夜中三景
口を硬く閉ざしていたセーレンセンも、裸になるとようやく口を割った
「・・・なんだ、そんな事。別に隠さなくったっていいじゃん」
「・・・だって、恥ずかしかったから・・・」
ヘンドリーに母乳を搾られたことを思い出して興奮したセーレンセンの乳首が硬くなる
トロトロ・・・
するとすぐに母乳が乳首から溢れてきた
「おっ・・・もう出てきたか」
すぐさま乳首に吸い付くラウルセン
「・・・あっ・・・あっ・・・いきなり、吸わないでよ・・・」
そんなセーレンセンの反応を見て、ラウルセンが呟く
「・・・変わったな」
「えっ?」
「昨日はさ、すごい声出して喘いでたのに、今日はもう普通だもんな。慣れたのか?」
「・・・違うよ。多分、ラウルセンが優しく吸ってくれてるから・・・」
「・・・俺としては、昨日と変わらないつもりなんだけどな。やっぱり慣れたんじゃないのか?」
そう言って母乳を飲むのを再開するラウルセン
「・・・んっ・・・いいよ・・・たっぷり飲んで・・・」
吸われるセーレンセンの表情は、まるで子供に乳を与える母親のように優しかった
(俺としては、もっと感じてもらった方がいいんだけどな)
少々の不満を残しながらも、ラウルセンはこの晩も母乳を飲み干した
一方こちらはヴァッセルの家
アンヘルが就寝した後も、ヴァッセルはアンヘルの爆乳を観察していた
今日一日中アンヘルの胸は張っていたようで、時々彼女が胸を気にする場面もあった
アンヘルの体の変化は、彼女が寝た後すぐに現れた
ムク・・・ムクムク・・・
彼女の乳首が何もしないのに勃起しはじめ、どんどん太く、硬くなっていく・・・
ビクン・・・ビクン・・・ビクン・・・
限界まで大きくなった彼女の乳首が脈打ちはじめる
胸も張り裂けそうになってゆく
そんなアンヘルの様子を、ヴァッセルは興奮するのを抑えながら、じっくり見ていた
そして、次の瞬間だった
・・・プッ・・・ピュッ・・・
耐え切れなくなったアンヘルの母乳が、溢れ出したのだ
(・・・やっぱり出るのか・・・昨日よりも多いじゃないか)
アンヘルの顔は苦痛に歪み、早く搾って欲しそうな顔をしている
(・・・どうしようかな・・・搾った方がいいのかな・・・)
しかし、まだ知り合って少ししか経っていない少女の乳を、いきなり搾るなんて良いんだろうか
こういう所に決断力の欠けるヴァッセルは、結局何もできないまま、その夜を過ごした
その間、アンヘルはずっと、隣で苦しそうに噴乳していた・・・
さらにこちらはヘンドリーの家
隣ですやすやと寝ている謎の少女をよそに、ヘンドリーは一人天井を見ていた
今日一日を振り返ってみると、なんだかおかしな事が多かった
いきなり膨乳していた友人。そして突然現れた謎の爆乳少女
たった一日で、周りに胸の大きい人が二人も出てきたのだ
もちろん彼女の胸も一般的な感覚からすれば大きいのだが、今の彼女にとって自分の胸は『貧弱、貧弱、貧弱ゥ〜!』以外の何でもなかった
(ああ・・・)
横になって彼女が落ち込んでいると、どこからか声が聞こえてきた
(そんなに、胸が大きくなりたいかい?)
「・・・えっ?」
「とうっ!」
ヘンドリーが驚いて起き上がると、突然彼女の部屋に一人の少年が現れた
紫色の髪をした謎の少年・・・この少年こそ、ヴァッセル達が捜し求めていたヒツルスペルガーだった
「・・・誰?」
「ボクの事はどうでもいいよ。それより・・・胸が大きくなりたいんでしょ?」
セーレンセンに言ったのと同じような事をヘンドリーにも言う
「・・・えっ、どうして・・・」
「キミの夢を叶えてあげようじゃないか」
ヒツルスペルガーがそう言って軽く手をかざす
「な・・・何をするの!?」
ヘンドリーがそう言った、次の瞬間だった
ドクン!
