愛美の娘たちの恋アナザー

ガラシア 作
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秘宝探索編Eその2<フィリアと教会の試練>

「ここが教会…」(なぜか寒気がする…)

「大丈夫か?…震えてるぞ…悪魔は教会に入れないって事はないよな…」(細かく揺れる胸がえろいな…)

「大丈夫…これは武者震いだから…」(胸見られてる…恥ずかしい…)

「何者?…ギルバートね…教会に悪魔は入れないの…天使の敵である悪魔に神聖な教会を汚されるわけにはいかないの…立ち去りなさい…胸だけ悪魔さん…」

「愛の力は種族を越えられるの…たとえ人間でも天使でも…私は誘惑するから…皆仲良くしようよ…」

「愛の力…ギルバートくん…キスして…」

「おう…これでいいか?」

ちゅっ…

「ラブリーバースト!」

フィリアはギルバートと2人で大きなハートを作り出し…前方に発射…そして…

ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!

爆発と同時に周囲一帯にハートが舞う…

「ふっ…ふはは…あはは…なるほど…これが愛の力ね…この幸せな赤い光…そこのお2人さん…ここはこれから自由に通っていいわ♪」

「あっ…うん…ありがとうございます…」

「これでいいのか…」

「ここはまだ序の口よ…中ではもっときっつい試練が待っているわ…頑張ってきなさい…」

………………………………………………

「ここが教会の中か…」

「みたいね…」

「悪魔の女と人間の男…あなたたちの願い事は?…私が聞いてあげる…」

「人間の子供を産んで一生幸せに暮らしたいの…」

「彼女の願い事は俺の願い事と同じ…彼女には子供を産んでもらって2人で幸せに暮らしたいんだ…」

「うん…あなたたちの願い事を叶えてあげる…その代わり…」

「その代わり…どうすればいいの?」

「サキュバスのあなた…死になさい…」

「ええっ!?…なんで…そんな…」

「この男の子供を産むためよ…できないなら帰って…」

「ううっ…ぐすっ…」

「フィリア…俺は大丈夫だから…」

「自分じゃ無理…ギルバート…私を殺して…」

「ああ…任せろ…ブレスストップ…」

「ぐうっ…んっ!…んんっ!…んんんんんんっ!…………」

動かなくなったフィリアを光が包む…

「まぶし…成功だわ…人間の男…おめでとう…」

「フィリア!…大丈夫か?俺の声が聞こえるか?」

「ん?…ギルバート…私…ふああああ…ねむ…あっ…ごめんね…聞こえてるよ…」

「よかった…いなくなるかと思ったんだ…戻ってきてくれてありがとう…」

「うん…ただいま…ところで…胸が重いんだけど…」

転生して地母神になったフィリアの胸は2倍近くまで大きくなっていた…

「何を言っている…地母神たるもの…これで重いとは脆弱ね…」

「え?…地母神?…どういう事?」

「元サキュバスの地母神よ…あなたは地母神の末裔だったの…死を経験する事で元の姿に転生する事ができたのよ…人間の男と結ばれたいという願い事が叶ったの…喜びなさいな♪」

「やったな…これで俺たちは子供を作れる…」

「そうね…嬉しいな…この胸…どれくらいあるのかな…マジックアイ…540cm!…220cmも大きくなっちゃった…はぁ…地母神になると胸が大きくなるのね…」

「転生前より大きくなるのが当たり前よ…倍以上大きくなる事もあるわ…」

「倍以上も…そんなに大きくなったら母乳が噴き出て止まらなくなっちゃうかも…」

「大丈夫…出したい時だけ出せるようになってるから安心して…」

「よかった…そろそろ戻らないと…」

「そうだな…村に戻ろうか…やる事はまだたくさんあるからな…」

「地母神フィリア…お待ちください…これを…」

「ん?…緑色の宝石の飾り…これを私に?」

「はい…この村の近くに祭壇があります…これを持って祭壇へ向かってください…」

「うん…行ってきます♪」

………………………………………………

「ここだな…」

「うん…」

「ようこそ…地母神フィリア…その大きな胸…間違いないわね…」

「確かに私はフィリアです…あの…あなたは?」

「剣の番人と呼んでね…その飾りを私に預けてくださいな…」

「これを持って祭壇へ向かってくださいってこれを言ってたのね…」

「そうよ…この緑色の宝石の飾りを剣と合体させて…えいっ!」

かちゃっ!

「これでエメラルドソード完成…じゃないの…この剣を村の中心部で空に向けてみて…」

「うん…それでこの剣は完成するの?」

「するよ…緑の祝福をかける必要があるの…」

「緑の祝福?…何それ?」

「私も一緒にいくからそこで説明するね…」

………………………………………………

「フィリア…ギル…おかえりなさい…無事転生できたのね…」

「なんだ…村長は全部知ってたのか…」

「うん…知ってて何も言わなかったの…ギルの願い…叶ってよかったね…」

「そうだな…よかった…」

「クレイ…この剣を使う時が来たよ…」

「剣の番人…あなたも来たのね…あれをやるの?」

「あれって?…緑の祝福の事かな…」

「そう…緑の祝福よ…村の中心部で剣を空に向けるだけ…フィリア…お願いね…」

「うん…村の中心部は…」

「ここよ…ここで剣を空に向けるの…」

「我は地母神フィリア…緑の祝福…ここに来たれ…全ての災いをこの刃で断ち切り…ここに豊穣をもたらせ!…はっ!」

(教えてもいないのに呪文を完璧に言えたわね…さすが地母神…)

フィリアが剣を空に向けると…周囲の農産品の種類と数が10倍以上に増え…山には木がたくさん生えて…たくさんの動物が住めるようになった…

剣に付いている緑色の宝石はきらきらと緑色の輝きを放っている…

「フィリアちゃん!…ありがとう!…あなたには返しきれない恩ができたわ…収穫できた農産品はあなたにも分けるから…ノエル女王と一緒に食べて…」

「クレイちゃん…そんな…大した事してないのに…」

「遠慮しないで受け取りなさい…元気な赤ちゃん産めないよ?」

「フィリア…たくさん食べて元気な赤ちゃんを産んでくれ…」

「うっ…わかりました…いただきます…」

「ありがとう…子作り頑張ってね♪」

「うん…///」

無事転生し…村を豊かにする事ができたフィリア…しかし…まだフィリアには子作りという…やるべき事があるのだった…

続く。