育乳学園U

ブラン 作
Copyright 2023 by Buran All rights reserved.

24

師を走らすと言われる12月。非常勤の教師である僕は比較的平穏な日々を過ごしており、比嘉校長や杉崎先生などと比べるとそれほど忙しいということはなかった。
少し忙しくなったと言えば、檜原先生、槙野奈々、桜井詩織の3人に毎週、バストのマッサージをすることになったことくらいだ。
桜井詩織については檜原先生からの強い要望であるが、槙野奈々に関しては、肥育に切り替えたところであるため異常が起こらないか触診してチェックするようにと真壁先生から直々に指示があったからである。そのため彼女にも触診を兼ねたマッサージを行うことになったのだ。



「失礼します。」

放課後、育乳指導室に槙野奈々がやってきた。

「どうぞ、中へ」

眼鏡の奥の彼女の瞳は少し不安気な様子であった。
彼女には夏休みの前と後に触診を行ったことがあるが、狭い部屋に教師と二人というシチュエーションにやはり緊張している気持ちはわかった。

「椅子に掛けてくれるかな。最近、具合はどう?」

「ありがとうございます。胸の痛みはもう無くなりました。」

やはり再成長は収まりつつあるので成長痛のような胸の痛みも収まったようだ。

「胸を見せてくれるかな?」

「はい」

制服の前は大きく膨らんでいる。
彼女は眼鏡を外しテーブルの上に置いてから、制服の裾を下からたくし上げてすっぽりと脱いだ。

(ぶるんっ…)

デカい。白い大きなブラジャーに包まれたバストが現れる。ユリの花が刺繍された清楚なブラには豊かな乳房がみっちりと詰まり、カップから少しはみ出し気味になっているのがわかった。
彼女は手を背中に回してひとつずつホックを外し始めた。

「焦らなくていいよ。ゆっくりしてくれたら」

「すみません、外すのが苦手なんです…」

ホックがキツくしまっているのか全てを外すのに少し時間がかかった。

(ぼるるんっ…)

ようやくブラジャーから開放された巨大な膨らみが顔を出した。

「また少し大きくなったね」

「はい… 5Zのブラだとこの通り窮屈なんです」

急成長が収まり、代わりに肥育に切り替えたことでバストの成長は継続しているようだった。

「今日は胸に異常がないかの簡易な診断と育乳のためのマッサージを行わせてもらうよ。肥育で大きくなるときはカタチが崩れやすいから綺麗な形を維持する目的があるんだ。」

「よろしくお願いします。」

「診断とマッサージは合わせて行うんだけど、寝ていてもらった方がやり易いからそこのベッドに寝てくれるかな?」

「わかりました。」

育乳指導室には病院にあるようなシンプルなベッドが備えつけられており、マッサージをする時にはそれを使用する。
彼女は椅子から立ち上がってベッドの方に身体を向けた。背中まで伸びたポニーテールの黒髪が元気にふるんと揺れた。

「こちら側を頭にして… そうだ。」

彼女はベッドに腰掛けてから胸に手を当てながら身体を横たえた。仰向けになると2つの小山ができる。
大きな乳房は胴体の上には収まらず左右にはみ出しているがそれを細い二の腕で支えている。

(うおっ… 寝ているのにスゴい盛り上がりだな…)

僕は彼女に覆い被さるようにして両手で2つの乳房に触れた。

(むにゅん…)

キメの細かい白い肌は柔らかくむっちりと手に吸い付いてくるようだ。強めに押すと若さ特有の弾力が手を弾き返してくる。

(やばい… この感触は病みつきになる…)

本能の赴くままに乳房を揉み込みたい欲望が持ち上がってくるが、ここが学園内で自分は教師であることを言い聞かせて何とか理性を保つ。
Zカップをゆうに超える現役女子高生の生乳をこうやって自由できるのは育乳師の特権だった。

(もにゅっ… もにゅっ…)

「んふっ…」

槙野さんが小さな声を漏らした。
マッサージをしながら異常箇所がないかをチェックしていく。マッサージの大きな目的は3つあり、1つ目は乳房の土台である胸筋を揉みほぐしてリラックス効果を与えること。2つ目は乳腺の刺激して成長を促すこと。3つ目は経穴と呼ばれるツボのうち豊胸に効くとされるツボを刺激することである。

(もにゅっ… もにゅっ…)

