OPテーマ
パイマンのテーゼ 作詞/作曲:パイマン 歌:パイマン
乳がでかいと馬鹿だと だれが決めたんだ
PAIMAN FINGER ムネをつかもう
すべては思うままに パイ GET A CHANCE!
パイマン パイマン パイマン
遠くで揉んでる 声がする
きてよパイマン ぼくのところへ
きてよパイマン わたしのところへ
闇の中 乳房ゆさぶる 目覚めはじまる
乳さわり そそり立つすがた 正義のあかしか
伝説のボインのちから 銀河切り裂く
ただ我々はパイのため デカパイ忘れた ひとのため
涙でわたる乳の大河 夢みて走る乳の荒野
パイ揉む戦士 誰がためにたたかう
パイ揉む戦士 誰がためにたたかう
ああ 心にパイがなければ スーパーヒーローじゃないのさ
パイマン Go Fight!
伝説乳神パイマン 接触編
宗山ムネオはいわゆる、おっぱい星人である。
それも、そうとう筋金入りの。
巨乳関連のビデオ、本、グッズのチェキは無論のこと、西におっぱいマンジュウを売っているという店あれば行ってこれを買い漁り、東に爆乳コスプレイヤーの出るという催しあれば行って写真を撮りまくり、この頃では「母乳で育てよう」などといった育児本にまで手を出してみたりと、いよいよ後戻りのきかない領域にまで踏みこみつつある宗山ムネオ、二十歳の春であった。
だが、運命とは摩訶不思議。
それほど乳が好きにも関わらず、今日にいたるまで彼は、女の子のおっぱいをまともに揉んだ事が無かった。
チャンスが無かったわけではない。
彼のほうでわざとそうしたチャンスを見送ったり、遠ざけたりしてきたのである。
それはひとえに、彼の持つ或る特異な体質のためであった。
ムネオは、物心つく頃からなぜか、女性の乳房に少しでも触れると、激しいめまい、動悸、息切れを引き起こし、ひどいときにはひきつけを起こして倒れるという奇怪な症状に悩まされ続けていた。
「くそっ、くそっ、くそっ・・・・・こんな体でさえなけりゃ・・・・!!!!」
見るのは全然平気なのに。
こんなに乳が好きなのに。
なぜだ・・・・。
ラッシュアワーの電車や、祭りの会場、イモ洗い状態のプール、その他、ごったがえす都会の人ごみ。
そういったところでは、ふとしたはずみでおっぱいが当たることもある。
しかしムネオの場合、その感触を愉しむ暇などないのだ。
たちまち悪寒が彼の全身をはしり、息苦しさに自分の胸を押さえて、その場に独りうずくまる。
乳房の柔らかな感触など、いつもおぼろげにしか覚えていない。
万事こんな調子なので、
超巨乳の女の子と恋におちて、二人は付き合い始め、やがてベッドイン・・ッッッ
そしてたゆんたゆんのおっぱいを心ゆくまで味わいながら、至福の時を・・ッッッ
などというムネオの魂の咆哮は、現実には夢のまた夢であり、それを思う度にムネオは、口惜しさのあまり血涙を流さんばかりに狂い悶えるのであった。
「柔らかいんだろうな・・・けど、弾力があって・・・・マシュマロみたいで・・・・
うーーん、むにゅむにゅ・・・ぷにゅ」
古アパートの六畳一間の部屋で、そんな妄想を果てしなく膨らませながら、今宵もまた彼の右手が光ってうなる。
若さあふれる股間にわびしさつのる宗山ムネオ、はたちの春。
右手の反復運動は加速度的に力強さを増し、やがて終局へ・・・。
今夜も彼に残されたのはただ、胸の奥を風が吹き抜けていくような空しさだけであった。
ムネオは窓を開け、窓枠にもたれて夜空を眺めた。
彼は思わずつぶやいた。
「おれは何のために男に生まれてきた・・・・・
オッパイを揉めなくて、一体何のための人生だ・・・・・」
死のう、という考えが彼の脳裏をかすめた。
そうだ。乳を揉むんだ。どんなに苦しくたって最後まで乳をつかんだまま、揉み死のう。
そんな思いがムネオの頭の中でぐるぐるとめぐった。
ついにムネオの目が、くわっと見開かれた。腹は決まった。
乳道というは死ぬ事とみつけたり!!!
