育乳学園U

ブラン 作
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三次審査の御糸契りが終わり、いよいよ最終の四次審査となった。次は朱拓易(しゅたくい)と呼ばれる神事で、これについても詳細は全く知らされていなかった。
ステージ上には黒い布の敷物が敷かれ、その上には大きな紙が広げられている。紙の面積は二畳ほどありそうでかなり広い。さらに2人の禰宜が壺を運んできてその両脇に置いた。壺は膝の高さほどある大き目のものだ。
一体何の準備をしているのかここまでわからなかったが、宮司が大きな2本の筆を脇に抱えて現れたので書道のようなことをやるのだとようやくわかった。

「では、これから第四次審査の朱拓易を開始いたします!まず最初の方、峯山学園の赤西理乃さんお願いします。」

第二審査のときのように登録順が後ろの候補者から始められるようだった。赤西さんがステージの脇から登場した。先ほどの巫女衣装とは違い襦袢(じゅばん)と呼ばれる和装の下着に身を包んでいた。薄手で無地の浴衣のようなものである。

「赤西さんはステージの中央までお願いします。」

大きな胸の膨らみが歩調に合わせてゆさゆさと揺れた。

「はい、ではそこで襦袢を脱いでください。」

赤西さんは軽く頷くと、ためらいなく前をはだけて5Zカップのバストを露わにした。

(ぼるんっ…)

上下ともに下着は着けておらず大きな乳房が下腹部を隠した。
素っ裸じゃないか。いったい何を?
二人の禰宜は大きな筆を壺の中に突っ込んだ。壺には墨汁が満たされているようだった。
筆を上げると朱色の液体がべっとりと付着しており、禰宜たちはそれをおもむろに赤西さんの胸に押し付けた。いわゆるパイ拓を取るようである。

(べちょっ…)

禰宜たちはそれぞれ片方ずつのバストを、筆を上下左右、あるいは円を描くように器用に動かして朱色に塗っていった。彼女はくすぐったいのを必死に我慢しているようだった。

(べちょっ… べちょっ…)

大きなバストに満遍なく塗られたところで禰宜たちは筆を下ろした。

「では、赤西さん、お願いします。膝をついて前屈みになって胸を押し付けてください。」

彼女は言われた通りにその場で膝をつき、前屈みになって四つん這いになった。そしてさらに頭を下げて紙の上にバストを押し付けた。

(むにゅうううう…)

鞠が押されて潰れるように2つのバストがひしゃげて左右に広がる。朱拓易は朱色の墨汁で乳房の拓本を取り、転写された形を見て易、すなわち占いを行う神事であるようだった。

「はい、結構です。身体を起こしてください。」

赤西さんが身を起こして膝立ちになると、禰宜たちは半紙を持ち上げてそれを審査員たちに見えるようにした。大きな紙には大きな丸が2つ、赤西さんの乳房が写し取られていた。
彼女の胸はまだ墨汁で朱く染まっていた。禰宜から大判のバスタオルが彼女に手渡され、それを身体に巻いてからステージから退場した。
後で聞いたところでは、丸は大きいほど、円に近いほど、左右の大きさが同じてあるほど、吉兆とされるそうだ。もし巫女に選ばれるとこの拓本は神社内に一年間飾られるらしい。
先ほどの御糸契りはバストの張りや揺れ方が重要であったのに対し、朱拓易ではバストの大きさ、カタチ、左右のバランスが評価に影響するのであろう。

次に登場したのは同じく峯山学園の鹿間亜沙美であった。同様にステージ中央まで歩き、そこで襦袢を脱ぐ。赤西さんより一回り大きい7Zカップのバストが露わになった。

(ぶるんっ…)

そして、2本の筆で胸を塗られるのだが、鹿間さんはくすぐったいのが我慢できずに声を上げ、身をよじらせた。

(べちょっ… べちょっ…)

