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9月になっても暑い日は続いていた。
峯山高原は避暑地として有名な土地であるがそれでも最近は夏が特に暑くなっている気がする。
クラスの生徒たちが休み中に体調を崩していないか、予定通りの減量ができているかが心配だった。
始業式に槙野奈々の姿があった。再成長という稀な現象が彼女に起きていると分かったのは夏休み前、真壁先生の助言に従い減量を中止して成長を促すようにプランを変更した。だが、服の上から見た限り槙野さんの胸の膨らみに大きな変化はなさそうだった。
他の子たちはどうなのだろうか?休み中に体調を崩したり、減量に失敗したりした生徒はいないかが気になっていた。これには月初めの身体測定の結果を待たなくてはならなかった。
「8組の生徒30人のうち減量が予定通りできたのは17人でした。6人はやや未達ですがそれほど問題はないと思います。」
僕は檜原先生から夏休み明けの生徒たちの身体測定結果について報告を受けていた。
「残りの7人は?」
「4人は増減なしです。つまり停滞ですね。残り3人は体重が増加しています。休み中は何かと誘惑が多いですから…」
夏休み中、寮で過ごしていた生徒は予定通り減量できている傾向があった。帰省するとどうしても気が緩んでしまうのは毎年恒例のことであるようだった。
長期休暇中の生徒の体調管理は今後の課題だろう。
「増減なしはおいといても、増加は見過ごせないな・・・」
「柚木さん、桃田さん、そして、槙野さんの3人ですね。」
「槙野奈々は成長食に切り替えたから増加するのは当然だとしても、桃田と柚木はリバウンドというわけだな、少し指導が必要かもしれん。」
「放課後に育乳指導室に呼ぶようにしますね、平野先生。」
檜原先生はそう言い残して職員室から出て行った。
*
(コン、コン)
遠慮がちに育乳指導室のドアをノックする音が聞こえた。
「はい」
「柚木です。失礼します。」
柚木由奈。発育良好な8組の生徒の中で柚木は身長151センチと最も小柄な生徒だ。バストは128センチ、Uカップ。整った顔立ちだがやや童顔で幼く見えるため高校生に見られることは少なく本人はそれを気にしているそうだ。
「檜原先生から聞いているね?そこに腰掛けてくれるかな?」
「はい」
「夏休み中、減量があまりうまくいかなかったみたいだけど何か心当たりはあるかい?」
「すみません… お婆ちゃん家にしばらく帰省して、そこで毎日たくさん食べ過ぎたからだと思います。」
7月の測定データに比べて体重は約2キロほど増えており、バストはトップ、アンダーともに2センチほど増加している。
「ご老人はお孫さんが可愛くて仕方ないらしいからね。お菓子や美味しい食べ物をたくさん与える傾向があるんだ。次の休みは十分気をつけてください。」
「はい」
「では、少し胸を見せてもらえますか?」
「は、はい」
柚木由奈は立ち上がって制服の裾に手を掛けて捲り上げた。下に着ていたキャミソールごと脱ぐと淡いピンクのブラに包まれたバストが現れた。
胸の容量が増えカップから少し溢れ気味になっていたが大きな問題はなさそうだった。
「下着も外して下さい」
僕がそう言うと柚木さんは後ろ手でにしてブラのホックを外し始めた。少しの間があったが僕はその様子を眺めていた。
(ぶるんっ…)
Uカップバストが溢れ出る。
小さな身体に似合わない豊かなバストがアンバランスさを醸し出していた。乳房の大きさに対して乳輪はやや小さめ、乳首はピンク味がかかった茶色である。
「少し触らせてもらうよ?」
柚木さんは声は出さずにコクリと頷いて答えた。
僕は両手を差し出してティアドロップ型の乳房の下側をやさしく触れた。柔らかく、もちもち、ぽよぽよとしてやや脂肪が多めであることがわかる。
バストの形は悪くないと思った。
(むにゅっ…)
バストを下から持ち上げて弾力を確認したが十分に張りがあることが確認できた。バストを下ろし、首の下側のデコルテの部分に手を触れてみたが特に問題はなかった。
成長期を過ぎてから体重増加があるとバストは脂肪を主に蓄えて柔らかさを増すが、それと共に下垂したり、左右に離れたりして形が悪くなることがある。
「バストのカタチは崩れていないね。大丈夫だ。」
その言葉を聞いて彼女はホッとしたようだった。
胸を触られて彼女のかわいらしい乳首は固くなって前に突き出していた。ここが学校などでなければ少し弄んでみたいところだったがグッと我慢して堪えた。
「体重が増えたからといって無理なダイエットを始めてはいけないからね。急激な減量はバストダウンに繋がる恐れがある。これまで通り計画的な減量をお願いします。」
「はい。わかりました。」
焦って無理なダイエットをしないように釘を刺しておくことが重要だった。僕は柚木さんを退室させると次の生徒を呼んだ。
*
(コン、コン)
「はい」
「桃田です。失礼します。」
桃田くるみ。柚木さんとは対照的に身長は高めで体型はややふっくらとしている。身長は168センチ、バストは147センチ、Xカップ。元々、減量は得意な方ではないことが2年生のときの減量期のデータからわかる。この4月からは順調に減量が進んでいたが、夏休みで3キロ弱増えてほぼ戻ってしまっている。
「そこに腰掛けてくれるかな?」
「はい」
「夏休み中、減量がうまくいかなかったみたいだけど何か心当たりはあるかい?」
