Float World

橙 作
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二階を担当したヴァッセルとアンヘルは、とりあえず部屋の中を大雑把に見渡していた
「・・・まあ、どこかには居るだろ。きっと」
いいかげんな探し方をしながら、二人は二階で一番大きい部屋に入った
奥まで行った時、バタンと音がして、部屋の戸が閉まった
「・・・何だ?」
「ボクだよ」
ヴァッセルが振り返ると、そこにはヒツルスペルガーが立っていた
「・・・紫色の髪をした子供・・・そうか、お前がヒツルスペルガーか!」
そう認識した瞬間飛び掛るヴァッセル
「おっと、そう簡単に捕まってたまるか!」
ひらりと飛んで軽くヴァッセルをかわす
「くそっ」
「そんなに怖い顔しないでよ。ボクはね、いい事をしてあげようと思うんだから」
「嘘つけ。体の何倍もでかくするって聞いたぞ」
「まあ、そんな時もあるさ。・・・それより、この子を見て気づかないのかい?」
アンヘルを見てヒツルスペルガーが言う
「この子、胸が今にも張り裂けそうで、母乳搾ってもらいたそうじゃないか。搾ってあげないなんて、酷くない?」
「・・・えっ、いや、それは・・・」
痛いところを突かれて黙るヴァッセル
「だからさ、ボクがそんなキミの手助けをしてあげようって思うんだ」
「・・・手助け?」
「そうだよ、見ててごらん」
ヒツルスペルガーがアンヘルの方に向かって手を大きく振る
ビクン!!
そのとたんにアンヘルが胸を抑えてしゃがみこんだ
「なっ・・・何をしたんだ!」
「まあ、頑張ってね」
そう言うと、ヒツルスペルガーはさっさと居なくなってしまった
「お、おい、ちょっと・・・」
アンヘルはしゃがんだまま動かない
「・・・おい、大丈夫か!?」
心配して駆け寄るヴァッセルに、アンヘルは自分の胸を指差した
「胸・・・胸が痛いのか?」
アンヘルはただ頷く
(・・・胸・・・見てやった方がいいのかな・・・しかし・・・脱がしてもいいものか・・・)
またも重大なところで迷っているヴァッセル
その間にもアンヘルは胸を抑えて苦しがっている
「・・・くそっ!」
ついにヴァッセルは、自らの手でアンヘルの服を脱がした
豊かなその胸と、ビンビンに勃起した乳首が露になる
やはり、元から脱いでるのと自分で脱がすのではいささか勝手が違うようで、ヴァッセルはこれまで抱いたことのない種類の興奮を感じていた
そして、アンヘルの胸が抑えから開放された瞬間
ドンッ!!!
アンヘルが強くのけぞったと思うと、彼女の胸がいきなり膨らみだした
ムクムクッ・・・ムクムクッ・・・
息を荒くして興奮するアンヘル
その意思とは無関係に膨らんでいく胸
乳輪までパンパンに張り詰める乳首
ムクムクッ・・・ムクムクッ・・・
彼女の膨乳はいまだ収束を見せようとせず、アンヘルはただ苦しそうにもがいていた
気のせいだろうか。そんな中、彼女が『搾ってください』と訴えているように、ヴァッセルには見えた
「・・・お・・・お前さ・・・」
ヴァッセルがアンヘルの乳首に手を伸ばす
すると、アンヘルは自らその乳首をヴァッセルに差し出した
「・・・し・・・搾って・・・いいんだな?」
ヴァッセルがしつこく最終確認をする。アンヘルは黙って頷いた
気がつけば彼女の膨乳はすっかり止まり、その乳首は膝のあたりにまで進出していた
「い・・・行くぞ!」
ヴァッセルはいきなりアンヘルの乳首を強くつかむ
手のひらを目いっぱい広げても包みきれないほど肥大したピンク色の乳首
ビュッ・・・ビュルッ・・・
その乳首にまで溜まっていた母乳が、強い刺激を受けて一気に放出される
大量に噴出したミルクがヴァッセルの体中にかかる
「うわっ!」
ヴァッセルは一瞬ひるんだが、すぐにまた搾乳を再開した
声はしないのでよくわからないが、アンヘルの顔も幸福に包まれているようだった
ビュッ・・・ビュルッ・・・ビュルルッ・・・
乳首を揉まれるたびに溢れ出すアンヘルの母乳。一体どれほど溜まっていたのだろうか
流れ出るミルクはこの部屋を母乳の海に変えようとしている
ここでヴァッセルはついに、アンヘルの乳首に吸い付いた
とても飲みきれないほどの母乳が一気に押し寄せる
「・・・・・・ぶはっ!」
思わず口中に溜まっていたミルクを吐き出す
「・・・凄いな・・・こんなの、とても飲みきれないよ」
ヴァッセルの言葉に、アンヘルは軽く微笑んで見せた
「・・・でも、搾りきることならできるぞ・・・多分」
そう言うとヴァッセルは、ぷっくり膨らんでいる乳輪を、強く、すばやく弄り始めた
ビクン・・・ビクン・・・ビクン!!
