愛美の娘たちの恋

ガラシア 作
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「私の胸を握って…」

「いいのか?」

「恥ずかしいけど…外に出るにはこうするしかないのよ…」

「へぇ…じゃあ遠慮なく…」

むにゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!

「んっ…」

ひゅん!

「おっと…」

特殊空間の外に出た2人…

そこにはきらきらと光る灯りがあちこちにあった…

「何これ…?」(この村ってこんなに賑わってたっけ?…あっ…ミノタウロスが言ってた加護ってこれがそうなのかな…)

「夏祭りでもやってるんじゃないか?…たぶん…」

「真優美先生に穣先生…こちらにいたしたのか…村では夏祭りを行っている…一緒にどうかね?」

耳打ち(穣先生?…どういう事?)

(俺も教育実習で来てるんだ…真優美と同じ学校にな…)

(そうなんだ…夏祭り行こうよ)

(そうだな…行くか)

「はい…行きます!」

「真優美が行くなら俺も行きます!」

わいわいがやがや…

周囲は楽しげな声や音でいっぱいだった…2人は食べて飲んで楽しく過ごした…

その後…真優美と穣は恋人になり…エッチな事もした…

………………………………………………

(真優美…穣は我の転生後の姿だ…穣とあんな事やこんな事を…ごほんごほん…我の加護はどうだ?)

(村が前より賑わってたわ…人呼びの魔法でも使ったの?)

(そんな軽いものではない…もっとスケールのでかい魔法だ…)

(へぇ…子供も大人も前よりたくさんいて忙しくなったわ…あと…私…妊娠しているかも…)

(ふっ…よかったな…はっ!)

(ん?…何?)

(前からやってみたい魔法があってな…成功した…)

(よかったね…)

(ああ…我は元いた世界へ帰る…穣と幸せに暮らせ…)

(うん♪)

……………………………………………

3ヶ月後…

「うぅ…」

「つわり…大丈夫か?」

「うん…」

(村でお祝いしてもらったの…養休の間に何人いるか診てもらおうかな…)

………………………………………………

6ヶ月後…

妊娠中でも書類チェックはあるの…できる時にやらないとね…お腹も大きくなって来たし…そろそろ産休かな…診てもらったらなんと…私のお腹の中には5人も赤ちゃんがいたの…

「5人も赤ちゃんがいるのか…6ヶ月でも結構な大きさになるんだな…」

「うん…臨月になったらどうなるのかな…」

「そうだな…楽しみだ…」

……………………………………………

臨月…

「うぅ…」

「無理はするなよ…こんなに大きいお腹で動くのはきついだろ…俺に任せとけ…」

「ありがとう…ぐす…」

「何泣いてんだ?…あっ…こうして欲しいとか?」

むにゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!

ちゅっ!

「ん〜…ふふっ…」

(嬉しそうな真優美…お腹の中にいる5人もそろそろ出てくるだろう…それにしても…5人もいるとお腹はこんなにでっかくなるのか…胸もでかいが…)

妊娠41週…

「お腹痛い…」

「産まれるのか…?」

「うん…」

破水もして…急いで病院に来たのはいいんだけど…なかなか間隔が縮まない…陣痛はあるのに…痛いよぉ…

結局産まれる事なく夜になっちゃった…早く産みたい…

深夜…やっと産まれた…私は力尽きてそのままzzz…

気づくと病院のベッドだった…穣くんと病院のお医者さんが運んでくれたって…ありがとう…

胸を吸われてる感覚…私の胸を2人の赤ちゃんがちゅうちゅうしてた…残りの3人も哺乳瓶をくわえてごくごくしてる…いつの間に用意したんだろ…

(哺乳瓶…いつ母乳入れたの?)

(真優美が寝てる間に搾った…びゅうびゅうとたくさん出て面白かったぞ…30秒もしないうちに哺乳瓶がいっぱいになってびっくりした…どんだけ出るんだよ…ってな)

(たくさん出たんだ…嬉しいな…5人もいるから出る方がいいね…)

(ああ…)(胸がびくびくしていて面白かった…太くなったり細くなったりする青い筋が見えたが…静脈だな…)

(この子たちがどんな大人になるのか楽しみだね)

(ああ…ところで…教育実習を終わらせたら正規の教員になるのか?)

(うん…子供たちに勉強を教えたいもん…ここで止まっていられないよ…)

(さすが俺の嫁だな…愛してるぞ…)

(ふふっ…私も穣くんの事が大好き…)

……………………………………………

その後…真優美は教育実習を終え…正規の教員として穣とともに子供たちに勉強を教える事になった…

数年後には5人の真優美の子供たちが母親である真優美から勉強を教わる事になるだろう…

真優美編…Fin