短編集 〜豊・乳・ワールド After〜

ブラン 作
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K 朝いつも見かける子


僕は毎朝電車に20分ほど揺られて高校に通っている。退屈な毎日の中で数少ない楽しみの一つが朝、電車であの子の姿を見つけることだ。
大きな瞳が印象的な美少女で、身長は150センチに満たないのに高校生とは思えない巨大なバストを保有している。
以前、たまたま僕の隣に彼女が立っているときに電車が急ブレーキをかけたため吊り輪から手が離れて僕の方に倒れてきた。その際、その大きなバストが僕の右肘に押し付けられるという嬉しいことが起こった。
彼女はすみませんと僕に謝り、僕はいいえとひと言発しただけだった。そのときに何か気の利いたことを言えなかったことを非常に後悔している。彼女と知り合いになれる絶好の機会を逃してしまったのかもしれない。

そのようなラッキーな出来事が再び起こる訳もなく、それ以降も毎朝、同じ電車に乗り学校に通う生活を続けていた。
彼女の高校は3つ先の駅が最寄りでいつもそこで降りる。電車に乗っている時間は10分ほどだ。

(相変わらずデカいよな…)

蒸し暑い梅雨の季節がやってくると車内はじめじめとして不快になったが、あの子は白いシャツの上にベージュのスクールベストの夏服スタイルに変わり、どんよりとした空気に清涼感を与えていた。
ベストが胸のカタチを浮き上がらせるので大きさがしっかりとわかる。成人の女性でもこれほどのサイズはなかなかいないだろう。
サラリーマンのオヤジも僕と同じ歳くらいの学生も彼女の胸を目で追っていた。

本格的な夏がやってくると白い半袖のシャツに胸に赤いリボンだけとなった。大きな胸がシャツの布地を張り出させて皺を作っている。シャツのサイズを胸に合わせているためか胸以外は全体的に余裕があった。

夏休み明け。約1ヶ月ぶりに見ると彼女の肌は少し日焼けしていた。休み中に海にでも行ったのだろうか?大きな胸を小さなビキニに詰め込んでたゆんたゆんと揺らしている彼女を勝手に妄想する。
こんな子がビーチにいたら大注目されるのは間違いないだろう。もしかして彼氏と一緒に海に?彼女ほどかわいくて胸が大きければ彼氏の一人くらいいてもおかしくはない。あまり考えたくはないけれど。
もう一つ気がついたのは胸の膨らみ。それは春よりも「確実に大きくなっている」ということだ。
以前からそうなのではないかと疑っていたが毎日見ているとなかなか変化に気付けない。だが、1ヶ月ぶりに見るとそれは明らかに大きくなっていたんだと確信するに至った。

残暑の季節が過ぎて秋めいてくると制服はブレザースタイルとなり、夏服サービス期間は終了した。
相変わらずブレザーのボタンは止められていないが、どうやってももう閉まらなさそうである。初めて彼女を見た時から比べると二回りは大きくなってそうだ。
彼女が電車に乗ってくると何人かの乗客が視線を向ける。入り口付近が混んでいるときは彼女は胸を腕で守りながら中へと入ってくるが、大きな膨らみはやはり邪魔なようだ。

季節は冬へと突入し、日に日に気温が下がって来ると彼女はブレザーの上に冬コートを羽織るようになった。膨らみが覆い隠されてしまったのは残念だが、コートの上からでも存在感が伝わるのはさすがである。
彼女のバストはこれからまだ成長するのだろうか?春になってコートを脱ぐとき、また一回り大きくなった膨らみを見るのが今から楽しみである。

(+12cm K→Pカップ)