wonder land その11

橙 作
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「スミスさん・・・ありがとうございました」
「いえ・・・これで・・・いいのなら」
搾乳を終えてテンションの低いスミスとは対照的に、リオはご機嫌だった
「じゃあ私はこれで・・・もう、搾らなくてもいいですからね」
リオの言い方にはどこか突き放したような感じがある
「それじゃ・・・」
リオは静々と家に向かう
家に入ったとたん、リオはルーニーと出会った
「あら、リオじゃない」
「・・・ルーニーさん・・・」
リオの声はいきなり沈んだようになる
「・・・元気ないわね・・・」
「・・・そんな事無いですよ」
「嘘。絶対何かあったでしょ・・・スミスさんの事?」
そう言われると、リオはいきなり涙を流した
「えっ・・・ちょっと・・・リオ?」
「私・・・だって・・・スミスさんの事・・・好きだったのに・・・好きって・・・言ってくれるかなって・・・思ってたのに・・・」
どうやら、スミスに話したことは表面的なもので、本心ではかなり気にしていたらしい
リオのその言葉で全てを理解したルーニーは、優しくリオに言った
ルーニーはリオを優しく抱きしめる
リオの顔がルーニーの爆乳に包まれる
「甘えていいよ・・・リオ」
そう聞いてリオは、すかさず自分からルーニーの爆乳に顔をうずめた
「うっ・・・うわあああんっ!!」
張り詰めていた気持ちが解け、号泣するリオ
「リオ・・・」
ルーニーの顔が優しくなる
「いいのよ・・・好きなだけ泣いて・・・」
「・・・ルーニーさんの胸・・・あったかい・・・」
リオはしばらく、ルーニーに抱きつき、その胸を堪能していた
「ああっ・・・んんっ・・・」
ルーニーは感じてしまう
「リ、リオ・・・」
「・・・なんですか?」
「ほら・・・私・・・ミルク出てきちゃったよ・・・」
ルーニーの乳首からは母乳がとろとろと漏れている
「・・・リオ・・・飲む?」
「・・・えっ・・・いいんですか?」
「いいのよ・・・ほら」
ルーニーはリオに乳首を差し出す
溢れる母乳に魅せられたリオは、すぐさま乳首に吸い付いた
「ああん!」
大きく、太いルーニーの乳首をリオは舌でいじる
(ルーニーさんのミルク・・・おいしい・・・)
リオはまるで赤ん坊のように乳首に吸い付く
「あっ・・・ああん・・・リオ・・・」
ルーニーは体を震わせる
リオは一心不乱に母乳を飲み続ける
「リオ・・・たくさん・・・飲んでね・・・」
「んっ・・・んんっ!」
リオはたくさん母乳を吸うのだが、飲みきれない母乳が口からあふれ出る
服が母乳で濡れても、もうリオは気にしなかった
心が満たされるまで、リオは母乳を飲み続けた・・・