「あっ… はっ… くくっ、うっ… あっ…」

2本の筆で超巨乳の胸を責められる女子高生。彼女はかなり敏感なようで、見ていて不埒な感情がもたげてきたがこれは神事であるのだと言い聞かせて僕は何とか平静を保った。
鹿間さんのバストの写しはやはり赤西さんより一回り大きく、円形で美しく、左右のサイズもほぼ同じであった。

続いての候補者、槙野奈々が登場した。
鹿間さんよりも2サイズ大きく、候補者たちの中で最大の9Zカップは審査員や関係者たちから特別に注目を浴びていた。
先の二人と同様にステージ中央で襦袢を脱いだ。

(ぼるんっ…)

やはり何度見てもデカい。槙野さんのバストは大きさだけでなくカタチも整っている。大きくなるほど重力に引かれて長乳になりがちだが、槙野さんはバストの土台となる胸筋や支えとなる乳腺組織がよく発達している。肥育によって脂肪が乗りすぎでカタチが崩れることを懸念していたが、それを感じさせない素晴らしいバストに仕上がっていた。
二人の禰宜が槙野さんのバストを朱く染めていく。
顔を赤らめて、くすぐったいのを必死で我慢している表情が愛おしかった。

「あっ…」

筆先が乳頭部に触れると槙野さんは小さな声をもらした。元々、緊張で固くなっていた乳首は筆の刺激には特に弱いようだった。
槙野さんのバストは表面積が大きいために他の候補者よりも塗るのに少し時間がかかった。
満遍なく朱く塗られた後、槙野さんはその場で膝を着く。大きなバストが床に付きそうなくらいだった。

(むにゅううううううう…)

前屈みになって半紙に胸を押し付けると押しつぶされた乳房がそこからはみ出しそうになった。
転写が終わり、禰宜たちがそれを持ち上げて審査員に見せるとあまりの大きさにどよめきが起こった。
何とかギリギリ半紙に収まっていたが、もしはみ出してしまったらどういう判定になるのだろうかと思った。



候補者全員の朱拓易が終わり、全ての審査が終了したわけだが、果たして誰が巫女に選ばれるのか僕は全く見当がつかなかった。
バストの大きさで、9Zの槙野奈々、8Zの本田美咲、7Zの鹿間亜沙美の3人にアドバンテージがあるものの、単に大きさで選ばれるのではなく、それ以外に容姿やスタイル、パーソナリティも評価され、さらに各審査の結果が反映されてくるからだ。

審査が終わった候補者たちは朱色の墨汁を落とし、巫女の装束に着替え直してステージの脇に並んでいた。
審査員たちは特別室にて審査を行っており、まもなく終了してこちらの会場に戻ってくるとのアナウンスがあった。

「候補者の方々、並びに、関係者の皆さま。本日は長い間大変お疲れ様でした。いよいよこれから審査結果の発表を行います!」

司会進行役の浜本氏は真剣な面持ちで会場をゆっくりと見渡しながら話した。

「先ほど、5名の審査員による厳正なる審査が行われました。そして、私が持つこの3通の封筒の中に審査結果、すなわち今回選ばれた巫女の名前が書かれております!今からそれを順に開封し、審査委員長に読み上げていただきます!では、赤坂最高宮司お願いします。」

審査委員長の赤坂佐三がおもむろに席を立ち、ステージ中央の演壇に向かった。

「まず、一通目の封筒を開封します!では、最高宮司お願いします。」

浜本氏は封筒の中を引き出し宮司にそれを手渡した。

「むおっっほん!では評定の結果を読み上げる。

まず一人目・・・・

峯山学園高等学校・・・・

・・・本田美咲。」

やった!この結果はある程度予想していたがやはりうちの学園の生徒が選ばれて嬉しくないわけがない。

(パチパチパチパチパチパチパチパチパチ…)

選ばれた本田さんに惜しみなく温かい拍手が贈られた。本田さんは爽やかな笑顔を浮かべて会場の人たちに礼をした。

「次に二通目の封筒です!最高宮司お願いします。」

二通目の封筒の中身が宮司に手渡された。

「ごほんっ・・・・

では二人目・・・・

峯山学園高等学校・・・・

・・・・桜井詩織。」

(パチパチパチパチパチパチパチパチパチ…)

