無色 その5

橙 作
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「思った通りだ、気絶しやがった」
ハッセルバインクは、床に倒れているラニエリを見て呟いた
ラニエリは、この家に来たときよりも胸がはるかに大きくなっている
その胸は、大き目のスイカよりも二周りほど大きく、サイズに換算すると軽く250cmは超える
大きすぎる乳房の先端についた乳首は、これまたその爆乳にふさわしい大きさを誇っており
ビンビンに勃起したそれは、握り拳大にまで肥大化している
服も所々が破れ、今ではかろうじてその乳首をさらけ出さないようにしているだけだ
ハッセルバインクは、そんなラニエリの手足を縛って、その辺に転がしておいた
「邪魔するなよ・・・・・・ケリをつけてくるからな」
そう言って、ハッセルバインクは家を出た

ハッセルバインクが向かった先は、グジョンセンの家だった
彼は、勢いよくそのドアをノックした
「・・・・・・はい」
出てきたグジョンセンは、なぜか乳首が勃起している。息も荒げだ
いったい今まで何をしていたのだろうか?
「ハッセルバインク・・・・・・何の用?」
「ああ・・・・・・ちょっと、話があるんだ」
「話・・・・・・」
グジョンセンは、ハッセルバインクを家に入れた
二人は、テーブルに向かい合って座っていた
「・・・・・・」
お互いに沈黙が続く
ハッセルバインクは、なかなか話を切り出せないでいた
「ねえ・・・・・・何なの?話って」
「・・・・・・あのさ・・・・・・」
グジョンセンに急かされて、ハッセルバインクはようやく口を開いた
「お前・・・・・・まだあいつの事好きなの?」
「!・・・・・・え・・・・・・」
あいつ、とはクディチーニの事だ
グジョンセンは、しばらく考えた後、力なく
「・・・・・・うん」
とだけ答えた
「・・・・・・何でだ?」
「・・・・・・え?」
「死人に思いを馳せて楽しいか?あいつがもう戻ってこない事ぐらい知っていても、だ」
ハッセルバインクは機関銃のように質問を続ける
「・・・・・・俺じゃ、あいつの代わりにはなれないのか?」
思わず彼の口から本音が飛び出した
「・・・・・・それが言いたかったのね・・・・・・その為に、わざわざあんなきつい言葉を・・・・・・?」
「・・・・・・ああ・・・・・・」
ハッセルバインクは、言うだけ言うと沈んでしまった
「・・・・・・残念だけど、あなたでは、あの人の代わりにはなれないの」
「・・・・・・そうか?」
ハッセルバインクは、再び起き上がって質問を続けた
「・・・・・・俺は、あいつに負けないように努力してきたんだぞ?それなのに、あいつと俺じゃ何が違うって言うんだ?」
ハッセルバインクは、クディチーニよりも自分がグジョンセンの彼女にふさわしいと言いたいような口調だ
「そこ・・・・・・あなたの、そこがだめなの」
「・・・・・・え?」
「あなたは、私と付き合おうとして、クディチーニを何とか追い抜こうとして・・・・・・彼の悪口だって何度も言った」
「・・・・・・ああ、そうだ」
「・・・・・・私ね・・・・・・人を一方的に否定するような人は、好きにはなれないの・・・・・・」
グジョンセンの口から出たその言葉は、ハッセルバインクを落ち込ませるには十分重かった
「・・・・・・そうか・・・・・・」
そう言って、ハッセルバインクは立ち上がった
「俺がお前に似合う男になろうとすればするほど・・・・・・逆効果だったってわけか・・・・・・」
「うん・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」
帰り際、ハッセルバインクはこう付け足した
「あのさ、もう一つだけ、聞いてもいいか?」
「うん・・・・・・何?」
「その・・・・・・胸の調子・・・・・・どう?」
ハッセルバインクは、ちょっと恥ずかしそうに訊いた
「あ・・・・・・結構・・・・・・いい・・・・・・」
グジョンセンも、顔を赤らめて答えた
「そうか・・・・・・それじゃ」
そう言って帰ろうとするハッセルバインクを、グジョンセンが呼び止めた
「ねぇ・・・・・・私の胸・・・・・・触ってみない?」
「え?・・・・・・何で?」
あまりに突然の言葉に、ハッセルバインクが聞き返した
「この胸は・・・・・・あなたがくれたものだから・・・・・・触ってもいいのは当然でしょ?」