「ううっ!」
彼女の体に強い衝撃が走る
すると、じわじわと全身、特に胸が熱くなりはじめた
「なっ・・・何!何が起きるの!?」
「キミが心の中でずっと望んでいた事だよ」
ヘンドリーは、何時の間にか自分の胸に手を伸ばしていた
勃起しはじめた乳首に指が触れる
「・・・・・・んんっ!」
全身に更なる衝撃が走る
「・・・はあっ・・・おっぱい、すごく熱い・・・」
気がつくと自分の胸を強く揉んでいるヘンドリー
胸を揉むたびに快感が高まる
「・・・ああっ、ああああっ!・・・もうだめ・・・私のおっぱい、もう限界だよ・・・」
そんなヘンドリーを、ヒツルスペルガーは楽しそうに眺めていた
「・・・ああっ!・・・あっ・・・おっぱいが・・・私のおっぱいが・・・」
そして遂に、ヘンドリーの体に変化が起きはじめた
「・・・はあんっ!おっぱいが・・・どんどんおっきくなるよっ!」
だんだんとヘンドリーの胸が膨らんでいく
「・・・ああん・・・凄いよ・・・私の・・・おっぱい・・・」
なおも乳を揉むのを止めないヘンドリー
彼女の指の中で体積を増してゆくその胸
指から零れ落ちる乳肉
意識を快感が支配しようとしていたその時・・・
膨乳が止まってしまった
「・・・えっ・・・もう終わり?」
確かに彼女の胸は大きくなった、が、セーレンセンには未だに及んでいなかった
「ねえ、もっと大きくはできないの?」
「できるさ」
「本当!?」
「ああ。でもね、ひとつ条件があるんだ」
「・・・条件?」
「この街の東に、古い屋敷があったでしょ?」
「・・・うん、あるわね」
「明日、そこに来てほしいんだ。そこで寝ている子も連れて」
「・・・えっ?この子も?」
「そうだよ。絶対だからね!」
そう言って、ヒツルスペルガーは消えてしまった
「・・・この子もか・・・なんでだろ?」
しばらく考えていたが、ヘンドリーは寝てしまった
翌朝
寝不足気味なヴァッセルの所に、一通の手紙が届いていた
「・・・何だ?・・・『招待状』・・・」
5人が集まってみると、皆の所にも謎の招待状が届いていたようで、全員が同じ物を持参していた
「・・・間違いないわ。ヒツルスペルガーよ」
「午前九時に街の東の屋敷に来い、って・・・何考えてるんだ?」
「わからないわ。でも、行くしかないのよ」
「そうね」
たぷんと胸を揺らしてセーレンセンが頷く
5人は指定の建物に向かおうとしたが、その前に、ヴァッセルがラウルセンにこっそり相談した
「・・・アンヘルが・・・どうしたって?」
「寝てる間にさ、母乳出すんだよ、あいつ」
「へぇ・・・」
「でさ、苦しそうだから搾ってやろうかどうしようかって思ってるんだけど」
その言葉を聞いたとたん、ラウルセンは無言になった
「ほら、今もあいつ、母乳が溜まって胸が張ってるんだよ」
確かにアンヘルの胸を見ると、昨日、一昨日よりも一段と張っている
その上、漏れた母乳で服が濡れてしまっているのだ
「・・・だからさ、搾ったほうがいいのかな、って」
「・・・お前さ、バカだろ?」
「は?」
「何で搾らないんだよ、普通ならとっくに搾って、どばどば出してるところだろ?」
「いや、だって、そんな知り合ってまだ一週間も経ってないやつに・・・」
「そんなの関係ないだろ、別に。そこで考える所がお前のだめな所なんだよ」
「そ・・・そうなのか?」
「そうなんだよ。いいか、今夜は絶対に搾ってやるんだぞ!」
「わ・・・わかってるよ」
それよりも少し前
ヘンドリーは、やたら妙な期待を抱きながら朝食をとっていた
「・・・・・・?」
