前略
好きな人ができました・・・・・・たった今
「ちょっと、レイナ、待ちなさいってば!」
「ええい、ファウラー、邪魔するなぁ!」
道端で、二人の少女が何やら争い事をしている
レイナと呼ばれた方の少女は、どこかへ向かおうとして、もう片方の少女、ファウラーに止められている
「落ち着きなさいって、レイナ!」
「私は冷静だ!」
口ではそう言っているが、やはりレイナは相当テンションが上がっている
「大体、相手を見て惚れた瞬間に告白しに行くっていうのがおかしいのよ!」
「何よ、いったいどこがいけないって言うの!」
どうやら、レイナは今誰かに一目惚れをして、即座に告白しに行こうとしているらしい
「は・な・し・な・さ・い・っ・て・ば!」
「あっ!」
ファウラーを強引に振り切り、レイナはその惚れた男の方へと向かった
こういう時、レイナの足は通常の三倍のスピードが出るのだ
レイナが惚れたその男は、公園の噴水の脇に立っていて、誰かを待っている風にも見える
「あっ、あのっ!」
レイナが男に話し掛ける
「・・・・・・ん?」
知らない人にいきなり話し掛けられて、男はちょっと驚いている
「あ、あの、私・・・・・・」
レイナの顔がどんどん赤くなっていく
緊張して次の言葉が出てこない
その内、だんだんと思考も止まってきた
「だ・・・・・・大丈夫か?」
男の言葉も、レイナには届いていない
ついに、レイナは気絶してその場に倒れてしまった
「ちょ、ちょっと・・・・・・」
その時、ようやくファウラーが追いついた
ファウラーは、その場に倒れているレイナを見つけるなり
「すいません、ご迷惑おかけしました・・・・・・」
と言って、レイナを引きずってどこかへ行ってしまった
男は、何がなんだかわからないまま、その場に取り残されていた
「んっ・・・・・・」
レイナは、ベッドの上で目を覚ました
「あれ・・・・・・ここは?」
「私の家だよ」
横には、呆れ顔のファウラーが椅子に座っていた
「私・・・・・・どうしたんだっけ?あの人にあってから・・・・・・」
「気絶したんだよ。レイナは」
「・・・・・・気絶!?」
「そ。」
「そんな・・・・・・」
レイナは、布団に潜ってうつむいてしまった
「一直線すぎなんだよ、レイナは。いきなり告白しに行くなんてさ」
「しょうがないじゃない、好きになったんだから」
「でも、まだあの人の事何も知らないでしょ?」
「・・・・・・まあ、それはそうだけど・・・・・・」
「そんな、相手のことをよく知らないで突っ込むのも、無謀だと思うのよね」
ファウラーは、椅子から立ち上がって、わざと壁のほうを向いて、言った
「・・・・・・」
レイナには、返す言葉がなかった
「だからさ、調査した方がいいと思わない?」
「え・・・・・・?それって、調査しに行くってこと・・・・・・?」
「私はそのつもりで言ったんだけど」
ふとファウラーがレイナの方を見ると、ベッドにレイナがいない
「ほら、早く、行くよ!」
後ろから声がしたので振り向くと、レイナは既にドアの前に居た
さすが、通常の三倍である
二人は、こっそり男の後をつけた
「名前はアネルカ、母と妹の三人暮らし、父とは死別、好きなことは昼寝」
ファウラーが情報をすらすらと読み上げる
「ど、どこで仕入れたのよ、そんな情報・・・・・・」
レイナが思わず驚く
「・・・・・・まあ、色々とね。女の子を甘く見ちゃだめよ」
レイナには、ファウラーの言っている事がいまいちわからなかった
「あ、見て!」
ファウラーが声をかける
前を見ると、アネルカが誰かと話している
若い女の人だ。しかも、かなりの巨乳の持ち主である
アネルカの隣の家に入っていったあたり、ただの隣人のようだ
続けて、もう一人の女の人がアネルカに話し掛けてきた
この人も随分と大きい乳を持っている
その人は、先程の女の人と反対側の家に入っていったので、もう一人の隣人のようだ
そして今度は、アネルカの家から誰かが出てきた
