wonder land その4

橙(物語)・れぷ(挿し絵) 作
Copyright 2005 by Daidai (story)
Copyright 2005 by Repu (picture)

エインセの搾乳を見てから、スミスはどうも調子が狂ったような気がしてならなかった
それはつまり、ルーニーの言葉が頭にこびりついて離れないのだった
(・・・俺の事を想いながらって・・・?)
ルーニーは、それ以上は言わず、さっさと店に行ってしまった
(・・・まさか、胸を揉んだのがばれたとか?・・・でも、その事を考えながら胸を揉むってのも変だし・・・)
悩みながら廊下を歩いていると、スミスは角の所でばったりエインセに遭遇した
「おっと」
スミスはすんでの所で衝突を阻止しようとしたのだが、エインセの方は下を向いていて気付かず、結局二人は衝突してしまった
「わっ」
むにゅっ・・・
体よりも先にその大きい胸に当たる
「あっ・・・」
エインセはその時はじめてスミスの存在に気付き、恥ずかしがって顔を赤らめ下を向く
スミスも最初戸惑っていたが、その内にある違いに気がついた
朝まではスミスを見るとすぐさま逃げようとしたエインセが、今はスミスが近くにいても離れようとしない
はてさてどうした事だろうか・・・
スミスも、エインセを見るとつい先程の搾乳シーンが思い浮かんでしまい、それが顔に現れないよう必死だった
「・・・・・・」
お互いがお互いを見つめ合う静かな時間が続く
その内に、リオのご機嫌な鼻歌が聞こえてきたので、エインセは急いでその場から走り去った
「あら、スミスさん」
「やあ・・・どうも」
「聞きましたよ。店長のおっぱい揉んで、その上ミルク出してる所覗き見したって。凄いですね!」
「えっ・・・もうそんな事知ってるの!?」
「ええ。ルーニーさんが教えてくれましたけど」
「また、何でそんな事を・・・」
衝撃の事実に沈むスミス
「でも、いいじゃないですか。これって、きっと進展ですよ?」
「・・・そうなんかな・・・」
「はい。店長って結構多感な人ですからね。まあ、明日からが楽しみですよ」
楽しみ、ねぇ・・・こっちはそうそう楽しんでられないよ・・・
と、思いながら、スミスはため息をついた

その夜・・・
エインセはなかなか寝付けなかった
胸が、異常に張っている気がするのだ
おかしい。今日は昼に一回搾ったのに・・・
そうは言ってもしかし、彼女の胸はパンパンに張り詰めている
(・・・もしかして・・・またミルク溜まってきたのかな・・・)
指を胸に持っていこうとして、やめる
(今搾ると目がさめちゃうし・・・・・・寝ちゃお)
そう考えて布団に潜る
だが、どうにも体が熱くなってきて、眠れない
体が熱いといえば、そうだ、昼前に・・・
スミスが自分の胸を揉んだ・・・夢を見たけど、あれは本当に夢だったのだろうか?
もしかして、あれは夢じゃなかったとか?
そんなことを考えていると・・・乳首がどんどん勃起してきた
(あれっ・・・私・・・スミスの事考えて・・・なんで、乳首おっきくなっちゃうの・・・)
考えれば考えるほど、乳首は硬くなり、体が熱くなる
そういえば、そんな事は前にもあった
(そうだ・・・昼間・・・私・・・ミルク搾ってるとき・・・スミスの事ばっかり考えて・・・)
胸がどんどん熱くなり、先っぽに何かが溜まってくる
(・・・私のおっぱい、凄くエッチだ・・・こんなおっぱい・・・スミスはどう思ってるんだろ・・・)
どんどんスミスの事が頭から離れなくなっていく
(・・・なんで・・・こんなに・・・スミスの事ばっかり・・・・・・スミス・・・・・・)
その時、彼女の胸に溜まっている母乳が、外界目指していっせいに押し寄せてきた
(!・・・あっ・・・だめっ、溢れちゃうっ!)
トロッ・・・
止めようとしたがすでに遅く、エインセの乳首からは母乳が溢れてきた
(・・・そんな・・・スミスの事・・・考えただけで・・・ミルクが・・・)
母乳はどんどん溢れてくる
(どうしよう・・・早く搾っちゃわないと・・・)
エインセは急いでベランダに出る
(外・・・だけど・・・いいよね・・・誰も見てないよね・・・)
周囲を確認して、エインセは胸を思いっきり揉んだ
「んんっ!」
ビュプッ・・・
勢いよく飛び出した母乳が弧を描き、月明かりのさす庭に飛び散る
「んふっ・・・あふうっ!」
極力声を抑えようとしているのだが、そんなもの、本能には敵わない
「・・・あはあっ!・・・出るっ・・・ミルクいっぱいでるっ!・・・」
ビュルッ・・・ビュルッ・・・
昼間搾ったというのに、エインセの胸にはまだ大量の母乳が貯蔵されていた
(・・・はあっ・・・ああっ・・・スミスだったら・・・こんな私を・・・どうするかな・・・)
エインセは、自分の胸をスミスが揉んでいるという仮定で、胸を揉み続けた
(・・・うん・・・いいよ・・・スミス・・・私のおっぱい・・・もっと強く揉んで・・・)
ピュプッ・・・ピュルッ・・・ビュルルッ・・・
スミスに揉んでもらっている・・・からだろうか。母乳の勢いがさらに増してきた
(あっ・・・あはあっ!・・・もっと・・・もっと揉んでぇ・・・)
月明かりの下、搾乳を続けるエインセ
そんな彼女の姿を、ルーニーはばっちり捉えていた
(あらあら、これはこれは・・・店長、もうだいぶはまってますね・・・)
そうとも知らず、エインセは、気持ちよさそうに搾乳を続けた
(・・・スミス・・・私のミルク・・・もっと搾って・・・もっと・・・)

