乳房になった俺

CHO 作
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「ついに完成したぞ!」
俺は研究室の中でうれしさの余り思わず叫んだ。
俺は乳好きの自称マッドサイエンティスト。ちなみに名前は秘密だ。
俺は古今東西の秘術や魔術、それに裏ルートから入手した様々なオーバーテクノロジーを調べ尽し、それらを組み合わせて乳フェチの究極の夢といえる研究をついに完成させたのだ。
それは、俺自身が女性の身体の一部に融合するというか合体するというか寄生するというか乗り移るというか、とにかく身体の特定の部分に同化し支配できるというものだ。
まぁ、身体の一部ならどこでもOKなのだが、俺がターゲットにするのはもちろん乳だ。能書きはこれくらいにして、さっそく実際にこのすばらしい研究の成果を試そうじゃないか。
ターゲットとして以前から目を付けていたのは、爆乳アイドルのアイノヒカリちゃんだ。Jカップの爆乳をひっさげて、テレビ番組やグラビアに引っ張りだこの彼女だが、もちろん今どこにいるかは調査済みだ。

俺は彼女が一人になるときをずっと待っていた。そして、ついにそのチャンスがやってきた。
「お疲れ様でした。おやすみなさーい」
彼女が泊まっているホテルの廊下で物陰に隠れていた俺は、彼女が目の前を通り過ぎた直後に素早く背後から近づき、気づかれるよりも早く背後から彼女の見事な爆乳に触れようと手を伸ばした。指先が彼女の爆乳に触れたそのとき、俺の身体は一瞬にして縮小し、触れたところにしみ込むように音も無く吸い込まれた。
「・・・あれ? 今後ろに誰かいたような・・・」
彼女が振り向いた時には、既にそこには誰もいなかった。床には俺が着ていた服が落ちていたが、気づかなかったようだ。ちなみにその服は他の人に拾われる前に助手が回収した。
そのとき、俺は既に彼女の乳房に同化し、全身が乳房になった感覚を味わっていた。彼女が足を進める度に俺は大きなブラジャーのゆりかごの中で揺られ、心臓の鼓動の子守唄に心酔していた。宿主と別の自我を持つ乳房が、ついにここに誕生したのだ!
部屋に入った彼女は、非常に疲れていたのか、そのままベッドに倒れこんで眠ってしまった。俺も疲れたから楽しみは明日にとっておいて眠ることにしよう。ヒカリちゃん、おやすみなさい・・・・・

次の日は朝から公開番組の収録のようだ。部屋を出る前に、彼女がシャワーで俺を丁寧に洗ってくれた。彼女にとって大切な商売道具というだけあって、彼女の乳房に対する並々ならぬ愛情が感じられてうれしかった。次はいよいよ俺が彼女に恩返し(実はイタズラ)をする番だ!
Jカップの爆乳をこれでもかとばかりに強調する派手なデザインのコスチュームをまとってステージに立った彼女は次々に持ち歌を披露していった。激しい振り付けが俺を揺さぶる。しかし・・・
「疲れているのか、表情が少し硬いなぁ。がんばって!」
そのとき聞こえてきたディレクターの一言が俺の乳フェチ魂に火をつけた。それじゃ一丁やってやるぜ!
俺は自分が両手で鷲掴みにされて激しく揉まれている場面をイメージし、その通りに変形したり揉まれている感覚が発生するように念じた。すると、本当に揉まれている感覚が俺の全身すなわち彼女の乳房に巻き起こった。
「ひゃっ!」
「どうしたの?」
「ううん、なんでもないの」
彼女は思わず声を上げてしまった。しかし無理も無いだろう。今、彼女の乳房に起こっている現象は彼女にとって不可解極まるものだった。なにしろ、誰にも触られていないのにまるで透明人間にでも激しく揉まれているがごとく感じ、ブラジャーの中では乳房の表面に指の形をした食い込みが次々に現れては消え、そして乳房全体がうごめいているのだから。彼女は異常な感覚をぎりぎりのところで何とか耐えながら両腕で爆乳を抱え込んだ。
(ああん、みんなに見られながら揉まれるなんて、気持ちいいけど恥ずかしい・・・)