どうやら、ファウラーが言っていた母親のようだ
彼女もまた、結構な巨乳である
その光景を見た二人は、ある結論に達した
「巨乳率、劇高・・・・・・」
ファウラーは、前の母親を見て、次にレイナの平べったい胸を見て、こう言い放った
「・・・・・・終わったわね」
「諦めるの、早すぎ!」
レイナは、尾行しているのも忘れて、大声をあげた
「それにほら、周りに巨乳が多いからって、本人まで巨乳好きってことは・・・・・・」
「どうかな・・・・・・ああいう人って、女の人の胸を巨乳デフォルトで考えそうじゃない?」
「う・・・・・・」
レイナは言い返すことができない
「・・・・・・何やってんだ、あんたら?」
すると突然、後ろからアネルカの声がした
「うわ!」
さっきの大声で、気づかれたのだ
「・・・・・・あれ?」
レイナは、アネルカの隣に誰かが居るのに気がついた
さっきの三人とは違う、初めて見る人だ
そして、この人もまた、巨乳だった
「お・・・・・・お前やっぱりそんな趣味が・・・・・・」
レイナは震える指でアネルカを指す
「・・・・・・ッ!」
レイナは、何も言わず走り去ってしまった
「え、ちょっと、レイナ!」
ファウラーは、急いでレイナを追いかけた
「・・・・・・?」
アネルカは、隣の女性と一緒に首をかしげた
ちなみに、この人はアネルカの妹だったのだが
「ちょっと、レイナ・・・・・・」
ファウラーは、ようやくその辺で落ち込んでいるレイナを見つけた
「ねえ、ファウラー・・・・・・」
レイナが元気なく言う
「・・・・・・やっぱり、胸がおっきくないとだめなのかな・・・・・・」
どうやら、貧乳のレイナにとって、さっきの光景はよほどショックだったようだ
「・・・・・・そうだと思う?」
ファウラーが逆に問い掛ける
「・・・・・・少し」
レイナは、うつむいて言った
「よし!よく言ったぞ、レイナ!」
ファウラーは急に元気になって、レイナの肩を叩いて言った
「え・・・・・・?」
「大きくないなら、大きくすればいいじゃない。ねえ?」
「・・・・・・どういう事?」
レイナにとって、ファウラーの言っている事は意味不明だった
「だから、大きくするのよ」
「大きくするって・・・・・・まさか、胸を?」
「そうに決まってるじゃない。他に何かあるの?」
「いや、ないけど・・・・・・そんな簡単に大きくなるの?」
「ふふふ・・・・・・レイナ、あなたはまだ海の広さを知らないわ」
ファウラーが突然芝居がかった口調になる
「・・・・・・?」
「来なさい。海の広さを教えてあげる」
レイナは、ファウラーに連れられて再び彼女の家に来た
「じゃあ・・・・・・はじめよっか」
「う、うん・・・・・・」
これから何が起こるかわからない恐怖で、レイナは少し怖気づいた
「えーと、まず・・・・・・」
ファウラーは古びた参考書みたいなものを読みながら進めている。本当に大丈夫なのだろうか
「・・・・・・これ」
そういってファウラーは、どこからか取り出した白い手袋を両手にはめた
その手の甲の部分には、なにやら複雑な模様が描かれている
「・・・・・・これは?」
「これはね、胸を大きくする効果がある、すごい手袋なのよ。そんじょそこらのものとは、わけが違うんだから」
「ふーん・・・・・・」
レイナは感心したふりをしているが、実際にはまだよくわかっていない
「じゃあ・・・・・・行くわよ」
そう言うとファウラーは、レイナの服の下に手を通し、彼女の胸を触った
「ふあっ!」
冷たいものがレイナの胸にあたる
思わずレイナはファウラーの腕をどかしそうになる
「あっと・・・・・・だめよ、どかしちゃ。耐えなさい!」
「そんな・・・・・・」
レイナが弱音を吐いている間に、ファウラーはレイナの乳首を軽く弄った
くりっ・・・くりっ・・・
「あうっ・・・・・・ちょっと、大丈夫なの?」
「大丈夫だって、私を信用しなさいよ」
そしてファウラーは、両手をレイナの胸に当て、手のひらで胸の全体を撫で回した