「すみません… 毎日おやつをたくさん食べ過ぎたんだと思います。寮にいると普段は食べられないんで実家に帰るとどうして我慢ができなくなっちゃうんです…」
教師としては夏休みに実家に帰るなとも言えず辛いところである。
「では、少し胸を見せてもらえますか?」
「はぁい」
桃田くるみは立ち上がり制服の裾を持ち上げてすっぽりと脱いだ。僕の目の前にXカップの巨大な胸が現れる。ブルーのフルカップブラに収めているがずっしりと重そうに見える。
「ブラも取るんですか?」
「はい。お願いします」
彼女は少し戸惑いながら僕に背を向けてブラのホックをプチプチと外した。外し終わると両脇腹から乳房がこぼれ出るのがみえた。再び彼女を椅子に座らせると僕は触診を始めた。
(むにゅんっ…)
やわっ。ふにふに、ぽよぽよと柔らかく脂肪分がかなり多めであることがわかる。檜原先生の胸に似た触り心地だなと思った。
胸を下から持ち上げるとかなりの重量感だった。
(ずしっ…)
「うーん。やや下垂が始まっているかなぁ。バストの重さを支えきれなくなってきているかもしれない。」
「そうですか…」
「まだ若いから今は問題ないかもしれないが、このままでは将来が少し心配だ。」
実際のところそれほど乳房のカタチは悪くない。彼女の将来のためを思って少しオーバーめに警告したのだ。
「どうすればいいんですか?」
「決められたペースで減量を続けることだ。代謝を維持しながら少しずつ体重を絞ってゆけばキレイな胸を保ちながらサイズアップも期待できる。体重が増えてしまうとバストの容量も増えるが支えきれなくなって下垂に繋がる恐れがある。
反対に急激なダイエットもバストダウンに繋がり、筋肉量が低下して下垂が加速することになるんだ。」
バストの下垂は若い女子がもっとも恐れる事象であり、これだけ強めに言っておけば今月から真面目に減量に取り組んでくれるはずだ。
*
2人の育乳指導を終え、最後に槙野奈々を部屋に呼んだ。
(コン、コン)
「はい」
「槙野です。失礼します。」
槙野奈々の体重が増えているのは悪いことではない。夏休み中、彼女はほぼ寮で過ごし成長食を摂っていたので増えて当然なのである。
リ・グローイングと呼ばれる特異な成長パターンを発動している彼女の様子は特別に確認しておかなくてはならないと考えていた。
制服の胸の膨らみにあまり変化がないと思ったのは僕の見当違いで、身体測定の結果は着実に成長していることを示していた。148センチ、3Zカップ。
7月の測定でZカップだった彼女だがこの2ヵ月でツーサイズアップを果たしていた。
「そこの椅子に掛けてくれるかな?胸の痛みの方はどう?」
「あ、はい。それが、それほど痛くなくなりました。全くないわけではないですが…」
彼女の顔は以前と比べて少し明るいように見えた。少し伸びた髪をポニーテールにしていたので活発になった印象を受けたのかもしれない。
「そうなんだ。少し落ち着いてきたのかもね。少し胸を見せてもらえるかな?」
「はい」
制服の裾を持ち上げてそれを脱ぐと淡いブルーのブラが現れた。ブラの中には成長した乳肉がみっちりと詰まっておりかなり窮屈そうに見える。
「サイズが合ってないように見えるけど…」
「そうなんです。Zカップがキツくなって… 新しいのを頼んでいるんですが届いてなくて。」
夏休み前にはZカップがキツくなりかけていたので大きいサイズを注文したものの、夏休み中は業者がすぐに対応できずにまだ届いてないということらしい。
彼女くらいのサイズになると既製品はなくオーダーメイドとなるのでどうしても時間がかかる。学園ではタイムリーにぴったりサイズのブラを生徒に提供できるように幾つかの業者と提携している。身体測定で採取したバストの三次元データから最適なブラジャーの設計図が作成され、それを元に業者が製作にかかるのだが、長期休暇中は学園側も業者側も対応が遅くなってしまうのだ。
これは今後改善するべき課題だろう。今になって2Zのブラが届いても槙野さんの胸はもうそれ以上に成長してしまっているのだ。
「下着を外してくれるかな?」
「はい」
槙野さんは僕に背中に手を回してブラのホックを一つずつ外していった。キツく食い込んでいるようで全部外すのに少し時間がかかった。
(ぼるるんっ!)
ホックが外れると窮屈に押し込められていた乳房がカップから勢いよくこぼれ出てきた。
「ふぅ・・・」
肩紐を肩から外して巨大なブラを取ると槙野さんはそれを膝の上に置いた。
(で、でかい)
ブラをしているときと比べ一回り膨らんだようにみえる。夏休み前に見たときよりもそれが体積を増しているのは明らかだった。
手を伸ばして真っ白な2つの乳房に触れる。
(むにゅんっ…)
うおおっ。成長期特有の張りが僕の手を押し返す。3Zという大きさにも関わらず素晴らしいを弾力兼ね備えている。
(もにゅんっ… むにゅんっ…)
「あっ…」
こ、これは堪らん。病みつきになりそうな感触だ。
(もにゅんっ… むにゅんっ…)
「あ… はぁっ… せ、せんせい…」
「ご、ごめん。痛かったかい?」
「い、いえっ、大丈夫です」
僕は我に返って彼女の胸から手を引っ込めた。彼女の胸を揉むことに夢中になってしまっていたのだ。
胸の張り具合から考えると彼女のリ・グローイングは継続しているようである。その辺りは真壁先生が専門的に調査をされるだろう。専門でない僕に分かるのは彼女のバストがこれからも大きくなりそうだということくらいだった。