ルーニーは、店のカウンターに立って、ぼけっとしていた
ずっと立っているのは疲れるので、その辺にあった椅子に座る
(スミスさんと店長は・・・仲良くやってるかな?)
座って再びぼうっとしていると、奥からエインセが現れた
「・・・・・・ルーニー・・・・・・」
顔を赤らめて、隠れながらエインセはルーニーを呼ぶ
「あれ?店長、どうかしましたか?」
「・・・・・・ちょっと、来て・・・・・・」
小さく手招きをするエインセ
「来てって・・・何かあったんですか?」
「・・・いいから・・・ちょっと」
言われるまま、ルーニーはエインセに付いていった
「・・・夢・・・ですか?」
「うん・・・」
二人しか居ないアトリエで、エインセはこそこそと話す
彼女が言うには、どうも、真昼間だというのに夢を見たらしい
「白昼夢ですかね・・・」
「・・・よくわかんない・・・」
エインセは俯き、だんだん声が小さくなる
「でも、そんな事、どうしてわざわざこそこそ話す必要があるんですか?」
「・・・・・・あのね・・・・・・」
一瞬ためらい、エインセは話を続ける
「・・・変な夢だったの、すごい・・・」
しばらく黙った後、エインセはルーニーの目を見て言った
「・・・スミスにね・・・おっぱい・・・揉まれてた・・・夢の中で・・・」
「・・・ええ?」
「・・・おっぱい・・・揉まれてたの・・・・・・そんな夢」
「お・・・おっぱい・・・って・・・なんで?」
「わかんないよ・・・そんな話。じゃあね」
照れながらそう言った後、エインセはどこかに走り去ってしまった
「・・・おっぱい、かあ・・・・・・もしかして、うまく行ってるのかもね・・・」
ルーニーは、しばらく考えた後、このような結論を出した
スミスは、午前中の仕事を終え、一息ついていたころだった
「おーい、スミスさーん」
そこに、ルーニーが、例によってその胸を揺らしながら、やって来た
「あれ・・・どうしました?」
「ちょっと、いいですか?」
ルーニーは、どっかとスミスの隣に座り、スミスの目をじっと見つめた
「な・・・なんですか?」
あまりの迫力に後ろに下がるスミス
「スミスさん・・・・・・店長のおっぱい揉んだでしょ!」
「・・・はあ!?」
突然の言葉に驚きつつも、図星なのでそれを何とか隠そうとしてスミスは大げさに驚く
「隠しても無駄ですよ。私知ってるんですから」
「でも・・・どうしてそんな事・・・?」
「店長が言ってたんです」
「・・・・・・ええ!?」
と言ったきり、スミスは固まってしまった
ばれないようにやっていたんだが・・・ばれていたんだろうか
「よくわかんないんですけど、店長、スミスさんにおっぱいを揉まれる夢を見たんだそうです」
「・・・夢?」
「はい。だけど・・・私の推理では、店長は何らかの理由でボケていたんです。だから、現実のことを夢だと思ってしまった」
「・・・・・・」
スミスはずっと黙っていた。全て当たっているからだ
「で、どうなんですか?本当のところは」
「・・・当たってますよ。揉みましたよ」
観念したように、スミスは洗いざらい白状した
「へぇ・・・気絶している間にねぇ・・・へぇ・・・」
ルーニーは大げさに感心しているように驚く
何を言われるかわからないのでスミスは黙っていたが、帰ってきたのは意外な言葉だった
「・・・まあ、それ位はやって欲しかったところですけどね」
「・・・えっ?」
「だって、店長、あのおっぱいでしょ?手を出さないほうがおかしいですよ」
「そ・・・そうなんですか?」
「そうですよ。もともと店長の心を開かせようって言う作戦なんですから、おっぱいを揉んででも店長と関わりを持った方がいいですよ」
ルーニーの話を聞き、自分のしたことが追求されないとわかると、スミスはほっと胸をなでおろした
「それに、店長はその事を夢だと思ってますからね。これから店長の中で、スミスさんがどんな存在になっていくか・・・楽しみですね」
へへっ、とルーニーは笑ってかわいい顔を作って見せた
「あ、そういえば・・・ちょっと、気になった事があったんですけど」
スミスがルーニーに問い掛ける
「・・・何ですか?」
「さっき、店長のアトリエのゴミを持っていったんですよ。そうしたら、中身はティッシュなのに、なんかやたら重くて・・・」
「ふーん・・・」
しばらく考えた後、ルーニーはスミスにこう持ちかけた
「じゃあ、その謎を解明しに行きますか?」
「えっ?」
二人がやってきたのは、エインセの部屋の隣にある、ルーニーの部屋だった
「これ」
そう言ってルーニーは壁を指差す。見ると・・・のぞき穴があいている
「・・・いいんですか?こんな事して・・・」
「いいんですよ。ほら、見てください」
ルーニーに催促されスミスは穴からエインセの部屋を見る
エインセは、椅子に座って胸をさすっていた
「・・・何やってるんだ・・・?」
「多分、さっきのスミスさんの感触が、まだ残ってるんですよ」
「えっ・・・俺の?」
しばらくして、エインセはおもむろに自分の服を脱ぎ始めた
立派な爆乳が現れる。乳首はもう完全に勃起してしまっている
そして・・・自分の胸を揉み始めた
クニュ・・・クニュ・・・
「・・・んっ・・・んっ・・・」
壁越しにも喘ぎ声が伝わってくる
「・・・こんな事してるんですか?店長って」
「そうですよ。毎晩壁の向こうから声が聞こえてきます。本人は聞こえてないと思ってますけど」
なんて事してるんだ、と思いながら、スミスは壁の向こうのエインセに目を向けた
だんだん胸を揉むスピードが増してきている
「・・・んっ・・・あっ・・・ああっ・・・」
意外に喘ぎ声はかわいい・・・気がする
「あっ・・・あっ・・・あふうっ・・・」
エインセの手が、胸から硬くなった乳首に移る
「・・・んんっ!」
グリッ・・・グリッ・・・!
