無色 その4

橙 作
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ラニエリは、思わず嫌そうな顔をした
ハッセルバインクもラニエリの方を見る
「おはよう、ハッセルバインク」
「ああ。いつもの、持ってきたよ」
「あの・・・・・・なんで、この人がここに?」
ラニエリは、ちょっと不満そうに、でもグジョンセンにはわからないくらいの気持ちで、聞いてみる
「ああ、ハッセルバインクは、毎朝私に家で焼いた焼きたてのパンを持ってきてくれるんですよ」
「ふ〜ん・・・・・・」
「ちょうどよかった、もうすぐ紅茶が入るから、ハッセルバインクも飲んでいかない?」
「ああ、そうさせて貰うよ」
ハッセルバインクをテーブルに着かせてグジョンセンが台所の方へ行くと、残された二人は、小声で話をはじめた
(焼きたてのパンをねぇ・・・・・・いつからこんな事してたんだ?俺が死んでからか?)
(いや、それよりもだいぶ前からやってたぞ)
ハッセルバインクは「だいぶ」のところを「だいーぶ」と強調して言う
(うそだろ?そんな事知らなかったぞ)
(当たり前だろ。お前になんか一言も言ってない)
そんな時、グジョンセンが紅茶を入れて戻ってきた
彼女は、何やら小声で話し合っている二人を見て、こう言い放った
「仲がいいのね・・・・・・二人は」
「え!?・・・・・・そう見える?」
ハッセルバインクが本気で驚いて言う
「うん・・・・・・昨日会ったばかりなのに、ウマが合うのかしら・・・・・・」
グジョンセンは本当に不思議がっている
未だに、ラニエリの正体には気づいていないらしい

冷戦状態で紅茶を飲み干し、ハッセルバインクとラニエリは同時に家を出た
「お前さ・・・・・・」
ラニエリの家の玄関前で、ハッセルバインクが言う
「・・・・・・どうする気なんだ?あいつを」
「・・・・・・よく、わかんない」
優柔不断なラニエリの返事に、ハッセルバインクが我慢できずに言う
「だったら、俺があいつを横からさらっても、いいって事か?」
やけに論理が飛躍している
「何言ってんだよ、そんな訳・・・・・・」
「だったら!いいかげん態度を決めろよな」
そう言って、ハッセルバインクは帰っていった
「・・・・・・そう簡単に決められたら、苦労しないっての」
ラニエリは、そう言って家に入った
グジョンセンは、棚の上のブローチをとって、じっと眺めていた

昼過ぎになっても、ラニエリの考えはまとまらなかった
仰向けになって寝ると、その爆乳に顔を圧迫される
「ぐっ・・・・・・」
ラニエリは、椅子に座って窓の外を見た
隣の家では、その爆乳の扱いに苦労しながら生活しているグジョンセンが見えた
(そういや・・・・・・あいつの乳・・・・・・本当にどうなってんだろ?)
ラニエリは、その事が不思議でたまらなかったが、まさか本人に直接聞くわけにもいかず、ずっと知れずじまいだった
「・・・・・・仕方ない、あいつに聞きに行くか」
ラニエリは、重い乳を上げて、ハッセルバインクの家に向かった

「珍しいな。お前の方から来るなんて」
「仕方なく来たんだ。それを忘れるな」
どこに行っても、二人の仲は相変わらずだ
「で、何の用だ?」
「ちょっと、聞きたい事があるんだけどさ・・・・・・」
「質問料取るぞ?」
ラニエリは渋い顔になった
「冗談だよ。まあ上がれ」
ハッセルバインクは、ラニエリを家に招き入れた
「で・・・・・・何さ、聞きたい事って」
「実は・・・・・・グジョンセンの事なんだけどさ・・・・・・」
あんなこと聞いていいものかとも思ったが、ラニエリは思い切って聞くことにした
「・・・・・・あいつ、何でいきなり乳がでかくなってんの?」
二人の間にしばらく沈黙が流れる
その沈黙を破ったのは、ハッセルバインクだった
「・・・・・・仕方ない、言ってやるか」
「え、お前知ってんの?」
「当たり前だろ。グジョンセンの乳を大きくしたのはな・・・・・・俺だ」
「はぁ!?」
思いもよらない回答に、ラニエリは大声をあげて驚いた
「え・・・・・・何それ?」
「だからさ、あいつ、お前が居なくなって悲しんでると思ったから・・・・・・まあ、プレゼントだよ」
「嘘だろ・・・・・・どうやって大きくしたんだよ」
「知りたいか?」
ハッセルバインクは不敵な笑みを浮かべる
それにちょっとビビりながらも、ハッセルバインクは
「・・・・・・ああ」
とだけ言った
「いいだろう。俺はな・・・・・・こうやったんだ」
そう言ってハッセルバインクは、グジョンセンにそうしたように、ラニエリの胸に手をかざした
「ちょっと待て、俺にやれなんて一言も・・・・・・」
「サービスだよ。受け取れ」
ラニエリは止めようとしたが、ハッセルバインクは気にせず続けた
ハッセルバインクの手が怪しい動きをする
すると、ラニエリの体に変化が訪れた
「んん・・・・・・あっ・・・・・・」
ラニエリの体を快感が襲う
「ほら・・・・・・気持ちいいだろ?」
「くっ・・・・・・熱い・・・・・・」
ラニエリは、胸の奥底に熱い何かを感じていた
それは、ラニエリの胸を動き回り、時折、胸が押し広げられるような感覚を受ける
「あっ・・・・・・何か・・・・・・変だぞ・・・・・・」
乳首がどんどん勃起してくる。乳輪もぷっくりと膨らんでくる
「そうだ・・・・・・それでいいんだ・・・・・・もう少しだぞ・・・・・・」
「うう・・・・・・っ!」
ラニエリは胸に手を当てる。乳肉がこぼれて指の隙間から現れる
「あっ・・・・・・あうっ・・・・・・ふあっ!」
ムクムク・・・
ラニエリが叫び声をあげるのと同時に、彼女の胸がどんどん大きくなっていった
「なっ・・・・・・止めろ、止めろ!」
「無駄だ。そう簡単には止まらない」
ラニエリは必死に胸を押さえつけるが、その努力も空しく、胸は更に大きくなってゆく
胸を抑えている指も、膨乳するにつれて、より深く、胸に食い込む
「はあっ・・・・・・はぁっ・・・・・・ああっ!」
それでもなお、ラニエリの胸は大きくなり続けている
ビリッ!ビリビリッ!
その時だった
ラニエリの服が、大きすぎる乳房に耐え切れず、音を立てて裂けはじめた
「はあ・・・・・・もう・・・・・・やめ・・・・・・」
力が抜けたのかやる気を無くしたのか、ラニエリは、胸を押さえつけるのを止めた
抑えを失った胸は、速度を増して大きくなってゆく
「あっ・・・・・・ああああああっ!」
ラニエリは、ついに気絶してしまった

続く