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いよいよ我らが8組の出番だ。
ステージ上に並んだ4人はいずれもマントを羽織って整列し、緊張した面持ちをしている。
出席番号順でまずトップバッターは梅野さんだ。
「次は8組で梅野清佳さん!」
「はい!」
返事の声で彼女の緊張感がわかる。
梅野清佳はクラスでも一、二を争う美少女で、少しあどけなさが残る顔に大きな瞳が印象的で、口元をキリッと結んだ表情はつい見惚れてしまいそうになるほどだ。
マントを取ると白い水着に包まれた3Zカップのバストが現れる。
(ぶるんっ…)
彼女は特に巫女志望の強い生徒で、真面目に育乳に取り組んでいた。育乳師でもある僕に胸を触ってもらいたいと何度もお願いしてきたのは彼女だ。
誰にも言ってないが、僕は根負けして彼女の胸を触っている。育乳指導室で彼女が制服をたくし上げ、ブラのカップを押し下げて出てきた白い乳房は忘れていない。教師としてどの生徒にも公平に接しなくてはならないため、誰にも言わないようにと口止めしてある。
残念ながら3Zでは巫女候補に選ばれるのは難しいが、彼女もそれをわかっていて選考会にはどうしても出場したかったようだ。彼女は今はマスコミ関係を志望しているがルックスも抜群なので絶対に活躍してくれるだろう。
「8組の梅野清佳です。身長155センチ、トップバストは148センチ、アンダー70センチ、3Zカップです。」
ステージの中央でビキニの紐を解く。
(ぼるんっ…)
乳房の形は美しく、左右のバランスもよい。
細い胴から左右にはみ出す大きなバストはふるふると艶かしく揺れている。ボリュームではもちろん7Zには敵わないものの世間一般的には3Zは誰もが驚くほどの超巨乳だ。加えて、アイドル級の愛らしいルックスで見る人は魅了されてしまう。
「8組も結構、かわいい子が揃ってますね」
山西先生の独り言にも聞こえる言葉を僕はそのまま流したが内心ではすごく喜んだ。
梅野さんは審査員席に笑顔を向けながら堂々とした足取りでステージの脇へと帰っていった。裸の胸は小気味よくたぷたぷと揺れていた。
「同じく8組、楠木柑奈さん!」
「はい!」
楠木さんは学年の中でも成績優秀な生徒で梅野さんと同じくマスコミ関係を志望している。放送部にも所属して部長を務めており、この間の他校との交流会では司会を引き受けてくれた。
背が高く、見た目も大人っぽく面倒見もいいのでクラスではお姉さん的な存在で慕われている。
「8組の楠木柑奈です。身長171センチ、トップバスト158センチ、アンダー77センチ、4Zカップです。」
普段の制服姿では気付かないが、比較的下半身の肉づきが良く腰回りが豊かでムチッとしている。
(ぼろんっ…)
白くて柔らかそうな乳肉が溢れ出す。
乳輪はやや大き目だが大き過ぎるわけではない。
「大人っぽい子ですね」
確かに高校生にはない色気が楠木さんからは発せられていた。
彼女がステージの脇に退場すると次は桜井詩織の番になった。
「続いて8組の桜井詩織さん!」
「はい!」
いよいよ我がクラスのエースの出番となる。
桜井さんは真面目でしっかり者、8組のクラス委員を務めており、成績はトップレベル、バストもクラスで最大級を誇る生徒である。
春頃はお腹や腰回りに付いていた脂肪がすっきりとシェイプアップされ女性らしい優美な曲線を描くようになっま。バストの容量は維持し、アンダーを5センチ絞れたお陰でカップは3Zから5Zへと上がっている。
バストダウンもリバウンドもなしに計画的に減量を進めた成果だ。
「8組の桜井詩織です。身長162センチ、トップバスト155センチ、アンダー72センチ、5Zカップです。」
ステージの中央でビキニの紐を解く。
(ぶるんっ…)
カップの下から白い2つの乳房が溢れ出る。
左右のバランスは良い。盛り上がりも十分あって前に飛び出ているように見える。
乳輪は乳房の大きさとよくバランスしており、形は円形。乳首の大きさも相応である。
自分のクラスだから贔屓で言うわけではないが、ほぼ理想的なバストと言っていいだろう。
「この子はいけそうですよ、平野先生」
小声で山西先生が話しかけたので僕はにっこり微笑んで返した。
桜井さんが退場し、8組の最後は槙野さんだ。
「続いて8組の槙野奈々さん!」
「はい!」
槙野奈々がマントを取り水着姿を露わにした。
成長中の5Zカップが飛び出してくる。
彼女は緊張した面持ちでバストをユサユサと揺らしながらステージ上を歩き、中央で足を止める。
