広大な平原。
彼女はここの農園主だ。
とは言っても、ここには彼女の他に誰一人いない。
荒れ果てた草も生えぬ荒野。彼女は何を育てるというのだろうか。
「楽しみね…。今からでもゾクゾクしてきちゃう♥」
そう言って彼女は平原の真ん中にある水場へ飛び込んで、オナニーを始めた。
「はぁ…はぁ…ついに私の夢がぁぁぁっ…イく…イッちゃうっっっ!!!」
「−−−−−−−−ッ!!」ビクッビクッ
彼女が絶頂に達してしばらくすると、体に異変が起こり始める。
ボゴッ!ボゴゴゴッ!!!
「おひいいいい!すごいのくるぅぅぅぅっ!変身しちゃううううう!」
メキメキと体が悲鳴を上げたかと思うと、肉体は急激に成長し、胸と尻は膨らみ、肌は緑色に色を変え、まるで植物が太陽の光と水で成長するかの如く変貌を始めた。
人体による遺伝子組み換え。
資源の乏しくなったこの時代、人間の遺伝子を書き換えることによって、自ら資源を生み出そうとするものが現れた。
彼女もその一人。アンダルイス社による人間を超越生物に作り替える遺伝子組み換え技術によって、彼女はその心が極限にまで昂ると変身する能力を手に入れた。
バサッ!と彼女の背中から昆虫のような羽が生える。
しばらく体の形の変わりようを楽しみながら人外の絶頂を味わっていた彼女だったが、変身し終わり心臓の高ぶりも落ち着いたのか、直立し一息ついた。
「ふぅ…やっぱり変身からの光合成は最高ね。栄養が隅々までいきわたってるわ♥
気持ちよくなったことだし……ガーデニングとでもしゃれ込みましょう」
そう言って彼女は空へ飛びあがった。
「暴れまわりたいけど何もないわねぇ。この体の使い心地でも試したいのだけれど…
ぅんっっ!!」
ボォンと胸がさらに一段膨れ上がる。
「最高濃度でいくわよ…!あぁ…いいわ…私のミルク…爆発しちゃうぅぅぅぅ!」
ぼびゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅううううううううっ!!!!!!!
ガソリンスタンドに停めてある車なら一瞬で満タンになりそうな量の母乳を肥大化した乳首からひり出す。
「まだまだぁっ!」
ぼびゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅううううううううっ!!!!!!!
二発目をひり出してもなお、彼女は余裕だ。
「ここからが本番よ♥んひぃぃぃぃぃぃっ!」
ずにゅぅぅぅっ、ボォン!とクリトリスが肥大化してこれまた巨大なペニスと金玉が出現した。
金玉はボコボコと音が聞こえるほどの勢いで精子を作り出す。
「ぐひぃぃぃぃぃぃ!!!イッグウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」
ドビュウゥゥゥゥゥゥゥウゥッッッッッ!!!!!!
しかしそれだけにとどまらなかった。精液が金玉の中で固まり、巨大な精子を製造していたのである。
「おたまじゃくしうまれるぅぅぅ!!!」
ずぶっ!ずぶっ!と到底尿道から出てくるべきでない大きさのものが生まれ出る。全長は1メートルにでも及ぼうか。
一度天空へ飛んだ巨大精子は、再び乳首へと降り落ちてきた。
じゅぷん!じゅぷん!
とそれぞれ一匹ずつ命中し、彼女のおっぱいの中の栄養たっぷり母乳の中へ沈んでゆく。
おっぱいはムクムクと膨らみながら、全体がピンク色になっていく。
「受粉」によりおっぱいは果実として大きく成長をしていくのだ。
びくん!!!
と乳首が一層大きく震えた。果実が育ち切った証である。
乳首は一層その孔を大きく拡げ、生まれ落ちるものを今か今かと待ちわびている。
「キたぁぁぁ!」
ボビュ! ボビュル!
乳首から茶色くて大きな種子が生まれ、勢いよく地面に埋まってゆく。
そしてすぐさま母乳がこれもまた勢いよく振りかけられ、種の成長を促す。
「どんどんいくわよぉ!」
ぼびゅる!ぼびゅる!ぶしゃあああああああ!!!!
農場内のあらゆる場所へ種まきと噴乳を繰り返してゆく。
気付けばそこには、触手生物の園が出来上がっていた。
「あん!」ずぶっ!
座位で触手による攻めを受け入れている。
触手はピストン運動もせず、自らの液体を彼女の奥に解き放った。
ぼびゅううううううっ!
「んんんんんんっ!触手精液キくぅぅぅぅぅっ♥」
ドドドドと水音が聞こえるほど注ぎ込まれても彼女は余裕だ。これも遺伝子組み換え技術がなせる業か、あるいは彼女本来の資質なのか。
もはや体がおまけかと思えるほど注ぎ込まれた挙句、触手の最後の一撃ちで彼女は再び空中へ投げ出された。
腹にあれだけ溜まっていた触手液を一瞬で吸収し、母乳として射ち出す。
このトチ狂った「性行為」を繰り返しているうちに、日が暮れた。
「ふぅ…この農場も楽しくなりそうね」
一仕事終えた彼女は、満足げにほほ笑んだ。