育乳学園U

ブラン 作
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慌しかった4月が過ぎ、連休明けの5月は穏やかな日々が続いていた。
春から初夏にかけての峯山高原は空気が澄み渡り、新緑が芽生えて大変美しい。連休中は都会から沢山の観光客が押しかけて賑わっていたが、それも終わると静寂に包まれて大変のどかなものである。
このシーズンは高原を散策するのに最も良い時期の一つであり、学園の行事には遠足が取り入れられている。
この日、8組の生徒たちは学園から歩いて約1時間半のところにある多輪和湖という湖を目指して歩いていた。

「ふう。意外と暑いですね。」

まだ日が昇り切っていない時間帯だったが初夏の日差しに照りつけられ、檜原先生の頬には一筋の汗が伝っていた。
僕は汗をかくほどではなかったが、重い膨らみを2つも抱えている女性たちにとってはそこそこ堪えるようで、生徒たちも一様にはぁはぁと息をきらせていた。

「先生、あとどれくらいで休憩ですか?」

聞いてきたのは学級委員を務める柏木景子という生徒であった。彼女のバストは確かXカップとクラスでもなかなかのサイズを誇っている。

「そうだな。一旦、この辺で休みにしようか?」

湖まではまだ先だったが僕は視界が開けた眺めの良い場所で休憩を取ることにした。疲れてきた生徒もいて隊列が長くなってきているのでここら辺で一息入れるのがいいだろうと思った。
女生徒たちは皆、学校指定の体操着の上にジャージを着て背中にリュックを背負っている。その中には弁当やおやつ、水筒などが入っているようだ。背負い紐が胸の膨らみを押さえるためにそこがさらに強調されて見える。

「やった〜、休憩」
「いい天気で良かったわねー」
「ひと休み、ひと休み」

後列の女子たちも追いついて皆が芝の上でしばしの休憩となった。柏木さんはリュックを肩から下ろし、ジャージのジッパーを下げて上着を脱いだ。

(ばるんっっ)

「ふぅ。暑っ。」

ジャージの中から白い体操着に包まれた大きな膨らみがこぼれ出てくる。バストの揺れを最小限にするためその下にはスポーツブラを着けているが、これがぴっちりと肌に張り付くので暑いらしい。
体操着は汗で蒸らされていてスポーツブラの黒い色が透けてしまっている。

(パタパタ…)

柏木さんは体操着の首元を引っ張り、できた空間に扇子で峯山高原の澄んだ空気を胸元へ送り込んでいた。
Xカップで両胸の重量は10キロを超えているそうであるから、それを抱えて長距離を歩くのは負担が大きいのだろう。Zカップ超えともなるとさらに大きな重量を抱える訳だから足腰を鍛えておくことは非常に大切である。
峯山の生徒は基本的に健康的な身体に育っており全国の女子の平均よりも体格が良く身体能力も高い。大きなバストを支えるための身体作りが小さい頃から行えていることを表している。

(ばるんっ)
(ぼるんっ)
(ぷりんっ)

他の生徒たちも一様にジャージのジッパーを下げて身体に籠った熱を放出させていた。
中には既に上着を手に持って涼しげに歩いてきた子もいた。バストはスポーツブラで固縛されているとはいえ揺れを完全に抑えることは不可能で、歩くと小刻みにたゆたゆと揺れる。
初夏の陽光と高原の爽やかな風、小鳥のさえずりと女生徒たちのかしましい喋り声が相まって楽しい気分で休憩時間を過ごした。

「さあ。そろそろ出発するよ」

10分ほど休憩を取った後、再び目的地に向かって歩き始めた。多輪和湖まではもうひと頑張りのところである。今度は檜原先生が先導役になり、僕は列の後ろを務めることになった。ここからは道が広くなる代わりに車通りも多くなるため横に広がって歩かないようにしないといけなかった。
大きい胸を抱えて比較的ゆっくりと歩く女生徒たちの後ろにつき、左右に揺れるヒップを眺めながら歩いているとなんだか自分が牛追いになったような気分になった。

