○○○○クラブ

ガラシア 作
Copyright 2014 by Garashia All rights reserved.

はあ…新年度だというのにバイト漬けの毎日…。

可愛い彼女が「おかえり」と出迎えてくれるわけもないしな…。

彼女いないし…。

ん?明かりだ…新しくできたのか?

なぜか吸い寄せられるな…

「いらっしゃいませ」
「ようこそ○○○○クラブへ」

(某恋愛シミュレーションゲームを思い浮かんだだろう)

「あの、あなたは?」
(可愛いな…)

「わたくし、このクラブの受付をしております」
「お客様は…大丈夫ですね!こちらをどうぞ!」
「あの、これは?」

「当店の会員証です」

「えええっ!?こんな高級そうなお店に通えるお金はないですよ!」

「ご安心ください!当店は年会費無料です!入場料さえお支払いいただければ問題ありません」

「会員証は1年間有効で、当店は週末のみの営業となります」

「会員なのは1年でこのお店は週末だけ営業と…」

「ご理解いただけましたか?今回は入会説明だけでしたが、次回からは可愛い女の子たちがお出迎えしますよ。またのご来店をお待ちしております!」

いつのまにか俺は○○○○クラブの会員になっていた。

(さて、週末だけの営業だったな…一回行ってみるか…)

俺はものすごい女の子に出会うとは思っていなかった。