翌朝・・・
エインセは明らかに寝不足だった
夜中に搾乳をしてから、やはり体が熱くなって眠れなかったのだ
しかしそれでも、エインセはある意味満足していた
『スミスに母乳を搾られた』気分になれたからだ
(今度は・・・本当に・・・搾ってくれないかな・・・)
なんて事をいつしか、考えるようにもなっていた
(・・・でも・・・どうしてだろう・・・こんなに・・・スミスの事ばっかり・・・・・・)
そう悩んでいるエインセの横を、ルーニーが機嫌よく通っていった
向かうのは・・・もちろん、スミスの所だ
「ス・ミ・ス・さーん」
リオの母乳を運んでいたスミスを呼び止めて、ルーニーはうれしそうに言った
「な・・・何ですか?」
「私ですねぇ、昨日、すごいの見ちゃったんですよ」
ルーニーは、スミスに昨夜の事を一部始終事細かに説明した
「・・・はあ!?・・・本当ですか、それって」
「はい。私、昨日ちゃーんと見ましたから」
「でも、見ただけでそんな、俺の事考えてるなんて・・・」
「わかりますよ。昨日の店長の様子を見れば、誰だって」
勝手な推測のような気もしたが、しかしルーニーの推理を否定する根拠もなかった
「まあ、全ては今日の店長の反応次第ですよね。でもきっと、昨日とは違ってますよ」
はて、昨日も同じような事を言われた気もするが・・・と、思いながら、スミスは自分の仕事に戻った
リオもよく毎日母乳が出るものだ・・・と感心しながら。
もっとも、そんな考えは甘すぎるのだが