平日の午前中とは言え、多輪和湖に訪れる人は結構いるようで大型の観光バスともすれ違ったりした。
道沿いには観光客を当て込んだカフェやレストラン、雑貨店などが点在しており、さらに湖に近づくと別荘やリゾートホテルなども見えた。
見晴らしの良い広場からは湖の全貌が見渡せるようになっており僕はその美しい景色にとても感動した。
ただ、生徒や檜原さんたちはここには何度も訪れたことがあるらしく、景色よりも土産物屋やフードワゴンが並んで賑やかな様子を楽しんでいるようだった。
僕たち以外はほとんどが老人や熟年夫婦、小さな子供を連れた母親たちだったが、すれ違う誰もがうちの女生徒たちの胸の膨らみを見て驚いていた。
何しろ平均Vカップ、最大で3Zカップの女子高生たちが集団で30人もいるのだから周囲から注目を浴びないはずはない。

「凄いおっぱいね〜」
「むほっ。何と豊満な!」
「峯山の生徒だそうよー」

ざわめきを聞いて土産物店のスタッフなども顔を覗かせていた。

「ででっ!でっか!」
「なっ、なんだ?!あの超乳軍団は??」
「全員、規格外じゃねぇか!」

偶然居合わせた他校の男子学生たちもその光景に自分の目を疑っていた。

「ねえねえ、お姉さん。触ってもいい?」

小さな女の子が駆け寄ってきてウチの生徒の一人に訊ねた。聞かれてたのはZカップを誇る橘(たちばな)さん。女の子は小学校に入る前くらいの小さな子だ。

「いいわよ〜」

橘さんはにこやかな笑顔で応えながら、少し膝を屈めて豊満なバスト女の子の目線まで下ろした。

(もにゅ)

女の子の手が橘さんの体操着の膨らみに触れて柔からく歪む。

(もにゅっ…もにゅっ…もにゅっ…)

「すご〜い、ママよりもおっき〜い!」

橘さんのバストは女の子の頭よりも十分に大きく、すっぽりと隠れてしまうほどだ。
そこに現れたのは女の子の母親らしき女性だった。

「す、すみません。この子が急に…」

「あははっ、大丈夫ですよっ」

橘さんは全く気にしてない風である。
胸の大きな彼女たちは同性からバストを触らせて欲しいと頼まれることが時々あるらしい。大きな胸に触れるとご利益があるとか、女児に触らせると将来巨乳に育つとか言われているためこのように見知らぬ人から頼まれることもあるようだ。
実際にこの後も同じようなことが起こった。

人の多い広場から少し離れ、湖畔へ降りていくことにした。そこで昼食を摂り、その後はしばらく自由時間ということにする。
広場から湖畔へは階段で降りて行かねばならないが、彼女たちは少し苦労するところである。なにしろ大きな胸のせいで足下がほとんど見えないからだ。
階段には手摺りが付けてあるのでそれを利用し、檜原さんと30人の女生徒は列になってゆっくりと階段を降りた。
湖畔に近づくにつれて蒼く美しい湖面の様子が見えてくる。太陽の光を受けてキラキラと反射し、空の青さとのコントラストも美しい。湖畔は公園のようになっており、人は多くなくそれぞれ散策したり、ランニングをしたりと思い思いの過ごし方をしていた。僕たちは開けた場所に集まり、その周辺でランチと自由行動とした。

「ホントにいい景色ですねー。ここは何度来ても飽きないですー」

「素晴らしい眺めだね。地元の人に人気なのがわかるよ。」

多輪和湖は火山湖であり、流れ込む大きな河川はないため生物があまり棲んでおらず、そのために湖水が澄んで透明度が高いのだそうだ。水深は深く、水浴には適していないためビーチはなく、湖岸で足をつけて遊ぶくらいしか出来ないがそれが湖の環境を保つことにもなっているらしい。
生徒たちは思い思いのグループになって散らばり、レジャーシートを広げて座りリュックから弁当を取り出してランチを始めている。お弁当は寮母さんに頼んで作ってもらったのを持参しているので内容は全員同じである。

