深山有美女

橙 作
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昼下がり
「はっ! はあっ! でやあっ!」
とても高い山の頂上で、一人の美女が、拳を繰り出していた
その動きを見ると、どうやら格闘技らしい
女は、動きを止めると、近くの方に在った大岩を見た
「は〜ッ・・・・・・」
気を集中して、女は、目の前の大岩に、正拳を叩き込んだ
「でやあぁぁぁぁぁっ!!!」
ドスッ・・・・・・と、見事に女の拳は岩にぶち当たった・・・・・・が、それだけで、岩はびくともしなかった
「・・・・・・やっぱ、まだまだか」
そう言って、女は山を下っていった

一方、此方は山の頂上から少し下った所
一人の男が、山を登っていた
格好からすると、どうも登山者らしいのだが・・・・・・
男は、物凄く疲れきっていた
「ああ・・・・・・腹減った・・・・・・」
不確かな意識の中、男は目の前に山小屋を見つけた
「あ・・・・・・あれは・・・・・・」
と、思ったところで、男の意識は途切れた

「んっ・・・・・・」
俎にあたる包丁の音で、男は目を覚ました
「あれ・・・・・・ここは?」
男が目を覚ました場所は、布団の上だった
「おお、やっと起きたか」
その家の台所には、あの女がいた

「いやー、家の前でいきなり倒れてるんだからな。びっくりしたよ」
女が話している横で、男は必死にご飯を食べている
「・・・・・・お前、私の話聞いてる?」
女にそう言われて、男は漸く意識を女のほうへ向けた
「あ、悪い・・・・・・まともなご飯食べるの、久しぶりなんだ」
「久しぶりって・・・・・・どれ位食べてないんだ?」
「彼是・・・・・・三日ぐらい」
そう言って、男はまたご飯を食べ、あっという間に平らげてしまった
「どうも。ご馳走様」
「いいよ。一人分作るのも二人分作るのも大して変わんないんだからさ」
「そういえば・・・・・・あんたは、此処で何してるんだ?」
「何って・・・・・・まあ、修行みたいなものかな」
「修行?」
「そ。大抵は生活するのでいっぱいいっぱいだけどね」
「ふーん・・・・・・じゃあ、何か手伝わせてよ」
「え?」
「だって、飯食わせてもらって何もしないのも、アレだからさ」
「別に、私はそんな事気にしないぞ?」
「いや、こうでもしないと気が済まないんだよ」
「あっそ・・・・・・ならいいけどさ」

男は、家のそばで薪を割っていた
ぱっこんぱっこん、と、午後の山奥に爽快な音が響く
「うん、それ位でいいぞ」
「ああ、わかった」
女にそう言われて、男は家に戻っていった

「ありがとね。助かったよ」
「これ位、何でもないよ」
「お礼・・・・・・と言っちゃ何なんだけどさ・・・・・・」
「別に、そんなの気にしなくたって・・・・・・」
「そういうわけにも、いかないさ」
女は、そう言って、男の前に立った
「いいか、よーく見てるよ・・・・・・」
女は、両の手に気を集中させ始めた
「面白いものを見せてやるからな」
そう言って、女は両手を胸に当てた
すると、女の体に変化が起きてきた
「んっ・・・・・・くっ・・・・・・」
女が喘ぎ声をあげた次の瞬間、胸を押さえていた女の両手から乳肉が溢れてきた
「・・・・・・!?」
「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・」
一体、何が起きたというのか?
考える事でもない。女の胸が大きくなっているのだ
男が呆気に取られている間にも、女の胸は大きくなっていき、やがて胸が女の顔ほどの大きさになったところで、膨乳は止まった
「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・どうだ、すごいだろ?」
「・・・・・・」
あまりの衝撃に男は暫し大口を開けて呆然としていた
「それ・・・・・・本物なの?」
「何だよ、疑ってるのか?」
女の服は胸の部分が今にも破れそうなくらい広がり
乳首は服の上からでもわかるくらい元気に自己主張をはじめている
「じゃあ・・・・・・見せてやるよ。ほら」
そう言って、女は自ら服を脱いだ
「うわっ!」
男の目の前では、女がその見事な胸を誇示していた
胸自体の大きさもさることながら、乳輪もぷっくり膨らんでいて、とても色っぽい
「ほらな、すごいだろ」
女は、得意げに言った
「・・・・・・・」
男は、それをただ見ていることしかできなかった
「しかし・・・・・・これでまた、合う服がなくなったな」
女は、少し残念そうに言った
「え、それ・・・・・・戻せないの?」
「ああ。でっかくすることはできても、小さくする事はできないんだ」
「・・・・・・(゚д゚)ポカーン」