彼は、強く強く心にそう念じるのだった。
と、その時。
突如としてムネオの背後、つまり部屋の中で、激しいスパークが起こった。
思わず振り向いたムネオは、苦悶のうめきをあげてよろめき、両手で顔を覆った。
目もくらむほどの強烈な青白い光が、部屋全体を満たしていた。
やがて、始まりの時と同じく唐突に、閃光の放射はやんだ。
ムネオの頭に最初に浮かんだのは、電灯の故障だろうという他愛のない憶測だった。
しかしその考えは、だしぬけに聞こえてきた不思議な声によって打ち砕かれた。
「おかしいです・・・ここには、あなた一人です?」
かすむ視界の中にムネオは、一個の人影をみとめた。
さっきまで確かに彼ひとりだった部屋の中にである。
ムネオは、思わずその場で固まった。
「・・データにはないです。パイマン以外の人間にあれだけの数値が出せるとは・・」
闖入者はきょろきょろと辺りをうかがいながら、わけのわからないことをぶつぶつとつぶやいている。
「・・この事態は予測されていません。チェックモードに入ります・・」
閃光にやられた目が回復するにつれ、闖入者の姿も徐々に見えるようになってきた。
透き通るような白い肌。腰まであるさらさらの黒い髪。
女だ。
若い。いや、むしろ幼いといった印象だ。
ぺったんこな胸が、鼻の下を伸ばしかけていたムネオを落胆させた。
しかし、可愛い顔をしている・・・・・・ムネオは、今の状況も忘れて女の顔に見とれた。
見れば見るほど、可憐という言葉の似合う美少女であった。
「あなた」
ふいにその少女が、鈴の音のような声で、ムネオに呼びかけた。
「あなた、さっき、おっぱいのことをめっちゃ考えていましたですね・・・?
もう一度、その続きをしなさいです」
言葉遣いが妙な上に滑稽な内容ではあったが、自分の頭の中を覗かれた気がして、急にムネオはこの状況に対し、名状しがたい恐ろしさを覚え始めた。
ムネオは少女の姿を、頭から足の先までまじまじと見つめ直した。
ぴっちりと体にフィットした、輝くような白のレオタードに身を包み、手には演技用のリボンまで持っている。
どう見ても競技場から抜け出してきた新体操選手といった趣だったが、それがこの時間そしてこの場所に。
ありえない。無理。
ムネオは、玄関のドアに目を走らせた。
鍵は、かかったままだった。
するとこの小娘はどこから現れたのか。
いや、それより重要なのは、彼女が何者なのかということ。
何が目的で今ここにいるのかということだ。
「どうしたんです・・・・?恥ずかしがりやさんですね・・・それじゃ、お手伝いしてあげます」
少女は天使のような端正な顔に、聖母のようなやさしい微笑みを浮かべ、ムネオの方に歩み寄って来た。
愛しい者を抱擁しようとするかのように、少女は両腕を広げた。
「みて・・・これで、どうです?」
少女の肉体に、急激な変化が起こっていた。
平らに近かった胸が、お椀をふせた形に盛り上がっている。
そして、さらにじわじわと膨らんでいく!
「ほら・・・さわって。わたしのおっぱい・・・」
ムネオの喉が、ごくりと鳴った。
少女の胸はすでに、片方が野球のボールほどもある、ふくいくたる乳房に成長していた。
ムネオの目がそこに釘付けになっているのを見た少女は、いたずらっぽくちょっと肩をすくめ、二つのふくらみをプルルンと揺らしてみせた。
少女の乳房は、なおも膨らみ続けた。
白のレオタードは、これも常識では考えられない伸張性を発揮して、丸々と盛り上がる乳肉をあくまでもやわらかに包みこんでいた。
そのあまりに異様な、しかしあまりにも甘美な現象を目のあたりにし、ムネオは、目を丸くして立ちつくすことしかできなかった。
「・・なぜ、さわらないんです?」
少女は、恥らうように長いまつげを伏せて言った。
「・・少しの間なら、あなたの好きにしてもいいです」
さあ・・・と言って少女は、ムネオの手をとり、胸のふくらみへと誘った。
指先が乳房に触れるか触れないかの刹那、ほとんど反射的に、ムネオは少女の手を振り払っていた。
