「・・・ふう、なかなか見つからないわね」
搾乳に勤しんでいる他のメンバーとは対照的に、メルベリは細かすぎるところまで探していた
そのせいで、ずいぶん時間がかかってしまうのだが、なんとしてもヒツルスペルガーを捕らえたい彼女にとって、それは必然的な事だった
「さてと、次は・・・」
メルベリが次の部屋に入ろうとすると
「ハロー」
後ろから少年の声がした
驚いて振り向くメルベリ
そこに居たのは、予想通り、ヒツルスペルガーだった
しかも、その隣には見慣れぬ少女までついていた
「どう?捜索は順調かい?」
「御陰様で。やっと見つかったわよ。変な女の子も一緒に」
「変なだって。ひどいねぇ・・・」
「・・・誰なのよ。その子は」
「誰って・・・ソラーノじゃないか」
「・・・ソラーノ?」
「そう。ソラーノさ」
ヒツルスペルガーは、膨乳に夢中になっているヘンドリーの所から、こっそりソラーノを連れてきたのだ
「・・・まあいいわ。とにかく、捕まってもらうわよ」
「やだね」
「そんな事言っても・・・走ったら私の方が速いのよ?」
「まあ、ちゃんと走れればね」
ヒツルスペルガーはやけに自身ありげに言う
「でも、これでも走れるかな?」
そう言うと、ヒツルスペルガーはメルベリに向かって指を突き出した
ドクン!!
「・・・うっ!」
メルベリの体に衝撃が走る
「・・・うっ・・・あっ・・・胸が熱い・・・」
「ふふふ・・・ご苦労さん」
ヒツルスペルガーはその場から立ち去ろうとする
「ちょっと、待ちなさ・・・・・・ううっ!・・・ああっ!」
ビュッ・・・ビュルル・・・
「・・・ああっ!何なのよこれっ!」
メルベリの胸から、勢いよく母乳が溢れ出した
服がじっとりと湿ってしまう
「・・・と、とまらない・・・早く何とかしないと・・・」
しかし、噴乳が収まる気配はない
仕方なく、メルベリは少し搾ってから行こうとしたのだが
「・・・ああんっ!凄い・・・気持ちいいっ!」
ますます快感に溢れ、とても追うどころではなくなってしまった
「・・・んっ・・・はあ・・・」
その頃、噴乳を終えたセーレンセンは、白い液体が飛び散る部屋の中で、横になっていた
隣にはヘンドリーも一緒である
「・・・ふう・・・それにしてもよく出たわね・・・」
「・・・えっ・・・うん・・・そうだね・・・」
改めてそう言われ、顔を赤くするセーレンセン
「・・・でも、何でこんなに胸が大きくなってるの?」
「それがね。昨日の夜変な子供が来て、それで・・・」
そこまで言ってから、ヘンドリーは大事なことを思い出した
「・・・あっ・・・」
全身から血の気が引いていく
「どうしたの?」
「・・・ねえ、私の隣に、女の子いなかった?」
「女の子?・・・いなかったけど」
「嘘・・・」
ヘンドリーはその場にへたり込む
「一人じゃ危ないわ・・・早く探さなきゃ!」
「あっ、ちょっと待ってよ!」
突然走り出したヘンドリーを追って、セーレンセンも走り出した
「・・・しかし・・・よくあんなでかい乳して走れるよなぁ・・・」
ラウルセンは妙なところで感心している
「ちょっと!ラウルセンも追いかけてよ!」
「あ、ああ・・・」
ヘンドリーが廊下を走っていると、脇の部屋から謎の喘ぎ声が聞こえてきた
「・・・んっ・・・んぅ・・・はあっ・・・」
「・・・な、何?」
声から推測するに、随分と感じてしまっているようだ
こっそりとドアをあけて覗いてみる
すると、一人の女性が、胸を必死に揉んでいた
「・・・いた!ヘンドリー!」
「しっ・・・ちょっと見てよ、これ」
「何?」
セーレンセンも部屋を覗く
「・・・あれ、ちょっと・・・メルベリ!」
「・・・あっ・・・セーレンセン・・・」
搾乳に夢中になっていたメルベリはセーレンセンに気付き、慌てて胸を隠す
「・・・何やってたの?」
「私ね、ヒツルスペルガーを見つけたのよ」
メルベリは、事の詳細を説明した
「・・・あらま。じゃあ、私の胸を大きくしたのがそのヒツルスペルガーって人で、その人がソラーノを連れて行って・・・」
ヘンドリーは一気に明らかになった真実に頭を混乱させている
「・・・まあ、ヒツルスペルガーを探せば間違いないのよ」
母乳をたれ流しながらメルベリが言う
「奥に行くわよ。あそこはまだ探していないから」
相変わらず仕切るメルベリ
母乳が今も流れているせいか、歩き方がぎこちない
「・・・どうだ?歩けるか?」
ヴァッセルは胸が大きくなって辛そうなアンヘルを気遣う
あれだけ母乳を流しても、やはり胸は重そうだ
アンヘルは、ヴァッセルの言葉にただ頷いた
「・・・しかし、随分とでかくなったもんだよなぁ・・・」
