「・・・・・・で、何でそんな危なっかしいものがこんな所にあるんです?」
微妙に暗い部屋の中に若い女の憮然とした声が響く
できている影からして、二人で何かを話し合っているようだ
「いや、誰も捨てるなんて言ってないじゃないですか。・・・こういうの欲しかったんですよ」
暗がりで顔はわからない
「大丈夫、悪いことには使いませんよ・・・」
そう言うと、少女は口元に不気味な笑みを浮かべた
「おーい、チェルシー!」
チェルシーと呼ばれた少女は、立ち止まって後ろを振り返った
「あれ、グレンケ・・・ア」
「うりゃっ!」
ぶにゅっ
チェルシーの顔にやわらかいものが当たる
胸だ
グレンケアという名の少女の巨乳・・・いや、爆乳と呼ぶほうが相応しいかもしれない
彼女は、チェルシーの顔をその胸で挟んでいた
「・・・もう、やめてよ・・・」
慣れた様子で胸から顔を出して、チェルシーが言った
「おはよう、チェルシー。今日もかわいいね!」
そう言いながらグレンケアが再びチェルシーに抱きつく
今度は少しきつめだ
「・・・う〜・・・かわいくなんかないよ・・・」
圧迫してくる胸から逃れようと腕を動かすが、なかなか思うように動かない
グレンケアは、そのままチェルシーを路地裏に連れ込んだ
「・・・どう?気持ちいいでしょ?」
「・・・別に・・・そんな事ないよ・・・」
素っ気無い様子でチェルシーが言う
「またまたぁ、そんな事言ってぇ」
「・・・本当だもん・・・」
チェルシーが少し俯く
「あ、わかった!羨ましいんでしょ!」
「・・・羨ましい?」
「そうよ。自分に胸がないからって、ひがんでるんだ」
年齢こそ同じだが、この二人の体型はかなり違う
貧乳、低身長、薄緑色のロングヘアー、はっきり言って幼く見えるチェルシー
それに対してグレンケアは、見事に誇れる爆乳を持ち、チェルシーとは正反対だった
「・・・そんな事、ないもん・・・」
「ほらほら、無理しちゃいけないんだよ」
そういってグレンケアはチェルシーに自分の胸の谷間を見せる
「ほら、どう?」
「・・・・・・」
チェルシーは思わずそれを凝視してしまった
「ほーら、羨ましがってる」
「!・・・違うよ、そんな事・・・」
「ふーん・・・じゃあ、これなら?」
グレンケアは、チェルシーの手をとって自分の胸に当てた
むにゅう・・・
チェルシーの手にやわらかい感触が広がる
(うわ・・・やわらかい・・・)
「揉んでもいいんだよ・・・」
言われるがまま、チェルシーはグレンケアの胸を揉んだ
「んっ・・・くぅ、ハァ・・・」
グレンケアが小声であえぐ
そして、しばらくその胸を堪能したところで、チェルシーは我に帰った
「・・・何やらせるのよ・・・」
「チェルシー、結構いい指使いしてるね・・・感じちゃった」
グレンケアのシャツから乳首が浮き出ている
「どう?感想は?」
「・・・別に!」
そのまま、チェルシーは走り去ってしまった
「あーあ・・・ま、いっか」
大通りを、チェルシーは俯いて歩いていた
やはり、少し悔しかったらしい
チェルシーは、気落ちしてその場に立ち止まって下を向いてしまった
「・・・あれ?」
ふと脇に目をやると、チェルシーには何か光っているものが見えた
「・・・何だろう・・・」
近づいてみると、小さい置物のようだった
何でできているのか知らないが、向こう側が透けて見えるほど透明だ
手の上に乗るほどの大きさのそれは、普通なら気付きそうになかったが、チェルシーはそれに気付いてしまった
「・・・きれいだな・・・持ってかえろっかな・・・」
何かに見せられたチェルシーは、それを持ち帰って、部屋のテーブルの上に置いた
「うん・・・結構いいかも」
その置物と、自分の行動に満足しつつ、チェルシーは一日を終えた
夜中
「う〜ん・・・んっ・・・ハァ、ハァ・・・」
チェルシーは、苦しそうに喘いでいた
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・んぅ・・・はあん・・・」
その脇に置いてある今朝拾った置物が、やけに月明かりに映えていた
翌朝
「んっ・・・」
目覚めたチェルシーは、何だかだるそうだった
「昨日はよく眠れなかったなぁ・・・」
そう言いながら起き上がると、何か妙な物が見えた
「・・・あれ・・・何だろ・・・」
見ると、パジャマの胸の部分が湿っていた
それも、両乳首の先だけ、である
「寝汗・・・かな?でもちょっと変だし・・・」
服を脱いでみても、特に変わったところはない
ただ少し、乳首が痛いような・・・そんな感じだ
チェルシーは、大してそれを気にせず、朝食の支度にかかった
「うーん・・・やっぱり変だな・・・」
朝食を食べ終わったチェルシーは、そのまま椅子に腰掛けていた
「乳首がむず痒い・・・何なんだろう・・・」
チェルシーは、服を脱いでみた
すると、先ほどよりも、乳首がピンと張っているのが見えた
乳首を少し触ってみる
くりっ・・・
「あっ!」
少し触っただけなのに、チェルシーは声をあげてしまった
「・・・どうして?・・・気持ちいい・・・」
さらに乳首を弄る
くりっ・・・くにっ・・・くりっ・・・
「んああっ!」
強い刺激が体を流れる
チェルシーは、両手で乳首をつまみ、強く捻った
「はああああっ!」
乳首を捻る動きがどんどん速くなっていく
「んっ・・・ハァ・・・ああっ・・・あああっ!」
呼吸も荒くなってくる
「・・・やっぱり・・・おっぱい・・・おかしい・・・こんな・・・気持ちいいなんてえっ!」
その内に、乳首の先に何かが集まってくる感じがしてきた
「・・・やだ・・・何・・・なんか・・・変だよおっ!・・・・・・ああああああっ!」
ビュッ・・・
チェルシーが大声をあげると同時に、彼女の乳首から白い液体が飛び出した
「はあ・・・はあ・・・何、これ・・・」
チェルシーは、乳首の先端に付着している白い液体を舐めてみた
「・・・ん・・・甘ぁい・・・もしかして、これ・・・」
口の中にほのかに広がる甘味を感じながら、チェルシーは確信した
「・・・私の・・・母乳・・・だよね・・・・・・母乳出ちゃったんだ・・・私・・・」
今朝のパジャマは、母乳で湿っていたのだ
母乳が出ると思うと、彼女はいてもたってもいられず、再び乳首に手を当てた
「・・・もっと、飲みたいな・・・まだ出るかな・・・」
先ほどよりもさらに強く乳首を捻る
「ううっ!・・・ああっ、あああっ!」
しかし、母乳が出てくる気配はない
「もっと・・・強くやらなきゃかな・・・」
チェルシーは、最大限の力を出して、乳首をつまんだ
「んんんっ!・・・はあ、ああああああっ!」
それでも、彼女の乳首から母乳は出てこなかった
「はあ・・・はあ・・・もう、だめ・・・」
ぐったりしている彼女の耳に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「おーい、チェルシー!」
昨日の朝と同じ、グレンケアの声だ
続く