震えがくる膝を押さえ、ムネオは必死でこらえた。
踏ん張らなければそのままどっと倒れてしまいそうだった。
少女は、きょとんとした面持ちでムネオを見ていた。
普通の男なら、こんな場合どうするだろう。
ムネオだって、今にも彼女を押し倒して、今や小玉スイカなみに大きく、ぷゆんぷゆんに膨らんだそのおっぱいを、思うさま弄んでみたいと思っている。
が、例の特異体質による発作への恐怖と、この異常な状況への警戒心とが一緒になって、それにブレーキをかけていた。
乳道というは死ぬ事とみつけたり。
つい今しがたそんな覚悟を決めたはずだったのに、いざとなるとやはり恐れが先に立つ。
気も狂いそうな葛藤の果てに、ムネオはようやく一言だけ口にすることができた。
「・・・きみはだれ・・・・・?」
われながら間抜けな言いようだとムネオは思ったが、とにかくこれが、謎の少女に対して彼が初めて起こした積極的アプローチであった。
しばしの間、沈黙があった。
やがて、ぎこちない口ぶりで少女はこう答えた。
「ルミ」
「ルミ・・・・・・それってきみの、名前?」
ムネオがそう問うと、またしばしの沈黙の後、
「はい。わたしはルミ。自分に、そう名付けてみました」
少女ルミは、なぜか困ったような顔をしながら言った。
「ヘンな名前です・・・?」
いや、ヘンなのは名前じゃなくて・・
と喉元まで出かかったがムネオは黙っていた。
「やっぱりヘンですか・・・・。
でも、あなただってヘンなひとですから、あいこです」
「えっ・・・おれ?」
「そうです。予測データにない事ばかり・・・・・
おかげで内部処理が、大幅に遅れているです」
「え・・・と、お、おれのせいで、何か・・?」
「はいです。あなたの、おかげです」
ルミは、にこっとあどけない笑顔を見せた。
「わたし、こんなに普通に人としゃべったこと、なかったです・・・・
うれしい、うれしいです。あなたのおかげです」
ルミが何を言っているのか、ムネオにはさっぱりわけがわからなかったが、彼女の笑顔はまぶしかった。
けっこう、かわいい・・・・・・・・。
あらためて、ムネオはそう思った。
ルミの誘いを振り払った手が、じんじんと疼いていた。
ムネオは、いつの間にかまたルミの胸のふくらみを凝視していた自分に気がついて赤くなり、目を宙に泳がせた。
急にルミが、はっとした様子で体を固くし、言った。
「・・・・・・・・・・・・イレギュラーデータ・・・処理・・・・終了です・・・・・・」
ルミの頭が、まるで居眠りでもするかのように、かくん、と小さく揺れた。
ルミの唇が、抑揚の無いつぶやきを漏らした。
「100・・・90・・・100・・・モミテーソウル最終値、通常範囲内。
先に同個体より検出された値との整合性なし。
先のデータを偶発事故として処理」
そう言い終えたとたん、ルミの顔から表情が消えた。
今の今まで少しうつむいて微笑を浮かべていたやさしげなその顔が、一瞬にしてうつろな無表情に変わった。
瞳は静止して輝きを失い、散大した瞳孔の奥に暗黒をのぞかせていた。
背すじにぞっとする寒さを覚え、ムネオは一歩後ずさった。
窓枠に背中がぶつかった。
もう、後が無い。
能面のように無表情のルミが、ムネオの方に向きなおった。
一瞬だけ、ルミは、泣きそうな顔をした。
「お楽しみは終わり。あなたを、処理します」
瞬間、ルミの手にしていたリボンが生き物のようにうねり、宙を舞って、ムネオの両腕を胴体もろとも一巻きに縛り上げた。
巻きついたリボンは、ムネオが渾身の力でもがいても全くゆるまず、それどころか蛇のようにいっそうきつく締め上げてくる。
ムネオはこらえ切れず、がくっと畳に膝をついた。
ちょうどムネオの目の高さに、バスケットボールより大きくまるく、はちきれんばかりに成長したルミの胸があった。
ざっとOカップはあるだろうそのふくらみは、ルミの動きにつれて、ふるふると柔らかそうに波打っている。
ムネオの喉が、ゴクリと鳴った。
ルミが、勢いよくリボンを手前に引いた。