乳輪を触られるたびにアンヘルの体に新たな幸福がやって来る
アンヘルも根元から自分の胸を揉む
彼女の顔が恍惚に満ちてくる
ビュッ・・・ビュッ・・・・・・ドバァ・・・
! すると、先ほどよりも勢いを増して母乳が噴出し始めた
「・・・うわっぷ!」
溢れた母乳はヴァッセルの顔面にかかり、彼を母乳まみれにする
ミルクが出れば出るほど、搾乳を続けるヴァッセル
そんな光景を、ドアの隙間からこっそり見ている二人がいた
一階右の探索を終えて二階にやってきた、ラウルセンとセーレンセンだ
「・・・何やってんだあいつら・・・」
「とても人を探しているようには見えないわね」
ドアの隙間は狭いので、二人が縦に並んで視界を確保している
ラウルセンの上にセーレンセンが居る形なので、彼女の爆乳がラウルセンの頭の上に乗っかってしまう
わざとなのかはたまた天然なのか・・・
どちらにしろ、頭上の胸をラウルセンはかなり意識している
「ところでさ・・・アンヘルの胸、あんなに大きかったっけ?」
「・・・いや・・・あそこまでは大きくなかったと思うけどな・・・」
「ああ・・・あんなの見せられたら私・・・感じちゃうよ。ほら、ミルク溢れてきちゃった」
セーレンセンは母乳で湿っている服をラウルセンに見せる
「そうだな・・・でも、今は搾らないぞ」
「えーっ、何で?」
「あいつみたいにサボってるなんて思われたくないからな」
「ちぇっ」
とりあえず二人は、二階の部屋を探し回ることにした
「あいつらがちゃんとやってたか信用できないからな」
そして、左奥の部屋に足を踏み入れた瞬間だった
ガパッ
「わっ!」
床が開き、二人は下の階に落ちてしまった

一方その頃・・・
寂しく待ちぼうけていたヘンドリーの所に、ようやくヒツルスペルガーがやってきた
「やあ、お待たせ。早速はじめようか」
「え、ええ・・・」
「それじゃあ行くよ。それっ!」
ドクン!!
「・・・くっ!」
ヒツルスペルガーが軽く動作をすると、ヘンドリーの体に早くも異変が起きはじめた
・・・プクッ・・・ビクン・・・
「・・・あっ・・・乳首・・・たってきてるっ・・・」
ヘンドリーの勃起した乳首が彼女の服を押し上げる。おかげで乳輪まで丸わかりだ
そしてその乳首を中心に向かって、何かが体の中から集まってくる気が、彼女にはしていた
「・・・んっ・・・熱い・・・おっぱい・・・熱いよ・・・」
何かが集まり、胸を内側から押し広げようとしている・・・
そのせいで、彼女の胸は破れそうなくらい張っていた
「・・・ああっ・・・痛い・・・おっぱいが・・・すごく痛い・・・」
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
「・・・うっ・・・もうだめぇ・・・」
ヘンドリーが限界の悲鳴をあげた、その時だった
「・・・あっ・・・あああああっ!!!」
ドンッ!!!
ヘンドリーの胸が一瞬にして膨張した
胸は腰のあたりにまで届いている
しかし、これで終わりではなかった
「・・・ううっ・・・おっぱいが・・・おっぱいがあっ!」
なおも肥大化を続ける彼女の胸は、服の存在など完全に無視し、膨らみ続ける
「・・・はあっ・・・はあっ・・・止まった・・・」
膨乳を終えたときには、彼女の胸は体よりも一回り小さい程度にまで成長していた
乳首に触ろうと思っても、手が届かない
「凄い・・・本当に凄い・・・」
自分の超乳の感触を確かめようとして、胸に手を触れた、その時
「きゃっ!」
「わっ!」
ドスン!
