中世編 その3

橙 作
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何という事だ
やっと会えた憧れの姫様、オーメロットは 隣にいる爆乳メイド、ニエミよりも 三回りも四回りも大きい超乳の持ち主だったのだ
「ひ、姫様・・・・・・」
ニエミはまだ混乱している
「・・・・・・」
姫様は、顔を赤らめて胸をとりあえず布団で隠した が、後に無駄だと気付いたのか、布団をとった
「な・・・・・・」
俺はただ、その場に硬直しているだけだった
姫様の胸は・・・・・・ニエミのそれよりも圧倒的に大きく 服によって締め付けられ、その形を上下に2分している
乳首は服の上からでもそれとわかるくらい勃起していて 非常に色っぽい体となっていた
「あの・・・・・・ところで・・・・・・こちらの方は?」
姫様が、硬直しているニエミに聞く
こちらの方、とは俺の事だ
「あ、この人はですね、さっきまで行われていました剣術大会で優勝した、パハルスさんです」
「どうも、パハルスです」
やっと自己紹介ができたよ
それにしても、このでかすぎる胸・・・・・・
見ちゃいけないと思いつつも、ついつい凝視してしまう
「ああ、パピルスさん」
「いえ、パハルスです」
なんだこりゃ
「じゃあ、あなたが私の結婚相手になるんですか?」
「ええ・・・・・・まあ」
「そう・・・・・・よかった、優しそうな人で」
優しそう・・・・・・どうやら、姫様には受け入れてもらったようだ。よかった
「それでですね、姫様。今晩10時に」
「わかっていますよ、ニエミ。この方が守ってくださるんでしょう?」
「ええまあ・・・・・・一応」
一応ってそりゃないだろ・・・・・・俺は姫様にこっちを見られたので、がんばりますとだけ言っておいた
だが、俺にはまだ解決していない疑問があった
「ところで姫様・・・・・・その胸って・・・・・・一体・・・・・・?」
聞いていいものかどうか迷ったが、とりあえず聞いてみた
「ああ、これ・・・・・・私にもよくわからないのです」
「わからない?」
「・・・・・・昨日までは普通だったのに、今朝起きたら、いきなりこんなに大きく・・・・・・」
どういう事だ?
一晩でこんなに大きくなるもんなのか?胸って
ふと、俺はこう思って聞いてみた
「食事に何か変わったものが入ってたとか。そうじゃなかったら、何か変なもんでも拾い食いしたとか?」
「・・・・・・姫様がそんな事をするとでも?」
「いや、全然」
ニエミのものすごいプレッシャーに遭って、俺はすぐに発言を撤回した
それにしても、姫様の服は本当にきつそうだ。苦しくないんだろうか
「姫様・・・・・・その服、大丈夫なんですか?脱いだほうがいいんじゃ・・・・・・」
「!・・・・・・そんな事言って、姫様の裸を見るつもりですか、あなたという人は!」
ニエミがいきなり怒り出す
姫様も、一気に顔を赤くしてしまった
違うって、良心で言ったんだって、良心で

とりあえず、食事にも変なものは入ってなかったらしいので、姫様が膨乳した原因はまだわからない
まあ、今はそれよりも、もっと大事なことがある
本当に今晩10時に人さらいが来たら、それこそ大変なことだ
ターゲットの姫様は今、やっぱり服がきついので(ほら、俺の言ったとおりだ)着替えている
もちろん、俺の目につかないところでだ。ニエミめ
「もうこっち向いてもいいですよ〜」
ニエミにそう言われたので、俺は改めて姫様のほうを向く
「うわ・・・・・・」
姫様を見た瞬間、俺は感嘆ともどうともつかない声をあげた
目の前の姫様は、胸を大き目のタオルで覆っただけの、タオルブラ状態だった
もちろん、そこ以外の上半身の部分は、露出している
胸だって、大きい乳首はタオルでもカバーしきれず、突起が丸見えだ
その上、ぷっくり膨らんだ乳輪だって見えている。とても姫様にはあるまじき格好だが・・・・・・これもまたいい
「大サービスなんですよ、大サービス!」
ニエミがそこの所を強調する。姫様はまた顔が真っ赤だ
でも、仮にも未来の夫なんだから、もうちょっと見せてくれたって・・・・・・ということは、思っても口には出さないでおこう

さて、そろそろ夜10時だ
タオルブラの姫様はちょっと寒いかもしれないが、もう少し我慢してもらおう
ニエミが何とか言って、ほかの守備隊はドアの前に留めておくことができた
姫様は、緊張で眠れないらしい。当たり前か
こういう時って、何か言ってあげるべきなのかな・・・・・・と思いながら、俺はおもむろに姫様のほうへ向かった
緊張で震えてる姫様の肩にそっと手を当てて・・・・・・俺にはそれしかできなかった
・・・・・・きれいな肌
すると、姫様のほうから、俺の体に擦り寄ってきた
むにゅ
姫様の胸が俺の手にあたる。・・・・・・柔らかい
これ以上やってるとまたニエミが怒りそうなので、とりあえずこの場は手を放した。惜しいけど
そうこうしているうちに、10時を告げる鐘が鳴った
一斉に緊張が走る
そんな時で何だけど、俺には一つ、聞いておきたいことがあった
「姫様の胸を大きくした奴は、いったい何が目的だったんだろうな?」
状況から考えて、姫様の胸が人為的に大きくされたのは間違いないと思っていた
「さあ・・・・・・なんでしょうね?」
「逃げられなくするためさ」
ニエミの返事のあと、俺たちの正面、窓のほうから謎の女の声がした
窓といっても、どちらかと言うとテラスのような感じだが
「誰だ!」
カーテンの端からちょっとだけ姿が見えるが、よく見えない
こいつ、どこから入ったんだ?
「逃げられなくするためって・・・・・・どういう事です!?」
ニエミが謎の女に聞く
「せっかくさらうんだから、逃げられちゃ困るだろ?」
まあ、そりゃそうだ・・・・・・と納得している場合ではない
すると、謎の女はこっちに向かってきた
ようやく姿が見えるようになる
「な・・・・・・なんだお前?」
俺はまた思わず声をあげた
目の前にいるこの女は、姫様には劣るが、ニエミとは十分張り合える爆乳の持ち主だった
普通なら驚くだろうが、このところ俺は慣れているので、大して驚かなかった(ちょっとはびっくりしたけどな)
この女、その胸もさることながら、問題はそのコスチュームにもあった
下半身は普通だが、上半身は、水着の布面積を極力小さくして、大事なところだけ隠れるようにした感じである
それでも、姫様と同じように、乳首の突起やパンパンに膨らんだ乳輪は服越しに見えている
こいつ、何が目的なんだ?

続く