短編集 〜膨・乳・ワールド〜

ブラン 作
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1.僕の理想の彼女

僕には付き合っている彼女がいる。
名前は山梨咲良(やまなしさくら)、ルックスでは恐らく学年でナンバー3には入るほどの可愛い彼女だ。成績は学年の上位、水泳部ではエースを務めた彼女がなぜ平凡な見た目の僕なんかと付き合っているのかという話はまた今度にして、今日は彼女が抱えている悩みについて話そう。
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、何一つ悩みなど無さそうに見えるが、彼女は自分の胸が小さいことをすごく気にしている。
中学時代に彼女はダイエット目的で水泳部に入ったが、ぐんぐんと実力をつけて地域の大会で優勝してしまうほどだった。高校でも水泳で数々の大会に優勝し、3年生の今夏にようやく引退した。
筋肉質でスリムに成長した咲良の身体には無駄な脂肪はなく、残念ながら乳房の膨らみも皆無であった。
水泳においては胸の膨らみは水の抵抗を発生されるため平らであることが有利であった。しかし、咲良は周りと比べて明らかに小さい胸をずっと気にしており、様々なバストアップ法を試していたが成果は認められなかったそうである。
彼女の前で、貧乳、微乳、無乳、小胸、平ら胸などというワードは同性の間でも禁句となっていた。
僕も気をつけていて、雑誌などに巨乳の子の写真が載っていても敢えて見ないようにしたり、街で大きな胸の女の子を見かけても目で追わないようにしている。
だが、正直なところ僕も健全なる男子なので雑誌のグラビアで見るような巨乳を思い切り揉んでみたいという欲望はある。このまま咲良と付き合って、万が一、結婚まですることにでもなったらそれは一生達成されないことになる。
そういうことなので咲良のバストアップは2人の共通の利益となるので僕も陰ながらいろいろな方法を調べていた。
そして、とうとう手に入れたのがこの「体型変化アプリ」だ。彼女のIDを登録し、バストサイズなどの数値を変化させることで理想の体型に変化させることが可能なのだ。
まずスマホにダウンロードし、アプリを立ち上げる。
新規登録に進んで、咲良のアカウントを作成する。彼女の個人情報は可能な限り登録したのち、身長やスリーサイズなどの数値をインプットする。
僕は彼女の身長は聞いて知っていたが、まさかスリーサイズまでは教えてくれない。そこで水泳部時代に撮影された写真を複数枚使いそこから三次元解析でサイズを割り出した。

 山梨咲良
 身長  163 cm
 バスト  78(70)cm
 ウエスト 58 cm
 ヒップ  85 cm
 カップ  AA

それ結果、トップバストは78センチ、アンダーバストは70センチ、カップはAAと示されていた。
増減させたい項目をタッチして数値を入力する。例えばバストを3センチ大きくするなら、バストを選択し、"+"と"3"を入れる。その後、"適用"を押せばすぐに現実の体型に反映される。或いは、1日に1センチといったように変化速度を指定することも可能だ。
いきなり大きくすると驚くだろうし、勘の鋭い咲良は僕の仕業だとわかってしまうかもしれない。なので、ゆっくりのペースで増加させ自然成長に見せかけるようにする。そういう訳で僕は1週間に1センチのペースで大きくなるように設定した。
これから秋、冬になるに連れて少しずつ大きくなってゆく咲良の胸を観察するのが楽しみである。



アプリを使い始めて1ヵ月と少しが経過し、スマホの画面上では咲良のバストサイズは82センチとなっていた。しかし、制服の上からではほとんど変化がわからない。そこで、僕は彼女をデートに誘い出して私服の胸の膨らみをチェックすることにした。
デートと言っても、僕らがよくやるのはいわゆる図書館デートで、入試に向けて受験勉強を一緒にするのである。

「ヒロキくん、ごめん、遅れちゃって・・・」

「全然、大丈夫だよ。さあ、行こうよ。」

学校では髪をポニーテールに束ねて一つにしているが、今日は長い髪をそのままにしていた。
花柄の上品なロング丈のワンピースは彼女の雰囲気にとても合っている。制服姿の咲良も可愛いが、私服姿はそれ以上である。かわいいね、と言うと彼女は恥ずかしそうに微笑んだ。
ワンピースの胸元はわずかだが膨らんでいるように見えた。
図書館でしばらく勉強をして、帰りにカフェに入ってお茶をした。僕はコーヒー、彼女はアールグレー・ティーを注文した。いつもなら彼女はケーキを食べるはずだが今日は要らないと言った。

「どうしたの?調子が悪い?」

「ううん、大丈夫よ。今、ちょっとダイエット中なの…」

「えっ?なんで?全然、必要そうじゃないけど」

「部活引退してからちょっと太っちゃって…」

彼女の体型はバスト以外ほとんど変化してないように思う。おそらく、胸が大きくなってきたのを太ったせいだと思っているに違いない。
カフェを出て、2人で公園を歩き、ベンチに座って話をした。そして、彼女の手を握ってキスをした。
付き合ってもう一年近くになるが、僕たちはまだ男女の関係にはなっていなかった。今年の冬頃にはそろそろ一線を越えたいと僕は考えていた。



アプリを使い始めて約5ヵ月が過ぎた年末に僕は彼女を家に招待した。
両親は旅行に出かけており二人になれるチャンスだった。僕は何日も前からドキドキしっぱなしで勉強もほとんど手についていなかった。

