立てはしっかりしており、大きな胸が胸元を大きく盛り上げていました。

「なにか御用かしら?」

少女は恥ずかしくてまともに男の人の顔が見られませんでした。
 
「ええ。実はお嬢さんにお願いがあって来たのです。その前に名前を名乗るのを忘れていましたね。」

紳士は少女に名前を名乗り自己紹介をしました。その名前には何となく聞いた覚えがありました。

「王、子・・・様?」

「いかにも。私はこの国の王子です。しかし、そんな身分のことは関係なく今日は折り入ってお願いがあるのです。」

しばらく間が空いた後、王子が口を開きました。

「一目見て貴女が好きになりました。私と結婚してください!」

「えっ?えっ?何をいってるの??け、結婚なんて私、考えたこと… 」

まさかの告白に少女は頭が真っ白になり何と答えてよいかわかりませんでした。

「返事は今すぐでなくて構いません。また三日後に返事を伺いにきます。」

そう言うと王子は馬車に乗って帰って行きました。



母親が仕事から帰ってくると少女は今日の事件のことを話しました。

「ほんとうなの?まさかそんなことが!」

もちろん母親はびっくりしました。ですが、正直な娘が嘘をつく筈がありませんし、家の前に馬車が停まった跡があるのもそれを裏付ける証拠でした。

「どうしよう!お母さん!」

「貴女はもう年頃の娘です。男性から求婚されても何も不思議なことではありません。王子様がどのような方が知りませんが、貴女が良いと思ったならそれでいいのです。母のことは考えなくて構いません。」

少女は既に心を動かされていました。仕立て屋の前で手を握られたときに心臓がドキンとしましたし、裸の胸を見られてしまったのでこの人のところにお嫁に行くしかないと思っていたのです。
三日後、少女は王子様のプロポーズを受け入れました。



王子が貧しい家の少女と婚約したニュースは国中を駆け巡りました。
婚礼の儀の日取りも決められ、町は祝福ムードに溢れました。
少女の大きな胸に合わせて新しいドレスも仕立てられました。試着してみましたが、華奢な身体に似つかわしくない巨大なバストが溢れんばかりになっています。
婚礼の儀では高いヒールを履いてドレスの裾を引きずりながら歩かないといけません。
慣れない靴にも慣れておく必要がありました。
王子様が言いました。

「本番で転ばないように気をつけ… あっ!」

(ズテーンッ!!)

少女は裾をふんでしまい、また転んでしまいました。王様は少女の手を取って身体を起こしました。

(ぼろりんっ!)

そのとき、豊かなバストがドレスからこぼれ出てしまいました。

「やあん!もう、見ないで!」

少女は慌てて胸を手で隠し、顔を真っ赤に赤らめるのでした。



なお、仕立て屋の前での二人の偶然の出会いは女神様の演出によるものだったということです。


END