ムネオは抗いようもなく、頭から前のめりに倒れこんだ。
ルミの乳房が、途方もない威圧感をもって、視界いっぱいに迫ってくる。
レオタードの布目が、くっきりと見えはじめた。
自分の鼻先が、巨大なまるいふくらみの一方の頂点めがけて突っ込んでいくのを、ムネオは見ていた。
ぷにゅ にゅぅぅ・・
乳肉が柔らかくたわみ、ムネオの鼻を包みこんで軟着陸させた。
だがもちろんその程度ではまだ衝突の勢いは止まらない。
唇や頬までが逃れようもなくルミの乳房にどんどん埋まってゆき、やがて視界が真っ暗になるまで、ムネオはただ呆然として目を見開いていた。
実際には倒れはじめてから1秒にも満たないこの間、ムネオの目にはこれらの全てが、スローモーションのように見えていた。
続いてルミは、すかさず両腕をムネオの後頭部にまわしてベアハッグの要領で締め上げ、ムネオの顔をさらに爆乳の谷間深くへと埋めこんだ。
ルミの両の二の腕によって左右からかき寄せられた乳肉の圧倒的なボリュームは、頭のてっぺんと首の後ろだけをわずかに残して、ほぼ完璧にムネオの顔、というより頭部全体の八割近くまでを、むっちりと密封してしまった。
これまでの経験とは比べものにならない、血が逆流し神経がひきちぎれるかのような発作の苦しみが、ムネオの全身を襲った。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
すぐ死ぬ、いま死ぬ、もう死ぬ。
ムネオは声無き叫びを上げ、のたうち回った。
しかしどんなにムネオがもがいてもあがいても、上体を巻いたリボンはますます固く締まり、柔らかい乳肉は無限に形を変化させて常に彼の頭を包み込み、きめの細かいしっとりとした肌はまるで吸いつくように彼の顔に密着して、離れようとはしなかった。
漆黒の乳の牢獄の中で、ムネオは、くわっと目を見開いた。
だめだ、もうおれは助からん!
頭が割れそうだ!心臓が止まりそうだ!珍棒が立ち過ぎで凄え痛え!
しかし、今が・・・・・・人生最良の時だ!!
これが、これが、これが、おっぱいか!!!
大っきくて、柔らかくて、はんなりあったかい・・・・
なんていいものなんだ!ぷにゃぷにゃっと顔にあたる、この感触!!!!
さわりたい・・・・どうせ死ぬなら、この手で思う存分揉んでみたい!
ええい、くそっ!!もどかしい!!!!
一度でいい、この手で、この指でこの感触を思う存分味わいたい!!
おれの命くれてやる!!この乳を揉ませろ、揉ませてくれ!!!!!!!!!
「な・・・んです、これは!!!」
突然の衝撃に、ルミは思わず声を上げた。
「モミテーソウル10000・・・15000・・・20000・・・まだ上がるです!!
モミテーソウル値、乳神領域!!!!」
ルミは、ムネオの頭を締め付ける腕に、さらに力をこめた。
そのとき、バツン、と何かがちぎれる音がした。
それが何の音なのか、とっさにそれがわからず、部屋の中をきょろきょろと見まわしていたルミだったが、突然、あっと叫んで体を硬直させた。
いつの間にか、ルミの二つのふくらみにふかぶかと、ムネオの指がめりこんでいた。
ムネオの両手が、乳首ごと乳房をわし掴みにし、ハイスピード、かつエレガントに、揉んでいた。
獲物を貪る餓狼のごとき猛々しさで乳肉をこねまわし、花に舞い降りた蝶のような繊細さで乳首の突起をなでさする。
あっ、あっ、あ・・と、ルミの声のトーンがなまめかしく上がっていく。
「あふ、あっ、やっ、やめてっ・・・・・・・・な・・・なんてことですっ」
ルミは、頬を紅潮させて半ばのけぞりながらも、キッと目をつりあげ、歯を食いしばった。
「乳神領域にまで達するモミテーソウル・・・・・レイザーリボンの拘束をやぶり・・・わたしにこれほどのダメージを・・・・!!
まぎれもなく、パイマンの芽・・・!
手間がはぶけたです!このままここで、終わらせてやるです・・・んっ、あっ!!
あはァうっ、あぁっ!!んっあんっ、やぁっ・・はぁん・・・・・・!
こ・・のぉ・・・ッ!!