「お邪魔します…」

玄関を上り、彼女をそのまま僕の部屋に通した。
彼女は襟にファーの付いた白いコートを脱いで手に持つと、僕が受け取ってハンガーに掛けた。コートの下は赤いセーターに膝丈のベージュのスカートという出で立ちである。セーターの胸の膨らみは巨乳と呼んで十分なほど立派に盛り上がりその存在感を主張していた。
今年の夏から週に1センチのペースで膨らんでいる彼女の胸はもう95センチまで達していた。
お茶を飲んでからソファで並んで少しゲームをして遊んだ後、僕は彼女の手を握ってキスを始めた。
そしてもう片方の手で胸の膨らみに触れた。

(むにゅっ…)

彼女の胸に触れるのは初めてのことだった。
セーターの胸の膨らみは大きく柔らかくて適度な弾力があった。彼女が特に拒否反応を示さないことに自信を持った僕は彼女のセーターをおもむろに捲り上げた。

(ぷるんっ…)

中から上品なブラジャーに包まれたGカップのバストが現れた。ブラはピンクと白のツートーンとなっており縁にフリルが付けられている。カップにはみっちりと乳房が詰まっており、中央には綺麗に胸の谷間ができていた。
背中に手を回し、慣れない手つきでブラのホックを外した。恥ずかしがる咲良から強引にブラを剥ぎ取るとたわわに実った乳房が現れた。

「もう、乱暴にしないで…」

白い二つの丘は半球をかたち作っており、まるでグラビアアイドルのような豊満なバストであった。僕は両手でそれに優しく触れた。

(ふにゅんっ…)

やわらかい。適当な弾力はありつつ、手に吸い付くようにもっちりと柔らかい。これがおっぱいというものなのか、と感動を覚えながら夢中で揉み込んだ。

(むにゅっ… むにゅっ… むにゅっ…)

大きすぎて手から溢れる乳肉。咲良は特に抵抗せず僕に胸を揉まれるがままになっていた。

「あっ… んっ… ね、ねえ?ヒロキくんは大きな胸すき?」

「えっ?う、うん。好きかな… 」

「この胸・・・ヒロキくんが大きくしてくれたんだよね?」

「えっ?なにが?」

僕は驚いて手を彼女の胸が離した。どうやら僕がアプリで胸を大きくしていることがバレていたようだった。

「夏くらいから急に胸が大きくなり始めて、最初は部活を辞めて太ったからかな?って思ってた。でも、ダイエットしても胸だけ成長続けるから変だなって思ってたの。原因はよくわからなかったけど、ヒロキくんが会うたびに私の胸をチェックするからおかしいと思ったの。」

「ごめん。勝手に変なことして…」

「ううん。それがわかったときは嬉しかったわ。私が胸が小さくて悩んでいたのを思って、分からないように大きくしてくれてたんだよね?」

怒られるのかと僕は覚悟したが反対に感謝されているようだった。

「ねえ?お願いがあるんだけど聞いてくれる?」

「なに?」

「私、胸が小さかったから大きな胸の女性にすごく憧れがあってね。世界最大のバストの女性ってギネスに載ってるんだけどいくつだと思う?」

「わからない。150センチくらいかな?」

「正解は202センチよ。お願いというのは私の胸をそれくらいまで大きくして欲しいの。できる?」

「わからない。でも、やってみるよ。」

僕はスマホを取り出して例のアプリを開いた。
咲良のステータスを表示させ、バストを選択する。

「95から202へは・・・プラス107だね」

"プラス"を選択して数値は107を入力だが、残念ながら3桁の数字は入らないようだった。

「3桁は無理みたいだ。ひとまずプラス50でいくよ?」

「うん」

プラス50と入力し、"適用"を押す。

(むくっ… むくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむく…)

「ああっ!す、すごい、大きくなってく…」

咲良のバストが目に見えるほどの速度で膨らみ始めた。すぐにメロンほどの大きさに達したかと思うとそれよりもさらにひと周りもふた周りも大きくなった。

バスト  145(70)cm
ウエスト 58 cm
ヒップ  85 cm
カップ  2Z

咲良のバストは145センチ、2Zカップの超乳サイズとなった。しかし、世界最大はまだまだ大きい。

「じゃあ、残りのプラス57。入れるよ?」

「う、うん。」

さらにプラス57と入力し、"適用"を押す。

(むくっ… むくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむく…)

「ああんっ!また、こんなに大きく、すごい…」

超乳がさらに大きくなって2メートルに達する。咲良のバストはスイカほどのサイズを超えてさらにあり得ないほどの大きさに膨れ上がった。

バスト  202(70)cm
ウエスト 58 cm
ヒップ  85 cm
カップ  25Z

ソファに腰掛けていた咲良は2つの大き過ぎる膨らみを抱えて嬉しそうだった。

「あともう1センチだけプラスしよう」

(むくっ)

「203センチ、これで世界最大だね」

僕的にはここまで大きいのはちょっと、と思うサイズだが。とにかくすごい大きさだ。

「ありがとう。このままじゃ動けないから戻してくれる?ヒロキくんはどれくらいのサイズが好き?」

「どれくらい?僕は咲良のサイズが好きだよ」

僕は"初期設定に戻す"を選択して"適用"ボタンを押した。咲良の胸はみるみるうちに小さくなり、巨大な膨らみは忽然と姿を消した。

バスト  78(70)cm
ウエスト 58 cm
ヒップ  85 cm
カップ  AA

咲良の胸には膨らみがなく可愛い乳首の周りが少しぷっくりとふくれているだけだった。

「すごくカワイイよ。咲良は咲良のままでいいと思う。」

「いやん!いじわる!」

咲良が僕に肩を寄せて来たので僕たちはまたキスをした。
この日以降、咲良のバストは初期設定のままとなった。ただし、2人きりの時だけはアプリを使って思う存分、超乳サイズに変身したということだ。