「はうっ・・・・・・あう・・・・・・」
レイナの体を気持ちいい刺激が襲う
「はぁっ・・・・・・なんか、熱くなってきた・・・・・・」
レイナの体がだんだん火照ってくる
その言葉を合図にして、ファウラーは、レイナの胸を揉むように・・・・・・と言っても揉むほども無いのだが・・・・・・手を動かした
「んんっ!・・・・・・ああっ!」
レイナの体を更なる快感が襲う
「どう・・・・・・気持ちいいでしょ?」
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・胸が・・・・・・熱い・・・・・・」
レイナには、ファウラーの言葉を聞き入れる余裕も無かった
「ほら・・・・・・どんどん大きくなってきたよ?」
「え、嘘・・・・・・」
服越しに見ているので、その胸を直接見ることが、レイナにはできない
しかし、自分の胸が大きくなってきている事は、レイナも感覚でわかっていた
ファウラーは、レイナの膨らみかけの胸を、思いっきり揉みほぐす
「んぅ・・・・・・うあぁ・・・・・・」
今までには決してなかった、自分の胸を揉まれる感触
レイナは、それを何とかしてより良く感じようと、胸に全神経を集中させていた
「ねぇ、ファウラー・・・・・・ちょっと、手、どかしてくれない?」
「え・・・・・・何で?」
「いいから」
レイナにそう言われて、ファウラーは彼女の胸から手を離す
すると、レイナの服が、彼女の巨乳によって押し上げられているのが、よく判るようになった
レイナは、それを満足そうに見ていた
「なるほど・・・・・・これが見たかったのね」
「・・・・・・うん・・・・・・」
ファウラーの言葉に、レイナは顔を赤くした
「いいわ、じゃあ、もっと大きくしてあげる」
そういってファウラーは、再びレイナの胸を揉み始めた
「やあん!」
再び体が熱くなってくる
そして、レイナの胸は今まで以上に速度を増して大きくなってゆく・・・
「すごいわ・・・・・・レイナ。こんなに大きくなるなんて・・・・・・」
「はぁ・・・・・・あうっ・・・・・・うぅ」
レイナは疲れきっている様子だ
「はい、おしまいっと」
「あうっ!」
ファウラーは、最後にレイナの乳首を強く弾いて胸から手を離した
「どう?レイナ、感想は?」
「んっ、と・・・・・・」
レイナは、自分の胸に軽く触れてみた
今彼女の目の前にあるのは、両手で包もうと思っても包みきれない、立派な爆乳だった
しかも、乳首は服の上からでも見えるくらいの大きさにまで勃起している
「これって、もしかして・・・・・・結構凄い?」
「何よ、やっと判ったの?だけどまだ色々とあるから、あんまり興奮するような事しちゃ・・・・・・」
「・・・・・・よし!じゃあ、行くとしますか!」
ファウラーがそう言った次の瞬間、レイナは通常の三倍のスピードで家から出てしまった
「あ、ちょっと!レイナ!」
レイナは、アネルカの家の近くまで来ていた
走ってやってきたので、その間胸が揺れっぱなしだったが、それもまた、レイナにとっては嬉しいことだった
ちょうどその時、向こうからアネルカがやってきた
「あ・・・・・・アネルカ!」
レイナが大声で呼び止める
「あれ、あんた・・・・・・なんで俺の名前?」
アネルカは、どうしてレイナが自分の名前を知っているのかを訊ねようとしたが、レイナの胸を見ると、一気にその疑問も吹き飛んだ
「なっ・・・・・・」
それもそうだ。レイナの胸は、先ほど会ったときよりも、遥かに大きくなっていたのだから
「あんた・・・・・・その胸・・・・・・何?」
「胸はいいんだ。いいか、よく聞けよ!」
アネルカの質問をさらっと流し、レイナが話を続ける
「えっとだな・・・・・・その・・・・・・私はな・・・・・・」
レイナは、先ほどと同じように言葉が出てこない
(うわ・・・・・・どうしよう・・・・・・緊張する)
その内に、体、特に胸のあたりが熱くなってきた
(あれ・・・・・・なんで胸が・・・・・・?)