いよっしゃあ!やったぞ、桜井さん!バストサイズでは彼女よりも上の者が何人もいたので正直なところ難しいかもしれないと思っていた。だからなおさらに嬉しい。やはり彼女は品があって美しく、書道も得意なところなども巫女に向いていると評価されたに違いない。
そうなると気になるのはあと一人だ。

「では最後、三通目の封筒です!最高宮司、よろしくお願いします。」

浜本氏は三通目の封筒の中身を宮司に手渡した。

「では三人目じゃ・・・・

峯山学園高等学校・・・・

・・・・槙野奈々。」

(パチパチパチパチパチパチパチパチパチ…)

うおっしゃああ!すごいぞ、槙野さん!なんと、3人とも峯山学園。しかもウチのクラスから2人も!!これはスゴイぞ!
槙野さんは最初、緊張して自己紹介がままならなかったが、第二審査の巫女舞で自分を取り戻せたのがよかった。バストは候補者の中で一番なので自分をしっかり表現すれば絶対に選ばれると僕は思っていた。

三名はステージ上に上がるように言われた。
本田、桜井、槙野、いずれも我が校の生徒が壇上に上がるのが誇らしかった。
そして、ステージ上には三年次の現役巫女3名が花束を持って現れた。西浦さん、池田さん、渡辺さんだ。
彼女たちが新しく選ばれた巫女に花束と羽織りを渡すと会場は大きな拍手で包まれた。
その後、新巫女の3名から一言ずつ挨拶があり、最後に最高宮司の赤坂佐三の挨拶で閉会となった。



「平野せんせ〜い!!」

槙野さん、桜井さんが満面の笑みを浮かべて僕の方に駆け寄ってきた。

(ぼむんっ…)
(ぼむんっ…)

二人の巨大な膨らみが僕の下腹部辺りに押し当てられた。

「お疲れさん、よくやったね。」

「はい!やりました。まさか選ばれるなんて思って思ってませんでした。先生のお陰です。」

桜井さんはうっすらと涙を浮かべていた。

「私もです。緊張してうまく喋れなかったから…」

槙野さんは僕の肩におでこを埋めながらそう話した。

「さぁ、寮に帰ろう。みんな待っているよ、きっと」

僕ももちろん嬉しかったが、落選した子たちもいる中なので感情が爆発しそうなのを抑えた。
彼女たちを寮まで送り届けるところまでが僕の仕事だ。外に出ると日が暮れてすっかり真っ暗になっていた。雪がチラチラと舞っており気温もかなり低かった。僕は峯山の生徒6人をバスに乗せた。

そんな寒さにも関わらず、寮の前には彼女たちを出迎えるために大勢の生徒たち、そして職員たちが集まっていた。

「きゃー!帰ってきたー!」
「おめでとう!!」
「おつかれさま〜!!」

バスが寮の玄関前に止まり、6人が降りてくると大きな歓声で迎えられた。選考の結果は既に伝わっており、巫女に選ばれた3人の周りには特に人だかりができた。落選した3人も清々しい顔をして、選ばれた者たちを讃えた。

翌日、巫女選びの結果は全国ニュースとなった。
選ばれた3名はこれからたくさんの取材を受けたり、巫女になるための実習をしたりとこれから忙しい日々を送ることになるのだった。

『峯山神社の3名の乳巫女決まる。9Zカップは歴代最大。 毎年恒例の乳巫女選びが峯山神社にて行われ、選抜された12名の高校生の中から3名が選ばれた。槙野奈々さん(B166センチ、9Zカップ)、本田美咲さん(B163センチ、8Zカップ)、桜井詩織さん(B156センチ、6Zカップ)は何れも峯山学園の生徒。槙野さんの9Zカップは歴代巫女の中でも最大となる。3名は「名誉ある峯山神社の巫女に選ばれて大変嬉しい。峯山神社の名前に恥じないよう努めを果たしていきたい。」とコメントしています。』