「んんっ…」

マッサージが気持ちいいのだろう。ときどき漏れる小さな声が色っぽくて内心ドキドキしてしまう。
胸筋の揉みほぐしは鎖骨の下辺りから胸の上部、そして胸骨の側面に沿って行っていく。大きな胸を支える筋肉をほぐしてリラックスされるのは重要である。

(もにゅっ… もにゅっ…)

「んはっ…」

乳腺の刺激は適度な強さで行うことが求められる。
強すぎるとクーパー靭帯を痛めてしまい逆効果となることもある。

(むにっ… むにっ…)

そしてツボは壇中や乳根と呼ばれる箇所を刺激していくが、揉みほぐしとも組み合わせて行うと血流が良くなって効果がアップすると言われている。

(もにゅっ… もにゅっ…)

これらをゆっくり手順に沿って行うと少なくとも30分から40分ほどはかかる。それなりに頭も力も使うのでクリニックに勤務しマッサージを専門に行う育乳師はなかなかの重労働だと言われる。
マッサージを受ける側はリラックスしてそのまま眠ってしまう人が多いが、槙野さんも施術の途中から声が聞こえなくなり、すっかり眠りに落ちてしまった。



(コン、コン…)

「失礼します。」

育乳指導室に入ってきた桜井詩織は少し緊張していながらもその瞳は輝いていた。
檜原先生が何と言ったのかはわからないが、僕のマッサージを楽しみにしてきたようだった。
桜井さんは成績優秀でしっかり者、8組のクラス委員を務めている。肥育後の減量も順調でバストダウンはなく3Zだったバストは5Zにアップした。

「そこに座ってくれる?」

「はい」

ウェーブのかかった髪は肩より少し長く、髪色はやや赤みがかかっている。

「檜原先生から聞いていると思うけど、今日から週に一度この場所で胸のマッサージを行いたいと思っているんだ。巫女選びに向けてコンディションを整えておくことは重要だからね。」

「はい。よろしくお願いします。」

彼女の声には躊躇している様子は全くなく、完全に同意した上でここに来たようであった。

「では、胸を出してくれるかな?」

「はい。」

彼女は制服の裾をたくし上げ、中に着ているキャミソールごとすっぽりと服を脱いだ。現れたのは淡いピンク色のブラジャーにみっちりと包まれた5Zカップの膨らみだった。

「ブラジャーも外してくれますか?」

「はい。」

彼女は背中に手を回してすぐにホックを外した。
ブラジャーの拘束がなくなり豊かな乳肉が溢れてだしてきた。

(ぼろんっ…)

彼女は下着を臍の位置まで下ろし僕に2つの乳房を見せた。キラキラした真っ直ぐな目で僕を見るのでこちらが気恥ずかしくなるくらいだった。

「マッサージは寝ていてもらった方がやり易いんだ。そこのベッドに寝てくれるかな?」

彼女は頷くと両腕で胸の前を押さえながらベッドに移動してそこに腰掛けた。

「仰向けでいいですか?」

「そうだ。仰向けで。」

ゆっくりとベッドに横たわると魅惑的な小山が2つ出来上がる。僕はその山の上あたり、鎖骨の下の辺に手を当てて筋肉をほぐしていく。

「少し固くなってるね。肩こりは?」

「ときどき肩こりがあります。今日も少し…」

「痛かったら遠慮せずに言うんだよ。」

(もにゅうう…)

「ああっ… あっ、すごっ… んんっ…ああん…」

桜井さんは目を閉じて相当気持ちよさそうな声を上げる。

(むにゅん… むにゅん…)

「くふっ… うふっ… あはっ…」

「くすぐったいかい?大丈夫?」

「え… あっ… いえっ… とっても気持ちがよくって… ごめんなさい、つ、つい声が出ちゃって…」

「それなら良かった。声は出しても大丈夫だよ。」

(ぐぐっ…)

「んはっ… うううっ… いっ、うっ、くくっ…」

僕はこの後も桜井さんの胸をたっぷりとマッサージしたが、その間、ずっと彼女の艶めかしい声をきかされることになった。

「次はうつ伏せになってくれるかい?背中も凝っているようだからほぐしておこう。」

「はい。」

半身を起こしてベッドに手をつき、くるりと身体を捻ってうつ伏せになると大きなバストが押し潰されて両脇からはみ出した。

(すごいハミ出し方だな…)

