短編集 〜豊・乳・ワールド〜

ブラン 作
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【L】バレーボール部の元エース


最近、同じクラスに気になっている女の子がいる。
長身でショートヘアが似合う子で、運動神経が良くてバレー部でエースとして活躍していた。中性っぽい見た目のお陰で女子人気が凄く、バレンタインデーに紙袋いっぱいほどのチョコレートをもらうことでも有名だ。
6月の公式戦を最後に部活を引退し、現在は受験に向けて勉強に励んでいるが学業もなかなか優秀らしい。
なぜ気になっているかと言うと、最近、彼女が急に女っぽくなったからだ。

その変化に気がついたのは夏休み明け。
ボーイッシュだった短髪が伸びて耳を隠すくらいのショートヘアになり、尖っていた顎のラインが少し丸みを帯びて柔らかな印象を受けるようになった。そして、もともと大きいと噂されていた胸のボリュームが一段と大きくなっていたのだ。
バレーのときは邪魔になるという理由でFカップの胸にサラシを巻いて抑えていたそうであるが、その胸はもうどう見てもFというボリュームではなくなっていた。
夏休みの間に何かの要因で急に大人びてくるということは年頃の少年少女にはありえることだが、彼女に一体何があったのだろうか。
僕の親友であり悪友でもある男も同じことに気づいたようだ。

「おまえも気づいたか?あいつの胸、急にデカくなったよな?」

「ああ」

「バレー部を引退してかららしいぜ。体重も増えて胸は3サイズ大きくなったらしい」

この時期の生徒が陥りやすい現象といえる。部活を引退して運動不足になり、体重が増えるのは男女を問わずありえる話だ。

「3サイズってことは"I"か… 」

「いや、"J"らしいぜ。」

Fカップの胸は夏休み前にはすでにGに成長していたらしく、そこからの3サイズということらしい。
高3でどんな成長しとるんだって感じだ。

「男にでも揉まれたか?」

「そういうウワサは聞いてないな。」

情報の確度は怪しいものの僕は親友の話を聞いて少しホッとしたのだった。

秋になって彼女の胸はまた一回り大きくなった。
制服のシャツのサイズは一つ大きくしたそうだが、それも窮屈になりつつありボタンが悲鳴を上げている。
このままでは弾け飛ぶのも時間の問題だろう。
体操着もヤバいことになっている。
筋肉質でスリムだった身体は女性らしく丸みを帯び、豊かになったヒップがショートパンツをぱつぱつに張り出させている。そこからムチムチとした肉感的な太ももが伸びている。
やはり注目を浴びるのは大きな胸の膨らみだ。歩くだけでもユサユサと揺れ、軽く走るだけでぶるんぶるんと大揺れになってしまう。胸に布地が取られるために、時々、つるりと綺麗なお腹がチラッと見えることがある。以前は筋肉が浮き上がっていた腹部が柔らかな脂肪の層で覆われている。

(のしっ…)

大きくなった胸が重いのだろう、授業中はいつも机に胸を乗せるようになった。それを横の席から観察できるのは嬉しい限りだ。

「Lカップ、まだ成長中だとよ。一体どこまでデカくなるんだろうな?」

悪友が周りに聞こえない声で僕に囁いた。

「Lって… そんなサイズあんのか?」

「もちろん規格外だろうよ。合う下着がなくて特注してるってウワサだぜ。」

「すげ…」

運動不足に受験のストレスも重なり体重とバストサイズは右上がりで増えているという。本人もさすがにヤバいと思っているようだが受験が終わったらダイエットに励むと言っているそうである。
しかし、これから本格的な受験シーズンを迎えると彼女の胸はどうなるのだろうか?

(プチンッ…)

ボタンが教室の床を転がっていた。