ヴァッセルがアンヘルの胸を触りながら言う
「それに、すごい柔らかいし」
その言葉に、アンヘルは顔を赤らめた
二人が階段を下りると、ちょうどそこにメルベリ達がいた
「あっ、ヴァッセル!それにアンヘルも・・・」
「あれ・・・一人増えてない?」
「あのね、これには・・・」
メルベリはもう一度訳を説明する
「ふーん・・・結構大変なんだな」
「じゃあ、ここにいる皆にヒツルスペルガーが関わっていたのね・・・何がしたいのかしら」
「聞きたいかい?」
突然声がし、皆がその方を振り向く
「やあ、元気してた?」
そこには、ヒツルスペルガーとソラーノがいた
「ソ・・・ソラーノ!」
「・・・あっ、ヘンドリーさん・・・」
「な、何やってるの?そんな所で・・・」
「よく・・・わかんないんです」
「ボクから説明しようじゃないか。色々と、全部ね。捕まえるのはその後にしてくれないかな?」
「勝手な事を・・・!」
爆発しそうなメルベリを無視して、ヒツルスペルガーは続けた
「・・・何から話そうか・・・そうだね。ボク自身のことから話そうか」
あたりがしんと静まり返る
「ボクはね・・・もちろんただの人間じゃない。ボクは・・・まあ、人の欲望が形を持ったもの、って思ってくれればいいかな?」
「・・・欲望?」
「そう。ボクは、胸が大きくなりたいと願う人々の欲望から生み出されたんだ」
「・・・そんな事ってあるの?」
「そうとも。だからボクはここにいる」
「・・・よくわかんないわ・・・」
セーレンセンが展開について行けずに頭を抱える
「そんなに深く考えてくれなくてもいいよ。大事なのはこれからだ」
「そうだよ。早く説明してくれよ」
先が楽しみなラウルセンがヒツルスペルガーを急かす
「わかってる。さて、ボクはその事に気付いたとき、何を考えたと思う?」
「・・・わかる訳ねーだろ。俺はお前じゃないんだ」
「ふふふ・・・いい答えだね、ラウルセン。・・・ボクはね、そんなに胸が大きくなりたいなら、大きくしてあげようと思ったんだ」
「それで、アンヘルの胸も大きくしたって言うのか?」
「そうだよ。どういう訳か僕には人の胸を大きくすることができたからね。いい事でしょ?」
「ふざけた事言わないで!胸を異常に大きくすることがいい事だと思ってるの!?」
メルベリが逆上する
「そうさ。胸が大きくなりたいんだから、大きくしてあげたんだ。どこか間違ってるかい?」
ヒツルスペルガーは平然として言う
「まあ、僕にだって楽しむ権利はあると思うからね。ちょっとばかし大きくして、反応を見たかったこともあるけど」
「・・・どこがちょっとよ。あれだけやっておいて」
「ボク自身の話はここまでだね。じゃあ次は、この子について話そうか」
「そうよ・・・どうしてソラーノがそこにいるのよ」
「それにはまずこの子について話さなきゃいけないね。・・・さあ、メルベリ、この子は誰でしょう?」
からかいながらヒツルスペルガーが言う
「・・・知らないわよ。そんなの」
「じゃあ、ヘンドリー、この子について何か知っている事は?」
「・・・さあ・・・私と出会った時はもう記憶がないみたいだったから・・・」
しばらく考えた後、ヘンドリーは一つの事を思い出した
「そういえば、アンヘルがどうとか言ってたわね」
「・・・アンヘル!?」
皆が一斉に驚く
「アンヘルって・・・こいつの事か?」
「あ・・・そっか。さっき名前を聞いて、どこかで聞いたことあると思ったら・・・」
「どういう事なのよ、ヒツルスペルガー!」
「そう怒らないでよ。この子はね・・・キミたちが探している、アンヘルの一部だよ」
「・・・一部って・・・あの緑色の壁か?」
「そうさ。その一部に僕は、体と大きな胸を与えた。体が一部しかないせいか、目が見えなかったけどね。アンヘルと一緒だよ」
「こいつがしゃべれないのと一緒・・・ふーん」
ヴァッセルは妙に納得してしまう
「でもさ、何でわざわざそんな事するんだよ。乳でっかくするんだったら、一つに合わせたほうがいいんじゃないのか?」
「ボクも最初はそう思ったんだ。でもね、もっと面白いことを考えたんだよ」
そう言うとヒツルスペルガーは、ソラーノに向かって手をかざした
「胸の大きい女の子は、一人より二人の方がいいだろう?」
ドクン!
ヒツルスペルガーがそう言った途端、ソラーノが胸を抑えて倒れこんだ
「・・・うっ・・・う・・・あ・・・」
乳首がどんどん硬く勃起していく
「・・・おっぱいが・・・熱い・・・助けて・・・ヘンドリーさん・・・」
「・・・ソ、ソラーノ・・・」
「も・・・もうだめです・・・・・・ああっ!!」
ドンッ!!
