はあ…新年度だというのにバイト漬けの毎日…。
可愛い彼女が「おかえり」と出迎えてくれるわけもないしな…。
彼女いないし…。
ん?明かりだ…新しくできたのか?
なぜか吸い寄せられるな…
「いらっしゃいませ」
「ようこそ○○○○クラブへ」
(某恋愛シミュレーションゲームを思い浮かんだだろう)
「あの、あなたは?」
(可愛いな…)
「わたくし、このクラブの受付をしております」
「お客様は…大丈夫ですね!こちらをどうぞ!」
「あの、これは?」
「当店の会員証です」
「えええっ!?こんな高級そうなお店に通えるお金はないですよ!」
「ご安心ください!当店は年会費無料です!入場料さえお支払いいただければ問題ありません」
「会員証は1年間有効で、当店は週末のみの営業となります」
「会員なのは1年でこのお店は週末だけ営業と…」
「ご理解いただけましたか?今回は入会説明だけでしたが、次回からは可愛い女の子たちがお出迎えしますよ。またのご来店をお待ちしております!」
いつのまにか俺は○○○○クラブの会員になっていた。
(さて、週末だけの営業だったな…一回行ってみるか…)
俺はものすごい女の子に出会うとは思っていなかった。