脇腹からウエストのラインは素晴らしい曲線を描き、スカートに覆われたヒップへと続いている。彼女のプロポーションは完璧といって良いだろう。逆に言うとこれ以上身体を絞る余地はほとんどないということになる。

(ぐっ…)

彼女のつるりとした白い背中に親指を突き立てて背中の凝りをほぐす。

「ああっ… くうっ… ああっ… い、いいっ…」

胸のマッサージではなく普通のマッサージになってしまったが、背中や肩の血行を良くすることはマイナスにはならないだろう。
背中を押しているうちに桜井さんは眠りに落ちてしまった。気持ちよさそうに寝息を立ててヨダレまで垂らしていた。風邪をひかないように僕は彼女の見事な肢体にそっとブランケットを被せた。



(コン、コン)

「入りますよ〜」

育乳指導室に入って来たのは檜原先生だ。
週に一度のマッサージを受けに来たわけだ。

「どうぞ」

僕たちは選考会の後の打ち上げでハメを外してしまったことは記憶に生々しい。
表面上、僕と彼女の関係性は変化していないが、もし付き合っているかと問われたらイエスと言わざるを得ない。

「桜井さんにはマッサージをしてくれました?」

僕はうんと答え、彼女は肩凝りをしていてツボを押すととても気持ち良さそうに声をあげていたことを報告した。

「そうでしたか〜。良かったです。あはっ!そんなに大きな声を出してたんですね、うふふ。その気持ちよくわかります。だって、平野先生のマッサージはレジェンド級ですから」

「そんなことない、教科書通りにやってるだけさ。肩凝りをするのは姿勢の問題か、バストの重さに筋力が追いついていないか、そのどちらかだが彼女の場合は後者だろう。もう少しトレーニングの負荷を上げて筋力を高めた方がいい。」

「そうなんですね!さっそくメニューを見直してみます。」

大きなバストを支えるにはそれだけの土台が必要になる。そのため峯山では軽度のウエイトトレーニングを取り入れている。トレーニングのメニューと負荷は個人ごとに設定されており生徒はその通りにこなすのだが、上半身を鍛えすぎるとアンダーバストが増えてしまいカップが落ちると信じている生徒が多い。そのため筋力が不足して肩凝りなどの不調を訴える生徒が出てくる。桜井さんはそれほど重度ではなかったが気づくことが出来て良かったと思った。

「檜原先生は大丈夫?」

「そうですね。肩こりはほとんどないですね。」

檜原先生は白いブラウスを脱いでブラを外し巨大な膨らみを僕の方に向けた。

(もにっ… もにっ…)

「減量期は脂肪だけでなく筋肉も減少しやすいから気をつけてあげる必要があるね。エアロバイクは下半身の筋肉を鍛えて代謝を上げ、カロリー消費を促してダイエットを図るわけだけど上半身の筋力の維持も必要なことを指導しないといけないね。」

「確かに。バイクは漕いだ時間や距離、消費カロリーがわかるからやる気が出るんですよ。ウエイトトレーニングもそんな風に工夫した方がいいんでしょうね。」

(もにゅっ… もにゅっ…)

「檜原先生は筋肉が柔らかいから心配なさそうだ。肩凝りしない体質だね。さて、ベッドに寝てくれるかな?」

「はーい」

柔らかくモチモチとしたマシュマロのようなバストをゆっくり時間をかけて揉み込んでいく。

(もにゅんっ… もにゅんっ…)

胸筋の凝りはほとんどないので乳腺を刺激して発達を促すことに力点をおく。成人女性の場合は特に衰えがちになる女性ホルモンの分泌を促すようにする。

「ああっ… んふっ… 」

バストのボリュームは槙野さん、桜井さんとほとんど変わらない。檜原先生の方が脂肪率がやや高いためもちっと柔らかな触り心地である。

(もにゅっ… もにゅっ…)

「あっ、すごい… い、いい…」

自分はどちらかというとマッサージをされるのは苦手な方である。強く押されると痛いと感じるのだが、概して女性は男より痛みに強いのだろう。

(ぐぐっ…)

「ああっ、そ、そこっ、最高…」

檜原先生にマッサージをしていると自分が按摩師になった気分になる。僕のマッサージは案外評判がよいみたいで、バスト専門のマッサージ院なんかをやればそこそこやっていけるんじゃないかと思う。