ようやく、リオはルーニーの乳首から口を離した
「・・・落ち着いた?」
「はい・・・ありがとうございました・・・」
「・・・なんて言っていいかわかんないけど・・・あんまり・・・落ち込まないでね」
「大丈夫です。もう吹っ切れましたから」
「そう・・・ならいい・・・のかな?」
リオが落ち着きを取り戻している頃、エインセはスミスを探していた
(スミス・・・本当に・・・どこ行っちゃったんだろう?)
エインセの胸は、いつも以上に揺れている
母乳がたっぷりと溜まっているのだ
(早く・・・搾ってもらいたいのに・・・)
エインセが母乳をたらしながら歩いていると、裏庭でぐったりしているスミスを見つけた
「あっ・・・スミス」
「・・・店長?」
エインセは急いでスミスに駆け寄る
その振動で母乳が溢れる
「スミス・・・やっと見つけた」
「何かあったんですか?」
「・・・何よ、そのつれない言い方。それとも・・・わざと私に言わせたいわけ?」
「・・・何をですか?」
「だから・・・」
エインセは顔が赤くなる
「・・・ミルクを、搾って欲しいのよ」
そう言って服を脱ぐエインセ。最初の頃に比べると、ずいぶんスミスへの対応も変わってきた
露出したエインセの乳首からは母乳がドクドクと流れている
「ほら・・・ね」
すでにエインセはうっとりした顔をしている
「早く・・・搾ってよ・・・」
「・・・はい」
スミスはエインセの前に立ち、乳首を軽く摘む
「はうっ!」
ビュッ・・・
エインセはかわいく喘ぎ、母乳を出す
「それにしても・・・店長、ずいぶん変わりましたよね?」
「えっ・・・どういう事?」
母乳を搾られながらエインセが聞く
「だって、初めの頃は、全然おどおどして、ろくに話そうともしなかったじゃないですか」
「うん・・・そんな時も・・・あったね」
「それが、今ではもう、すぐに母乳を出すようになって・・・」
「やだ、言わないでよ、恥ずかしい・・・」
エインセは恥ずかしがって胸を隠そうとする。もっとも、エインセの細い指と腕では、彼女の超乳は隠れるはずも無いのだが
「恥ずかしいこと無いですよ。こんなに立派な胸・・・」
「立派・・・かな?」
「立派ですよ。もっと自身を持っていいですよ」
「うん・・・でも、これでもね・・・前よりは・・・好きになれたんだよ・・・」
「・・・えっ?」
「スミスが来てから・・・スミスが私の胸、弄ってくれるようになってから・・・だんだん、こんな大きいのも、いいかなって」
「そうですか・・・それは、俺が役に立てたということでしょうか?」
「・・・そうだね」
二人はしばらくほのぼのとした雰囲気になる
「スミス・・・ほら、ミルク」
「あっ、そうでしたね」
放置されていた母乳にエインセは気づき、スミスに急かす
「たっぷり搾ってね・・・」
「じゃあ、ちょっと強めに・・・」
エインセの要求通り、スミスはエインセの乳首を強く握る
握る・・・という表現が適当なほど、エインセの乳首は太いのだ
「あっ・・・あっ・・・ああんっ!」
ビュルッ・・・ビュルッ・・・
勢いよく飛び出した母乳は周囲に白い雨を降らせる
「い、いいよ・・・スミス・・・ミルクいっぱい出させて・・・」
「はい・・・じゃあ、ご期待にそえて」
スミスはエインセの乳首を重点的に攻める
「・・・ああっ・・・あはあんっ!」
ビクン・・・ビクン!
乳首への刺激にエインセは悶え、母乳を撒き散らす
「硬い乳首もいいですけどね・・・店長の魅力はやっぱり・・・」
スミスは胸の根元のほうに手を動かす
「この、柔らかい乳肉ですよね」
そして、ぐにぐにとエインセの胸に指を食い込ませ始めた
「ああっ!そっちも・・・気持ちいいよぉっ!」
エインセは豪快に母乳を出す
「スミスぅ・・・もっと・・・もっとやってぇ・・・」
さらにエインセはスミスを求め続ける
今のエインセは、かつての彼女よりもはるかに大量の母乳を出す
これも、スミスによってなされた効果だろうか
「店長・・・気持ちいいでしょう?」
スミスはさらに力を強め、胸を刺激する
「んふぅ・・・スミスぅ・・・もっと・・・私の胸・・・揉んでぇ・・・」
「揉むのは無理ですよ・・・店長の胸は、こんなに大きいんですから」
「・・・いじわるぅ・・・」
意地悪と言いながらも、二人は笑いあった
「ねえ、スミス・・・」
エインセは母乳を流している乳首をスミスの眼前に持ってくる
それだけで、スミスは全てを理解した
「・・・やる気ですね店長・・・わかりましたよ」
スミスは目の前の乳首に吸い付く
「ああんっ!スミス・・・たくさん飲んでぇっ!」
エインセは大量の母乳をスミスの口中に発射させ、スミスはそれを飲み干していく
やはり、エインセの母乳はさっぱりとした甘さで飲みやすいらしい
「ス、スミス・・・ミルクいっぱい出るよぅっ!」
「いっぱい出していいんですよ・・・店長」
スミスは口を乳首から離して言う
その反動で母乳が顔にかかる
「あっ・・・」
「店長・・・ずいぶん元気が有り余ってるみたいですね」
エインセは小さく頷く
「まだ搾られ足りないよ・・・もっと搾って」
「もちろん」
スミスは再び乳首に吸い付き、両唇で乳首を強くはさむ
「・・・んんっ!」
ブシュウッ・・・
さらにエインセは母乳を出す
「スミス・・・あのね・・・」
「・・・どうかしましたか?」
エインセはスミスの耳元で、小声で言う
「・・・・・・なんでもないや」
「・・・ええっ?」
予想外の言葉に脱力するスミス
(・・・あのね・・・私・・・こんなに・・・人を好きになれたの・・・初めて)
エインセは恥ずかしがって、気持ちを口にすることはできなかった
もっとも、彼女の行動を見れば、ほとんどわかってしまうのだが
「スミス・・・はい」
エインセは再び乳首をスミスの口に持ってくる。スミスはすぐに吸い付いた
「んんうっ!あっ、はあっ!」
エインセは、気持ちよさそうに母乳を出していた・・・