あ・・ぁっ・・ぁはぁっ・・・・はやく・・はやく・・・窒息しちゃえ・・・です!!」
ムネオは、ルミの心臓の鼓動を聞いていた。
こうやってあったかくてやわらかい闇の中にいると、まるでうまれる前の赤ん坊になったみたいだ・・・。
苦悶のため薄れゆく意識の中で、ムネオは思った。
おれは、最高の乳を揉んだ。思うさま揉みまくった。イッた。
満足だ・・・・・・・・・・・。
ルミ、きみが何者だろうと、もうかまわない。
もし生まれ変われるなら、おれは、ルミのブラジャーになりたい。
ルミ、きみの鼓動がどんどん早くなる・・・きみも気持ち良くなれたんだね。
これでもう、一片の悔いもない・・・・・。
「500・・・100・・・10・・・・モミテーソウル・・完全消失・・・・
イレギュラー・・・オブジェクト・・処理・・・終了・・・・・です・・・・・・・・」
ルミは肩で息をつきながら、力無く垂れ下がったムネオの腕を見つめていた。
その時。
突然、開け放たれた窓から、肌色の影がおどりこんできた。
ダンッ!!
と、畳を踏みしめ、全身をたわめて勢いを殺す。
汗が蒸気となって、半裸の肉体からオーラのように立ちのぼっていた。
その人物が、ルミの方を振り向いた。
仮面舞踏会にでも使われそうな奇妙な型のゴーグルが、ギラリと緑色の光をはなった。
ルミが、叫んだ。
「パイマン!!!!」
ルミは、とっさに身構えた。Oカップの乳房が、たぷんっと揺れる。
ルミの腕と胸から開放され、支えを失ったムネオの体が、どっ、と畳の上に力無く転がった。
「遅かったか・・・・・!」
パイマンと呼ばれた半裸の人物は、そう言って口惜しそうに歯噛みすると、ファイティングポーズをとって叫んだ。
「許さん!!」
「対パイマン防御・・・」
ルミは自分の胸に手を当て、目を細めた。
「・・・・・!?・・・どうしたです。おっぱいが・・・・ヘン・・・・」
ファイティングポーズのまま慎重に距離を取って機をうかがっていたパイマンは、ルミの狼狽した様子を見て、ジリッジリッと間合いを詰めていった。
「膨縮乳システムエラー80%・・・再起動の必要が・・・・」
「させると思うか!!!」
パイマンはそれまでの慎重さをかなぐり捨て、ググッと腰を落とす構えをとった。
全身のバネをきかせて一気に掴みかかるつもりである。
それを察知したルミは、パイマンに向かってリボンを持った手を振りかざし叫んだ。
「くらうです!レイザーーーーーーリボン!!!!!!」
しかし、先刻すでにムネオによって一部がひきちぎられていたルミのリボンには、もはやあの、まるで生きているかのように流麗な動きは適わず、わずかに残った切れはしをピュンと宙にひらめかせるにとどまった。
「把意(パイ)!!!!!」
裂帛の気合とともに、パイマンの手が、残像をみせるほどのスピードで動き、はっしと空中のリボンを掴んだ。
「こんなものが、飛燕をも落とし鉄鋼をも分断するという暗器レイザーリボンか。
どうやら今夜は本調子じゃないようだな、え?」
そう言うが早いか、パイマンはおもいきり力まかせにリボンをたぐり寄せた。
急に手元から引っ張られ、ルミは体勢を崩して前にのめった。
Oカップが、だっぷんだっぷんっと激しく波うつ。
「もらったッーー!!!!!!」
気合一閃、パイマンの双掌打がうなりをあげて繰り出され、ヒットすると同時に展開された指がルミの爆乳をわし掴んだ。
しかもその一瞬の間に、ルミの小さな乳首の突起を、人差し指と中指の股にきっちりと挟みこんでいた。
「みたか・・・・・乳神のわざ。
これで、きめる!!!
モミテーソウル全開(フルスロットル)!!!!!!!!!!」
パイマンのゴーグルに、カッ!と緑色の灯がともった。
「神技!!!!
パイマン揉み揉み地獄音頭!!!!!!!!!」
(挿入歌 パイマンのテーゼ EUROBEAT ver.)
もぉみもぉみもぉみもぉみもぉみもぉみ・・
「きゃあっああああああああああぁっ」
パイマンのリズミカルで激しい指づかいに、ルミは痛みと快感のないまぜになった悲鳴をあげてのけぞった。
もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ・・
「あう、あっあっ、あぁーーっはあぁぁーーぁぁーーーーーーっ!!」
ルミは必死で身をよじり逃れようとするが、鋼の罠のように乳房をはさみこんだパイマンの指が、それを許さなかった。
揉みのリズムはさらに加速度的にアップテンポになっていき、揉むパイマンの指と揺れうねるルミの乳が一体となって残像をひき始めた。
「ああああああああああああああああぁっ・・・・で・・る・・ぅっ・・・!」
ピシャッ!!