ふと外を見ると、外はもう暗くなり始めていた
「う〜ん・・・・・・こりゃ、今夜は此処に泊まった方が良さそうだな」
女は、外を見て言った
「・・・・・・そうかも、な」
「よし!そうと決まれば・・・・・・」
女は、タオルを男に差し出した
「風呂でも入りに行くか」

二人のいる小屋から少し離れたところに、温泉が沸いていた
「ん・・・・・・湯加減は十分だな」
女は、お湯に手を入れてぐるんぐるんかき回して、こう言った
「よし、入るぞ」
女は、その場で服を脱ぎ始め、あっという間に全裸になってしまった
「ほら、お前も脱げよ」
「げ・・・・・・俺も一緒にはいんの?」
「当たり前だろうが。ほら、さっさと脱げ!」
女は、男の服を脱がしにかかった
「うわ、よせ、自分で脱ぐから止めろ!」
「何だよ・・・・・・男らしくないな・・・・・・先入ってるぞ」
女は、さっさと先に行ってしまった
後になって、男が、タオルで股間を隠しながら入ってきた
「・・・・・・取れ!」
「断る!」
「取れってば!」
女は、男のタオルを脱がしにかかった
「何だよ。そんなに男の裸が見たいのか!」
「違う!風呂にタオルを入れるなって事だ!」
どうも女の言ってることはわからない
とりあえず、男も温泉に入った

温泉では、女の大きな胸は、ぷかぷかと浮いていた
女は、同じくらいの年の男にそれを見られても、何も気にしていない
無恥なのか淫乱なのか何なのか
男は、それをじっと見ていた
そのうち、女はその視線に気づいた
「・・・・・・触りたいのか?」
女は、自分の胸に手を当てて言った
「え、いや、別に・・・・・・」
男は、動揺しながら言った
「ふふふ、わかってるよ」
「わかってるって・・・・・・」
「ま、触る勇気が出来たら、言ってみるんだな。いつでも触らせてやるよ」
女は、そう言って温泉から上がり、近くにあったいすに腰をかけた
「何だ、もうあがるのか?」
「違うよ、体を洗うんだ」
女は、持ってきたお風呂セットを取り出し、体を洗い始めた
「ん・・・・・・それにしても・・・・・・胸がでかくなると・・・・・・んん・・・・・・結構・・・・・・洗いにくいもんだな」
女は、体の隅から隅まで・・・・・・胸も含めて・・・・・・丁寧に洗っていた
胸のあたりを洗うときは、裏側のほうもきちんと洗うので、彼女の胸はぶるんぶるんゆれている
「なっ・・・・・・」
男は、その光景をしかと見届けていた
ついつい、体が硬くなってしまう
女は、石鹸の泡を流した後、硬直している男を向いて、言った
「・・・・・・何してんの?」
「あ、いや、別に・・・・・・」
男は、しばらく黙った後、言った
「・・・・・・帰ろっか・・・・・・」
「帰ろっかって・・・・・・体、洗わないのか?」
「いや・・・・・・今日はいい」
「あっそ。知らんぞ?黴が生えても」
「一日じゃ生えねぇよ」

二人は、家に帰ってきたが、何もする事がなかった
山奥のこんな所では、何もないのである
しばらく黙った後、女が、不意にこう言った
「・・・・・・寝よっか?」
「ね・・・・・・寝るん?」
「だって、他にする事ないだろ?」
「ないけど・・・・・・そんな」
男が女の方を向いたとき、女は既に布団を敷き終えていた
「はや・・・・・・」
男は、そこに敷かれた布団を見て、ある事に気づいた
「・・・・・・ひとつじゃん。布団」
女は、布団を一つしか敷いていなかった
「しょうがないだろ。一つしかないんだから」
これから起きることを想像すると、男は布団から顔を背けた
「・・・・・・じゃあ、どうやって二人で寝れと・・・・・・」
男が再び女の方を向いたら、女は既に布団に入っていた
「何言ってるんだ、一緒に寝るしかないだろう」
「・・・・・・やっぱり?」
男は、諦めたように布団に入った
寝るのは早かった


