中世編 その2

橙 作
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困ったことになった
目の前にいるのは爆乳メイド、ニエミ
やたら胸を強調する防具をつけて、俺に勝負を挑んできた
「パハルス・・・・・・お主は、いいのか?」
王様が俺に聞いてくる
「ええ、いいですよ」
本当はよくないんだけど・・・・・・そうもいかないだろ?この場合
とりあえず、利き手でも狙って、剣を持てなくすれば、降参するだろ
と、思ったのが甘かった
「それでは、始めッ!」
そう言われて、俺が身構えた瞬間
「遅い!」
ニエミはいきなり俺の懐にもぐりこんできた
「・・・・・・早い!」
次の瞬間、俺はニエミに吹き飛ばされてしまった
なかなか力もある。メイドは伊達じゃないらしい
「どうしました!?それで終わりですか!」
「いやいや・・・・・・まだまだ」
予想以上にやるな、こいつ
ちょっと、手加減をする余裕はないかもしれない
「・・・・・・まじめにやるしかない、か」
俺はちょっと間合いを取った
どんな事になるかわからないけど、大技をあいつにぶちかます
・・・・・・ふりをして、ビビらせる
「逃げるか!?」
「違うよ!」
俺は、遠くからニエミに向かってジャンプをした
ジャンプショット、いわゆる兜割ってやつだ
「行くぞ、ジャンプショット!」
「な・・・・・・!?」
着地予定地点は、ニエミの脇になるはずだった
ところが・・・・・・ちょっと間違ったみたいで・・・・・・
ぶにゅ
あいつの胸に顔を埋めるようにして、落下してしまった
「・・・・・・」
「・・・・・・」
二人の間に気まずい空気が流れる
それにしても、結構柔らかいな、これ・・・・・・
なんて、言ってる場合じゃない、チャンスだ、これは
「どりゃっ!」
俺は、あいつの手首に向かって剣を振り下ろした
「いたっ!」
成功だ
ニエミの手から剣が落ちる
ルール上、剣を手放したら負け、って事になってるから・・・・・・
「勝者、パハルス!」
ということになる。それにしてもあの胸、もうちょっと堪能しておけばよかったかな・・・・・・

「私が、こんな男に敗れるなんて・・・・・・」
ニエミは落ち込んでいる。まあ、胸にあんなことされた上に負けたんじゃ、しょうがないか
それにしても、こんな男って、どんな風に見られてたんだ、俺は
「わかっただろ。諦めな」
「・・・・・・しょうがないですね・・・・・・」
ようやくこいつも認めてくれたようだし、よかったよかった
「それと・・・・・・ごめんな、さっきは」
「え?何がですか?」
「だから・・・・・・その、胸・・・・・・」
「ああ、大丈夫ですよ。私、ぜんぜん気にしてませんから」
あっそう・・・・・・
まったく気にしないってのも、なんかなぁ・・・・・・

さて、これでめでたく、姫様と結婚できる・・・・・・と思ったら
今度は王様に止められてしまった
「実はな・・・・・・」
うわ、この感じ、なんか面倒事頼まれそうな気配だな・・・・・・
「・・・・・・この手紙を見てくれ」
そういって、王様は俺に一枚の手紙を差し出した
何々・・・・・・
見れば、今夜10時に、お宅の姫様をさらいに行きますよ、との事
・・・・・・なんか読めてきたぞ?
「つまり、そもそもこの大会を開いたのは、姫様を守る奴を決めたいって事ですね?」
「そうなのだ」
王様が力なく答える
「で、この大会で優勝した俺に、姫様を守ってほしいって訳ですね?」
「そうなのだ」
「なるほど・・・・・・」
「頼む、お主の実力を見込んで、なあ?」
そう言われると、まあ悪い気はしないけど・・・・・・
「・・・・・・じゃあ、姫様との結婚は?」
「それは認めよう」
決定
「わかりました。私に任せてください」
「おう、そうか!」
という訳で、俺は愛する姫様をお守りすることになった

「でも・・・・・・」
俺とニエミは、姫様の部屋へと続く廊下を歩いていた
「部屋に誰も入れないって、どういう事?」
話によると、姫様は、今日まだ部屋から出ていないし、誰も部屋に入れていないそうだ
「どういう事と言われても・・・・・・そういう事ですよ」
ニエミも原因は知らないらしい
それはそうと、ニエミの爆乳は、歩くたびにたぷんたぷん上下にゆれている
・・・・・・思わず見入ってしまって、柱にぶつかってしまうほどだ
とにかく、俺たちは姫様の部屋に着いた
流石と言うか何と言うか、大きそうな部屋だ
「姫様〜」
ニエミが声をかける
「あ・・・・・・ニエミ?」
中からか細い声が聞こえる
そうそう、こんな感じだよ。姫様ってのは
・・・・・・ちょっと病弱な感じはするけど
「あの〜・・・・・・入ってもよろしいですか?」
「え・・・・・・だめ・・・・・・」
ニエミに聞いたとおりだ。姫様は部屋に入れてくれない
「今日は一体どうなさったんですか?朝から変ですよ?」
そうだ。どうしたんだろう
「別に・・・・・・なんでもないの・・・・・・」
「何でもないなら出てきてくださいよ」
ニエミがちょっと強気な攻勢に転じる
「ごめんなさい・・・・・・それは・・・・・・だめなの」
姫様は相変わらずだ
「う〜ん・・・・・・」
ニエミはドアの前で悩む
「外に出られないほどの病気なら、それこそ早く見てもらったほうがいいですよ」
「え・・・・・・でも・・・・・・」
姫様はまだ態度を変えない
「実は、合鍵を持ってきているんですよね」
「・・・・・・!?」
なんていう人だ
「失礼ですが・・・・・・入らせてもらいます!」
「あ、ちょっと、ニエミ!」
ついにニエミが強硬手段に出た
まあ、そうでもしなきゃ入れてもらえそうにないけど
ようやく入れた姫様の部屋は、さすが姫様というか、趣味のいいものだ。いい香りがする
肝心の姫様は、ベッドの中にいた
「すいません、勝手に入らせてもらいました」
謝るの遅いって
「ニエミ・・・・・・」
姫様は布団の中から顔をちょこんと出している
・・・・・・かわいい
流石だ。俺が一目ぼれしたときと、何も変わっていない
「一体どうなされたのですか?」
そういえばそうだ。特に顔色が悪いようにも見えないが・・・・・・
「ん・・・・・・何でもないの・・・・・・」
なんでもない、って、だったらどうして仮病なんか使うんだ?
「じゃあとりあえず、お布団洗濯しますね。汗かいてますでしょ?」
そう言ってニエミが布団を取り上げようとする
「あ、お布団は、だめ!」
姫様がそう言う前に、ニエミは強引に布団を取り上げた
いいのかそれで?
そして、俺たちは、物凄いものを見てしまった
「あ・・・・・・」
ニエミは驚きで声が出ない
「・・・・・・」
姫様はただ、顔を赤くしているだけだ
そして、俺はといえば
「な、なんだってー!!!」
思わず、とんでもない声をあげてしまった
なぜなら、俺たちの前にいる姫様は、ニエミよりも大きい超乳の持ち主だったからである

続く