「・・・あああっ・・・あっ、あああああっ!!!」
ムクッ・・・ムクムクッ・・・
ソラーノの胸は勢いよく膨らみ、あっという間にアンヘルと同じ位になってしまった
しかし体は小さいままなので、ソラーノの身長で考えれば体よりも大きい
「・・・んっ・・・おっぱいの先っちょが・・・ジンジンする・・・・・・何かくる・・・出ちゃうよおっ!」
・・・ビュッ・・・ビュルルッ・・・
さらに、ソラーノの太い乳首からは、母乳が溢れてきた
母乳を噴出しながら大きくなり続ける胸
すると突然、アンヘルもその場にしゃがみこんだ
「!・・・どうした!?」
アンヘルの乳首が勃起し、先程搾ったばかりの母乳が溢れてくる
「・・・お前・・・何をした!」
「・・・何って・・・元は一つだからね。おっぱいの大きさも、統一してあげようと思ったんだよ」
膨らみ続けるソラーノとアンヘルの胸は、ついにアンヘルの体をも上回り、さらに大きくなる
「・・・はあっ・・・気持ちいいけど・・・変になっちゃうよ・・・」
ソラーノのほうは、膨乳と噴乳の快感に押しつぶされそうになっている
「・・・さて、どこまで大きくなっちゃうかな?」
あくまでも楽しそうに言うヒツルスペルガーに向かって、メルベリが走り出した
「ヒツルスペルガー!もう好きにはさせないわよ!」
メルベリはヒツルスペルガーを奥の壁に叩きつける
「・・・よしなよ・・・何するつもりだい?」
「あなたを・・・ここに封じ込めるわ!」
「何言ってるのさ、そんな事できる訳・・・」
そう言っているヒツルスペルガーの体が、どんどん壁にめり込んできた
「・・・ッ!何だ!どうなってるんだよ!」
ヒツルスペルガーは抵抗するが、どんどん壁に押し込まれてしまう
その間も膨乳し続けるアンヘルとソラーノ
「・・・・・・くっ!」
もうほとんど壁と同化しているヒツルスペルガーが、皆の方に手をかざす
突風のような衝撃が皆に襲い掛かる
「・・・メルベリ・・・お前ええっっっ!!」
そして、ヒツルスペルガーは壁の中に封印されてしまった
それと同時に、二人の膨乳も止まった
「・・・はあっ・・・はあっ・・・はあっ・・・」
最終的に、彼女たちの胸は体よりも遥かに大きくなり、7mを越えるような超乳となっていた
「・・・ヘンドリーさん・・・私の胸・・・どうなっているんですか?」
「・・・凄いわよ・・・本当に・・・凄いわ・・・」
ヘンドリーは、ソラーノの肥大しきった乳首に近づいた
「・・・太いわね・・・口に入るかしら」
そしてそのまま、ソラーノの乳首に吸い付いた
「・・・ああっ!・・・な、何をするんですかっ!」
「・・・ソラーノのミルクも・・・甘いよ・・・」
一心不乱に吸い続けるヘンドリー
「・・・どう?ソラーノ・・・」
「・・・何だかよくわからないけど・・・気持ちいいです・・・」
「そう・・・よかった」
そんな二人を見て、セーレンセンは自分の体が熱くなるのを感じていた
「・・・ねえ・・・ラウルセン・・・・・・さっきさ、『ぶわっ』ってなったでしょ?」
「・・・ああ・・・そういえば」
「そしたらね・・・ミルクが・・・どんどん溢れてきちゃって・・・」
セーレンセンの乳首からは、母乳がどばどばと流れている
「・・・早く・・・吸ってよ・・・」
「・・・ああ、わかってるよ」
そう言ってラウルセンも、セーレンセンの乳首に吸いついた
「はあんっ!・・・いい、いいよっ、ラウルセン!」
ラウルセンの期待通りの反応を見せるセーレンセン
「・・・いいよ・・・どんどん飲んでね・・・」
その隣では、ヴァッセルが、アンヘルの超乳と対峙していた
彼女の乳首からも、母乳がどんどん流れてくる
アンヘルは搾ってほしそうな目でヴァっセルを見る
「そう急かすなよ・・・ほら」
ヴァッセルはアンヘルの乳首をやさしくつまむ
アンヘルの体がビクンと疼き、母乳の出が一段とよくなる
「・・・さてと、いただきますか」
母乳まみれになったヴァッセルがアンヘルの乳首に吸い付く
口中に甘いミルクが流れこむ
舌を使って乳首をいじるヴァッセル
アンヘルの太い乳首は、その刺激を敏感に感じ取っていた
「・・・やわらかい・・・いいよ、お前の胸・・・」
乳首に吸い付きながらも、ヴァッセルの手は胸を揉んでいる
そんな6人の光景を、メルベリは呆然となりながら見ていた
「・・・なんで・・・こんな事になってるの・・・?」
ヒツルスペルガーの放った最後の波動・・・
それは、こうなる事を期待していたのかもしれない
もしかしたら、自分たちはヒツルスペルガーの思惑にすっかりはまっていたのではあるまいか?
そう思いながら、メルベリは気持ちよさそうに搾乳を続ける6人を見ていた
終わり