男が横を向くと、そこに女の姿はなかった
「・・・・・・?」
外に出ると、なにやら上のほうから声がする
男は、とりあえず山の上に行くことにした

頂上では、女が、乳を揺らしながら、修行に勤しんでいた
繰り出される拳の動きに沿って、女の乳が大きく揺れる
「おい・・・・・・何やってんだ?」
男が近づこうとした、次の瞬間
「でやあぁぁぁぁぁっ!!!」
「うわっ!」
女は、いきなり男の方にパンチを繰り出してきたが、拳は男の目の前で止まった
「ははは、驚いたか」
「くそっ、変なことしやがって」
男は思いっきり悪態をつきながら、そばにあった大岩を見た
「・・・・・・デカ・・・・・・」
その岩は、高さが軽く男の身長の3倍はあった
「ああ、これな。いつかは割ってみようと思ってるんだけど、なかなかできないんだ」
「・・・・・・割るつもりなのか?」
「うん」
女は、大岩の前に立った
「でも、何か今日はいけそうな気がするよ」
そういって、女は気を集中し始めた
「・・・・・・はぁっ!」
大きな声とともに、女は拳を岩に全力でぶつけた
しばらく動きはなかったが、突然
ピシピシピシ・・・・・・
と音がして
ズド────────ン!!!
という大きな音とともに、大岩が二つに割れた
「うわ・・・・・・」
男は、ただただ呆然とするだけだった
「・・・・・・やった・・・・・・」
女も、疲労と達成感から、その場にへたり込んだ
その時
二つに割れた岩の裂け目から、何か、人のようなものが出てきた
魔力の産物とか、幻影とか、そんな感じだろうか
「・・・・・・!?」
「よく、この岩を割ったな」
驚く二人をよそに、出てきた変な男は語り始めた
「この岩はな、一定以上の力と、乳を持ったものにのみ、割ることができる」
「ち、乳?」
「オマエはこの岩を割ることができた・・・・・・オマエに新たな力を授けよう」
そういって、変な男は消えていった
後に残された二人は、お互いを見合っていた
「力って・・・・・・なんだ?」
「さあ・・・・・・」
と、女がいった、次の瞬間、男は、あることに気づいた
「お前・・・・・・また胸大きくなってない?」
「え?」
そう言われればそうだ
さっきまで辛うじて胸を納めていた女の服が、今ではところどころ破けている
「あれ・・・・・・なんで・・・・・・胸が・・・・・・大きく?」
そう言っている間にも、女の胸はどんどん大きくなっていった
「あ・・・・・・あ・・・・・・うあ・・・・・・凄い」
女の服はビリビリに破れ、今まで押し込められていた乳が波のように溢れ出す
「う・・・・・・うわぁ!」
男は、あっという間に女の乳に飲み込まれてしまった
それでも女の膨乳は止まらず、どんどんその胸は巨大化していく・・・・・・

最終的には、全長(バストではなく、体から乳首の先端までの長さが)4500oくらいの大きさまで、女の胸は大きくなっていた
「お〜い、大丈夫か?」
乳に埋もれた男に声をかけると
「ああ・・・・・・何とか」
と、軽く直径1メートルはある乳首のあたりで返事がした
とりあえず、男は、女の顔の近くまで来た
「・・・・・・これが、力か?」
「たぶん・・・・・・」
「ふ〜ん・・・・・・」
「でも、なんか強くなったような気がするよ」
って言うか、乳が凶悪な強さを誇ってるんじゃ・・・・・・と男は思ったが、言わないことにした
「ところでさぁ」
その時、女は、ちょっと顔を赤らめたが、男にはそれはわからなかった
「これだけ乳がでかくなると、日常生活も不便になるんだよ」
「まあ、そうだろうな」
「だからさ・・・・・・ずっと、私といっしょにいて・・・・・・その・・・・・・手助けとかしてくれると・・・・・・うれしいんだけど、な」
遠くのほうで、女の乳首が勃起していたが、それも男にはわからなかった
あいつは一体どういう事を言いたいのか?と男はちょっと考えてから、こう言った
「いいよ。俺で良いんなら」
二人の生活は、ここから始まる・・・・・・