「え・・・・・・そうなのか?」
ハッセルバインクは、グジョンセンが自分を哀れんでそう言っているのかと思ったが、素直に従うことにした
「・・・・・・じゃあ・・・・・・行くぞ?」
「うん・・・・・・来て」
ハッセルバインクは、早速前に立ってグジョンセンの胸をもみ始めた
ムニュ・・・ムニュ・・・
ハッセルバインクの指がグジョンセンの胸に食い込む
「んっ・・・・・・あうっ・・・・・・」
グジョンセンも感じているようだ
「すごい・・・・・・柔らかい」
「あっ・・・・・・言わないで・・・・・・」
グジョンセンのか細い声がさらに小さくなる
「ねぇ・・・・・・もっと・・・・・・強く揉んで・・・・・・」
「あっ・・・・・・ああ・・・・・・」
言われるがままに、ハッセルバインクは指に力を入れていく
「んっ・・・・・・あふっ・・・・・・」
グジョンセンの爆乳が指の動きにあわせて変形する
「んっ・・・・・・いいよ・・・・・・ハッセルバインク」
「じゃあ・・・・・・ここは?」
そう言って、ハッセルバインクはグジョンセンの乳首の先端をいじり始めた
くりくり・・・
「あんっ・・・・・・だめっ!」
一時は元に戻っていたグジョンセンの乳首が、再び勃起する
乳輪も、服の上でもわかるくらいパンパンに張っている
ハッセルバインクは、その乳輪の上をなぞるように指を動かす
「どうだ・・・・・・気持ちいいか?」
「はうっ・・・・・・うん」
グジョンセンが、服を脱がすように目で合図する
ハッセルバインクも、それに応じてグジョンセンの服を脱がした
ドン!と音がしたかは知らないが、圧迫されていたグジョンセンの爆乳があらわになる
その胸は、いつもより張っているようだ
ギュッ・・・
ハッセルバインクは、後ろに回ってその胸を根元からわしづかみにした
「ああっ!」
グジョンセンが思わず喘ぎ声を上げる
それに構わず、ハッセルバインクはグジョンセンの胸を揉んでいく
「あんっ・・・・・・そんなに強くしたら・・・・・・私・・・・・・」
「私・・・・・・どうなるんだ?気持ちいいのか?」
「・・・・・・うん・・・・・・・」
その言葉をきっかけに、ハッセルバインクはグジョンセンの乳首に手を伸ばす
グリッ・・・
乳頭をこね回す
「あうっ!・・・・・・んっ・・・・・・」
グジョンセンの息遣いが荒くなる
なおもハッセルバインクはグジョンセンの乳頭を集中的に攻める
そのとき、グジョンセンの胸に異変が現れた
「あっ・・・・・・なんか・・・・・・ジャブジャブ言ってる・・・・・・」
「・・・・・・ジャブジャブ?」
「うん・・・・・・よくわからないけど・・・・・・なにかが・・・・・・溜まってる・・・・・・」
「ふ〜ん・・・・・・」
そう言って、ハッセルバインクはまた乳房全体をいじり始めた
グジョンセンの体を更なる快感が襲う
「ああっ・・・・・・胸が・・・・・・張ってくる・・・・・・」
その感覚はハッセルバインクも気付いていた
揉みはじめた当初よりも、グジョンセンの乳房全体がパンパンに張っているのは、目に見えてわかっていた
再びハッセルバインクは乳首を集中的に責める
グリッ・・・グリッ・・・
「あうっ!・・・・・・だめ・・・・・・変になっちゃうよ・・・・・・」
「そうか?結構気持ちいいんじゃないの?」
その言葉を気にせず、ハッセルバインクはさらに乳首をいじった
「もう、だめ・・・・・・何か・・・・・・漏れる・・・・・・出ちゃうっ!」
ピュッ・・・ピュッ・・・
「うわっ!」
グジョンセンの乳首から、何か白い液体が飛び出した
「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・」
何が起きたかわからず、グジョンセンも呆然としている
ハッセルバインクは、乳首に付着しているその液体をなめてみた
「甘い・・・・・・」
「・・・・・・え?」
「・・・・・・母乳だよ、これ」
「母乳!?うそ・・・・・・」
「もうちょっと飲んでみようかな・・・・・・」
ハッセルバインクは、グジョンセンの乳首に吸い付いた
「あんっ、ダメッ!」
グジョンセンの体に今までよりもさらに強い快感が訪れる
その刺激で、また勢いよく母乳が噴き出す
「やっぱり・・・・・・母乳だよ、これは」
「どうして・・・・・・子供だって居ないのに」
「もしかして・・・・・・急に胸が大きくなったから・・・・・・かな?」
それっきり、二人は黙り込んでしまった

続く