「はい、終了です。お疲れ様でした。ヒカリちゃん、今日はとってもいい表情だったよ!」
結局、彼女は揉まれる快感に溺れそうになりながらもステージを乗り切った。俺も自分が起こしたことながらも揉まれる快感を全身で堪能した。ああ、彼女の乳房になれて本当によかった!
次の仕事は温泉の紹介番組の収録となっていた。ロケバスで温泉宿に移動した彼女は気を取り直して特大のバスタオルで身を包み、収録場所の露天風呂に向かった。俺も全身を包むバスタオルの感触が気持ちよかった。今度はどうやって彼女(と俺自身)を責めてやろうか?
「テイクワン、スタート!」
「こんにちわ、アイノヒカリです。今日はここ乳谷温泉に来ています。この温泉の成分は・・・」
慣れた口調で温泉を紹介しはじめるが、やはり疲れは隠せないようだ。
「カット! ヒカリちゃん、少し休憩してみる?」
「ううん、もう少しがんばってみる」
彼女の根性に感動した俺はまた面白いイタズラを思いついた。普段はブラジャーによって左右別々に包まれている両乳が今はバスタオルの中で互いに密着している。このチャンスを逃す手はない!
俺はまず両乳首が触れ合うまで乳房の先端を真ん中に寄せ、片方の乳首を口の形に変形させてもう片方の乳首に思いっ切り吸い付いた。
ぶっちゅぅぅぅぅぅ・・・・・
「ああっ! 今度はいったい何が起こったの?」
彼女はまた声を上げたが、今回は誰にも気づかれなかったようだ。
(バ・・・バスタオルの中で、おっぱいが吸われている! 吸っているのは・・・もう片方のおっぱい!?)
頭がおかしくなりそうながらも事態を確認しようと下を見ても上乳と谷間以外はバスタオルに隠れて見えず、かといって本番中にバスタオルを外すわけにもいかない。またしても彼女は見えないところで繰り広げられている恥ずかしい行為による異常な感覚を衆人環視の中でただただ耐えるしかなかった。
しかし、この程度で満足する俺ではない。俺は乳房本来の機能を解放するよう念じた。俺の全身が内側から温かいもので満たされてゆく感覚、そして・・・
ぷっしゃぁぁぁぁぁ・・・・・
(え、何か出てる!?)
期待通り、吸われている乳首から激しく母乳が噴出しはじめた。俺は噴乳と飲乳の快感を同時に味わい、両乳の間で無限に循環する母乳の奔流が身体の中を貫く感覚に身を任せていた。
「はい、もうワンテイクいきます!」
「お願い、もうやめて・・・」
「もう少しだから、がんばって!」
(いや、そうじゃないの・・・)
俺の方はいよいよ最後の仕上げだ。吸っている口を女性自身に、吸われている乳首を男性のシンボルに変形させ、そのまま奥深くまで差し込んでいった。
ずっにゅぅぅぅぅぅ・・・・・
(おっぱいが・・・おっぱいがアソコになっちゃったよぅ・・・でも、入れているのも私なの?)
今度はさっきとは逆に出っ張っている方が凹んでいる方を激しく責め立てる。俺と彼女はよく知っている同性としての性感と初めて味わう異性としての性感を渾然一体に感じながらフィニッシュを迎えた。
「いい、いくぅぅぅぅぅ!」

後で聞いた話では、このときに収録した番組はいつも以上にセクシーな表情やしぐさをしている彼女が非常に好評だったようだ。俺はいまだに彼女の乳房に同化したまま事あるごとにイタズラを繰り返している。その内容はまた別の機会に。