「・・・んっ・・・ああんっ!」
乳首を弄るたびに、エインセは体を震わせ、大きく喘ぐ
顔がだんだん赤くなってきて、その表情は恍惚に侵略されてくる
「そろそろですよ・・・店長」
ルーニーが何か期待しているように言う
「そろそろって・・・何が?」
「まあ、見ていてください。凄いですよ」
怪しい含み笑いを見せて、ルーニーは言った
壁の向こうのエインセは、どんどん乳首を弄るスピードを上げていく
そしてそうするにつれて、彼女の快感は高まり、それがまた乳首を強く弄らせる
「・・・ふっ・・・あっ・・・んっ・・・あはっ・・・・・・・・・あっ、あああああっ!!!」
ビュルッ・・・ビュプッ・・・
そしてエインセの快感が最高点に達したとき、それは起きた
「・・・んふうっ・・・あはあっ!!!」
ビュルッ・・・ビュルッ・・・
エインセの乳首からも、白い液体が噴き出し・・・
・・・間違えるはずがない。あれは母乳だ
スミスが呆然とする一方で、エインセは人目もはばからず・・・と言っても本人は見られている事に気付いていないのだが・・・気持ちよさそうに母乳を搾っている
「・・・ね?凄いでしょ?」
ルーニーが得意気に言う
「凄いって言うか・・・なんで?」
「なんでと言われても・・・まあ、出ちゃうんですよね」
「出ちゃうんですよねって・・・おかしいでしょ!いくらなんでも・・・」
「そうでもないですよ。大体、おっぱいがおっきい人ってみんな出ますから」
「・・・嘘でしょ?」
「嘘ですよ」
えへへ、とルーニーは意地悪っぽく笑った
「・・・でも、リオも出るし、店長も出るし・・・・・・もちろん、私だって出ますよ?母乳ぐらい」
「・・・・・・ええ!?」
「本当ですよ。・・・なんなら、確認してみます?」
そう言ってルーニーは服をめくり、その爆乳を露出させた
「・・・いや、別に・・・」
スミスは慌てて壁のほうに目を向ける
壁の向こうでは、未だにエインセが搾乳を続けていた。床の方に目をやると、ほぼ全域が母乳で濡れている
母乳の甘い匂いが、小さい覗き穴越しに伝わってきた
「・・・んっ・・・んふぅ・・・ああっ・・・」
母乳の勢いは当分収まりそうもない
床には母乳で水溜り・・・母乳溜り?が出来た
「い・・・いつもこんなに出るの?」
「うーん・・・どうですかね?毎日いっぱい出ますけど・・・今日は平均以上、ってところでしょうか。どうしてだかわかりますか?」
「し・・・知りませんよ」
「あらやだ、無責任」
ルーニーは冗談っぽく、軽く突き放したように言う
「無責任・・・って?」
「気付かないんですか?・・・責任は、あなたにあるんですよ?」
「・・・俺に?何で?」
「もう・・・・・・あなたが、店長のおっぱいを揉んだからに決まってるじゃないですか」
「・・・え?」
「店長、あなたの事考えながらミルク搾ってるんですよ。・・・多分」
突然突きつけられた事実に、スミスは呆然とした
何でそんな事、と考えを巡らせたが、結論は出なかった
気がつくと、隣の部屋のエインセの搾乳は終わっていた
エインセは近くのティッシュを数枚取り、たっぷりの母乳で濡れた乳首を拭く
大量の母乳を吸収したティッシュは、捨てられるとべしゃっという音を立てる
「・・・あれ、これって・・・」
スミスが何かに気付く
「わかりました?ティッシュが重かった理由は、これですよ」
やけにティッシュが重かったのは、母乳を吸っていたからだった・・・
・・・という事は、エインセはアトリエでも母乳を搾っていた、という事になるが・・・
静かで大人しそうなイメージしか持っていないスミスには、どうにも信じられないことであった
そして、信じられない事といえば、もう一つ
ルーニー曰く、エインセはスミスの事を想いながら母乳を搾っていた、との事だが・・・
・・・一体、どういう事だろうか。想いながらとは・・・
続く