「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
母乳を全て搾り取られたエインセ。いつもよりも疲れが見える
「店長・・・どうでした?」
「うん・・・気持ちよかったよ。・・・これからも、搾ってくれるよね?」
「ええ、ご希望とあれば」
「・・・ありがと」
エインセの乳首は勃起し続けている。まだ興奮しているらしい
「なんか、疲れちゃったな・・・ちょっと、寝てるね」
そう言うとエインセは、本当に眠ってしまった
スミスは家まで運ぼうと思ったが、乳が重くてそんな事とてもできない
仕方なくエインセを置いて、スミスはいったん家に帰る
すると、スミスはリオとばったり出会った
「あっ・・・」
先程のこともあり、気まずくなる・・と思いきや
「スミスさん、もうすぐお夕飯ですからね」
いつも通りのリオに戻っていた
「あ、あの・・・」
「いいんですよ、私、もう吹っ切れましたから」
いい事なんだろうか・・・と思いながら、スミスは服を着替えるため部屋に戻った
夕飯の頃には、もういつもの生活が戻っていた
エインセがいつも以上にスミスを意識するのを除いては

数日後
「スミスさん、店長が呼んでますよ」
ルーニーにそういわれ、スミスはエインセのアトリエに向かった
「店長・・・何ですか?」
「・・・これ」
エインセがスミスに渡したのは、愛し合う男女が描かれているエンブレムだった
「・・・店長・・・」
「・・・あげる」
「・・・はい、ありがとうございます」
「あらあら、よかったじゃないですか。スミスさん」
いきなり後ろから声がして驚くスミス。振り返ると、そこにはリオとルーニーがいた
「大事にしてあげてくださいよ」
「もちろんですよ」
「店長、今日はちょっとお店に出てみません?」
「うん・・・それも、いいかも」
エインセは胸を揺らしながら店に向かう
「どうしたんですか?店に出るのを勧めるなんて」
「いえ、結局店長の人見知りは、どうなったのかなって」
「あっ・・・そういえば、当初の目的は、それでしたね」
「そうですよ。今、ちょうどお客さんが来ているんです」
三人も店に向かう。胸の大きさに苦労しているエインセに、途中で追いついた
「ほら、店長」
ルーニーがドアを開ける。するとそこには、当然見知らぬ客がいた
客がエインセに気づく
「あっ・・・」
エインセはスミスの後ろに隠れる。もっとも、その超乳までは隠れないが
「・・・あれっ?」
ルーニーが首をかしげる
「店長・・・どうしました?」
「・・・恥ずかしい」
それだけ言って、エインセは奥に帰ってしまった
「これって・・・結局、失敗・・・という事ですか?」
「・・・・・・さあ?」
「慣れたのは・・・スミスさんだけって事ですかね?」
三人は、店のカウンターでしばらくボーッと立っていた

終わり