胸はだんだんと熱くなり続けている
乳首もまた勃起してきた
(くっ・・・・・・どうして・・・・・・)
たまらずレイナは胸に手を当てる
すると、胸に妙な違和感を感じた
胸が張ってきているのだ
(・・・・・・!)
レイナの胸はどんどん張ってきて、今にも破裂しそうだ
「ううっ・・・・・・胸が・・・・・・熱い・・・・・・」
ついにレイナは、自分が感じている感覚を声に出してしまった
「胸がって・・・・・・どうした!?」
心配したアネルカがレイナの胸に手を当てた、その時だった
「・・・・・・うわああああああっ!!」
ムクムク・・・ムクムク・・・
レイナの胸が、また大きくなり始めたのだ
しかし、大きくなる速度、そしてその大きさは先程の比ではない
白い乳肉は服から溢れ出し、あっという間にレイナの胸は体よりも大きいものになってしまった
「な・・・・・・何だ!?」
アネルカが思わず声をあげる
レイナは、ただ呆然とするばかりだった
「あ〜あ、遅かったわね」
その時、ファウラーがようやく追いついてきた
「ここじゃ何だから・・・・・・私の家で全部話しましょ?」
確かに、レイナの巨大な胸には、人々の視線が集まり始めていた
三人は、ファウラーの家へと向かった
「まず、レイナの胸だけど・・・・・・」
ファウラーが説明をはじめる
「・・・・・・まあ、あれよね、ものすごい興奮しちゃったから、大きくなった、と」
「そ・・・・・・そんな事なの!?」
レイナが驚いて言う。ただ、その驚いた顔は殆ど見えない
見えるのは、白くて巨大な胸と、ピンク色の大きい乳首だけだ
「そうとしか説明がつかないわ。もともと精神の興奮を利用するものだったから、あんまり興奮しすぎちゃいけなかったのよ。だからさっき言ったのに」
「さっき・・・・・・何か言ったっけ?」
レイナは、ファウラーの忠告を聞くだいぶ前にもう行ってしまっていたのだ
「・・・・・・もういいわよ。別に」
「けどよ、こんなになる前から、こいつの胸はかなりでかかったぞ?」
アネルカが二人の話に割って入る
「ああ、あれは私が大きくしたのよ」
「・・・・・・お前が?」
「そうよ。海は広いんだから」
ファウラーは、レイナに言ったような意味のわからない言葉を、アネルカにも言う
「はぁ・・・・・・」
アネルカは、どうもついていけない様子だった
「それと、もう一つ。・・・・・・ね?レイナ」
「あ、うん・・・・・・」
ファウラーに目で合図されて、レイナは軽く頷いた
「私は外に行ってようか?」
ファウラーが気を利かせて言う
「いいよ・・・・・・こんなになったら、もう怖いものなんて無いから」
「・・・・・・まあ、そうかもね」
レイナは、二度三度深呼吸してから、言った
「・・・・・・あのな、アネルカ」
アネルカは黙って聞いている
しかし、レイナの方を見ようとしても、見えるのは彼女の大きすぎる乳だけだった
「・・・・・・私は・・・・・・お前のことが・・・・・・好きなんだ。でも・・・・・・」
一瞬俯いたが、レイナは続ける
「・・・・・・こんな胸になっちゃって・・・・・・それで・・・・・・」
レイナは何とか乳を抑えて、アネルカの目を見た
「・・・・・・こんなバカでかい胸だけど・・・・・・私の事、好きになってくれる?」
レイナは、正直、もう駄目かもしれない、と思っていた
しかし、アネルカの返事は、レイナの想像していたものとは違っていた
「・・・・・・いいよ。俺、こういうの大好きだし」
そう言って、アネルカはレイナの胸に顔・・・・・・上半身を埋めた
「アネルカ・・・・・・」
レイナはそんなアネルカを強く抱きしめた
「あれ・・・・・・って事は、やっぱりそうだったんだな。お前」
アネルカが何かに気づいたように言う
「そうって・・・・・・何が?」
「いや・・・・・・こっちの話だ」
やはり、ファウラーの想像した通りアネルカは巨乳好きだったのだ
おわり