「8組、槙野奈々です。身長165センチ、トップバスト153センチ、アンダー70センチ、5Zカップです。」
ビキニの紐を解いて2つの乳房を皆の前で露わにした。
(ぶるりんっ…)
他の生徒に比べて明らかに胸の高さがあり、胸がよく張っている。これは彼女のバストがまだ成長中であることの何よりの証だ。
乳輪、乳首は共にバストの巨大さに比べて少し小さめだが、バスト全体は理想的な形を保っており桜井さんに劣っていない。
「おおっ。この子もなかなか…甲乙付けがたいですね」
槙野さんが退場すると僕は無意識のうちに身体に入っていた力を抜いて椅子の背もたれに体重を預けた。
手に汗をかいていて自分もかなり緊張していたことがわかった。審査はまだ続いており、結果がわかるまでは落ち着くことは出来なかった。
続く9組には桜井、槙野のライバルとなる5Zオーバーは居なかったが、10組には6Zが一人いた。そして、11組と12組には5Zが一人ずつとなっていた。
整理しておくと、最大は7組の本田さんの7Z。続く6Zは2組と10組に一人ずつ。5Zは7人おり、そのうちの2人は我が8組の桜井さんと槙野さんだ。
巫女候補の6人のうち3人は6Z、7Zの生徒が選ばれると仮定すると、5Zで残り3人を争うかたちとなる。
全ての候補者の審査が終わり、審査員は別室へと移動して最終選考を行なっている。彼女たちの人生を左右するかもしれない選考なのでじっくりと協議されるとのことだ。残念ながらその様子は関係者にも公開されない。僕たちは選考結果が発表される時間までしばらく待たなくてはならなかった。
*
審査員たちが戻って来るといよいよ選考結果の発表となった。参加した生徒たちは既に制服に着替えて席に座っていた。各クラス4名ずつ合計48名の生徒たちは最低でも3Zカップ以上という超巨乳たちだ。もし、学園の創始者である峯山一郎がこの光景を見たら驚いて腰を抜かすのではないだろうか。
「それでは只今から峯山学園高等部、学内選考会の結果発表を行います!審査はこちら7名の審査員で厳正なる審査を行い、本学を代表するにふさわしい生徒6名を選抜しました。今から順に名前を読み上げますので呼ばれた方はステージに上がってください!」
会場内がしんと静まり返った。誰もが固唾を呑んで結果の発表を待っている。
「2組、与田ゆきなさん!」
名前を呼ばれた生徒が立ち上がり、嬉び一杯の表情でステージへ向かう。6Zカップの彼女はほぼ確実に選ばれると予想していた生徒だ。会場内で拍手が起こる。
(パチパチパチパチ・・・)
拍手が鳴り止まないうちに次の生徒が呼ばれる。
「7組、本田美咲さん!」
2組から7組まで飛んだことに会場内で小さなどよめきが起こった。本田さんは出場者中最大の7Zカップ。選ばれるのは当然だろう。
(パチパチパチパチ・・・)
さて次に8組の生徒が呼ばれるだろうか。僕の心臓の鼓動は速くなっていた。
「8組、桜井詩織さん!」
きたぁ!心の中で大きくガッツポーズを決める。大声で叫びたいところだがその気持ちをぐっと抑える。
(パチパチパチパチ・・・)
桜井さんが立ち上がり周りに祝福されながらステージへと向かう。
「8組、槙野奈々さん!」
っしゃあ!やったぞ槙野さん!
桜井、槙野の2人とも選ばれるなんて望んでいた最高の結果だ。
(パチパチパチパチ・・・)
「10組、鹿間亜沙美さん!」
この生徒もほぼ確実に選ばれると思われていた6Zカップの子だ。
(パチパチパチパチ・・・)
「12組、赤西理乃さん!」
最後は5Zカップの赤西さんが呼ばれてステージへと上がる。これで巫女候補の6人が揃った。
(パチパチパチパチ・・・)
ステージ上に並んだ6人は誇らしげに制服の胸元を大きく突き出しており壮観な光景であった。
審査員たちからの講評と祝福をもらった後、手を振って笑顔で退場した。本戦の巫女選びは来年2月にある。それまでの3ヶ月は育乳を続けながらコンディションを整える。
桜井さんはもうあまり減量の余地がないが、現在のコンディションを維持してもう少し絞り込めばワンサイズアップの可能性もある。
槙野さんは再成長(リグローイング)で急激な成長を遂げ、さらなるサイズアップが期待できるが、真壁先生によれはそろそろ成長が収まる兆しが見え始めているということだ。
学内選考会が終わったら、僕は真壁先生の研究室に来るように言われており槙野さんの現状と今後について議論をすることになっている。
とにかく、我が8組から2名の巫女候補が選ばれたのは大変喜ばしい結果だった。