エインセは朝からぎこちなかった
ちらちらとスミスのほうを見るのだが、目が合うととたんに下を向いてしまう
意識しないで自然にやろうと思えば思うほど、逆にスミスを意識してしまう
そして、彼女の胸は、徐々にまた張ってきた
(ああ・・・私のおっぱい・・・どんどん変になっちゃって・・・)
しかし、こんな事、誰にも相談できない
相談しようと思えばできないこともないのだろうが、得体の知れない恥ずかしさがそれを拒んだ
母乳にばっかり気が向いてしまい、その日は何も手につかなかった
「・・・店長?どうかしましたか?おなか痛いですか?」
いつも以上に暗い顔のエインセを見てリオが心配そうに聞いてくる
「・・・う、ううん・・・なんでもないよ・・・」
もちろん、なんでもないなんて事はない
母乳が溜まって、胸はどんどん重くなってきた
乳首は勃起し、擦れ、歩くだけでもつらくなってくる
じゃあ、母乳を搾ればいいじゃないか、という話になるのだが・・・
エインセは、できれば自分で搾りたくはなかった
たっぷりの母乳を、スミスに搾ってもらいたかったのだが・・・
そんな事、なかなか恥ずかしくて言えないでいるうちに、どんどん母乳が溜まってきた
もうこうなったらしょうがない。自分で搾ろう
そう思ったエインセは、急いで自分の部屋に向かった
外に向けて搾ろうか、いや、まだ明るいし・・・
部屋が濡れるけど、仕方ない、ここで搾ろう
と、思ったとたんに、胸がパンパンに張ってきて・・・
・・・ビュッ・・・ビュルッ・・・
大量に溜まっていた母乳が、一気に溢れ出した
(・・・ああっ・・・こんなに・・・いっぱい・・・)
早速、服を脱いで搾り始める
ビュルッ・・・ビュプッ・・・・・・ビュビュッ!
母乳が部屋一面に撒き散らされる
(・・・はあっ・・・ミルク・・・いっぱい出るぅ・・・)
こうして、エインセが気持ちよく母乳を搾っている頃・・・
スミスは廊下を歩いていた
特に何をしているというわけでもないのだが・・・とにかく歩いていた
意外に廊下は静か・・・だったのだが、そこに誰かの喘ぎ声が加わってきた
「・・・んっ・・・ふうっ・・・ああん・・・」
どこかの部屋から声が聞こえる
一体誰が、何をしていると言うのだろうか?
注意しながら声のする方に寄ってみる・・・エインセの部屋だ
(店長・・・?何やってんだろ・・・)
エインセで、喘ぐといえば・・・搾乳だろうか?
あながち間違ってるとは言えないが・・・どうなのだろうか。こっそり見てみることにした
こんな事していいんだろうか・・・と思ったが、とりあえずドアをこっそり開けて見る
「・・・んんっ!あっ、あはあんっ!」
予想通りだった。エインセは母乳を搾っていた。しかも、豪快に

(なっ・・・)
昨日見た時よりも、さらにいっぱい出している、気がする
その時ふと、スミスの頭に、先程のルーニーの言葉がよみがえった
昨晩、エインセは自分の事を考えながら搾乳に勤しんでいたと言うが・・・
・・・じゃあ、今日は?
さらに気をつけながら覗く
部屋の中のエインセは、相変わらず母乳を搾り続けている
(・・・んんっ・・・あっ・・・ああっ!)
ビュルッ・・・ピュプッ・・・
一心不乱に搾乳しているエインセだが、その途中、ドアの方に目が行ってしまった
そして、見てしまった。こっそりと覗いているスミスを
(!!・・・やだ、スミス・・・・・・ずっと見てたの!?)
恥ずかしくなって搾乳を止める・・・と思いきや、エインセは全く逆の行動に出た
さらに強く、胸を弄り始めたのだ
「・・・ううっ!・・・ああっ・・・はああっ!」
もちろん、覗いていることが気付かれた事など、スミスは気付いていない
(どうしたんだろう・・・店長、急に早くなって・・・)
エインセの搾乳はまるで、スミスに見せ付けているようだった
と、言うよりも、本当に見せ付けていたのだった
(スミスが・・・私のおっぱいから・・・エッチなミルク出てるの・・・見てる・・・あんなに真剣に・・・)
エインセにとって、スミスに搾乳シーンを見られている事は、快感となってしまっているらしい
もちろん、母乳を搾っている事による快感が、影響しているのだろうが
(スミス・・・もっと・・・もっと私を見て・・・・・・私のミルク・・・いっぱい出してるとこ・・・見て・・・)
どんどん気持ちよくなり、それによって、どんどん母乳が出てくる
(ミルク・・・いっぱい出るよぉ・・・・・・スミス・・・・・・あっ・・・あっ・・・・・・あはああんっ!)
ビュッ・・・ビュルルッ!・・・・・・ピュッ・・・
そのまま、エインセはスミスの見ている前で、気絶してしまった
最後まで、気持ちよさそうだった

続く