汗とは違う、米のとぎ汁にも似た半透明の白い液体がパイマンの指の間から染み出し、激しい振動によって辺りに飛び散り始めた。
ぴゅぴゅっ、ぴゅぅぅっ・・
白い液体はその量と濃度を増しながら後から後から染み出し、飛沫となって周囲の壁、床、パイマンとルミの体を濡らしてゆく。
狭い六畳間の部屋いっぱいに、白い液体の放つ甘ったるく濃厚な香りがたちこめた。
ぬるり・・・・・!
「む・・・ッ!?これは・・・母乳・・!?」
パイマンは狼狽した。
ルミの乳首から分泌された白い液体、すなわち母乳が、ちょうど潤滑油のような役割を果たし、乳肉がぬるぬると指の間で滑るようになってきていたのである。
「まずいッ!この機を逃せばもう・・・・・・否、逃がすかァッッ」
乾坤一擲、憤怒の形相もすさまじくパイマンはギリギリと両腕に力をこめ、ルミの乳肉に指を食い込ませた。
痛みに耐えかねたルミの、絹を裂くような悲鳴が、深夜の街に響きわたった。
それまでの死闘の間に高まりつつあった、人々の不安げなささやき、足音、物見高く集まってくる気配が、いっそう濃いものになりはじめた。
「あ、ああああ・・・・」
両足がすでに力を失い、パイマンに掴まれた両の乳房だけで宙に支えられていたルミが、涙目でパイマンの顔を見上げた。
「ル・・・・・・・・ミ・・・・・・・・」
か細い声がして、何かがパイマンの足にからみついた。
パイマンは思わず、足元に顔を向けた。
ムネオの手が、足首を掴んでいた。
「む・・・ッ!?」
すでに死んだものと思い込んでいたムネオの復活に、パイマンは動揺した。
その一瞬が、運命をわけた。
ブンッ!
ルミは、渾身の力を振り絞って体をひねった。
ビリビリビリッ、という音と共に、ルミの体が回転しながら畳の上に叩きつけられた。
パイマンの手には、引き裂かれたレオタードの胸の部分が握られていた。
「しまっ・・・・」
焦ったパイマンが布片をかなぐり捨ててルミに飛びかかろうとしたその時、倒れ伏したルミの上半身から閃光がほとばしった。
光は瞬く間に強さを増し、部屋全体が白一色の輝きに包まれた。
やがて光は一点に向かって急速に収斂し、最後に青白いスパークを見せて、全てが止んだ。
ルミの姿はすでに無く、ちぎれたリボンと裂けたレオタードの布だけが部屋に残った。
「・・・・・・・・・ちっ」
パイマンは、拳を固く握り締め、ムネオの方に目を移した。
ムネオの目は閉じられ、体はピクリとも動かない。
「モミテーソウル値ゼロ・・」
パイマンは、ムネオの左腕をとった。
「弱いが・・・・脈は、ある。・・・・そういうカラクリか。人騒がせな・・」
パイマンは、そのまま腕を掴んでムネオを乱暴に吊るし上げると、首と膝裏を支えるようにして胸元に抱きかかえた。
そして、グッと腰を落とし、全身のバネをきかせて、跳躍した。
女の悲鳴や怪しい光にひかれてアパートの周囲に集まった野次馬たちの多くは、開け放たれた窓から突然飛び出し、塀を伝い、屋根を蹴って、あっという間に夜の闇にまぎれていった肌色の影を目撃した。
が、それが一体何だったのか、納得のいく説明のできる者は一人としていなかった。
ムネオを連れ、闇の彼方へ消えた怪人、パイマン。
幾多の謎を残して、閃光の中に消えた少女、ルミ。
彼らの行方は。そして宗山ムネオの運命やいかに。
次回
伝説乳神パイマン 発動編 に、御期待下さい。
EDテーマ
パイマンのバラード 作詞/作曲:パイマン 歌:パイマン
Nyu は Shock パイでブラが落ちてくる
おねがいタッチ タッチ ここにタッチ あなたからタッチ
パーイパイパイ パーイパイパイ
闇に隠れて生きる おれたちゃオッパイ人間なのさ
あんな乳いいな 揉めたらいいな
あんな乳こんな乳 おっぱい出るけど
パイ揉みしようと街まで 出かけたら
バイブをわすれて ゆかいなパイマン
だれもしらない しられちゃいけない
パイマンがだれなのか
立ち止まるな 弱音をはくな ムネをあきらめるな
数えきれないオパイがささやく あたたかい星空のマッサージ