目が見えなくても、ヘンドリーがやけに浮かれているのが少女にはわかっていた
「・・・あ、そういえばさ」
パンを食べながらヘンドリーが言う
「名前、付けなきゃだよね」
「・・・名前・・・ですか?」
「うん。いくら忘れてるからって、いつまでも『名無し』って言う訳にもいかないでしょ?」
そう言いながら目の見えない少女にパンを与えるヘンドリー
「・・・はあ・・・」
「だからね、私昨日、寝ながら考えてたのよ」
「・・・そう、ですか・・・」
「・・・もしかして、嬉しくない?」
テンションの低い少女の様子にヘンドリーは少しうろたえる
「い、いえ!そんなことは・・・」
慌てて首を横に振る少女
「・・・それで・・・結局何に決まったんです?」
「ソラーノ」
「・・・ソラーノ?」
「そう。・・・特に、意味はないんだけどね」
「・・・でも、すごく嬉しいです。ありがとうございます」
ソラーノがにっこりと微笑んだ、ような気がした
「・・・それで・・・その屋敷に行くっていう話は・・・何なんですか?」
「・・・ああ、それはね・・・まあ、ちょっとあって・・・」
自分の胸を大きくするため、とはどうしても言えず、口篭るヘンドリー
「・・・とにかく、ちょっと付き合ってくれる?」
「いいですよ」
そして二人は、屋敷の前にやって来た
ヴァッセル達が着く、10分ほど前の事である
大きなドアをあけると、広い中はがらんとしていて、寂しさだけが漂っていた
「・・・えっと・・・どこに行けばいいんだろ?」
「やあ、来てくれたんだね!」
ヘンドリーが戸惑っていると、奥からヒツルスペルガーが現れた
「当たり前よ。ちゃんとソラーノも連れてきたわ」
「へぇ、この子、ソラーノって言うんだ」
ヒツルスペルガーが多少含み笑いをしながら言った
「そうだけど・・・何か?」
「いいや、いい名前だと思ってね。似合ってるよ」
「・・・まあ、名前のことは置いといて、それで・・・」
「わかってるよ、こっちに来て」
ヒツルスペルガーは二人を1階の左奥の部屋にある壁に案内した
「・・・ここでやるの?」
「惜しいね。こうするのさ」
そう言ってヒツルスペルガーが本を動かすと、壁が動き隠し部屋が現れた
「わっ・・・凄い」
「この中だよ」
中はたくさんのロウソクの明かりで意外とよく見えた
「でも、何でこんなところに?」
「ちょっとね」
二人を部屋の中に入れると、ヒツルスペルガーは何か気配を感じ取り
「ちょっと待っててね。大丈夫、すぐ戻るから」
といって、一人その場を後にしてしまった
(・・・だ、大丈夫なのかしら・・・)
後に残されたヘンドリーは、不安の中、胸をさすっていた
ソラーノは、訳もわからずただヘンドリーの手を握っていた
「おお、ここか」
そして、ヴァッセルたちも屋敷に姿を現した
「結構遠かったね」
「よし、入るぞ!」
五人は中に入ると、早速作戦を立て始めた
「私が下の左側をやるから、ラウルセンとセーレンセンは右側、ヴァッセルとアンヘルは二階をお願いね」
メルベリが先頭に立って仕切る
「奥はみんなでやるわ。そう広くもなさそうだから・・・すぐに終わるでしょ?」
「どうかな、意外とわかんないもんだぜ?」
ラウルセンが場を茶化す
「ちょっと、縁起でもない事言わないでよね!」
「はいはい、っと」
そして5人は、それぞれ散らばっていった
そんな様子を、ヒツルスペルガーは宙に浮きながら見ていた
(・・・よしよし、役者は揃ったぞ・・・パーティーの始まりとしますか)
その表情は、悪意に満ちた笑顔でいっぱいだった
続く