「あっ!あそこにいるのはたぶんウチの初等部ですよ。ちょっと挨拶してきますー」

檜原さんは50メートルほど離れたところにいる一団
を見つけてそちらに駆け寄って行った。
僕も昼食を食べるために良い場所を探し、リュックからレジャーシートとコンビニで買ってきたサンドイッチ、缶コーヒーの入った袋を取り出した。シートを広げて座り、美しい湖を眺めながらサンドイッチをひと齧りした。数分したら檜原さんがこちらに戻ってきた。

「ただいまー!やはり初等部でしたー。6年生でしたよ。後でこっちに来るって言ってました。」

「そうなんだ。それよりお昼にしない?」

「あ、はい!もうお腹ペコペコです!」

檜原先生は僕の隣に座り、リュックから弁当を取り出した。

「先生はコンビニのですか?わたしがお弁当作ってきたら良かったですね…」

「いや、そんなわけにはいかないよ。それに、コンビニのサンドイッチだって大したものだよ。昔より格段に旨くなってるしな。」

「唐揚げいります?おひとつどうぞ」

檜原さんはかなり大きめサイズの唐揚げを箸で摘み僕の方へ向けた。

「はい、あ〜ん」

「ああ、ありがとう」

生徒たちの目もあるので僕はそれを一度手で受け取ってから口へと運んだ。

(もぐもぐ…)

「んっ、うまい!」

「やったー!ありがとうございます♪」

本当に旨い唐揚げだった。弁当箱の中で衣のサクサク感は失われてしまうのは仕方がないが、反対にしっとりとしているのが美味しく、ジューシーで味付けも絶妙だった。

「どこかで買ったやつ?」

「いいえ、ワタシが作ったんです!昔から唐揚げが大好きで色んなのを食べ歩いてたんですけど、それだと満足できなくなって自分でタレやスパイス、揚げ方や揚げ油までこだわるようになっちゃったんですよねー」

「凄いな。これなら店を出せるんじゃない?」

唐揚げと檜原さんの意外な一面に驚きつつ残りのサンドイッチを頬張っていると、初等部の一団がこちらへとやって来た。
引率しているのは若い女性の先生で檜原さんと同じくらいだろう。檜原さんほど大きくはないがZカップに近い膨らみを持っている。

「こんにちは!はじめまして〜!6年2組の担任の花村若菜と申します。」

「こちらこそ、はじめまして。ここまでは歩いて来られたんですか?」

「いいえ、この子たちにはちょっとハードですから学園からバスで来ています。」

「なるほど。そうですか」

運動も度が過ぎれば毒となる。年齢に合わせて距離を設定するのが良いのだ。
ただ、6年生ともなると背丈は高校3年生と比べてそれほど大きな差がない。体力もそれほど違わないのではないかと思う。
顔はまだ幼くウチのクラスの子たちと比べるとまだ明らかに子供だが、中にはなかなかの膨らみ具合を見せている子もいた。
初等部の子どもたちからすると高校生は憧れのお姉さん。バストも格段に大きいのを見て尊敬の眼差しが向けられていた。
一般的に胸の発育は早い子で4年生から始まる。4年生から膨らみ始める子はおよそ4割、5年生からが5割、6年生以上からは1割と言われる。これは峯山の生徒でも同じである。そのためやはり膨らみに個人差が生じるのは当然のことである。
この時期の子供たちは何かと人と比べたがる傾向があるので、周りと比べて発育が遅くても気にしないようにと教えることが大切である。

「あの〜。触らせてもらってもいいですか??」

6年生たちがうちのクラスの子に胸を触らせて欲しいとお願いしていた。平均Vカップのお姉さん達は彼女達からするとどれも異次元のバストなのである。

「いいわよー、どうぞ」

それを高3生が心安く受け入れて胸を触らせる光景もまた微笑ましいものである。

(もにゅっ…もにゅっ…もにゅっ…)

初等部の児童にとって上級生と触れ合うことはかけがえのない体験になるだろう。
これが広場の至るところで繰り広げられており、通りががった人々も目を見張っていたようだ。

「もういいかな??じゃあ、今度はお返しね〜」

(わしっ…)

今度は反対に高校生が6年生の胸を触り始めた。これも胸が大きくなるおまじないの一つであり、学園の中ではこれが慣わしとなっているらしい。

(ぷにっ… ぷにっ…)