「・・・何!?」
上の階から、ラウルセンとセーレンセンが落ちてきたのだ
「痛ぇ・・・おい、大丈夫か?」
「うん、何とかね」
二人が辺りを見渡すと、肌色の球体があることに気がついた
「・・・何だ?」
恐る恐るそれに近づく二人
よく見ると、その球体に人間がくっついている
「・・・あれ・・・もしかして・・・ヘンドリー?」
「・・・あ・・・セーレンセン」
「・・・えっ・・・ヘンドリーって・・・昨日会った?」
「・・・うん、顔はそうなんだけど・・・」
ラウルセンとセーレンセンは同時にヘンドリーの胸を見る
「・・・こんなに、乳でかかったっけ?こいつって」
「うふふ・・・凄いでしょ。大きくなったのよ、私も」
ヘンドリーが自慢げに言う
「でも残念ね・・・まだセーレンセンには敵わないわ」
「どうして?こんなにおっきいのに」
「・・・だって、セーレンセン、母乳出るんでしょ?」
「えっ、それは・・・」
隠したはずの事実がばれ、たじろぐセーレンセン
「ちゃんと知ってるんだから、ほら」
セーレンセンの服を脱がしにかかるヘンドリー
しかし、胸が邪魔をしてうまくできない
胸をぎゅっとくっつけて、ヘンドリーはセーレンセンの服を脱がした
「・・・ほら見なさい。もう溢れてるじゃないの」
露になったセーレンセンの乳首からは、白い液体がトロトロと流れていた
「・・・えっ、あの、これはね・・・」
「何よ、今更言い訳?・・・えいっ!」
グリッ・・・
ヘンドリーはそのままセーレンセンの乳首をつねる
「ああっ!」
ビュッ・・・
軽くつねっただけなのに、セーレンセンの乳首からは勢いよく母乳が飛び出した
「ほらね。搾ってほしくてたまらないんじゃないの?」
「・・・ああっ・・・うっ・・・」
否定も肯定もしないセーレンセン
ヘンドリーは、セーレンセンの上にうつ伏せにして乗っかった
むぎゅっ・・・
互いの胸と胸が密着する
「・・・はうっ・・・重い・・・」
ずっしりとしたヘンドリーの胸に潰され、それだけでセーレンセンの乳首から一気に母乳が溢れる
ヘンドリーはゆっくりと体を動かす
グニュ・・・グニュ・・・グニュ・・・
その度に二人の胸がいやらしく形を変えていく
「・・・どう?気持ちいいでしょ?」
「・・・んっ・・・はあ・・・ああっ・・・」
セーレンセンが快感の声を漏らす
グニュ・・・グニュ・・・
溢れ出る母乳によって二人の胸はぬるぬるになり、それがまた一層気持ちよさを増大させる
お互いの乳首を重ね合わせるようにヘンドリーは胸を動かす
電気的な刺激がセーレンセンの体に走る
「・・・んんっ!・・・はあっ・・・乳首・・・気持ちいい・・・」
「・・・ふうっ・・・あっ・・・私もよ・・・セーレンセン・・・」
ヘンドリーが胸を動かすたびに、乳首への刺激が快感となって表れ、それがセーレンセンの母乳の分泌を促進させる
グニュッ・・・グニュッ・・・グニュッ・・・
さらに胸を強くこすり合わせるヘンドリー
「・・・んっ・・・あっ、あああっ!」
ますます勢いよく母乳が飛び出る
「・・・セーレンセンの母乳・・・おいしそうね・・・」
「・・・えっ?」
ヘンドリーが今度は乳首に強く吸い付く
「ああんっ!・・・そんな・・・強く吸わないでえっ!」
・・・ちゅぱっ・・・ちゅぱっ・・・
わざと大きな音を出して乳首を吸うヘンドリー
吸われるたびに勢いよく噴き出すセーレンセンの母乳
そして、セーレンセンはこの光景を呆然と見ているラウルセンに目をやった
正直なところ、自分もこの二人に入りたかったが、タイミングが見つからなかったのである
「・・・ラウルセン・・・かたっぽ空いてるから・・・吸ってよ・・・」
セーレンセンは母乳がトロトロ流れている乳首をラウルセンに差し出す
「あ・・・ああ」
硬直していたラウルセンももう片方の乳首に吸い付く
その途端に甘いミルクが口の中に流れ込む
「んんっ!・・・はああっ!」
セーレンセンが喘ぐと、母乳がさらに勢いを増して噴出する
「・・・いいよ・・・二人とも・・・私のミルク・・・たくさん飲んでね・・・」
そういうセーレンセンの顔は、どこか慈愛に満ちていた
しかし、この時ヘンドリーは気付いていなかった
ソラーノが何時の間にか姿を消していることに・・・

続く