「大きくなあれ… 大きくなあれ…」

女の子の体操着の膨らみは年相応と言えるサイズ。まだまだこれから本格的に大きくなるのであろう。

(もにゅ… もにゅ…)

「あ、ありがとうございました!」

僕は職業柄、年齢を問わず胸の膨らみが気になってしまうのだが、6年生の中にひときわ大きい子がいたのでつい目で追ってしまった。

(おっ)

体操着の膨らみが他の子と比べて突出しているのだ。
背丈も160センチ近くあり頭半分出ている。手足や身体の線は細くまだ未成熟な少女のものだが、胸の膨らみだけはメロン2つ分くらいあるのだ。
どんなものだろう?Iカップは超えているかもしれないな。髪は耳だしのショートカット。あどけない顔だがなかなかの美少女だ。僕はショートカットに巨乳という組合せにかなり弱い。
そのショートカットちゃんもウチの生徒のおっぱいを触らせてもらいたいようだったが、迷って躊躇している様子だった。

「わたしでよかったら、どうぞー」

そう声を掛けたのはクラスナンバーワンで3Zカップを誇る桜井詩織だった。彼女は他の子に胸を触らせていたのが終わったのでちょうど手が、いや、胸が空いたところだったのだ。

「いいんですか??お願いします!」

ショートカットの子の表情がパッと明るくなり桜井さんの方へ駆け寄った。

「よろしくお願いします!」

(もにゅっ…もにゅっ…)

「わぁ。すごい。おっきい・・・」

小さな二つの手が大きなバストに触れて柔らかく歪ませる。
クラスのナンバーワン同士の対決となったが、桜井さんの3Zとはもちろん比較にすらならなかった。

(もにゅっ…もにゅっ…)

桜井さんは落ち着きのある優しい女の子で、その歳で既に母性が溢れているようなタイプの子だ。言っちゃなんだが檜原さんよりも大人っぽいと感じる。

「お名前は?・・・そっか、なつみちゃんね?・・・なつみちゃんの胸も結構大きいよね?・・・そうなんだ、すごいね・・・そろそろいいの?・・・じゃあ、今度はお返しね」

バストタッチが終わると今度は桜井さんがショートカットの子の胸に触れる番になった。

(ぴくっ…)

「あっ、ごめん、痛かった??」

「ぜんぜん大丈夫です」

胸に手が触れたときに女の子がビクッとしたのを桜井さんは気遣って言った。成長期の胸は張っていてデリケートなので注意が必要である。

(むにゅっ…)

体操着の膨らみが桜井さんの二つの手で揉み込まれる。年齢に似つかわしくない豊かなバストはその手には収まらない大きさだった。

(もにゅっ… むにゅっ…)

「おっきい・・・私が6年生のときこんなになかったかも?? もっと大きくなあれ・・・もっと大きくなあれ・・・」

バストタッチの応酬が終わるとショートカットの子はお礼を言って帰っていった。6年2組の子たちの集合時間になったようで、全員が花村先生の元に集まって点呼を受けていた。6歳下のかわいい妹たちとの心温まる交流もこれでお開きとなった。
僕たちも自由時間が終わると集合をかけ、美しい多輪和湖畔を後にして帰りの行程についた。

「いや〜、よかったですねー。すっごくリフレッシュになりました〜」

檜原先生は足取り軽く僕の隣りを歩いていた。
僕としては生徒がはぐれないか、トラブルに巻き込まれないか、道を間違えないかと、気が気でないのだが、彼女は気楽にこの遠足というイベントを楽しんでいたようで少しイラっとした。

「初等部とも交流が出来て良かったですね!お互いに育乳のモチベも上がると思います。定期的にこういう機会を取り入れていってもいいかもしれませんね!」

確かに6年生との交流ができたのは良かったと思う。
偶然起こったイベントだったが檜原先生のコミュニケーション能力のおかげだろう。

「あ〜、肩凝るわー。下り坂は肩にくるんですよねーー。帰ったらマッサージしとかないと。」

下り坂は胸が上下に揺れやすく、肩に負担がかかるそうだ。無邪気な檜原先生は2Zの膨らみの揺れを片手で抑えながら坂道をずんずんと降りていくのであった。